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原子力空母ニミッツ [CVN-68 NIMITZ] 横須賀寄港中、明日出航

2009-08-27 22:46:14 | 在日米軍

◆見送りは晴れていれば塚山公園がお勧め

 報道などでも知られているように、空母ニミッツが寄港中である。護衛艦いせ進水式と並び、海事関係では注目すべき出来事といえよう。明日出航予定。

Img_3217  横須賀基地を出港、母港舞鶴基地に向かうヘリコプター護衛艦はるな。一年前にリムパックから帰国し、横須賀に寄港した際の写真。満載排水量6800トンの護衛艦、前甲板には背負い式に搭載した5インチ砲、後部には3機の大型哨戒ヘリコプターを搭載可能な航空設備が特徴の護衛艦、今年3月に除籍された今となっては貴重な一枚。

Img_7902  ヘリコプター護衛艦ひゅうが。満載排水量18000㌧、横須賀基地を母港とする護衛艦で、海上自衛隊最大の護衛艦として今年三月に就役したばかりの新型護衛艦だ。これら二枚の写真は、よこすか軍港めぐり遊覧船の船上から撮影したものだ。横須賀は日々新鮮、何度足を運んでも新しい発見がある。

Img_7142  横須賀基地に前方展開する原子力空母ジョージワシントン。同型艦の原子力空母ニミッツが明日まで横須賀に入港中だ。ニミッツは、満載排水量91487㌧の大型艦だ。当初、土曜日に出航するものだとばかり考えていたので、実は撮影へ足を運ぼうと考えていたのだが、明日出航とのこと。名古屋にもイージス巡洋艦チョーシンが入港しているが、明日0900時に出港とのことだ。

Img_5684  空母出航をどこから見るか。王道は、JR横須賀駅から横浜方面に二つ目のトンネルを脇道の階段から登る安針台公園だろうか。高い二重の安全柵が視界に入るが、恐らく空母のバースから出航するところがみえないヴェルニー公園よりは撮影場所としてはいいだろう。長浦にも撮影場所があるとタクシーの運転手さんに教えてもらったことがあるが、混雑しそうだ。

Img_7670  塚山公園。京浜急行電鉄安針塚駅から山手に徒歩20分(小生が行った時は迷って30分近く掛かったが)の場所、別名、按針塚、ここの海の見える場所、というズバリ展望スポットからの眺望がいいのではないかとおもう。もちろん、空母バースまでは直線距離で10km近く離れてはいるのだけれども。

Img_9909  塚山公園からの俯瞰風景。塚山公園は、江戸時代、日本に漂流し幕府の顧問となったイギリス人ウィリアムアダムスの墓地がある公園、横須賀が世界とつながっていることを再認識することが出来る場所だ。吉倉桟橋もはっきりとみえないが、標高が、安針台公園よりもかなり高いので、かなり遠くまで見渡すことが出来る。この写真は、18-200ズームレンズを用いて撮影。

Img_9284   高いところからの俯瞰風景、その心は、と問われれば、艦載機と答える。原子力空母といえども、広大な格納庫には搭載機の半数程度しか収容出来ず、半数は飛行甲板に所せましと並べられている。横須賀に戻るジョージワシントンは、陸上空母発着訓練の関係上、厚木基地に艦載機を降ろすので、飛行甲板に艦載機は見えない。

Img_9911  しかし、空母ニミッツは、中東への展開の途上、横須賀に急速と補給のために寄港したのであり、短期間の寄港という訳で、空母艦載機は満載されたままである。甲板に航空機が並んでいるのだから、これは俯瞰風景で艦載機と共に空母を撮った方が見栄えがいい、という利点がある。もっとも、雨天や霧のときはこの限りではないのだが。

Img_9923  塚山公園からは、標高が高いという事もあって、横浜の市街地と船越地区の護衛艦も並んで見える。ここから横須賀基地を出航するニミッツを撮影すれば、甲板を埋め尽くす艦載機という貴重な写真を撮れる!とも思ったのだが、金曜日では行くことが出来ないという次第。なんとなれ残念でした。御帰りはこちら。

HARUNA

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コメント (2)
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