刃こぼれを直すついでに、刃の傾きもチェックしてみた。
スコヤを当てると右側の方が高くなっている。
念の為に、逆側のスコヤを当ててみるとほぼ90度。
アレッ!?今迄あまり気にしていなかったが、鑿の刃も鉋刃と同様に、
刃先に向かって巾が狭くなっているのか?
鉋刃の傾きをチェックする時と同様に方眼紙のマス目に合わせて、
刃を置いてみた。左右均等にテーパーになる位置で刃先の傾きを
再チェックしてみると、僅かだが、右側の方が高くなっている。
ダイヤ砥石♯300で傾きを修正:画像の様に刃裏を手前に向けて
高くなっている方の刃先をつぶす感じで立てた刃を手前に引く
(※刃の向きが逆だと、刃返りが刃裏側に大量に出てしまい、
その刃返りを取る際に関係ない刃先までボロボロになってしまうので
必ず刃表に刃返りが出る様に手前に引く)
一寸判りづらいが、右側だけ刃先がつぶれている。
もう一度方眼紙の上で刃の傾きをチェックしてOKならば
研ぎ直し開始
今回使った砥石:シャプトン刃の黒幕♯1000/♯2000、大平巣板、
砥面直し用ダイヤ砥石:アイウッド♯300(荒仕込)アトマ♯400(仕上げ)
♯1000の砥面直しは、ダイヤ砥石の寿命をかなり縮める為、2枚使い分けている
本当は完全に縦研ぎしたいのだが、安定して研ぎ辛いので、画像の様に
ほんの僅か斜め研ぎ
仕上がった様子:
刃の傾きも良さそうだ