れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ギンリョウソウ(銀竜草)

2020-06-20 06:52:58 | 野の花日記

ギンリョウソウ(銀竜草)
<ツツジ科ギンリョウソウ属>
まだ、生まれたてと言う新鮮な感じのギンリョウソウ達でした。
暗い林床で、葉も葉緑素もありません。
その白い姿は美しい貴婦人のようだったり、
時が経つと、幽霊みたいでぞっとする人も居る事でしょう。


白色のキノコようで、首を垂れる姿がユウレイタケと言う
別名があります。
柱頭が紫色で、葯は黄色。


腐植質の多い落葉広葉樹林に生える。
高さ8~20センチ。
茎の頂に下向きの花を1個つける。

左の白いものもまだ子供のギンリョウソウです。
今が一番美しく咲いている時期かもしれません。


光合成をせずに、菌類から養分を吸収する。

まだ、これから咲きますよ。

あともう少しです。

この花と花径のうろこ状の鱗片葉に包まれている白色半透明の姿を
銀の龍に見立てたのがこの名前の由来です。

<おまけ>
たぶん、源氏ホタルだとおもいます。
夜、出会えたら美しいでしょうね。


9月に出会ったスケバハゴロモ
名前の通り、身体の周りは、黒褐色で、透明な羽が不思議で特徴的です。

 

 

 

 

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ヤブレガサ(破傘)

2020-06-19 08:27:58 | 野の花日記

ヤブレガサ(破傘)
<キク科ヤブレガサ属>
よく似たものにモミジガサがあるが、
こちらは山菜で湿った場所で摘んだ覚えがある。
美味しいかと言えば??特にどうと言う事は無かったが。
山菜摘みは楽しいものだ。
ヤブレガサは食べないし、花は地味だし名前もどちらかと言えばさえない。
さえないものも生きてるし、取り上げたいのだ。

その名の通り破れた傘のような葉っぱです。
切れ込みの多い葉を敗れた傘に見立てた。
若い時は葉が1枚だけだが、数年たつて株が成長すると、
50~100センチほどの高さに伸びた花径に葉を2~3枚つける。

根生葉にも長い葉柄があり、
手を広げたように放射状の形になる。



頭花は白く8~10ミリで円錐状に10個ほどつくが、
筒状花で目立つ花ではありません。

 

<おまけ編>
昆虫嫌いな人は見ないようにお願い致します。

たぶん、Xだと思いますが自信は無いので、
間違っていたらお知らせくださると嬉しいです。

昆虫にも野の花にもとても詳しいHねこさんから、
オオトラフハナムグリと教えて戴きましたので、訂正させて戴きました。



ウラナミアカシジミ

幼虫はクヌギ、アベマキ、ウバメガシなどの葉を食草とする。
何と言っても尾錠突起が愛らしい。

出会ったのはまだ2度くらいです。
写真に撮れてうれしかったので掲載いたしますね。

アカシジミ

夕方になると、樹木の間を頻繁に飛び始める。



 

 

 

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カナウツギ(棓空木)とコゴメウツギ(小米空木)

2020-06-18 05:50:51 | 野の花日記

カナウツギ(棓空木)とコゴメウツギ(小米空木)

カナウツギ(棓空木)
<バラ科ウツギ属>
本当のことを言えば、私はカナウツギと言う名を知ったのは初めてでした。
今年はコゴメウツギに出会えなくてとても残念な思いをしたのが、
コゴメウツギも終わりに近かったけれど、少しは出会えて、
カナウツギにも会えて私は新たにフアンになってしまったくらい♪

山地に生える落葉低木。

葉は互生し長さ5~11センチの広卵形で先は尖る。
縁は浅く3~5裂するか、または鋸歯になる。

本年度の枝先に円錐花序に直径約3ミリほどの白い花が咲く。

花弁は5個雄しべは20~25個。
雌しべは1個。萼片は5個で先がとがる。

コゴメウツギ<小米空木>
<バラ科コゴメウツギ属>
もう、花も終わりに近かったが、カナウツギのそばに咲いていてくれた。
今年初めて出会って、また来年まで会えないけど、嬉しかったよ。

