プロ・アスリート羽生結弦 公式・広報サイト(Yuzuru Hanyu' s Official Site)花になろうよ!

フィギュアスケートのプロでプロ・アスリート、
表現者・羽生結弦の公式・広報サイト 
teamSirius広報

メダリスト・オン・アイス2015で1年の締めくくりに素晴らしい演技を見せた、羽生選手と他選手たち動画

2015-12-31 | 羽生結弦選手のおススメ演技動画集

2015年の、全日本選手権が終わりました。

最後のエキシビションとして開かれた、「メダリスト・オン・アイス」が、非常に素晴らしかったので、それから先に観ていきます!

 

1年の締めくくりとなるこの日、全ての選手たちが、とても楽しそうに生き生きと、本来の個性を十分に発揮しながら滑ってくれたのが、

何よりも素晴らしかったです!

 

まずは羽生選手の演技から。

 

全日本で4連覇した、男子の王者として、この日の大トリとなった羽生選手は、「天と地のレクイエム」を、生演奏で滑って下さいました。

生演奏と言っても、作曲者の松尾さんではなく、別の奏者だったようで、少しいつもと趣の違う演奏でしたけれども、

私は個人的には、非常に素晴らしい演技となったと思いました!

 

 

デイリーモーション動画 (画質がキレイです)

http://www.dailymotion.com/video/x3jsqd6_yuzuru-hanyu-2015-moi_sport

 

リンクサイドに登場した羽生選手は、映像で見る限り、前日までの悔しさはどこへやら、非常に明るい、スッキリとした良い表情をしていて、それを見ただけで、これから良い演技をして下さることがわかるような状態でした。

 

非常に集中して、落ち着いてスタートしたように見えた今回の演技は、やはり冒頭からまた少し違っていて、

会場が日本で、東北にもとても近い北海道だからでしょうか…

穏やかな、抑え気味の表現の中にも、深い思いとやさしさが光り、悲しみを昇華させていくような、非常に素晴らしい演技だったと私は思いました。

 

演奏者の違いからなのか、羽生選手の「想い」の違いなのか、あるいは受け取る側の私の感情の違いによるのかはわかりませんが、

(たぶん、どれもだと思いますが)

私は今回、いつも色々と多くを感じる箇所は意外なほどサラッと過ぎたのですが、逆にいつもとは全く違うポイントで、グッと涙がこみあげてくるものがありました。 悲しいのではなくて、どちらかといえば、感謝の涙です。

 

後半が特に素晴らしく、ハイドロも両手離しでやる、今まで見たことのないバージョンでしたし、キャメルスピン~ドーナツスピンの時の指先まで神経を行き渡らせて真っすぐに伸ばした腕の表現、イーグルサンドのトリプルアクセルの着氷時の独特な激しい表現…  色々と、ハッとさせられる箇所が沢山あって、

羽生選手が非常に心を込めて全身全霊で滑っているのがとてもとてもよくわかる、そんな素晴らしい演技でした。

観ている途中で、上手く言えないのですが、強く感じるものがあり、思わず心の中で、「ありがとう…!」と叫ばずにはいられなくなった、そんな心にしみるような演技で、私は本当に感動しました。

このような幸せな気持ちになれる演技を観られたこと、そして最後に羽生選手に観せてもらえたことを、本当に感謝します。  

羽生選手が、今年1年、無事だったことも。

ラスト、アップになった羽生選手の顔を見ると、羽生選手も、目線を上に上げながら、「ありがとう」とつぶやいているのがわかります。

 

続いてアンコールで見せてくれた「SEIMEI」のラストのコレオ・シークエンスですが、またハイドロが違った形で表現され、かなりカッコよかったですね! おおお!という感じでしたし、疲労が相当あるはずなのに、全力で最後まで滑ってくれたのがわかる気迫の演技で、本当に凄かったですね。

最後、羽生選手がとても満足そうな、やりきったというような明るい表情をしてくれて良かったです! 今年ラストの演技としても、大トリとしてもふさわしい、素晴らしい演技だったと思いました!

演技後のインタビューでは、非常に苦しそうに息を切らせていて、久しぶりに髪もボサボサ(笑)、顔色もあまり良いようには見えなくて相当疲れているようだし、本当に頑張ってエネルギーを全部出し切ったのだな…と強く感じさせられました。

世界選手権までに自分の限界をさらに上げていきたいとのことで、4回転ループに挑戦していく意向のようです。

どうか健康がしっかりと守られながら、良い練習が出来ますように…!

 

 

さて、参考までに、前回のグランプリ・ファイナルでの「天と地のレクイエム」もここに載せておきます。

まずはユーロスポーツの動画。

 

現地の動画主様撮影の、エキシビションでずっと羽生選手を追い続けた動画。 演技の見られる角度が違いますので、印象も少し違うのではないかと。  フィナーレの羽生選手のノリノリの様子が必見です!

