北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

平成二十八年度六月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2016.06.25/26)

2016-06-23 22:29:48 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 梅雨の最後に猛烈な大雨、豪雨に深夜たたき起こされると共に土砂災害と浸水被害の広範化、山陽本線脱線報道等が伝えられる中、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 イギリスの欧州連合EUからの離脱の是非を問う国民投票が日本時間の本日1500時から開始されました。仮に離脱となれば、イギリスからのEUへの輸出を前提に建設されている多国籍企業の製造拠点が本国からの輸出か東欧への移転となる可能性が高く、明日日本時間昼ごろには国民投票の結果が示されるとみられ、世界はその行方を見守っています、このため自衛隊関連行事の紹介も一日前倒しし掲載する事としました。

 北千歳駐屯地祭、今週末最大の行事はこの行事です。野戦砲兵部隊としては世界最大規模の部隊である第1特科団が駐屯しています。第1特科群、第4特科群、第1地対艦ミサイル連隊、第2地対艦ミサイル連隊、第3地対艦ミサイル連隊、などを本部の置かれる北千歳駐屯地、上富良野駐屯地、美唄駐屯地、美幌駐屯地、真駒内駐屯地に配置、大陸からの巨大な軍事圧力へ備えています。また、第7師団隷下の第71戦車連隊も置かれ、90式戦車5個中隊が式典を盛り上げる。

 倶知安駐屯地祭、ニセコを望む北海道の駐屯地ですが、自衛隊最精鋭の要員を練成する冬季戦技教育隊の拠点であると共に、北部方面対舟艇対戦車隊や第1陸曹教育隊上級陸曹教育中隊に第13施設隊第361施設中隊が駐屯しています。北部方面対舟艇対戦車隊は長射程の96式多目的誘導弾システムを装備する部隊で、様々な装備品が並ぶことでしょう。

 留萌駐屯地、第26普通科連隊が駐屯しています陸上自衛隊の駐屯地です、路線廃止区間が報じられますJR北海道留萌本線留萌駅の最寄駐屯地、と言いますとお気づきの方もいらっしゃるでしょうか。第26普通科連隊は第2師団隷下の普通科連隊で、師団普通科連隊の重厚な編成を有していますが、一部中隊を師団再編に伴う分散配置に充てている連隊です。

 島松駐屯地、北海道補給処本処が置かれる北海道兵站支援の拠点であると共に北部方面後方支援隊本部及び第101全般支援大隊が駐屯、更に第1高射特科群隷下の第303高射中隊と第304高射中隊のホークミサイル部隊、などが駐屯しています。ただ、多種多様な部隊が駐屯していますが補給処の行事という事で、札幌市内から程近く、装備品展示中心のゆったりとした行事とのこと。

 さて、自衛隊行事へ何を期待するかは様々な課題となるものですが、自衛隊行事だけ、という事で遠出すると数年後に写真を見返したところでどうしても物足りない印象を受けてしまうと事があります、それこそ人によりけりだ、という事もあるのでしょうが遠出するという事は一種旅行ですので、単純に目的地と自宅の往復に終わるというだけは避けたいところ。

 観光を、それも限られた時間で、となりますと移動できる時間は限られているのですが、頼りにしたいのは観光地図や自衛隊部隊HPではなく曹友会や協力団体のHPです、隊員家族向けの情報で、駐屯地はこんな場所、という事であまり有名ではなくとも駐屯地に足を運んでこその観光地などが記されています、そして何よりも駐屯地から距離が近い。

 富士地区では、富士山の火山活動で生まれました駒門風穴や浅間神社等、有名ではあるがその知名度は全国規模ではないという場所、戦車の今津駐屯地では今津港、ミサイルの美唄駐屯地では炭鉱跡地、道北防衛の要衝旭川駐屯地では護国神社等、観光地以外でも少しでも高い場所からの俯瞰風景は遠くに来た、と数年後に続く満足を得る事が出来ます。それでは今週末の行事をお楽しみに。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・6月26日:留萌駐屯地創設63周年記念行事…http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/2d/unit/butai/rumoi/rumoi_top.html
・6月25日:倶知安駐屯地創設61周年記念行事…http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/11d/jgsdf-post/images/kucyan/
・6月25日:島松駐屯地創設64周年記念行事…http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/nadep/dep.html
・6月25日:第1特科団創設64周年北千歳駐屯地祭…http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/1ab/

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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