カクレミノ(隠蓑)
<ウコギ科カクレミノ属>
以前は、よく庭や家隠しによく植えられているのを見たものだが、
此の頃は、あまり人気がないのか公園などで見られるくらいだ。
暖地の沿海地に生え、高さ9~15メートルになる。
葉は互生し、長さ5~12センチの卵形または倒卵形、2~3裂する。
若木の葉は5裂するものが多い。
厚くてしなやかな革質で、表面は光沢があり、3脈が目立つ。
果実は液果で黒紫色に熟し、先端に雌しべの花柱が残つている。
(液果とは3層からなる果皮のうち、中果皮または内果皮が多肉質で水分が多く、
柔らかい果実の事を言う。)
カクレミノの実は、ヒヨドリやツグミなど中型の野鳥が好んで食べ、
野外への分布拡大に貢献しているそうだ。
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