 

実は私、この演技の自分の感想を書くべきかどうかをちょっと躊躇していました。

 

理由は、日本のテレビの解説者は「東日本大震災の~」って言ってくれていたと思うのですが、

私の率直な感想を書くと、この回は初めて、「ああ、このレクイエムは、日本へのものじゃないな…」と感じてしまったからです。

今までと同じ衣装であるにも関わらず、今までは必ずイメージで浮かんできた、海や波のイメージが、演技を観ていても、最初から最後まで全く湧かずに終わり、むしろ「陸地のイメージ」しか浮かばなかったのと、

久しぶりに「生々しい」悲しみや辛さ、やりきれない思いのような表現が一部で見られ、まだまだ傷が癒えていない、時間が経っていないものへの強い思いを表現したもののように、私にはとても感じられたからです。

…会場がヨーロッパのスペインなのだし、やはり、この演技は先月に起きたばかりの、「パリの同時多発テロ」への追悼の意味が強いのではないかと私には思えました。

違う感想だった方には申し訳ないし、もし違っていたら羽生選手にも申し訳ないのですが、そのように感じた人間もいたよ、ということで… 。

真剣に重めのレクイエムを演じる羽生選手に対して、観客の妙に明るい感じが、さすがスペインだな、と…。 

そして、下の動画主様撮影の動画の、フィナーレで羽生選手が、このレクイエムの衣装で、ノリノリになっているのが、私にはもう可笑しくて可笑しくて…(爆笑) 

羽生選手!怪しいよ!(笑)いやもう、見慣れたし、もはや全然驚かないのだけど、やっぱり笑える、いつもの面白い羽生選手でした!

羽生選手にとってはこのグランプリ・ファイナルはある意味、本当に最高の大会だっただろうと思うので、気持ちは良くわかりました!(笑)

 

 

さて、再び メダリスト・オン・アイスに戻ります!

無良選手の演技は非常に良かったですね! 今シーズン、表現やステップが非常に上手くなりました。

http://www.dailymotion.com/video/x3jt4po_takahito-mura-2015-moi_sport

やはりアイスダンス金メダリストのチャーリー・ホワイトさんの振付・演技指導が非常に良かったのでしょうか。 そのうち羽生選手の振付も彼にやってもらいたいな~と思いました!

 

宇野選手も、とても良い演技を見せてくれました! 宇野選手のクリムキン・イーグルは、既にクリムキンさん風ではなくて、宇野イーグルと呼んでも良いような… 上半身が氷に完全に平行にまでなる形でビックリします。

http://www.dailymotion.com/video/x3jsx9n

 

 

羽生選手に憧れているという、ジュニアの山本草太選手も、今回の演技はとても素晴らしかったですね!

http://www.dailymotion.com/video/x3jt8fb_sota-yamamoto-2015-moi_sport

スケーティングがとにかくキレイで、曲を魅せることが出来ていて、品がある。 本当に「第二の羽生」などと呼ばれるだけのことはあるスタイルの良さと実力ですけど、どちらかというと、羽生選手と小塚選手の中間を行くようなタイプに思え、さらに天才的変人でもある、超・個性的な羽生選手よりも、「正統派フィギュアスケート王子」という印象の万人受けしそうなタイプですから、彼独自の個性が明確に出てくると、今後、相当人気も高まるでしょうね。 

自ら、「山本ポエ太」と名乗るギャグセンス、私は高く評価したい!(←そこかい!) 

 

女子の浅田真央選手は、ステップの巧みさ・上手さ・素晴らしさはもう、他の選手たちの比較ではありませんでした。

http://www.dailymotion.com/video/x3jstbp_mao-asada-2015-moi_sport

心から喜んで楽しそうに滑っている様子が印象的で、本当に「真央スマイル」が戻ってきたなと思え、観ていてとても幸せに感じられた演技でした♪  アンコールの、「素敵なあなた」のステップがまた素晴らしかったですね! この衣装なのにあの軽快な動きとパワフルさ! むしろ、浅田真央選手の実力をかえって強く感じさせてくれる、そんなアンコールでした。 

はつらつとした笑顔で滑る浅田選手は、本当に素敵です!

 

本郷理華選手の、とても元気でノリの良いエキシビションも楽しくて良かったです! アンコールが盛り上がるのは言うまでもなく。

http://www.dailymotion.com/video/x3jtb5r_rika-hongo-2015-moi_sport

 

宮原知子選手の、ヘイリーさんが歌う「翼を下さい」はとても美しく、アンコールまでもこの衣装のままでというのが、とても新鮮で、それがかえって良かったですね!

http://www.dailymotion.com/video/x3jsv62_satoko-miyahara-2015-moi_sport

 

 

最後に、フィナーレ動画です。

http://www.dailymotion.com/video/x3jsrcd_2015-moi-finale_sport

 

 

今年は、振り返ると本当に色々なことがありました。

でも、羽生選手には、記憶に残る演技をいくつも見せてもらった気がします。

 

羽生選手にとって、来年がもっと、素晴らしい年となっていきますように… 心からお祈りしております。

 

 今晩の「紅白歌合戦」に、羽生選手は審査員として出るようですが、「花は咲く」の合唱もあるようだし(?)、壇上に上がって何か語るようだし、 大好きなグループ歌手と、一緒に歌う気満々だとかいう報道も…(笑)

本当かしら?と思いながらも、色々期待しながら観てみようかと思います!

どうか身体に無理なく、楽しめる年末となりますように…!

 

来年が、平和な1年であれますように…!

 


全日本選手権2015・4連覇の羽生選手がみせた底力と浅田真央選手の真価

2015-12-27 | プロアスリート羽生結弦・羽生選手関連ニュース

羽生選手! 全日本選手権4連覇、おめでとうございます!

