平和フォーラム・原水禁メールマガジン 第161号フォーラム平和・人権・環境/原水禁国民会議

2014-04-28 10:37:22 | Weblog
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◆◇◆ 平和フォーラム・原水禁メールマガジン 第161号
◆◇◆     2014年4月25日発行(月2回発行)
◆◇◆        フォーラム平和・人権・環境/原水禁国民会議
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平和フォーラム・原水禁のメールマガジンをお送りします。
転送は歓迎します。

*** 目 次 *********************************************************

1.今号の焦点(平和フォーラム・原水禁および関係団体の活動と報告)

(1)「戦争をさせない1000人委員会」への参加、賛同をお願いします
(2)5月3日は「施行67周年憲法記念日集会」を開催
(3)復帰42年 5.15沖縄平和行進が開催されます
(4)4月~7月にTPP問題の連続学習会を開催
(5)「オバマ大統領に異議申立て!辺野古新基地建設No!市民集会」開催
(6)平和フォーラムが第16回全国総会を開催 新年度運動方針を決める
(7)提言「国は今こそ水俣病の全面解決を!─最高裁判決を踏まえ、
        新たな救済制度の確立を求める─」への賛同署名にご協力を
(8)その他の今後の主な取り組み

2.原発関連コーナー~持続可能で平和な社会をめざして~

(1)『止めよう柏崎刈羽原発再稼働!』東京集会を4月12日に行いました
(2)エネルギー基本計画の閣議決定への抗議声明(4月11日)
(3)「さようなら原発1000万人署名」は840万筆を越えました

3.刊行物のご案内

(1)最新ブックレット「破綻する核燃料サイクル─終焉に向かう原子力政策」
(2)ブックレット「憲法・集団的自衛権・自衛隊を考える」
(3)パンフ「詳細解説 オスプレイの沖縄配備と全国での低空飛行訓練」
(4)パンフ「考えてみよう環太平洋パートナーシップ協定」
(5)平和フォーラム・原水禁機関誌「ニュースペーパー」5月号


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1 今号の焦点(平和フォーラム・原水禁および関係団体の活動と報告)
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(1)「戦争をさせない1000人委員会」への参加、賛同をお願いします

 私たちは、戦争への道を突き進む政府の暴走を阻止し、一人ひとりの平和に生
きる権利を守りぬくために、全国的な運動を展開していきます。そのためには、
皆さんのご支援・ご協力が不可欠です。この運動には、「戦争をさせない1000人
委員会アピール」に賛同できる方であれば誰でも参加できます。 現在の危機的
状況を打ち破るために、「戦争をさせない」とりくみを呼び掛けています。

★参加・賛同してください
「戦争をさせない1000人委員会」への賛同運動を拡げていきます。
賛同個人1口1000円・団体1口3000円、複数口のカンパを歓迎します。

<郵便振替>
口座記号番号 00190-1-513413
口座名称 戦争をさせない1000人委員会(センソウヲサセナイセンニンイインカイ)

上記の口座あてにお振込みをお願いします。
 通信欄に、お名前(あれば肩書き・団体名)、お名前の公開の可否、ご連絡先
(メールアドレスまたはfax)についてお書き添えください。手数料受取人負担
の振替用紙も用意していますので、ご入用であればお申し付けください。

 ■詳しくはこちら http://www.anti-war.info/joinus/

 ●戦争をさせない全国署名
 安倍政権は、早ければ今国会中にも「解釈改憲」と閣議決定による「集団的自
衛権行使」容認を強行することが予想されます。この動きに強く反対するため、
安倍首相宛の「戦争をさせない全国署名」運動をすすめます。皆様のご協力を
お願いします。
 第1次署名締め切り:5月31日
 問合わせ・署名集約先:戦争をさせない1000人委員会 事務局
   〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11「平和フォーラム」気付
     (電03-5289-8222)

