アメリカ核政策の革命的転換
――ジョナサン・シェル
比喩としての「核オプション」――上院における[最高裁]判事指名承認議
案の審議中断――は解除されたばかりだが、字義通りの「核オプション[選択
肢]」が、「地球全方位攻撃」という名を得て浮上している。先ほど軍事評論
家のウィリアム・アーキンがワシントン・ポスト紙で暴露したように、ブッシ
ュ政権は米国核政策を衝撃的に転換し、地球上のあらゆる場所 . . . 本文を読む
論客コンビ、トム・エンゲルハートとジョナサン・シェルが改めて別の角度から核状況の現在を語ります。前回は、核軍拡に向かう世界状況を、核兵器の歴史を踏まえ、今日の核保有諸国グループと拡散[新規開発]諸国グループとの角逐を巡って論じましたが、今回は、アメリカの新戦略――ブッシュ政権のスターウォーズ計画――に焦点を絞り、宇宙空間に広がる軍拡状況を報告しま
す。
筆者は寡聞にして、本稿にあるCAVや . . . 本文を読む
核狂騒時代の再来
――ジョナサン・シェル
5年毎の定例で行われる核兵器拡散防止条約(NPT)の再検討会議は、5
月2日、議事日程のないままニューヨークで開幕した。世界に核兵器に関連す
る政治日程がないので、会議にも議事日程がなかった。おおまかに言って、ふ
たつの国家グループがものごとの歩調を決めている。その一方――アメリカ、
ロシア、英国、フランス、中国からなる条約が定める核兵器保有諸国―― . . . 本文を読む
核兵器拡散防止条約の再検討会議は、5月25日、何の成果もあげないまま決裂してしまいました。言うまでもなく、「国際条約の会議で妥協するより、合意が得られなくても自国の主張を押し通す方がよい」(朝日新聞27日解説欄)とするアメリカのかたくなな姿勢が、失敗の最大の原因なのでしょう。世界は核の無法地帯に突入する様相ですが、非核三原則と核兵器廃絶を国是とする国の声が、どこからも聞こえてこないのが奇妙です。 . . . 本文を読む
北海道新聞が監視社会問題の大きな特集を連載で組んでいます。多少ながら私・日消連・吉村も協力しました。(共謀罪反対のデモの写真も出ています)第一部は主に監視カメラなどのハイテク監視を、第二部は「治安対策」を建前に広がるローテク監視を主に取り上げています。なかなかきめの細かい記事です。集会などの資料に使えそうです。ご一読を。
http://www5.hokkaido-np.co.jp/syakai/ . . . 本文を読む
小倉利丸です。以下報道発表。IPv6のような仕様が普及することによって、コミュニティ全体を面として遠隔地から監視することがさらに容易になる可能性があります。今のところはいわゆるビルメンテに近い分野ですが将来的にはいろいろな監視手法へと応用される可能性(危険性)があります。
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http://www.streamnow.tv/bbnews/05/0 . . . 本文を読む
イスラエルがイラクで様々な活動をしていることは常識になっているが、最近更に恐るべき秘密活動をしていることが明らかになりつつある。3日付のイラク・パトロールがイスラム系総合週刊誌アル・ムジュタマアに掲載されたイラク人著述家、ムハンマド・サーデク・アミーン氏の報告から引いて報じた。
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シオニストがイラクに侵入する理由は、米国がイラク戦争で被るかも知れない如何なる失敗をも避けるため、防 . . . 本文を読む
過半数を超える国民の反対にもかかわらず、イタリアがイラクに3千人もの兵士を派遣している理由はイラクの原油であったことが明らかになった。6日付のイラク・パトロールがイタリアの国営テレビRAIが放映した特集から引いて伝えた。
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イタリアの国営テレビ局RAIが、「3千億ドルの取引の秘密」と題して放映した20分間レポート番組は、3千人に達するイタリア軍兵士をイラクに派遣した真実を語っている。 . . . 本文を読む
戦火の中のバグダード、停電の合間をぬって書きつがれる25歳の女性の日記『リバーベンド・ブログ』。イラクのふつうの人の暮らし、女性としての思い・・・といっても、家宅捜索、爆撃、爆発、誘拐、検問が日常、女性は外を出ることもできず、職はなくガソリンの行列と水汲みにあけくれる毎日。「イラクのアンネ」として世界中で読まれています。すぐ傍らに、リバーベンドの笑い、怒り、涙、ため息が感じられるようなこの日記、ぜ . . . 本文を読む
5月末、日本のマスコミは、フィリピン南部のミンダナオ島で旧日本軍の元兵士たちが終戦後も日本に帰らず生活し続けているという話で大騒ぎし続けたが、その件は結局のところ、不確実な情報に基づいた「ガセネタ」だったことが明らかになっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050603-00000010-mai-soci
5月27日、最初にこの件を「スクープ」した . . . 本文を読む