フリーの後半の失敗から、「勝ったと思っていない」と、己に厳しい発言をした羽生選手ですが、やはり4連覇は本当にすごいことだし、この大会だけを見ても、誰にも負けてはいないと思います。きっと羽生選手が思っているよりも、良かった点も結構あったと私は思うので、そこは後に改めて書いてみたいと思います。

過去4回を思い出すと、それぞれ毎年、条件は違えど、本当に大変な中を、驚異的な精神というか、最後まで諦めない底力で、勝ち抜いてきたのが全日本だと思います。見ていて切なくなるような中、決してパーフェクトではなくても、その時に出来る全てを出そうと努力して粘る羽生選手の姿は、私の胸には刻まれているし、多くのファンの記憶にも残っていると思います。

ベストな演技ではなくても、去年のNHK杯もそうでしたけど、ガタガタになりかかった時こそ逆に見えてくる、羽生選手の強さ、頼もしさというのがあります。(笑)

底力とでも言うべきか。だから、羽生選手が全く納得出来ない、そんな姿もまた、人を勇気づけることがあるよと、私はお伝えしたいですね。

 

皆がミスが続いたフリーは、ソチ五輪フリーを思い出しましたけど、やはりそういう時は本人たち以外のもの、つまり環境やスケジュールその他にも大きな原因があるだろうと思えます。

二次元などと言われるより、異次元と呼ばれた方が良いけど、でも、ついに人間扱いに戻ってきて、ちょっとだけそこは良かったですね。(笑)

 http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/12/27/kiji/K20151227011758230.html

 

 大会前に、左足首を痛めたり、公式練習前、車が来なくて待ちぼうけとなり、練習に1分以上も遅れる羽目になったりと、(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151227-00000043-sanspo-spo)、連戦やテレビ出演等のみならず、色々とこれだけの大変な状況の中で、良く頑張ったと思います!

本当にお疲れ様でした!

 

フリー当日の公式練習では、村上大介選手との軽い衝突があったとのことで、

ドッキリしましたけど、御無事で大事には至らなかったこと、何よりです。

守られましたこと、感謝です。


羽生選手と村上選手、それぞれのフリー演技を見ると、グランプリファイナルまでの疲労などとも合わせて、やはり少なからずこの影響があったようにも見えました。お二人共に体調も心も、回復されますように。


全日本選手権は毎年、ファイナルに出場出来るようなトップ選手たちがギリギリの体力で臨むスケジュールなのが、いつも思うのですが、なんとかならないのかなと…。

年末は良く休んで、身体をいたわって、来年に向けて体調を整えてもらえたらと思います。

羽生選手は、紅白歌合戦の審査員をされるとのことで、久しぶりに紅白を最初から最後まで見る羽目になるのは、楽しみなのか気が重いのか、難しいところですが、(笑)

やはりここは、羽生選手が舞台の上で堂々と熱唱してくださるのを楽しみに …おっと違った(笑)、聴いている間に「耳は本当に動くのかどうか」を楽しみに、年末を乗り切ろうかと思います!


世界選手権に向けて4回転ループを考えている、練習次第、との発言もされ、本当に頼もしくも楽しみな限りですが、いつまでもお待ちしていますので、ベストなタイミングが適切に判断出来ますよう、お祈りしています。


羽生選手の一問一答は、こちら。

http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/12/27/kiji/K20151227011758330.html?feature=related

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151227-00000005-sph-spo

 


http://www.nikkansports.com/sports/news/1584421.html

 


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151227-00000052-spnannex-spo

 



 




浅田真央選手!

世界選手権の代表決定、おめでとうございます!

フリーの最後は、浅田真央選手に本当の蝶々夫人を観るような思いで、心臓に悪いほどの迫真の演技でした。並々ならぬ思いを込めて、蝶々夫人という演技に向き合っているのを感じます。

最後、明るい笑顔が見られて、本当に良かったです!

浅田真央選手が泣きそうだと、一緒に泣きそうになっているファンも多いと思います。

どうか世界選手権では、本来の自信を取り戻して挑み、戻ってきた大舞台を大いに楽しんで欲しいと思います!浅田真央選手の真価は、観る者に必ず伝わりますから!

来年の世界選手権、ショートでは喜びとチャーミングな魅力に溢れ、フリーでは切なさと真摯さで魅了する、そんな浅田真央選手の姿を楽しみにしています!

あなたなら絶対に出来る。頑張って下さい!



明日のエキシビションは、羽生選手にも浅田真央選手にも、他の選手の皆さんにも、心から楽しんで演技して欲しいと思います!

今年最後の演技を、楽しみにしています!

 





全日本選手権2015,バラード第一番で見せた羽生選手の安定感

2015-12-26 | 羽生選手の素晴らしさ

全日本フィギュアスケート選手権2015が始まり、男子のSPが終了しました。

 

さすがに連戦で、かなりお疲れなんじゃないかと想像できるわけですが、事前報道によれば、安定しているとの情報と、ちょっと疲労気味なのではとの、2種類に分かれていた印象でしたが、演技を見て思ったのは、なるほど、その両方なのだな、と。

 

6分間練習では、抜群の精度で、完成度の高いジャンプを、安定感と共に見せてくれていました。

NHK杯、グランプリファイナル、全日本選手権という、この過密スケジュール気味の流れは毎年、トップ選手たちに負担が重く見え、ただブログでこうして追うだけでも私まで過労になりかかるくらいだから、相当に本当はキツイのではないかと想像されます。

羽生選手はそれでも今回、それらの情況を含めて、

「どんな中でもノーミス出来るように」という課題を自分に課して前向きに取り組んできたようです。

 