 ■詳しくはこちら http://www.anti-war.info/shomei/

(2)5月3日は「施行67周年憲法記念日集会」を開催

 安倍政権は、昨年12月に「特定秘密保護法」を強行採決・成立させました。さ
らに、今度はもうひとつの原則「平和主義」を規定した憲法9条を空文化する
「解釈改憲」による「集団的自衛権」行使容認へと踏み込もうとしています。憲
法はいま、施行から67年目にして、最大級の危機を迎えつつあります。
 平和フォーラムは毎年5月3日に「憲法記念日集会」を開いています。今年は
「戦争をさせない1000人委員会」の呼びかけ人の方々などの発言を予定していま
す。どなたも参加出来ます。多くの方のご参加を呼び掛けています。

 日時:5月3日(土)13:30~16:00 開場13:00
 場所:日本教育会館3Fホール
(地下鉄「神保町駅」3分・竹橋駅5分・九段下駅7分 JR水道橋駅15分)
   地図 http://www.jec.or.jp/koutuu/index.html
 内容:主催者あいさつ
発言者:鎌田慧さん(ルポライター)
    雨宮処凛さん(作家・活動家)
    小室等さん(シンガーソングライター)
    佐高信さん(評論家)ほか
 参加費:500円(資料代を含む)
 主催:フォーラム平和・人権・環境(03-5289-8222)

(3)復帰42年 5.15沖縄平和行進が開催されます

 今年は沖縄が日本に復帰して42年になります。この間、様々な運動が取り組まれ
てきましたが、現在も県民の声を無視して、オスプレイの強行配備、辺野古への新
基地建設が進められようとしています。そうした中で「基地のない平和な沖縄をめ
ざし」、沖縄では毎年「5.15平和行進」が行われてきました。今年も、5月15日か
ら18日まで開催されます。最終日には普天間基地の包囲も行われます。多くの方の
参加を呼びかけています。

 期間:5月15日(木)~18日(日)
 主催:5.15平和行進実行委員会
 協力:フォーラム平和・人権・環境
 概要:全国結団式 15日(木)15:00~16:30
     会場:那覇市「パレット市民劇場」
    平和行進 16日(金)~18日(日)(東、西、南の3コース)
    普天間基地包囲 18日(日)9:00~9:30 出発式 宜野湾市役所
    県民大会 18日(日)14:00~15:30
     会場:宜野湾海浜公園屋外劇場
 問合せ:沖縄平和運動センター(電098-833-3218)

 ■詳しくはこちら http://www.peace-okinawa.net/

(4)4月~7月にTPP問題の連続学習会を開催

 平和フォーラムと協力している市民団体の「TPPに反対する人々の運動」は、
経済のグローバル化のもたらす問題を、TPPの問題点とも合わせて検討する連
続講座を開催してきました。第3弾は「すでにはじまっているTPP!その実態
を暴く」として、4月から7月にかけて4回連続で開いています。第2回は5月
14日に開きます。どなたも参加出来ます。

 ●TPP問題連続講座第2回
 日 時:5月14日(水)18:30~20:30
 場 所:千代田区神田駿河台「連合会館」5階501会議室
   (地下鉄「新御茶ノ水」「淡路町」「小川町」、JR「お茶の水」下車)
    ※地図 http://rengokaikan.jp/access/
 内 容:「農業改革の動きとTPP問題」
 講 師:柚木茂夫(全国農業会議所事務局長)
 参加費:800円(定員40人/予約優先)
 予 約:平和フォーラム事務局(電03-5289-8222 担当・市村)
     または「TPPに反対する人々の運動事務局」
     メール:muramachitpp@gmail.com Fax:020-4665-2232
 
 ■詳しくはこちら
    http://antitpp.at.webry.info/201404/article_2.html 

(5)「オバマ大統領に異議申立て!辺野古新基地建設No!市民集会」開催

バラク・オバマ米国大統領が4月23日から25日に来日するにあたり、21日に、
連合会館でオバマ大統領に異議申立てをしようとする集会が開かれました。
フォーラム平和・人権・環境と辺野古への基地建設を許さない実行委員会が主
催となり、300人以上の市民・労働者が集まりました。集会では、安倍政権が
進める集団的自衛権行使の容認をめぐる議論や、辺野古新基地建設にかかわ
る沖縄現地の状況の講演があり、最後にオバマ大統領への申入文を集会参加者
一同で決議し、提出することになりました。

