
この夏の一番暑い時期

南の九州へ飛び

”地獄めぐり”を、する。

なんて、HOTな企画だろう。

街のあちらこちらから、温泉がわきあがる
鉄輪の街
大分空港から30分程度
バスで別府方面へ向かう。
亀川からタクシーに乗り、
地獄めぐり、スタート。
まずは、間欠泉の<龍巻地獄>

30分おきくらいに噴きあがる間欠泉で
私たちは運良く、噴きあがっている最中に到着。

次に向かうは、息子の本命、
<血の池地獄>だ。

丁度この<血の池地獄>に着いた時、
瞬間的に大雨が降り、
すこし血の色が薄まったように見えるが
この赤い池がドクドクと音を立てて
煮上って、煙をだしている様は
本当に地獄の血の池だ・・・

そこの売店で<赤プリン>なるものを発見。
気になり、購入。そして試食。

売店の方に
”この赤い色は何ですか?”と聞くと
”赤ワインで色をつけてますよ。”

・・・確かにほんのりと赤ワインの香りがして美味しい。
次に向かうは、<白池地獄>。

ここは先ほどの”血の池”のような赤い池ではなく
乳白色の静かな白い池。
そして、次にむかうは<鬼山地獄>

ここに着く頃には雨雲が去り、
かわりにすごく強烈な太陽がふりそそぎ、
太陽の熱と
地獄の煙で熱せられて・・・くらくら

ここの<鬼山地獄>は煙で真っ白でどんな温泉なのかが
見えなかったのだけれど、
煙が途切れた瞬間に、この写真を撮る。
鬼山地獄には、何と趣味の悪いことに
ワニを温泉熱で飼育していた。
巨大なワニの剥製が置いてあるのだが
本当にこの巨大なワニがこの
鬼山地獄をウロウロしていたのだという。
・・・ううっ、本当に地獄だ。


鬼山地獄のそばには
温泉でゆでた、お芋やとうもろこし、卵が売っている。
私と息子は卵を買って、
その日のお昼ご飯にした。
(夕食が旅館で大量に出る事を予測してお昼は控えめに・・・)
そして、次に向かうは<かまど地獄>

ここには、色々なタイプの地獄があって
でも、とても綺麗なマリンブルー色の温泉に
しばし、<地獄>を忘れる。

この色は非晶質のシリカ(桂華)が温泉沈殿物
70年前後かかって出来たものだと推定されている。

温泉卵をつくっているかごがあります・・・
この<かまど地獄>には
足の岩盤浴(熱かった!)や飲む温泉などの
コーナーもある。
続いて向かうは<海地獄>。
私はこの<海地獄>が一番好きだった。
園内はとても美しく整備されていて
蓮の花の大きな池もあった。

海地獄の温泉池もきれいなエメラルドブルー。
その色だけみれば
ニューカレドニアの海のようだが、
実際は100度近い、熱い泉だ。
殆ど煙ではっきりと全貌は見えないけれど
その煙が揺らいだ瞬間に撮ったのがこちら。

やはり、吊るした籠には、温泉卵が・・・。
次に向かうは、<坊主地獄>。

ぼこぼこと泥が噴きあがる。
その盛り上がった様子が<坊主頭>に似ていることから
その名前がついたのだろう。
こちらも100度近い高温。
ボコッ、ボコッ・・・あちこちで音が聞こえる。

そして、この<坊主地獄>には
ゴォ~ゴォ~と鳴り響く
<鬼の高びいき>という
岩から煙が吹き上げている場所も、ある。
そして、最後の<山地獄>に到着。

ここの泉は透明度がとても高い。
思わず、手を伸ばしてしまいそうだが
こちらも高温。

なんと、この<山地獄>、
ミニ動物園が併設されている。
かば、猿、ラマ、象、フラミンゴ・・・。

巨大なかばはずっと口を開けている・・・
象には、ビスケット4枚のえさを
あげることが出来る。

真夏の太陽と
地獄のように熱い地面に
サンドイッチされた<地獄めぐり>。
汗いっぱいかいたけれど

これ、結構楽しい

昔っぽい観光かもしれないけれど
なかなか楽しめるので
オススメ

真夏は本当の地獄の熱さを体験できるけれど
もう少し涼しい季節のほうが、いいかもしれない。
懲りずにこの後、
私たちは<ひょうたん温泉>に行き
砂風呂でたっぷりと、汗をかいたのだった。