本番では、最初演技前がちょっと、いつもより気が焦っているように見えた気がしました。落ち着き切れていないような印象がありました。

最初の4回転サルコウが、ちょっと軸がぶれてしまい、着氷に失敗して転倒したのですが、直ちに立ち上がって立て直し、イーグルに繋げるという、ある意味では逆に凄いなというフォローを見せて、その後の演技では、難易度の高いジャンプもスピンも、ミスなく安定感を発揮してくれました。

 

羽生選手の技の完成度の高さや余裕から、もはや大変なことをやっているように全然見えなくなってしまっているところが、大したことをやっていないかに感じさせてマイナスの影響さえ見えてくるほどにレベルが上がった昨今の羽生選手ですが、

一つ失敗したらリスクの大きいショートで、2種類の4回転とトリプルアクセルを跳べるということ。

しかも4回転の一つはコンビネーションにして、残り二つは「超」のつく難易度の前後でこなし、それをあたかも余裕に見せて、抜群の完成度と美しさでこなす、そのことはやはりそれだけでそもそも「頭一つ抜けている」証拠です。

ステップは今回、レベル4に認定され、良かったですね!

 

神演技だの、神の領域だのと呼ばれるものというのは、自分が全く神ではないことを痛感出来ている時にこそ、そしてそのような心の状態でこそ、むしろ可能となるものだと、私は思います。

 

羽生選手はそれを、誰よりもわかっているからこそ、ここまで出来ているわけですが、

周りが色んなことを言い、煽り、期待し過ぎるからこそ、どうすれば良いのか。

ここからは、それが一番難しい闘いかなと、思います。

でも、きっと羽生選手はこれを、乗り越えていけるだろうと信じています!

 

疲労続きの中、また、羽生選手の長所を攻撃したような妨害の力が働いた中でも、きちんと演技をまとめられるほどの冷静さと謙虚さと強さを持ち、悔しさの中でも見せてくれた穏やかな笑顔や、直ちに反省して絶えず自分を見つめ直す態度も、一つ一つが、羽生選手がずっと目指してきた「本当の強さ」に、きちんと近づいている証拠じゃないかなと、私は思いました。

良い集中が出来ますように。

フリーは、明るい晴れやかな気持ちで終えられますように!

心から、お祈りしています!

 

 


羽生選手、連続ノーミス・パーフェクト達成・史上最高評価の「SEIMEI」動画、グランプリ・ファイナル2015

2015-12-24 | 羽生結弦選手のおススメ演技動画集

2015年のグランプリ・ファイナル(2年連続in バルセロナ) で、羽生選手がNHK杯に続き、

史上最高難易度の演技を、ノーミス&ほぼパーフェクトでこなし、フリーの歴代最高得点を、さらに更新しました。

 

ショートと合わせて総合得点も歴代最高をさらに更新し、総合で330点越えという、とんでもない結果に。

その演技を観た直後の私の感想は、こちらページ

 

本当に素晴らしくて、技術的難易度は、総合的にみて男子シングル史上、過去最高レベルでしたし、それをノーミスでパーフェクトにやってのけたということ、一つ一つが美しく高いレベルでまとまっており、出来栄え点が類をみない高さで評価されたことや、演技としての芸術性も非常に高かったということで、歴史に残る偉業だと騒がれました。

羽生選手のもっている技術の全てをつぎ込んだような演技でしたので、もともと技術において既存の男女枠を超えたような、特異な才能をもっていた羽生選手ですから、それを全て投入したようなあり得ない演技を実行したことは本当に凄いことだし、大変なことです。

 羽生選手にある多彩の才能が、ことごとく生かされていて素晴らしいです。

特に、このフリーの「SEIMEI」で注目すべきだと私が思うこと、それがこの記事に書いてあります。↓ 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151214-00000049-nksports-spo

以下、上の記事から、一部抜粋です。

[「極めるため、常に模索する。今大会では音響設備が日本に比べて良くないのを感じると、「一番大きくボリュームを上げて」と要求した。太鼓や笛の音を最大限に強め、会場に合わせた。イヤホンは常に10種類持ち歩くほどで、わずかなノイズも逃さない聴力に、曲の編集担当も舌を巻く。特にフリー「SEIMEI」は本人のこだわりで30バージョン以上の編曲を繰り返した作品。極めるには、ただ滑るだけでは不十分。その姿勢が快挙を生む。」

 

羽生選手は、今回初めて、曲の編曲から参加したのですが、ピッチを変更したり、冒頭に自分の息を吹き込んだり、色々と試行錯誤を重ねたとの情報は事前にテレビ放映でもありました。

でも、この記事によれば、羽生選手はなんと、30バージョンも編曲を作って、自分でベストを模索したのだそうです!

初めの頃とは曲の印象も全然変わったのが途中でわかったので、「かなり変えたな~すごく良くなったな~」とは思っていたのですが、「え?30バージョン?! そこまでやっていたのか!(笑)」という驚き。

こだわり抜いたのがよくわかります。 さすがですね!

