芭屋框組(はなや かまちぐみ)

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ねじれ直しおさらい他

2019-01-03 16:33:35 | ねじれ直し




栗原さんの講習を受けて早速、自分でも刃の修正をやってみた。

特製金床と刃をお湯につける この2点の違いだけで、格段に効果が上がった。

おさらいの意味も込めて:上図の2が浮いているならば、2と3の地金側に銅板敷いて上から叩き鋼側に持ち上げてくるのが、通常のやり方。

しかしながら自分としては、逆に1を地金側に持ち上げてやって、刃のこごみをなるべく伸ばしてやりたいので左のセッティングで叩く。この場合刃が割れる危険性がかなり高まるので勧めない。





実際やってみると、そんなに狙い通りには曲げられないので右・左両方の叩き方で何回も叩いている間にかたつきが無くなる感じ。また刃の厚みや硬さによっても曲がり具合違うので、まだまだ修行が必要である。

次に頭のめくれも直してみた。

ビフォー





アフター





ビフォー






途中:バリがすごいので、グラインダーで削り落とし丸みも整形







アフター



裏すき直し途中:マキタグラインダー用砥石(GC)の木っ端使用




参考写真:栗原さんによるたがねを使った槌目の整形~黒染め さすが東一・正芳さん仕込みの見事な出来栄え!