裏出しの前に、前回のひずみ直しの補足:
ひずみ少なく、刃の厚みかなり厚い刃だけ叩く前に御覧のように
コンロで数秒間温めてから叩き作業行われていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/6a/890355efc3a75f1bbcdea335c16bc36e.jpg)
触った感じは、ちょっと熱い目の人肌くらいか。
温めた理由は、割れ止め。刃先を少ししか止めなかった事も理由のひとつ
こんな事はめったにやらないそうだ。基本的には刃先がしっかり止まっている状態で
作業した方が良いとの事。
さて、裏出しの話:
1)歪みが無い状態までもってきたら、初めて刃の角度をおおよその所まで成形する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/94/6ed9ffa4943c0df685782b398d1890bb.jpg)
この時はグラインダーで成形。1往復半を1セットとして、2~3セットごとに
水を張った洗面器につけて冷却。その間にドレッサーでグラインダーの面直し
この一連の作業に全く無駄が無い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/45/fa15dcf807b16845375316b8f56df061.jpg)
2)刃先が、1ミリくらいだけ止まっているまでになったら、1度金盤に当ててみて
様子を確認する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/cd/6fc9f0900343e13c16c3e672080b0d77.jpg)
3)以前にも紹介した様に、叩く場所によって裏の出し方を使い分ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/52/ae0d2beac693263972f794d9418655c5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/e7/b6ab21d14eac16e1fe5fef54cf580df7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/0f/e011e4be3acfd8a538e997982ffc6e10.jpg)
奥側(=あたま側)は広範囲で出したい時。主に黒刃で全く裏が出ていない時に
叩く。(使う槌:少し重め、先丸いめ、叩く力強め)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/e9/e040e5e0035242ff04a536c29a5fd52e.jpg)
先側は、もっと狭い範囲で部分的に出したい時。普通に裏切れした時などは、殆ど
こちらで事足りるとの事。(使う槌:軽め、先細め、叩く力は上より弱め)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/8d/751535e85bb2401f32b0a1985e227594.jpg)
裏すきの深さでも叩く力変える。(深い程、強く叩く必要あり)
その他、既に裏が出ている箇所は触らない。
軽めに叩いた例1:
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/10/a5275c390675c0bb7f4e9f4a620beeff.jpg)
その裏:右側の白い部分はだれていて、当たっていない
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/56/a8cc7bb880d9795fe150d65eda2d770f.jpg)
例2:色んな槌跡が見てとれる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/b1/2ceefc8bf4b7120e23e5186c1d2f48fe.jpg)
その裏
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/f4/a6d27be9cb1d1f05122797528d789108.jpg)
例3:裏すきが深い為、結構強く叩いた跡が見てとれる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/00/c3ebbc41be5f468bba7e77bd9390d275.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/c7/4a007ea25170437f1817c10fc186e095.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/f4/0797a7ab9448873d8a9a4cc4cd2ca977.jpg)
この位大量に叩く場合、途中で鎬面を研ぎなおしてリセットしないと、狙った箇所が
叩けないし槌の効きも悪くなる。
4)裏が出おわったら、回転砥石(100番)で刃砥ぎ。その後普通の中砥ぎへ続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/28/8c5ef3f95687ed1ad5752ef685c7c393.jpg)
別の刃で刃を止めた様子:こうして見ると、2分程刃が短くなっているのが判る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/13/262491cb221244ec1f97350c91f59f84.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/fe/38a12a370ef97ecb2ccd56237c894f4f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/bf/a4671189175a4f07afd7f8a86f04f4bb.jpg)
やはりこういう工程は、もっと初期段階にやっておくべきに思われる。
黒刃で刃を仕込む人は、こういう事を気にされていたのかと改めて気付かされる。
ひずみ少なく、刃の厚みかなり厚い刃だけ叩く前に御覧のように
コンロで数秒間温めてから叩き作業行われていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/6a/890355efc3a75f1bbcdea335c16bc36e.jpg)
触った感じは、ちょっと熱い目の人肌くらいか。
温めた理由は、割れ止め。刃先を少ししか止めなかった事も理由のひとつ
こんな事はめったにやらないそうだ。基本的には刃先がしっかり止まっている状態で
作業した方が良いとの事。
さて、裏出しの話:
1)歪みが無い状態までもってきたら、初めて刃の角度をおおよその所まで成形する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/94/6ed9ffa4943c0df685782b398d1890bb.jpg)
この時はグラインダーで成形。1往復半を1セットとして、2~3セットごとに
水を張った洗面器につけて冷却。その間にドレッサーでグラインダーの面直し
この一連の作業に全く無駄が無い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/45/fa15dcf807b16845375316b8f56df061.jpg)
2)刃先が、1ミリくらいだけ止まっているまでになったら、1度金盤に当ててみて
様子を確認する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/cd/6fc9f0900343e13c16c3e672080b0d77.jpg)
3)以前にも紹介した様に、叩く場所によって裏の出し方を使い分ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/52/ae0d2beac693263972f794d9418655c5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/e7/b6ab21d14eac16e1fe5fef54cf580df7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/0f/e011e4be3acfd8a538e997982ffc6e10.jpg)
奥側(=あたま側)は広範囲で出したい時。主に黒刃で全く裏が出ていない時に
叩く。(使う槌:少し重め、先丸いめ、叩く力強め)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/e9/e040e5e0035242ff04a536c29a5fd52e.jpg)
先側は、もっと狭い範囲で部分的に出したい時。普通に裏切れした時などは、殆ど
こちらで事足りるとの事。(使う槌:軽め、先細め、叩く力は上より弱め)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/8d/751535e85bb2401f32b0a1985e227594.jpg)
裏すきの深さでも叩く力変える。(深い程、強く叩く必要あり)
その他、既に裏が出ている箇所は触らない。
軽めに叩いた例1:
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/10/a5275c390675c0bb7f4e9f4a620beeff.jpg)
その裏:右側の白い部分はだれていて、当たっていない
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/56/a8cc7bb880d9795fe150d65eda2d770f.jpg)
例2:色んな槌跡が見てとれる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/b1/2ceefc8bf4b7120e23e5186c1d2f48fe.jpg)
その裏
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/f4/a6d27be9cb1d1f05122797528d789108.jpg)
例3:裏すきが深い為、結構強く叩いた跡が見てとれる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/00/c3ebbc41be5f468bba7e77bd9390d275.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/c7/4a007ea25170437f1817c10fc186e095.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/f4/0797a7ab9448873d8a9a4cc4cd2ca977.jpg)
この位大量に叩く場合、途中で鎬面を研ぎなおしてリセットしないと、狙った箇所が
叩けないし槌の効きも悪くなる。
4)裏が出おわったら、回転砥石(100番)で刃砥ぎ。その後普通の中砥ぎへ続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/28/8c5ef3f95687ed1ad5752ef685c7c393.jpg)
別の刃で刃を止めた様子:こうして見ると、2分程刃が短くなっているのが判る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/13/262491cb221244ec1f97350c91f59f84.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/fe/38a12a370ef97ecb2ccd56237c894f4f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/bf/a4671189175a4f07afd7f8a86f04f4bb.jpg)
やはりこういう工程は、もっと初期段階にやっておくべきに思われる。
黒刃で刃を仕込む人は、こういう事を気にされていたのかと改めて気付かされる。