旅人

旅大好き 人生は旅よ
あと 何回行けるかな~

夢を売る男

2013-09-02 | 私の本棚
「この商売で一番大事なのは、客を喜ばすことだ。人は精神的な満足と喜びさえ味わえれば、

金なんかいくらでも出す。」

この物騒なお言葉は、この小説のなかの編集長の営業方針なのです。

この出版社は、書きたい! 表現したい! 人達をターゲットし、出版を持ちかけます。

それからです。この編集長の凄い手腕が披露されます。巧みな話術で、本人を喜ばせるながら

金を出させるのです。はたから見てるれば、詐欺まがいの行為を本人は感謝しながらお金をだす。

「夢を売ってるのだ」と編集長は、意気軒昂。 自費出版とは違うところを強調し、営業を続けます。

自分の思うことを述べたい衝動を巧みに利用して、営業する?

出版界の、裏事情こんなものと思わせる、本でした。

ついでの話ですが、今日 埼玉県警なる所から電話がありました。「振り込め詐欺防止協会からです。

息子さんや警察官を名乗る、振り込め詐欺が横行しています。十分お気を付けください。」

これを娘に話したら、「その電話もおかしいから、その後の電話に気を付けて」ですって。


暫くの間、何も信じられなくなりました。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
夢とは・・・ (桜子)
2013-09-04 20:16:08
面白そうなストーリーですね。

かつて、自費(家)出版が広告に良く出ている時期がありました。
何冊か私の知り合いの方々の書いた本が、回ってきたりしたものでした。友人知人の作品は、大変興味深いものでした。
ただ、ある親しい方が、自分の本を周囲に送ったところ、半数から礼状の一つも来なかった、と気を悪くして私に語ったことがありました。一個人の経験談は、どれだけ素晴らしいものであっても、少し離れた関係者になると、関心を持たれないものなのですね。ただし、知っている人から送ってきた本なら、葉書の一つを出すのも、ちょっとした礼儀かしらとも思いましたが、複雑な気分になったことを覚えています。さて・・・

「振り込め詐欺防止協会」は、無いかも知れませんね。本当に何を信じてよいか、戸惑いますね。
返信する
桜子さま (皐月)
2013-09-05 21:59:15
突風、竜巻と不穏な日々が続きます。
いや~な、気分です。
何を信じたらいいの?と思いながらも、
この編集長が憎めない気分になってしまいました。
読んでみてください。読後感楽しみにしています。
返信する

コメントを投稿