言葉の多さ＝思考力の大きさ

よく学校の勉強なんて社会に出て役に立たない    なんて言う人がいますが    明らかに間違いですよね    学校と言う物がなければ    私達人間社会はここまで進歩しなかったのは明らかですし    実際私たちの世界で    小学生レベルの知識で生きていけるかと言うとまず無理です。    三角形の面積も出せなければ    土地の面積も出せません。    ですから    私は学校の勉強なんか社会では意味がない    なんて言い方は止めた方が良い    そう思う訳です。    でもそう言う人たちの気持ちも分かります。    学校の勉強は社会生活の上では欠かせませんが    人生人それぞれですから    人によっては    三角形の面積が出せなくても生きていける訳で    その人に限れば    数学の授業は意味がないかも知れません。    ですからそんな話も出て来る訳ですが    学校はオーダーメードじゃありませんからね    一人に必要がないからと言って    全体を否定するのは愚かな事です。    しかし    個人によって必要な科目と    大して必要でない科目がありますし    その見分けによってエネルギーの配分をする事は大切だろうと思います。    では    不動産屋の仕事で一番大切な事は？    私自身は語学だと思います。    語学と言っても外国語の事ではありませんよ    もちろん外国語も大切ですが    一番大切なのは国語です。    理由は人間の思考形態です。    私達は物事を考える時    言葉で考えます。    私は動物が言葉を持たないのに    集団で狩りをしたりなんかするのが不思議で    時々言葉に頼らず考えるようにしていますが    まあかなり訓練しなとできませんね    訓練してもせいぜい言葉の数百分の一しか思考できません    ですから動物は動物のままなんです。    そんな訳で    人間は言葉で思考する    これをしっかり理解すれば    おのずから語学の大切さに行きつく訳です。    では    その語学の習得のために一番大切な事は？    読む事ですね    読む事に興味を持てば    語学力は自然についてきます。    私自身は国語の成績は人に負けませんでしたが    国語は特に勉強した記憶もありません    ではなぜ国語力が付いたかと言うと    まず“おそ松くん”です    これを読んで面白くてたまらなかったのですが    なんせ新しい雑誌がそんなに手に入る訳ではありません。    ですからその読みたい欲求を満たすために    学校の図書館に行った訳です。    で    そこで出会ったのが    コナンドイルのシャーロックホームズの大冒険    まあハマりましたね。    その結果本が好きになり    国語の成績は自然と良くなった訳です。    ですから    私は自分自身ではっきり分かります。    おそまつ君とシャロックホームズとの出会いが無ければ    かなり高い確率で    中卒で肉体動労    そして    運よくこの歳まで生きていたとしても    多分アル中か痛風    そんな人生だっただろうと思います。      とにかく    何でも良いから    子供には読むクセ    これが一番だと私は思っています。