最初に聞いたころは、曲がとても滑りにくそうに見えていました。 これじゃあ、ジャンプ成功できないよ、というのが私の率直な感想でした。

羽生選手も、和の音楽は、「いざやってみたら、色々大変だった。(西洋音楽と)全然違った。」とインタビューで答えていました。

そういった、あらゆる違和感がなくなっていくまで、調整したのでしょう。

音楽の、この羽生選手バージョンへの変更、すなわち、音楽の編曲に羽生選手自身が関わり、「羽生結弦化」したことこそが、このフリー「SEIMEI」の成功には、とてもとても大きく影響していると私は思っています。これなくして、この偉業はなかったでしょう。

さらに、この記事によれば、現地の会場での音響を自分で事前に確認して、色々と羽生選手の側から指示を出してお願いしている、とのことです。そういった一つ一つの細かいことが、音楽にピッタリ合った演技へとつながっているのですね!!

そこまでやれば、完全に演技の全てが、羽生選手の「指揮下」ですから、より「羽生選手らしさ」が発揮され、素晴らしくなるもの当然ですよね。

 

「和」のプログラムがスケートで難しく、失敗しやすいのは、まずそもそも音楽がフィギュアスケートと合わないことが多いからですし、曲調だったり、テンポだったり、あるいは、リズムが単調すぎて見ている側(聞いている側)が飽きやすい、盛り上がりにくい、など、様々な問題点が生じることが多いです。

それを避けるには、つなぎ方や編曲の仕方の工夫で、それらをカバーできると良いわけだったのですが、羽生選手には自分でそれが出来る才能までもが全部備わっていた、ということですね。

 もう、どこまでも頑張って下さい、とことんこだわり抜いて下さい、としか言いようがないですね。(笑)

 

私は、かつてプルシェンコ選手が天才少年として出てきたとき、他の選手と比べても、その音楽の使い方が非常に特徴的で、印象に残ることが多かったのを、よく覚えています。 

必ずしも原曲ではなく、ちゃんと「乗りやすい」リズムやテンポのアレンジバージョンをよく使っていて、確実に音楽をうまく利用し、彼の技術の成功に「活かされている」印象だったのです。 音楽と調和・一致しているから、見ていて気持ちよいし楽しい。

天才・プルシェンコ選手の快進撃の裏に、音楽の使い方の上手さが、あったと思います。

トップレベルの選手は、みな、そうだと思うのですが。

 

多くの羽生ファンの心に残っている、羽生選手の高校2年時の「旧・ロミオとジュリエット」も、音楽の組み合わせ・編曲・構成の仕方、使い方が、非常に効果的で素晴らしかったと思います。あの音楽の使い方があってこその、あの演技だったと、私は思っています。

 

さて、今回のグランプリファイナルの演技動画です。 

 日本語解説

 

撮影角度の違う、画質のキレイな動画

 

画質は悪いけど、ユーロスポーツの解説が聞ける動画(英語)

 

 

NHK杯との違いで印象的だったのは、後半の4回転トウ+3回転トウの着氷直後に、手の表現をつけて流麗に魅せていたことや、最後の3回転ルッツ着氷直後に、(NHK杯ではガッツポーズをとっていましたけど、)今回はやはり流れるような美しい動作を入れて、途切れることなくそのままデス・ドロップからのフライング・シットスピンに入る、その一連の流れが非常に美しく、とてもとても印象的でした。すごく良かったですね!

映像のことで言わせていただくなら、あの続きのシットスピンを、上から撮るのだけは本当にナシにしてほしいと私は思いました。

ドーナツスピンを上から撮影、というのは、過去に何度もありました。円の作り方の非常に美しい選手は、それがきちんと確認できるから、上から撮る意味があったと思うのですが、羽生選手のシットスピンを上から撮る意味って殆どないのではないかと思うのですが…。

羽生選手は、シットスピンの時に手の表現の工夫をわざわざ多様にやってくれているので、横からの撮影のほうが美しく見えるし、上から撮影されたら、ただの「亀の甲羅」みたいに見えるし、手の動きもよくわかりませんので…。(苦笑)

どのくらい低い位置まで腰を落として羽生選手がシットスピンをやっているのか、そここそが一番難易度の高いところで、なおかつ、羽生選手の突出して凄い実力が見られるところなのに、本当にもったいないと感じます!

 

最後のコレオ・シークエンスは、やはり最もすごくて印象的なのは、羽生選手得意のハイドロブレーディングで、最後に両手をつけて立ち上がっていくところですね。あれは本当に超がつくほどカッコイイですね~!!素晴らしい!!もうそれしか言えない!

今回は、NHK杯の時よりも気迫が凄かったように見えました。

美しさや、胸を打つような意味の深さを感じさせるのは、NHK杯の演技に軍配が上がるように思いましたけど、 カッコ良さ、ゾクゾク感、闘いに対する圧倒的な勝利感、という意味ではこちらが上だな、という印象でした。

どちらがより良いか…?と問われると、「どちらも良かった!両方良かった!(笑)」が私の感想です。 

両方観られて良かったと思わせてくれる… そんな ちょっとした違いのある、それぞれに素晴らしい演技を披露出来た羽生選手に、もう大拍手を贈りたいです。 

羽生選手は、練習の時はハイドロに手をつけなかったり、片手しかつけていなかったりしているので、それを見ると多分、本当に体力や筋力を使うので、一日に何度もやることは決してできないような、大変で疲れる、負担のある動作なのではないかと想像されます。

本番に賭けて、気迫を込めて、全てを投入するような気持ちで、全力でやっているように見えます。そして、見事に決まっている。 

そこが本当に感動的なのですが。

そのすぐ後に、男性だと羽生選手以外はやらない(できない)、レイバック・イナバウアーを続けてやり、さらにそのまま、片足を氷につけずにぶんぶん振り回して回転していく「トラベリング・キャメル」という難易度の高い技をやりながら、最後のコンビネーション・スピンに入っていきます。

