平日なのに日雇いバイト

平日なのに日雇いバイトに行ってしまった。学校があるのに・・と断ったが、「人が足りない」の向こうの一点張りについ「では行きます」。こんなんじゃ将来詐欺られるかも。

仕込み。ある企業のイベントの設営。コンサートホールみたいなところの舞台で、照明やら台やらを設置する。照明はなかなか大掛かりなもの。

「バイト君」と呼ばれる度に、スタッフのもとへ飛んでいくが、「バイト君」の人数が多いため、仕事がない時間がけっこうあった。今日の「バイト君」は、平日昼間という時間帯だけあって、このような日雇いをメインに仕事をしている人が多いのだろう、ほとんどがベテランで、互いに顔見知り、というかんじであった。若い人ばかり。誠に勝手な話だが、この人たちは将来どうするのだろう、と考えてしまった。なにか定職につくことはできるのだろうか。暇だから隣にいた人に話し掛けてみると、以前はパソコン関係の仕事に就いていて、いまは転職までの綱渡りとして、このような日雇いをやっているという。人それぞれ事情は様々だ。自分は大学に行っている・・・と優越感に浸るも、そんな自分だって、ひょっとしたら、ちゃんと就職できないかもしれない・・・。

結局、ものを運んだり、運んだり、運んだり。それだけで終了という、日雇いバイトであった。まあつまらなくも、面白くもなかった。ただ、バイト先から、家までは徒歩１０分！誰よりも早く帰れたことは間違いない。