芭屋框組(はなや かまちぐみ)

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積層台への道 -5歩目ー

2015-01-11 16:56:06 | 積層台

本格的な積層台づくりの前に、普通の台で積層台的な仕様の効果の実験と言うか、練習を少し・・・

今回使った台は、元々鉋用では無い樫材なので、どちらが木表か裏かも分からない様な木目で、おまけにヒビ有り。

台の長さも尺1寸と少し長め、はっきり言って良く狂う台。

刃の切れ味を見る為にとりあえず打った物で、いずれ打ち変えるつもりだったので、心置きなく実験するには、おあつらえ向きだ。




まず、瞬間接着剤を全体に染み込ませて、導管をふさぎ湿気の出入りを止める。

接着剤硬化後、表面かなりデコボコしているのでサンディング





この状態で松本研修会に持って行き試しに使ってみたが、かなり狂いにくくなった感じがした。

ここで一緒に削っていた方から刃口を直す様に指摘を受ける。



木っ端返しの巾が広いので、屑が詰まり易いとの事。巾1分残して刃の2段研ぎみたいに角度立てて鑿で落とせば良いよと言われた。




角度の治具を作り、刃口直す。この際各面がスカッと仕上がっている事は、勿論だがエッジ部の鋭さが更に大事だそうなので、慎重に。




この後仕上げにウレタン塗装すれば、かなりグレードアップした物が期待出来る。





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