その最後のスピンでも、羽生選手のやっているスピンは非常に難易度の高いもので、特に、羽生選手しかできない、片足を頭の上に載せてぐるぐる回るあの体勢のキャメルスピンは、まさに「超柔軟・変態スピン」としか呼べないような、ちょっと男性の常識を超えているものだと思うので、最後の最後まで、どこまでも「羽生選手にしかできない」ような技をいくつもいくつも投入して、これでもかこれでもかー!と見せてくれる、そんな凄いプログラムになっています。

(でも、その分、羽生選手の身体に相当な負担がかかっているであろうことも、ファンとしては頭のどこかに、忘れないでおきたいですね。)

全てのジャンプ、ジャンプの種類、入り方と着氷後、その流れの美しさや完璧さもそうですし、前半に投入されている、ビールマン・スピンも含めて、本当にまさに、羽生選手が「一つも出し惜しみしないプログラム」になっている、そこがホントに凄くて感動的なのだと思います。

 特に、後続ジャンプに両手上げを入れて下さったのが、私には最高です。(笑)

今回、女子の優勝者だったロシアのメドベデワ選手が、片手上げのタノ・ジャンプを多用しているのですが、羽生選手の両手上げのほうがずっと「美しい」という…  それがもう驚きですね。いや、素晴らしいです。

 

唯一課題に上がるのが、たぶん、第2パートのステップシークエンスだと思うのですが、音楽にピッタリ合わせるとレベルが3に落ちる印象で、それはたぶん、和の音楽独特のリズムの難しさからくるのだろうと思います。でも、曲には合っているので、その時の方が見た目の印象は良いことが多いので、出来栄え点が高くなりますので、総合的には高評価になりますから、何が良いのか難しいところですね。

でも、羽生選手は、レベル4とれないと、気に入らないでしょうけれども。

あえて言うなら、最後のクロスロール(すり足のように見えるところ)が、最初のオータムクラシックの時の演技が、なぜか一番印象的で、動きが和的で、カッコよく見えました。

 

最初の頃は手抜き気味に見えた中間パートでしたが、前回も今回も、とにかく美しく澄んだ演技に変わった印象で、余韻があり、後続ジャンプが両手上げになった3回転アクセル+2回転トウループも含めて、とても流れるような美しさで満ちているところが、音楽にも合っていてとても素敵です。

だからこそ、演技全体にメリハリが効いているし、とにかく、今回の演技で凄いのは、ノーミスだというだけでなく、全てが「美しく」「流麗で」「流れが途切れることなく澱みなく」「ひたすらカッコよかった」という、もうそれに尽きるかと思います。

 

無理やりケチをつけるなら、最後、終わった後の顔が、やはりちょっと怖かったよ!(笑)という…

「サムライ」だったら、「してやったり」感のある、あれで素晴らしいとは思うし、死闘が繰り広げられた後なら、まさにあんな感じなのでしょうけれども、演技直前に思っていたという、「俺だぞ!」感が、ちょっと見えてしまったところかな、と思います。

日本的な「闘い」がメインテーマだと漠然とイメージしている人たちから見たら、あれで文句なしなのだと思いますが。

映像で顔が確認できなければ、わからないことであり、遠目で全身で見ていれば、何も問題ないとは思うのですが… 世界中の人は、テレビ映像で、細かい表情まで見えてしまうので、羽生選手も大変ですね。

ですから、ラストは、NHK杯のほうが、私はちょっとだけ良かったかな~と思いました。 理由は、「余裕の、圧倒的な勝利」「喜び」「精神的超越感」を感じるからです。

 

終わった後の、キス&クライでの涙、涙を流している羽生選手の顔は、なんとも言えない輝きがあって、本当にとても素敵でしたよ!

なぜ泣いているのか、自分でわからなくなっていることも含めて… それも含めて、とても素敵な涙だったと思いました。

美しい涙だと思いましたし、見ていてぐっとくる、一番の泣き顔でした。

 

本当におめでとう!!  本当に頑張ったよね!!

最高の演技でしたね!!

 

まだまだ、今後も、色々な「最高」が続くと私は思っていますけど…!!(笑)

 

この時の羽生選手に出来る、最高の演技を見せてくれて、全身全霊で成し遂げた演技を、本当にどうもありがとう!!

 

ショートもフリーもどちらも素晴らしくて、その両方がそろった、そこが本当に凄かったですね! しかも2大会連続。

 

これからも、果てしなく期待していますけど、でも、基本的には、

「楽しんじゃって、ちょうだ~い~~~♪」 です。(笑)

 

プルシェンコ選手が、「もっと上達する」と、羽生選手へ期待を込めて、賛辞とエールを下さっています。

http://www.nikkansports.com/sports/news/1580338.html

私は、4回転ループについては、羽生選手の冷静な判断に任せて、焦らずに待ちたいですね。

 

こちらは、演技終了後の、インタビューです。

インタビュアーがスペイン語と英語で話し、羽生選手が英語で答えています。以下、羽生選手はたぶんこう言いたかったんだよね、という予想を含めて、訳してみます。

 

質問者 「 ユヅル、あなたはもっと自分を向上させられると思いますか? あるいは、どのようにして、このような「トップ(トップスコア)」でいる状態に、向き合ってきたのでしょうか?」

