「新しい歴史教科書をつくる会」は教科書発行資格を失った

2009-02-19 20:37:17 | Weblog
扶桑社・フジサンケイグループから絶縁された「新しい歴史教科書をつくる会」の
教科書を昨年4月に検定申請した「自由社」と同じ名称の「自由社」が昨年9月に
設立されていると、扶桑社・日本教育再生機構系のブログが報じています。
http://akiko.iza.ne.jp/blog/entry/912345/
私たちも登記を確認しました(コンピュータ化しているので全国どこの法務局でも
取得可能です)。新しいほうの「自由社」の登記簿の抜粋は下記の通りです。
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【商号】株式会社自由社
【本店】東京都文京区水道二丁目6番3号
【会社成立の年月日】平成20年9月12日
【目的】
    1.教科書並びに教育図書の出版及び販売
    2.一般図書の出版及び販売
    3.教材・教具・文具事務用品の製造及び販売
    4.セミナー、講演会、研究会などの開催
    5.各種視聴覚教育用教材の企画、製造及び販売
    6.前各号に関連する付帯事業
【発行可能株式総数】1万株
【発行済株式の総数並びに種類及び数】発行済株式の総数3000株
【資本金の額】金3000万円
【役員に関する事項】
    取締役 加瀬英明
    取締役 植田剛彦
    取締役 松本謙一
    取締役 石井弘子
    東京都千代田区麹町三丁目6番地10
    代表取締役 加瀬英明
    監査役 三堀 清
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経営難で月刊誌「自由」を廃刊した従来の自由社に代わって、教科書発行を目
的とした新「自由社」が設立されたと解していいでしょう。
しかしながら、ここで大問題があります。
文部科学省に検定申請したのは別法人である旧「自由社」であり、申請後に設
立された新「自由社」は検定手続きを継承することはできないはずです。
うまく表現できませんが、教科書発行者の資格は自動的に失うということではな
いでしょうか?
検定無効を文科省に確認させる運動を構築すべきだと思います。

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