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イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
編集＆発行 山本史郎 http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html
レジスタンス・レポートのwebサイト：
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2007/08/25 (土)
※ きょう紹介する主な内容 ※
☆イラク・レジスタンス・レポート ８月２３日付
◆宗派主義の殺害広がる： バグダッドで２７人の遺体発見
◆北バグダッド： 米軍基地に車爆弾攻撃、米兵１１人負傷
◆大爆発がグリ－ンゾーンを揺るがす
◆ワシト州： 爆弾攻撃で米軍ハンビー破壊
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□イラク・レジスタンス・レポート ２００７年８月２３日 木曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Thursday, 23 August 2007
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http://www.albasrah.net/en_articles_2007/0807/iraqiresistancereport_230807.htm
●バグダッド Baghdad
◆宗派主義の殺害広がる： バグダッドで２７人の遺体発見
Sectarian murder spree continues, 27 more bodies found dumped in Baghdad
傀儡イラク警察は、この２４時間内に宗派主義殺人の犠牲者となって、バグダッ
ド市内各地に捨てられていた、１２人の遺体を発見した－－ロイターなどが設立し
たアスワト・アルイラク通信が２３日夜１１時４分（バグダッド時間）の速報で伝
えた。
これに先だって、イスラム法学者協会は２３日午後４時１５分、前日２２日には
バグダッド市内各地で、宗派主義殺人の犠牲となった１５人の遺体が発見された、
という警察関係者の証言を報道した。
２２、２３日の２日間に発見された宗派主義殺人による遺体の数は、合計で２７
に達した。
◆北バグダッド： 米軍基地に車爆弾攻撃、米兵１１人負傷
Eleven US troops wounded in double car bomb attack on US camp in northern
Baghdad area
イラク・レジスタンスの２台の自動車爆弾が２日夕、バグダッド北部のタジにあ
る米・イラク軍合同基地で爆発した。イスラム法学者教会が２３日午後３時５０分
（バグダッド時間）の速報で伝えた。
法学者協会の報道によると、米軍はこの攻撃を明らかにし、傀儡イラク軍兵士４
人が死亡、別の４人が負傷したと発表した。これに加えて米軍兵士１１人が負傷し
ており、そのなかには重態の者もいる、と米軍発表は述べた。
地元警察の関係者は、アメリカ兵は攻撃後に施設に駆けつけた傀儡軍兵士に発砲
した、と語った。明らかに、米軍は傀儡イラク軍兵士が基地に近づくのを阻もうと
していた。
バグダッド郊外のタジは、バグダッドの北方１４キロに位置しているが、バグダ
ッド州内である。
◆大爆発がグリ－ンゾーンを揺るがす
Powerful explosion shakes “Green Zone” Thursday
２３日、バグダッド中心部、共和国宮殿を取り囲む厳重警護地域（アメリカ人は
グリーンゾーンと呼ぶ）を、大爆発が揺るがした。イスラム法学者協会が２３日昼
、１２時３９分の速報で伝えた。
法学者協会の報道によると、米国大使館の報道官は爆発の発生を認めたが、それ
以上の情報を持ち合わせていなかった。
米国大使館の代理人は、「国際エリアで爆発があったことは確認できるが、被害
にういては情報を得てない」と語った。アメリカ、イギリスを含む西側諸国のほと
んどの大使館は、イラク傀儡政府の本拠と同様に、このグリーンゾーンの高い壁の
内側にあり、この地域の安全確保はここに配置された米軍にとって最優先の任務で
ある。
◇ガザリヤ地区： 夜明け前に米軍が民家を爆破
●ディヤラ州 Diyala Province
◇カンアン： アルカイダがバクーバ近くの村を攻撃、村人２２人を殺害
●ワシト州 Wasit Province
◆ワシト州： 爆弾攻撃で米軍ハンビー破壊
Bomb explosion destroys US Humvee in Wasit Province