羽生選手「わかりません。僕はただ、完璧な精神と完璧なジャンプを望み、全てのエレメンツを完璧に終わらせたかっただけです。 スコアはスコア、僕の演技は演技であって、それらは違うものですから。そうですよね?  僕は今日、とても良い気分です。 それは演技が理由なのではなく… つまり、僕が言いたいのは、皆さんが僕を支えて下さったことへの感謝。 僕の演技は、観客の皆さんとテレビの前の皆様のおかげだからです。」

質問者  「どのようにしてそのような氷上での「強固な自信」を得たのですか? 外から見ていて、すごく強い自信があるように見えるのですが。 どうやって得たの? 食べたの?どこで見つけたの?どこに行けばちょっとでも買えるの?(笑)」

羽生選手 「 わかりません。 僕こそ、何かそういったものが欲しかったくらいですから。 僕はとても緊張していたし、今日はとてもすごいプレッシャーがありました。 自信はありませんでした。どうか皆さんが教えてください。どうやったら僕の演技前に、自信を得られるのか。」

質問者  「じゃあ、秘密なのですね? どこからあなたの自信がくるのか、私たちにはわからない。(教えてもらえないのですね?)」

羽生選手 「いえいえ。秘密じゃありません。 そう答えたつもりなのですが。 どうか僕に教えてください。ここの住所に送って下さい。(下を指さす)」

質問者  「最後の質問です。あなたを尊敬し憧れて、たった今これを見ている小さなスケーターたちに、何を言ってあげられますか。」

羽生選手 「僕は小さい頃、NHK杯での花を拾うスケーターであり、旗持ちをやったりしていました。 僕は、プルシェンコ選手や、ジョニー・ウィアー選手や、アレクセイ・ヤグディン選手のような強いスケーターになれることを夢見ていました。 どうか、スケートを続けること、練習をあきらめずに続けて、夢を見続けて下さい。」

 

こちらは、解説の佐野さんが、羽生選手の今の4回転サルコウの凄さについて、解説して下さった番組動画です。↓

 

ジャンプは重力に逆らっているわけですからね。羽生選手は、理想の角度も計算していそうですよね。

 

こちらは、NHK杯とグランプリ・ファイナルの得点について、解説された番組の動画です。

 

 

 

もうすぐ、全日本選手権ですね。 お疲れが取れていますように。

 

羽生選手が、大会を通して、充実感と幸せを感じられますように…!!

 

 

望むのは、それだけです!(笑) 

 

 


羽生選手の献血CM・2016年度版・日本赤十字社、「大丈夫」「負けない」

2015-12-23 | 羽生結弦選手の出演CM

2016年1月1日から放送となるという、羽生選手の新たな「献血CM」が公表されました!

動画こちらをどうぞ。↓

[parts:eNozsjJkhIPUZENDA6Nks8SI0KKQlNLC0MxIJlMzAyZjQ1MmAwCcpAhs

 

それを報じたニュースの動画。↓

http://www.dailymotion.com/video/x3j2tcm_151223-%E3%81%AF%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E7%8C%AE%E8%A1%80-%E6%96%B0cm-news-2_sport

 

こちらは、最後のほうに、羽生選手がこのCMについて語っている映像が出てきます。↓

http://www.dailymotion.com/video/x3j2s6m_151223-%E3%81%AF%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E7%8C%AE%E8%A1%80-%E6%96%B0cm-news-1_sport

 

「大丈夫だよ」って羽生選手は話しかけるように言っているんですけど、お顔があまりにも青白く見えて、逆にこちらが「大丈夫?」って聞きたくなる印象があってちょっと心配したのですが、動画を見ると、どうもお化粧させられているんですね。

 

羽生選手も「目がつらい」ってこのメイキングの中で言っているように、このCM映像、私の第一印象は、

「羽生選手、眠そうだな。 なんか、かなり疲れてそうだけど。」と思ってしまいました。

 

「目が乾燥して死にそうでした。途中から、うっ!ってなって、ヤバいって…」と語っていますけど、

(うん。そうだろうな~、そう見えるよ。)と、見ていても思います。

 

いつ撮影されたのかしら? …と思ったけど、やはり最近ではなくて、夏だったようでホッとしました。

夏か… 本当に羽生選手、忙しかったんだな…と…  

金メダリストになって以降、毎年、ちょっと気の毒になるほどですね。

 

「表情の天才」って気づいていないでしょって、なんて言われていますけど… いやいや、羽生選手は絶対にそんなこと、とっくに自分で自覚していると思いますよ!(笑)

気づいていないなんてこと、あるわけないわ!絶対ないわ! と、羽生ファンは見ていて思います!

