BUZ LIFE

毎度ご乗車ありがとうございます。

つくば~東京駅高速バス『メガライナー』乗車(2)

2005年12月12日 | Weblog
・・・前日投稿記事より続く

夜の常磐道のぼり方面は交通量も少なく、順調にわがメガライナーは進む。このメガライナー、まわりの車からはどのように映っているのだろう、と想像してしまう。一応車両後部に「全長15メートル、追い越し注意」との表示をつけている。

沿線に住宅などの明かりが多くなってきた。いつのまにか首都高に入りもう東京でる。時間が時間だけにこちらもすいている・・・かと思ったら事故渋滞。すかさず運転士より放送が入る。「この先事故の影響で渋滞が発生しております。東京駅到着が遅れるかと思われます・・・」情報のいち早い伝達は乗客にとってもありがたい。しかしこの事故渋滞もものの5分で抜け出し、また快適なクルージング。

と、まもなくして首都高をおりる。狭くカーブがかかった出口では2車線のど真ん中を走行。他の車を寄せ付けない。一般道を走るがやはりこの巨体では走りにくそう。さながら旅客機が空の旅を終えて滑走路を走っている感じだ。加速も非常に重そう。それでも堂々の走行は変わらず、マイペースに、メガライナーらしく走っていく。

再び運転士より案内放送。「ただいま~付近を走行中です。あと5分ほどで上野駅到着になります。お支度をしてお待ちください」。平日のみ、上り便は上野駅を経由する。東京駅までの渋滞対策ときいたことがあるが、今日は上野駅で半数程度が下車。路上にあるバス停で降車終了後すぐに出発となる。

東京駅までもずっと一般道を走行し、10分くらいたって、東京駅到着の旨の案内放送。八重洲ではなく日本橋口に入る。前にどこからきたのか分からないが東武バスが降車扱いをしており、降り場にバスをつけれない。しばらくして、定位置にメガライナーは到着した。荷物をまとめ、階段をくだり、バスをおりる。ここで後ろを振り返り、今乗ってきたバスを眺めてみる。やはりデカイ・・・。えらいものに乗ってきてしまったものである、と改めて感激。ライトに照らし出されたメガライナーが一層美しく感じられた。東京駅まで安全運転の運転士にも感謝である。一般のバスを操るより、きっと大変だろう。

工事中の日本橋口を、降車が完了したメガライナーはゆっくりと走り始めた。この後折り返し、東京駅発のミッドナイトつくば号つくばセンター行きとしてまた運行されるとのこと。もう一仕事であるが、タフなメガライナーは疲れをしらないだろう。きっと乗客を快適につくばに送り届けるに違いない。

TX開業により、大量輸送としての使命を全うしきれない状況ではあるが、いつまでも頑張って走りつづけてもらいたいものである。