 ■詳しくはこちら http://www.peace-forum.com/houkoku/20140421news1.html

 ●オリバー・ストーン監督らが呼びかける
       「辺野古新基地計画中止を呼び掛けるネット署名」にご協力を

 米映画監督のオリバー・ストーンさんらが「沖縄・辺野古の新基地計画を中止
し、普天間基地を即刻沖縄の人々に返してください」としたインターネット署名
を立ち上げています。集まった署名はオバマ米大統領と安倍首相に提出されます。
多くの方の協力をお願いします。

 ■署名ページはこちら 日本語版http://chn.ge/1glVJSw
            英語版http://chn.ge/1ecQPUJ

 ■署名のやり方
 ページへアクセスし、画面の右側にある「今すぐ賛同」の下にある必要事項を
記入し、最後に「賛同!」をクリック

 ※詳細な情報が提出されるものではありませんが、職場のインターネット環境、
メールアドレスは使用しないようにしてください。
 ※ご自分の署名がネット上で公開されることと、先方からの今後の情報送信を
希望されない場合は、「賛同!」ボタンの下のチェックを外してください。

(6)平和フォーラムが第16回全国総会を開催 新年度運動方針を決める

 平和フォーラムは4月24日、東京・日本教育会館で第16回総会を開催し、2014
年度の運動方針などを協議・確認しました。総会には加盟団体、各都道府県組織
から約150名が参加。「暴走する安倍政権と対決し、平和・民主主義・脱原発の旗
を高く掲げて闘い抜こう」と確認しました。
 また「集団的自衛権行使の容認に反対する特別決議」と「原発回帰の『エネル
ギー基本計画』を許さない特別決議」も採択しました。

 ■詳しくはこちら 
       http://www.peace-forum.com/houkoku/20140424soukai.html

(7)提言「国は今こそ水俣病の全面解決を!─最高裁判決を踏まえ、
        新たな救済制度の確立を求める─」への賛同署名にご協力を

 新潟水俣病は来年6月をもって事件公表から50年を迎えますが、いまだ解決を
みていません。この間、多くの裁判が提起されましたが、国・環境省は、水俣病
の認定基準を見直さず、多くの被害者を救済の枠外に放置したままにしています。
こうした事態を踏まえ、新潟県平和運動センターが事務局を担う新潟水俣病共闘
会議は、水俣病を現実的に解決しようと標記の提言を発表し、その実現を求めて
全国的な賛同署名に取り組むことになりました。多くの方のご協力をお願いしま
す。署名集約は新潟県平和運動センター内の「新潟水俣病共闘会議」が行います。

 名称: 内閣総理大臣・環境大臣宛「国は今こそ水俣病の全面解決を!
     ─最高裁判決を踏まえ、新たな救済制度の確立を求める─」賛同署名
 内容:「最高裁判決によって明確にされた国の責任を踏まえ、全患者を対象と
    する網羅的、恒久的な救済制度の確立を求める」提言への賛同署名
 集約日:4月末日まで(随時送付してください)
 送付先:〒950-0965 新潟市中央区新光町6-2 新潟県平和運動センター内
 新潟水俣病共闘会議あて  電話 025-281-2466 

 ■提言の全文・要約、署名用紙は次のアドレスからダウンロードできます。
            http://www8.ocn.ne.jp/~heiwa/minamatatop.html

(8)その他の今後の主な取り組み

4月26日:連合メーデー(代々木公園)
    :チェルノブイリ・デー集会(13:30~千駄ヶ谷区民会館)
5月14日:TPP問題連続講座第2回(18:30~連合会館)
5月23日:狭山事件の再審を求める市民集会(13:00~日比谷野外音楽堂)
5月25日:戦争をさせない宮崎県1000人委員会結成集会(宮崎市)
5月31日:戦争をさせない奈良県1000人委員会結成集会(奈良市)
6月1日:戦争をさせない長野県1000人委員会結成集会(長野市)

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2 原発関連コーナー~持続可能で平和な社会をめざして~
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(1)『止めよう柏崎刈羽原発再稼働!』東京集会を4月12日に行いました。