２３日昼、クート市とアジジヤの街を結ぶ幹線道路を走っていた米軍パトロール
部隊のそばで、１個の爆弾が炸裂した。バグダッドの南東７５キロの地点。
報道された目撃者の話によると、この爆発で米軍ハンビーが破壊され、その後、
アメリカ軍が３０分ほど道路を封鎖し、人々を攻撃現場に近づけないようにした。
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オリジナル（英字）：
http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
英語への翻訳・編集 Muhammad Abu Nasr
日本語版はイラク情勢ニュース（URUK NEWS）のコンテンツです
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│Ｚ│記│者│の│「│報│道│の│現│場│か│ら│」│
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▽イラクのマリキ政権は死に体化状態に
子供たちや米兵の犠牲者増加へ
日本のマスコミでは、イラクについての情報が少なくなってきているが、イラクの
マリキ政権はイスラム教スンニ派に属する閣僚の辞任や職務停止などで「死に体化」
になっているようにもみえる。
ブッシュ米政権は「石油法」の成立を躍起となって進めるよう働きかけてるが、こ
の暑い夏にイラクはいずこへ行くのかと不透明なことばかりのようだ。
ロイター通信は、マリキ首相は１２日、閣僚４０人中シーア派、スンニ派１７人が
辞任などした中で、各派閥の指導者を集めた会議を開くことを発表した。
ＡＰ通信は、その指導者会議が１８日に開かれ、シーア派のマリキ首相やクルド人
のタラバニ大統領が参加したが、石油収入の分配方法を規定する石油法案などをめぐ
って、意見の対立が続き、会合が不調に終わったと伝えている。
イラクへの介入が多いブッシュ大統領は１８日、「国家レベルの政治的進展が地方
のレベルと釣り合っていない」と述べて、法整備などへの圧力を強めたという。
マリキ首相批判は同じシーア派からも出ている。２０日付英紙インディペンデント
は、シーア派の反米指導者サドル師の会見記事を掲載した。同氏は「マリキ政権は生
き延びることはできない」としており、反政府の立場をあらためて強調している。
マリキ首相は懸命に政府の立て直しを行っているが、８月いっぱいの夏季休会で議
会は開かれず、閣僚の半分が辞任などして機能せず、米軍の早期撤退の前提となる石
油法などの重要法案の成立が秋以降にずれ込むのは確実で、マリキ政権の「死に体化」
が際立ってみえてきているといえそうだ。
イラク国内では、１９日バグダッド東部のイスラム教シーア派の民家が迫撃砲の銃
撃に遭い、女性や子供を含む１２人が死亡し、３０人以上が負傷した。また、シーア
派地区のサドルシティーに向かっていたバスに武装勢力が押し込んで乗り込み、乗客
１３人を拉致した。その後の生死は不明。ＡＰ通信が伝えた。
米兵の犠牲も相変わらずだ。１２日にはバグダッド南部を警戒中の米兵４人と南東
部でパトロール中の米兵１人の計５人が路上に仕掛けられた爆弾や攻撃を受けて死亡
したという。
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※ きょう紹介する主な内容 ※
☆イラク・レジスタンス・レポート ８月２３日付
◆宗派主義の殺害広がる： バグダッドで２７人の遺体発見
◆北バグダッド： 米軍基地に車爆弾攻撃、米兵１１人負傷
◆大爆発がグリ－ンゾーンを揺るがす
◆ワシト州： 爆弾攻撃で米軍ハンビー破壊
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■Iraqi Resistance Report for events of Thursday, 23 August 2007
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●バグダッド Baghdad
◆宗派主義の殺害広がる： バグダッドで２７人の遺体発見
Sectarian murder spree continues, 27 more bodies found dumped in Baghdad
傀儡イラク警察は、この２４時間内に宗派主義殺人の犠牲者となって、バグダッ
ド市内各地に捨てられていた、１２人の遺体を発見した－－ロイターなどが設立し
たアスワト・アルイラク通信が２３日夜１１時４分（バグダッド時間）の速報で伝
えた。
これに先だって、イスラム法学者協会は２３日午後４時１５分、前日２２日には
バグダッド市内各地で、宗派主義殺人の犠牲となった１５人の遺体が発見された、
