フウトウカズラ(風藤葛)
<コショウ科コショウ属>
海岸近くの林内に生え、節から気根を出して木や岩を這いのぼる。
ワンコも泊まれる伊豆のペンションに出かけた。
城ケ崎の入り口で、このフウトウカズラに出会った。
私が知っているのは、もっと橙色が鮮やかな色の感じで、
どちらかと言えば、実のつき方もびっしりついているのを知っていたので、
地味で見つけづらかった。
常緑つる性で、葉は互生し長さ6~12センチの卵形または長卵形で、
質はやや厚く先端はとがり、5脈がある。
5~6月、長さ3~8センチの穂状花序を垂らす。
雌雄異株。
花には花被が無く、黄色の楯形の苞に、
雄花では雄しべが3個、雌花では雌しべが1個つく。
この実はまだ橙色にならず黄色いままでした。
果実は球形で12月~3月に赤く熟すそうなので、
まだ色が鮮やかではなかったのが残念だ。
東京などではなかなか出会えない。
薬用になるそうです。