  一昨年の4月に「核被害を再び起こしてはならない」ことを誓って提訴した
「柏崎刈羽原発運転差止め訴訟団」は4月12日、東京電力が進める柏崎刈羽原発
の再稼働に反対する集会を日比谷図書館コンベンションホール(東京)で開催
しました。集会には200人が参加し、矢部忠夫さん(柏崎市議)らが発言しまし
た。集会後には銀座をデモ行進し、再稼働反対のアピールを行いました。

 ■詳しくはこちら
        http://www.peace-forum.com/gensuikin/kizi/news1.html
 
(2)エネルギー基本計画の閣議決定への抗議声明(4月11日)

 4月11日、政府は原子力発電所の再稼働をすすめる方針を明記した「エネル
ギー基本計画」を閣議決定しました。「原発の依存度を可能な限り低減する」
としながら、原発を「安く安定的に電力が供給できる重要なベースロード電
源」と位置づけたことは、福島第一原発事故の反省に全く立っていません。
原水禁は、政府の原発推進の政策に反対し、原発のない社会の実現を求める
抗議声明を出しました。

 ■抗議声明はこちら
     http://www.peace-forum.com/seimei/20140411kougiseimei.html

(3)「さようなら原発1000万人署名」は840万筆を越えました

 「さようなら原発1000万人署名」は、署名数が840万筆を越えました。1000万
筆の集約をめざし引き続きご協力をお願いします。

 署名送付先:〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11
      連合会館1階 原水禁気付「さようなら原発一千万署名」市民の会

 ■さようなら原発1000万人署名用紙はこちら
  http://bit.ly/VRFsVU(PDF)
  http://bit.ly/UzGvcJ(WORD)-
  http://bit.ly/VcL3cS(PDF・英語版)

 ※元首相、議長名の署名用紙もお使いいただけます。署名をやり直していただ
く必要もありません。

 ■新しい呼びかけチラシをつくりました
  http://bit.ly/13hq8al

 ■「署名キット(署名集めに必要なものとあったらいいもの)」はこちら
  http://sayonara-nukes.org/syomei_a/

 ■街頭署名用音源はこちらから
  http://sayonara-nukes.org/2011/12/111207news/

 ■ネット上からも署名ができます─オンライン署名フォームはこちら
  http://sayonara-nukes.org/shomei/pttn_frm_j/

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3 刊行物のご案内
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(1)最新ブックレット「破綻する核燃料サイクル─終焉に向かう原子力政策」

 安倍政権は原発再稼働をめざしています。しかし、福島原発事故により、原子
力政策や核燃料サイクル政策が破綻しています。その実態を明らかにしたブック
レットを発行しました。今後の脱原発運動を進めるために活用してください。

 体裁:A5版70ページ
 著者:西尾漠(原子力資料情報室共同代表/原水禁国民会議副議長)
 主な内容
  ・エネルギー基本計画の怪
  ・福島原発事故と日本の原子力政策
  ・でたらめきわまりない核燃料サイクル政策
  ・プルトニウム利用は核拡散への道
  ・どこにも捨て場がない高レベル放射性廃棄物
  ・原子力政策の根本的転換を!ほか
 発行:原水爆禁止日本国民会議(tel.03-5289-8224)
 価格:400円(送料別)

(2)ブックレット「憲法・集団的自衛権・自衛隊を考える」

 安倍晋三政権の下で、憲法改正・集団的自衛権の行使容認・自衛隊の海外での
武力行使の合法化が進もうとしています。これらの問題に関する理解を深めるた
めに、平和フォーラムと全国基地問題ネットワークは、ブックレットを作成いた
しました。通常国会では、集団的自衛権の行使容認と、そのための安全保障基本
法の審議が大きな柱になると思われます。学習などにお役立て下さい。

 体裁:A5版 88ページ
 内容(目次)
  第1章 日本国憲法について考えてみよう
  第2章 自民党の憲法改正草案を見てみよう
  第3章 集団的自衛権について考えてみよう
  第4章 自衛隊について考えてみよう
 制作:フォーラム平和・人権・環境/全国基地問題ネットワーク
 価格:1冊 300円(送料別)
 申込:平和フォーラム(tel.03-5289-8222)
 
