ここにひとつの奇妙な物語がある。ドイツを基地として使用する民間機、ヨーロッパの国の公道での誘拐、グアンタナモやアブー・グレイブよりひどい拷問の物語だ。登場人物は一人の弁護士、複数のスパイ、そして一人のテロリスト容疑者だ。それは実話なのだ。こんなことが起こりうるのも、アメリカ中央情報局(CIA)の元局員が我々に語ったように、「人権という概念が伸縮自在である」からだ。
事件は9・11テロの少し後 . . . 本文を読む
アウグスト・ピノチェト将軍に反体制派を逮捕、監禁、処刑するよう命じた責任があることは知られていた。2004年11月28日、独裁政権下の拷問が3万5000件にのぼることを示す衝撃的な文書をチリ政府が公表すると、さらに戦慄が走った。しかし、「質実」と思われていた独裁者が25年にわたって、複雑な金融ネットワークを張りめぐらせて少なくとも1300万ドルを秘密口座に隠していたことは、長い間知られていなかった . . . 本文を読む
ブレア政権が経営者の願望を満たそうと熱心に動いていることは周知のことだ。とりわけ欧州憲法をめぐる交渉に関しては、社会政策面での前進を阻止してきた。だが、よもや教育システムの運営まで民間に委ねるなどとは思いもよらないことだった。学校の企業化を進める「ニュー・レイバー主義」は、やはり欧州リベラル化の牽引役にほかならないのだ。[フランス語版編集部]
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アメリカンドリームは、死の本能によって色濃く染められている。我々は、どんな代価を払ってでも自立性を追い求める。我々は消費に明け暮れ、あらゆる欲望に屈し、地球上の資源を浪費している。歯止めなき経済成長に優先権を与え、強者に報い、弱者を疎外する。個人的な利益を守ろうとする心労にむしばまれ、自分たちの欲するもの、自分たちにふさわしいと考えるものを獲得するために史上最強の軍事機構を作り上げた。自分たちを選 . . . 本文を読む
ネット時代のジャーナリズム、という前に日本に良質のジャーナリズムがあるのかという根本的な疑問を投げかけるのが、桂敬一・立正大教授(69)である。桂教授は日本新聞協会研究所所長、東大新聞情報研究所教授などを歴任し、「現代の新聞」(岩波新書)などの著作で新聞研究の専門家として内外に知られている。桂教授に話しを聞いた。【柴沼 均】 (◆は桂教授の発言)
--堀江貴文ライブドア社長の「ネットが新聞を殺す . . . 本文を読む
中国の絶対的優位を脅かす日本の常任理事国入り
中国の場合、長い長い抑圧といえば、共産党による政治支配と経済体制支配だろうが、それはいまなお基本的には継続しているといっても、小平時代に大きくタガがゆるめられ、江沢民時代には憲法まで変えて、社会主義市場経済という名の市場経済を国家の経済制度にしてしまった。
そしてその後あの高度成長期の日本のような高度成長がつづき、いつのまにか世界経済の中でゆるぎな . . . 本文を読む
この反日デモの一件で唖然としたのは、小泉首相の態度である。小泉首相の靖国神社参拝問題が、この最大の引き金となっていることはどう否定しようもなく明らかなのに、その点を問う記者の質問に、小泉首相はぬけぬけと「関係ありません」の強弁を繰り返していた。その小泉首相の認識に異論をとなえて質問を重ねることができない記者もジャーナリスト失格である。
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今年の初め、日本に帰っていた時、神戸に行った。
10年前の阪神淡路大震災に関わる催しに参加するためだったが、その
前日、かつての被災地を歩いてみた。
不思議な町並みだと思った。
家がどれも新しくて、10年を超える過去が見えない。汚れていないし、
傷んでいない。
そのためだろうか、なんとなく生活感が薄い。
まるで住宅展示場のよう、というのがぼくが抱いた印象だった。
大震災についてぼくは . . . 本文を読む
戦火の中のバグダード、停電の合間をぬって書きつがれる24歳の女性の日記『リバーベンド・ブログ』。イラクのふつうの人の暮らし女性としての思い・・・といっても、家宅捜索、爆撃、爆発、誘拐、検問が日常、女性は外を出ることもできず、職はなくガソリンの行列と水汲みにあけくれる毎日。「イラクのアンネ」として世界中で読まれています。すぐ傍らに、リバーベンドの笑い、怒り、涙、ため息が感じられるようなこの日記、ぜひ . . . 本文を読む
中国をどう管理するか・第二次アーミテージ報告が投げかけるもの
日経(3/28)
知日派の総元締めだったアーミテージ前国務副長官が中心にまとめる第二次報告の最大のポイントは「中国」だ
ブッシュ政権第一期の知日派総元締めだったリチャード・アーミテージ前国務副長官は新日米同盟戦略「第二次アーミテージ報告(アーミテージ2)」作成の準備に入った。テーマは「中国をどう管理するか(how to mana . . . 本文を読む
今週月曜日、Raed blogに非常にショッキングなニュースがありました――CIVICというNGOを立ち上げ、アフガンやイラクで一般市民の犠牲を調べ、彼らを支援する活動をしていた米国人女性、Marla Ruzickaさんが、バグダードで死亡という報です。
Marla Ruzicka (1976 - 2005)
CPTのジャスティン・アレクサンダーさんのウェブログに詳報があるのですが、しばらくは信 . . . 本文を読む
d)過去の海外活動とは発想を根本的に変えよ「手を振りながら銃から手を離すな」
9月、イラク派遣4次隊の隊員たちは新たな教訓を聞くため講堂に集められた。やってきたのは佐藤元隊長である。佐藤元隊長はイラクでの住民対策を語った。佐藤元隊長は隊員たちに過去の海外活動とは発想を根本的に変えるべきだと指導した。佐藤元隊長「自衛隊が日本の顔です。一緒に外務省の方も5名行っております。どうしても人数的な関係、行 . . . 本文を読む
【番組紹介】NHKスペシャル「陸上自衛隊 イラク派遣の一年」から
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第1部 市街戦、都市戦闘を前提にした訓練・装備
(1)市街戦も辞さず--憲法9条の破棄をも辞さない冒険主義的な目論見でイラク現地に入る。
番組は、陸上自衛隊イラク派遣4次隊の福田築部隊長が去年11月クウェートの空港に降り立つところから始まる。4次隊はここで最 . . . 本文を読む
イラク派兵を利用し市街戦訓練。自衛隊の侵略軍化を図る/◎殺戮のための銃改造と銃撃訓練、プロパガンダとメディア統制・情報操作など侵略戦争に耐えうる軍隊造り◎何と、自衛隊サマワ統治の手本は旧日本軍の“戦史”と“三光作戦”
はじめに--なぜメディアはこの危険な真実を隠すのか。陸上自衛隊はイラク派兵を通じて、市街戦向けの軍隊に変貌しようとしている。
(1) このレポートは、今年1月29日に放送さ . . . 本文を読む
原告ならびに全国の支援者の皆様へ/「名古屋地方裁判所民事第6部合議係」と「名古屋地方裁判所所長」に対して『抗議葉書』などを送って下さい!!
2005年4月24日(日)
自衛隊イラク派兵差止訴訟の会
代表 池住義憲
緊急のお願いです。
4月22日、「自 . . . 本文を読む