よく分岐して、葉は互生し、長さ2~4センチの卵形で先は細く尖る。
カナウツギより葉も柔らかい感じがします。

葉のわきから総状花序を出し、直径4ミリほどの白い花を開く。
花弁は5個でへら形。雄しべは10個。雌しべは1個。
萼片は5個で卵円形。
逢えてよかった♪

虫の嫌いな方は以下は見ないでください。

アサギマダラに二回も出会った。
ちょうどキジョランに卵を産んだのを見つけたのは去年の10月でした。

アサギマダラの卵

私のバカチョンカメラではここまででした。

アサギマダラの幼虫。


近くの公園で見つけて、毎週楽しみにしていたのだが、
最後までは見られなくて…途中でいなくなってしまった。

アサギマダラ

下は、T山で初めて出会った蝶でした。



イカリモンガ(錨紋蛾)

蝶のように昼間飛び、各種の花に飛び回ります。
前翅のオレンジ色の紋が錨形なので「錨紋蛾」と名付けられているそうです。

 

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ハグロソウ(葉黒草)

2020-06-17 08:57:33 | 野の花日記

ハグロソウ(葉黒草)
<キツネノマゴ科ハグロソウ属>
いつもならもっと早くに、たくさん咲いているのを見ることが多いのだけれど、
今年は、花がなかなか見当たらなかった。
そんなに気にしている花ではなかったけれど・
咲いていないので気になっていたのだ。
それでも、いつもの年より花付きは悪い気がした。



葉が黒っぽい事からハグロソウ草と言う名があるが、
黒いと言うほど黒くはない深緑だと私は思う。


上下2枚に分かれた花弁には赤紫の斑点がある。
下唇の方が大きく、上唇は先端が上方に反り返つている。

山地のうす暗い林内や半日蔭となるような林縁に生える。

嫌いな方は以下見ないでください。

<カギバガ科>
マダラカギバ

結構よく見る蛾なので、おぼえておきたいとおもいます。



下はT山で出会ったヒトツメカギバです。
白色で、前翅に茶褐色の眼状紋があるカギバガの仲間。
前翅の周縁と後翅には灰褐色の細かい斑紋がある。
幼虫は、ミズキなどを食べる。

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チガヤ(千茅)

2020-06-16 05:41:18 | 野の花日記

チガヤ(千茅)
<イネ科チガヤ属>
私が好きな開花後の白い綿毛は、開花前はツバナと呼び、
噛むとほのかに甘みがある。

これはまだ綿毛になる前のツバナ。

水辺の近くや畑にも、乾いた土地にもはえる。
群生すると奇麗だ。

もう、綿毛が飛びそうだ。

根茎も白く、地中を這い、節々から先の鋭い線形の葉を出す。

 

晩春、葉に先立つて花穂をつけ、茎を伸ばして白い毛を密生した花穂が、
一面に風にそよぐときは見事です。

根は茅根(ぼうこん)と呼ばれ、利尿薬になる。

 

 

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カナリークサヨシ(加奈利草葦)

2020-06-15 07:06:45 | 野の花日記

カナリークサヨシ(加奈利草葦)
<イネ科クサヨシ属>
お散歩途中で出会ったが、丸い感じが可愛くて、
何と言う名前か調べてみました。

江戸時代、カナリアの餌として導入され原産地は地中海沿岸と言われています。

基部から数本出て高さ1メートルにもなるそうです。

葉は線形で無毛。
春から夏にかけて直径2センチ、長さ5センチほどの
円柱形の穂を単性する。

小穂は長さ10ミリ、幅5ミリほどの扁平な倒卵形で、
脈部分が緑色で他は白色。

江戸時代の末期にカナリアの餌として導入され逸出、
野生化されたとされる。

全国的に市街地の道端などに発生する。

 

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ウツボグサ(靭草)

2020-06-14 05:17:06 | 野の花日記

ウツボグサ(靭草)
<シソ科ウツボグサ属>
幼い頃の夏休み、母の田舎に行くと、
家までの坂道の両側にこのウツボグサが当たり前に咲いていたものだった。
当たり前の花が、今は植物園に行かないと見られない。


