れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ムラサキケマン(紫華鬘)とキケマン(黄華鬘)

2021-04-03 05:32:40 | 野の花日記

ムラサキケマン(紫華鬘)
<ケシ科キケマン属>
よく、お散歩途中で出あったりすることがある。
都会の道端に咲いていたりもすることがあるので、探して見て下さい。

「華鬘」は仏像の胸あたりの装飾品でそれに似ているのでこの名がある。


図鑑では平地や山麓の湿った所に生える越年草とある。
華鬘は仏殿の欄間などの装飾品の事ともある。

花は紅紫色、時に白色。長さ,1,2~1,8センチの筒状で
先は唇状になり、後ろは距になり、内側に蜜腺がある。
茎の上部にびっしりと総状につく。


茎は高さ20~50センチ。
葉は2~3回羽状に細かく裂け、長さ3~8センチ。


キケマン(黄華鬘)
<ケシ科キケマン属>

多数の葉や茎を出し、全体が柔らかい。
葉はしばしば紫褐色になり、粉白色を帯び、数回羽状に深く裂ける。


茎は高センチになる。春早くから枝分かれした茎の先に
淡い黄色で約2センチの花を、多数総状につける。


日当たりのよい山地の崩壊地、伐採地、谷川の礫地、
林のふちなどに生える越年草。

淡黄色で約2センチの花を多数つける。

    俳句では園芸品のタイツリソウの事を華鬘草(ケマンソウ)としている。
    (少し本意ではないが・「季寄せ」から、タイツリソウの方の華鬘草で。)

     けまん咲く径消えがちに殉教地   桂樟 緜子
     華鬘草仏塔座のみ存し       鈴木 青園
    


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