(3)パンフ『詳細解説 オスプレイの沖縄配備と全国での低空飛行訓練』

 米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイについての解説パンフを発行しました。14項
目にわたりオスプレイと低空飛行問題を解説しています。運動にご活用ください。

 体裁:A5版40ページ
 内容:「オスプレイとは何ですか?」「日本にはどのような関係がありますか?」
    「オスプレイは危険な飛行機なのですか?」「低空飛行訓練にはどのよう
    な問題がありますか?」などをわかりやすく解説
 頒価:100円(送料別)
 発行:平和フォーラム(tel.03-5289-8222)

(4)パンフ「考えてみよう環太平洋パートナーシップ協定」

 TPPが人々の「暮らし」にどのような影響があるか、食や医療の問題を中心に、
TPPの本質の問題を突くパンフが発行されました。ご活用下さい。

 体裁:A5版8ページ(オールカラー)
 内容:考えてみよういのちと暮らし(食と医療)/TPPっていったい何?
    (ISD条項問題)/TPPは貿易協定なんかじゃない!/
 頒価:10部~99部までは一部50円(送料別)
     100部以上は一部40円(送料別)
 制作・発行:TPPに反対する人々の運動
 申込:平和フォーラム(tel.03-5289-8222) 

(5)平和フォーラム・原水禁機関誌「ニュースペーパー」2014年5月号

  ・インタビュー:評論家・佐高信さんに聞く
  ・日米地位協定の改正を─日弁連が改正意見書
  ・原子力空母の居座りを許すな
  ・新たな「食品表示法」の検討がすすむ
  ・大量被曝が前提の避難計画で原発の再稼働は許されない!
  ・再処理・プルサーマル推進とエネルギー基本計画
  ・朝鮮学校無償化除外問題をめぐる裁判の現状
  ・和歌山県平和フォーラムの取り組み
  ・本の紹介「原子力発電は『秘密』でできている」
  ・5月3日に施行67周年憲法記念日集会
   
 ■ニュースペーパーの記事の内容、バックナンバーはこちら
   http://www.peace-forum.com/newspaper/

 ※パンフ等のお申し込みはFAX、またはメールでお願いいたします。
 (fax.03-5289-8223 メール:peace-forum@jca.apc.org)


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編集後記
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 私は、以前、塾講師として国語を教えていたことがあり、子ども
たちに、諺や慣用句を教える機会が数多くありました。その時から、
「日常の中から、本当にたくさんの言葉が生まれたのだな。先人の
表現はすごいものばかりだな」と思うことが良くありました。最近
では、何か失敗をしたり、悔しい思いをしたりする度に「後悔」と
いう言葉の表現の的確さに感じ入ります。後になって「やってしま
った…」と思うことは多いものです。事前に心配や不安があっても、
後になってからの「悔い」にはどうしても敵わない。「後悔先に立
たず」とは、本当にうまい言葉だなと思います。

 そして、最近、「まさにこの状況を表すものか」と思えた慣用句
が「てのひらを返す」という表現です。細胞生物学者で、理化学研
究所の小保方晴子さんに対するマスコミや理研の対応についてです。
それがまさに、鮮やかなほどの「てのひらを返す」様だと思えまし
た。今から3か月前、「STAP細胞を生成する方法を確立した」と
発表されました。その時は、マスコミ各局がこぞって、特集を組み、
研究内容のみならず、彼女が身につけるアクセサリーさえも注目す
るほどでした。しかし、この3カ月で彼女が発表した論文内容に対
する疑義などを通し、マスコミ各局の報道の仕方は批判一辺倒とな
りました。もちろん、研究において不正を行ったことが一番の原因
だったかもしれませんが、本来なら彼女を守るべき立場の人物でさ
え、彼女を否定してしまう。研究のみならず、彼女の人格まで否定
する場面さえ多く見受けられます。「臭いものにふたをし」てしま
えばいいというだけでは、日本は「美しい国」にはなれないのでは
ないかと思う日々です。

 メールマガジン次号は、5月9日発行予定です。(橋本)
◎平和フォーラムメールマガジン
のバックナンバー・配信停止はこちら
http://archive.mag2.com/0000229918/index.html

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