花序を、矢を入れる道具の空穂に見立てたのが名前の由来とある。
漢字で書くと靭草(ウツボグサ)の靭は、しなやか、柔らかいと言う意味がある。

茎の先端に長さ3~8センチの花序を作り、
そこに次々と紅紫色の花を咲かせる。

花序にある苞葉にはしろい短毛が多い。
かっては乾燥した花序を利尿剤に煎じて飲んだそうだ。

草丈は10~30センチと小さく、
葉は対生し、短いながら葉柄がある。
茎の断面は四角形。
道端や草地に生えて一で見られる身近な植物かと思うと、
標高2千メートル近い高原でも見られる。

下はドクゼリにアカスジカメムシ 
結構大量発生して見られることがある。

黒色に5本の赤い縦筋がかっこいい。
セリ科の植物の花でよく見られる。

 

 

 

 

 

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ミゾコウジュ(溝香薷)

2020-06-13 06:48:24 | 野の花日記

ミゾコウジュ(溝香薷)
<シソ科アキギリ属>
アジアからオーストラリアにかけて広く分布する2年草で、
野川公園の入り口の向こう側の柵の中に群生して咲いていたけど、
遠すぎて写真に撮れませんでした。
望遠レンズの写真機の方がいらしたので、聞いてみたらコチドリがいると、
教えてもらいました。よく目を凝らさないと解らない、風景と同じ砂の色でした。
柵の向こうは砂場みたいな感じでよく珍しい鳥が遊びに来るようです。

茎は四角でシソ科特有で、下向きの細毛があり、
直立して30~70センチになる。

根もとの葉はやや大形で長い柄があり、
冬にはロゼツタ状をしているが、花の頃には枯れる。

茎葉は短い柄がある。

枝先の花穂に多数の淡紫色の唇形花をつける。
地味だけどよく探して見よう。

 

野川公園でいつも私は見つけます。
クロコノマチョウの幼虫です♪

さて、頭はどっちでしょうか??



 

 

 

 

 

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ハナヤエムグラ(花八重葎)

2020-06-12 05:18:19 | 野の花日記

ハナヤエムグラ(花八重葎)
<アカネ科ヤエムグラ属>
何を隠そう、ハナヤエムグラに逢いたさに、

(もちろん西武球場前の「国際バラとガーデニングショウ展」は毎年見にいっていたものなのだが、
去年からなぜか中止になっている。)
西武球場前まで電車に乗って駅前横に咲いている
小さなピンクのヤエムグラに会うのがまた別の楽しみだったのだ。


ヨーロツパ原産の帰化植物。
この、はかない小さなうすピンク色がたまらなく好き!

根は針金状で細く、乾くと赤褐色になるそうです。
茎は地際から多数出て、地面を這って広がります。

茎には4陵があり、陵には下向きの刺がある。
葉は4~7枚が輪生する単葉で、長さ1~2センチ、幅0,5センチの線形。

表面と裏面の脈状、葉の縁に粗い毛がありざらつく。

茎の上部の葉脈に8枚の苞葉に包まれた花序を出し、
数個の花をつける。

花は径2,5~3ミリで淡い紅色または紫色で、
花冠は4裂します。

果実は長さ1,5~2ミリで長楕円形の蒴果です。

これは野川公園の土手沿いで出会ったもので、
ちょうど観察員の方に出会い、
武蔵野公園まで出向いて桑の木にいたハラグロオオテントウムシにも、
出会うことができて楽しかったです。

 

 

ついでのナナフシ(見えますか?)

 

 

 

 

 

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ニガナ(苦菜)

2020-06-11 06:51:50 | 野の花日記

ニガナ(苦菜)
<キク科ニガナ属>
葉や茎を傷つけると白い乳液が出て舐めると苦みがあることが、
名前の由来です。

草丈は20~50センチ。

草の先は枝分かれし、黄色い花はあちこちにつく。
花は5枚の花弁がついた1つの花に見えるが、
花弁のような花それぞれが小さな一つの舌状花でできている。

茎の途中の葉は柄がなく、根生葉は様々な形に切れ込んで柄がある。

山野から空き地まで煮られる身近な野草。

食用や薬用にも利用されている。

白いニガナもある。上は、シロバナハナニガナ

ニガナの花は全てが舌状花。
花数は少なく3~5枚。
これより多い花があった場合はハナニガナと言う。

 

 

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