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2017年4大陸選手権EX 羽生選手の「星降る夜」の白鳥演技を様々な角度から鑑賞する!

2017-02-28 | 羽生結弦選手のおススメ演技動画集

 3月16日追加情報: 現地動画主様の動画として、その5とその6を追加しました

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4大陸選手権、羽生選手はフリーで初めて4回転を5つ組み込んで4つ成功させる(しかも成功2つは後半)という快挙を成し遂げました。

今回の4大陸選手権は、フリーが昼間に行われ、同じ日の数時間後の夕方~夜にエキシビションが行われるという、かなり選手たちにとってはハードなスケジュールで、羽生選手にもお疲れの色がそれなりに見られましたが、その時の「Notte Stellata(星降る夜)」の白鳥演技が、こちらです! 

 

 

毎回ちょっとずつ違うこの白鳥の演技ですが、今回は、フリーの時と同じように、ビールマンスピンをやめてあって、別の振り付けに変えてありました。

ビールマンスピンは成人した男性には相当に負担の重い、普通は出来ない技なので、羽生選手のお身体を考えたら、そのほうが良いくらいでしょう。

今回やって下さったアップライトスピンのラストのほうの優雅な感じの振付は、今まで見たことがないものでしたが、とても新鮮で、なかなか素敵でしたね! 

これ、羽生選手が考えたのか、それとも振付師が代替案で考えたのか…どちらなのかを知りたいですね。(笑)

 

今回の演技で特徴的で必見だったのが、ハイドロが、いつもと違って斜めの角度での優雅に終わるものではなく、珍しく、ハイドロの後半部分で、氷についている左手を氷から離して、

両腕が水平に広げられるようにして行われており、それが「白鳥が翼を広げて、ふわーっと水面を飛んでいく」かのように見えた点ですね!

こういうのは初めて見ました! 

この瞬間の、イル・ヴォーロの歌声の壮大なイメージと合わせて、すごく印象的でした!

前回までの優雅で繊細な感じの美しいハイドロもすごく好きだったのですが、これもまた良かったですね~!

羽生選手は、「ハイドロブレーディング(略してハイドロ)」という技一つをとっても、本当に様々なアレンジをして、演技ごとに自分で演出までもが出来るところが、本当に凄いです!

 

レイバック・イナバウアーは、相変わらずの高い柔軟性、しなやかな動きで魅了しています。

 

また、最後のジャンプでもある、「前回まではトリプル・アクセルだったところ」を、アクセルをやめて、トリプル・トウループ(3回転トウループ)に変えてありました。

しかし、着氷で珍しく詰まってしまいます。 

やはりちょっとお疲れがたまっていたのでしょう。公式練習→フリー本番→エキシビションを1日でこなしていますので…。

 

こちらは、羽生選手が、この失敗について悔やんで、あれこれ語っているところが収録されている番組映像です。

(動画30:50過ぎのところから~)

羽生選手の語っている話をまとめると、本当はここを練習では「3回転フリップ」に変えて練習してあったそうですが、今回の本番では急遽、3回転トウループに変えて跳んだところ、失敗してしまった、ということのようですね。

それを悔やんでいて、「はあ…ひどい。もうめっちゃ引きずる。やっぱりフリーの悔しさがどっか行っちゃった」と騒いで落ち込んでいらっしゃいます。

でも最後に、「大丈夫、まだもう1回ある、もう1回ある、もう1回ある。フィナーレがある!」と自分に言い聞かせています。

「このおかげで」フリーの悔しさがどこかに行っちゃったのなら、それはそれで良かったのでは…? これもまた何かの意味があったのかもしれませんね!(笑)

 

なぜフリップで練習してきたのに、トウループに変更したのか… 羽生選手はここでは語っていませんけれども、恐らく当日の体調のせいだったのではないかな、と想像してみました。(フリップは右足トウ、トウループは左足トウをつく技です。)

 

でも、演技ではとても穏やかな表情で、最後まで丁寧に一つ一つに思いを込めて 滑って、魅せて下さいました!

 

以下、同じ演技を別角度や、別のポイントから見ることのできる動画を、複数ご紹介してみます。

同じ演技でも、見え方の違いで、印象がそれなりに変わるのが判るかと思います!

 

その1: こちらは、演技そのものは上の動画と同じ映像なのですが、上の動画ではカットされてしまっている、リンクに登場したのち、演技前に心の準備をして集中している羽生選手の様子が映っていて、さらに、終わった後の様子もより長く映されている動画です。

また、最後に出てくる「スロー再生による映像」では、冒頭の高速ツイズルの時、最初のほうは目を開けている羽生選手が、後半速度が上がるにつれて目を閉じている様子が確認できます。見た目は優雅ですが、やはりやる側は大変なんですね…!

また、ハイドロを、羽生選手の真後ろ側(背中側)から映してある非常に珍しい貴重な角度がスロー再生で見られます!

この後ろから映したハイドロがまた、歌の雄大なイメージと合ってすごくカッコイイので必見です!

 

 

以下は、現地の動画主様が撮影して下さった動画です。 

その2 (上のとは角度が違い、全身をずっと追って下さっています。)

 

 その3 (またちょっと違った角度で、UPで撮影されています。)

 

こちらは、上の動画の、演技の前後の羽生選手の様子だけをまとめて下さったもの。

 

 

その4 (ショートサイドの後方、かなり上の客席から全体を撮影して下さった現地の動画です)

まるで、上空から見下ろすかのような角度で見る羽生選手の「星降る夜」ですが、これがまたとても素晴らしかったので、ぜひ見てみてほしいですね!!

 

遠い距離から見た映像で、ちょっと小さい過ぎるかのように思うかもしれませんが、そこに長所がありまして、羽生選手の顔の表情などは見られませんが、全体の動き、リンク全体をどのように滑っているのか、その軌道の曲線美やスケーティングの滑らかさ、動きの美しさを集中してみることが出来、演技全体が良くわかって、そこが本当に素晴らしいのです!

表情が見えなくても、全身で表現されているものが、観る側にしっかりと伝わってくるのが判るかと思います。

特に、最初のほうの高速連続ツイズルや、滑らかにスーッと滑って弧を描いていく数々のシーンが、UPで撮影されている時よりもさらに凄みが増して感じられます。

スケーティングの滑らかさ軽やかさがよく伝わってきて、小さくても、見ていて本当にうっとりとさせられます♪ 本当にお見事です!!

 

 

その5 (こちらも、ショートサイドの後方から撮影された、上とはまた角度の違う現地動画です。)

これも動きの全体が良くわかっていいですね…!!

今回の1回転アクセルは、今までの演技ともちょっと違った、出だしもあまりディレイドがかかっていない感じの、滑らかで軽やかなふわっとした1回転アクセルだったのですが、それが絶妙な感じで素晴らしくて、とても良いですね…!!

 

 その6 (これもまた現地動画主様の動画で、真後ろから撮影した角度のハイドロが、全身でしっかりと見られる映像になっています!)

 

 

 

こちらは、現地動画主様が撮影して下さった、フィナーレです。

 

今回のエキシビションは、男子シングル終了後2時間程度で開演だったので、リハーサルをやる時間もなかったのでしょう、演出と呼べるほどのものは特にないのですが、選手の皆様の楽しそうな様子が伝わってきましたね!

 

世界選手権ではどんな演技、どんな白鳥が見られるのか、楽しみにしています…!