という警察関係者の証言を報道した。
２２、２３日の２日間に発見された宗派主義殺人による遺体の数は、合計で２７
に達した。
◆北バグダッド： 米軍基地に車爆弾攻撃、米兵１１人負傷
Eleven US troops wounded in double car bomb attack on US camp in northern
Baghdad area
イラク・レジスタンスの２台の自動車爆弾が２日夕、バグダッド北部のタジにあ
る米・イラク軍合同基地で爆発した。イスラム法学者教会が２３日午後３時５０分
（バグダッド時間）の速報で伝えた。
法学者協会の報道によると、米軍はこの攻撃を明らかにし、傀儡イラク軍兵士４
人が死亡、別の４人が負傷したと発表した。これに加えて米軍兵士１１人が負傷し
ており、そのなかには重態の者もいる、と米軍発表は述べた。
地元警察の関係者は、アメリカ兵は攻撃後に施設に駆けつけた傀儡軍兵士に発砲
した、と語った。明らかに、米軍は傀儡イラク軍兵士が基地に近づくのを阻もうと
していた。
バグダッド郊外のタジは、バグダッドの北方１４キロに位置しているが、バグダ
ッド州内である。
◆大爆発がグリ－ンゾーンを揺るがす
Powerful explosion shakes “Green Zone” Thursday
２３日、バグダッド中心部、共和国宮殿を取り囲む厳重警護地域（アメリカ人は
グリーンゾーンと呼ぶ）を、大爆発が揺るがした。イスラム法学者協会が２３日昼
、１２時３９分の速報で伝えた。
法学者協会の報道によると、米国大使館の報道官は爆発の発生を認めたが、それ
以上の情報を持ち合わせていなかった。
米国大使館の代理人は、「国際エリアで爆発があったことは確認できるが、被害
にういては情報を得てない」と語った。アメリカ、イギリスを含む西側諸国のほと
んどの大使館は、イラク傀儡政府の本拠と同様に、このグリーンゾーンの高い壁の
内側にあり、この地域の安全確保はここに配置された米軍にとって最優先の任務で
ある。
◇ガザリヤ地区： 夜明け前に米軍が民家を爆破
●ディヤラ州 Diyala Province
◇カンアン： アルカイダがバクーバ近くの村を攻撃、村人２２人を殺害
●ワシト州 Wasit Province
◆ワシト州： 爆弾攻撃で米軍ハンビー破壊
Bomb explosion destroys US Humvee in Wasit Province
２３日昼、クート市とアジジヤの街を結ぶ幹線道路を走っていた米軍パトロール
部隊のそばで、１個の爆弾が炸裂した。バグダッドの南東７５キロの地点。
報道された目撃者の話によると、この爆発で米軍ハンビーが破壊され、その後、
アメリカ軍が３０分ほど道路を封鎖し、人々を攻撃現場に近づけないようにした。
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▽イラクのマリキ政権は死に体化状態に
子供たちや米兵の犠牲者増加へ
日本のマスコミでは、イラクについての情報が少なくなってきているが、イラクの
マリキ政権はイスラム教スンニ派に属する閣僚の辞任や職務停止などで「死に体化」
になっているようにもみえる。
ブッシュ米政権は「石油法」の成立を躍起となって進めるよう働きかけてるが、こ
の暑い夏にイラクはいずこへ行くのかと不透明なことばかりのようだ。
ロイター通信は、マリキ首相は１２日、閣僚４０人中シーア派、スンニ派１７人が
辞任などした中で、各派閥の指導者を集めた会議を開くことを発表した。
ＡＰ通信は、その指導者会議が１８日に開かれ、シーア派のマリキ首相やクルド人
のタラバニ大統領が参加したが、石油収入の分配方法を規定する石油法案などをめぐ
って、意見の対立が続き、会合が不調に終わったと伝えている。
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マリキ首相批判は同じシーア派からも出ている。２０日付英紙インディペンデント
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が際立ってみえてきているといえそうだ。
イラク国内では、１９日バグダッド東部のイスラム教シーア派の民家が迫撃砲の銃
撃に遭い、女性や子供を含む１２人が死亡し、３０人以上が負傷した。また、シーア
派地区のサドルシティーに向かっていたバスに武装勢力が押し込んで乗り込み、乗客
１３人を拉致した。その後の生死は不明。ＡＰ通信が伝えた。
米兵の犠牲も相変わらずだ。１２日にはバグダッド南部を警戒中の米兵４人と南東
部でパトロール中の米兵１人の計５人が路上に仕掛けられた爆弾や攻撃を受けて死亡
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