だって、瞼から耳から頭皮まで、自分で自在に動かせないパーツのない人ですよ!(爆笑)

一体どういう才能なんだっていう… 

 

「自然にする」っていう「演技」を「あえて」求められるときが、一番苦手みたいですよね。(笑)

それが自在に出来ちゃったら、完全に俳優っぽくなっていくので、羽生選手は微妙に不器用なスケーターのままでいいです。

 

フィギュアスケーターに、高度な「役者的」な「演技」ばかりをやたら求める人たちがいますけど、私が思うに、どんなにすごい「演技」だと言われるとしても、そこは本物の一流のオペラ歌手の演技と比べたら、全然レベルが違うし、甘いレベルだと思います。

カタリーナ・ビットさんが、かつて伝説の「カルメン」をやったのは本当に印象的でしたけど、それはやはり、

「スケート」の世界に、「スケートをやりながら」あのレベルの演技が出来る才能を持ち込んだから凄かったのであって、本物の「カルメン」の一流の役者さんたちと比べたら、当たり前ですけど、演技自体は、大したことないレベルになっちゃいます。

やはりまず、「スケート」でその魅力、その一つ一つの美しさ、高難度技の凄さを、きちんと、最大限に魅せることが最初にあるべき、だと思います。

羽生選手は、今その究極に挑み、それをあまりにも真剣に追求し続けているからこそ、凄いのであって、海外からも非常に高く評価されているのです。

全身で何が表現されているのか… 心の状態が、表情にも全身にも表れてくる結果としての、「表現」なのであって、その意味で、私も「表情」には注目しますけど、決してスケートでは「顔の表情の細部」が評価の対象ではない。

テレビはアップにできるから、最近テレビは、やたらと羽生選手の顔の細かい点にばかりフォーカス当ててきてますけど、そこはちょっと違うんじゃないか…とも思います。

 

CMで顔や表情が重要なのは、確かなんですけど。

あまり無理させていると、無理している感が、見ている側にも伝わってきちゃうと思うので、いくら目力が必要だったと言っても、瞬きさせないで、羽生選手を辛くさせちゃいながら撮影したっていうのは、

羽生ファンから見ても「一発でそれがわかる」映像になっちゃうな… と思いました。

 

 

羽生選手におかれましては、CMやインタビューなどは、あまり無理なく、適度に頑張って頂ければと…。

 

今年は、歌って下さらなかったんですかね…?!

 

ちゃんと日本赤十字社の、献血公式CM動画が上がってきたら、また改めてUPしたいと思います!

 

 もうすぐ全日本選手権。

今年最後の試合を、楽しめますように…!

 


「バラード第一番」で史上最高の演技を見せた羽生選手in グランプリ・ファイナル2015

2015-12-19 | 羽生結弦選手のおススメ演技動画集

 ちょっと遅くなりましたが、グランプリ・ファイナル2015で見せてくれた、羽生選手の

ショートプログラム「バラード第一番」についての感想と、動画です。

 

羽生選手! おめでとう~!! 

超~がつくほど素晴らしい、本当に素晴らしい、本当に見ていて幸せな気持ちになるような演技でした!!

期待していたけど、期待通り!(笑) 今までで最高のショートでした!!

得点も、前回の記録を上回る、歴代最高得点更新の、驚異の110.95点。

 

 

素晴らしい芸術性、あり得ないほど高い技術力と安定感。 

動きと音楽との調和。 余裕と、自由自在さ。

 

前回のNHK杯から、「自分なりの色」を見つけたと語っていた羽生選手。

… 本当に、羽生選手の良さがとっても出ていたと思います!

あれは間違いなく羽生選手の作品であり、芸術でした! バトルさんのものじゃなくて!(笑)

技術的難易度と芸術性の両方で、「パリの散歩道」を超えたな、と。

 

心から自由で自然で、それでいて滑る喜びにあふれていて、本当に美しくて、ジャンプもスピンも超高難度で、決めるべきところがすべて決まっている!そんな感じでした。

 

今回は、つなぎ部分が特に、目立って良くなっていました! 洗練されていました。

特に最後のステップに入る少し前のあたりが、すごく素敵でした。

音楽とピッタリ合って、ちょっとずつ変えてきた他のところも全て、いちいち表現がカッコイイ! 

 

特に今回は、スケーティングの伸びやかさが、素晴らしかったですね。 本当に音楽に乗れているのがわかりました!

 

ステップシークエンスがレベル3だったとのことですが、でも音にあっていて自然でスピードもあって、むしろGOEが最高になるなら、見た目としては十分で、それでもいいのではないか、とも思えてしまいます。

まあでも、羽生選手はさらに完成度を高めてくるでしょうから、今後もぜひ頑張っていただきたいですが。

 

あえて言うなら、4回転+3回転に入る前の一連の滑りの時に、手の表現が全くないのが、ちょっとだけ気になったかも。 

でも、ジャンプに集中するためにそのほうが良いなら、それでも十分だとは思いますが…。

 

シーズン初めの頃にあった、表現を阻害するような「硬さ」がついになくなった、今の羽生選手の演技の、もう素晴らしいことと言ったら!(笑)

それまでとは、笑っちゃうほどの違いですね!

演技構成点が、見たことのないほどの高評価! 

これ以上はつけようがない、パーフェクトさ。

でも、こうなるのも納得です。 確かに、そのような演技だったと思うから。

 

練習の時の、冒頭で目を閉じて集中している羽生選手のお顔を見たとき、過去に見たことがないほどの最高の美しさで… あまりの美しさに、息を呑みました。

だから、相当良い演技をするだろうな…と想像できましたが、全くその通りでしたが。

本番はむしろ、羽生選手も言っていた通りに、最初は緊張しているのがわかりました。

でも、それが演技のほうに悪い形では出ずに、あれだけの素晴らしい演技が出来たというのが、本当に凄いです!!

 

こちらは、現地の動画主様が撮影された映像。 (動画主様、拝借いたします!)

 

 

ロシアのタラソワコーチが、またもや絶賛しています! 

ロシアン・フィギュアスケート・フォレヴァさんでの翻訳解説→ http://moscowm.blog61.fc2.com/blog-entry-854.html

 

プルシェンコ選手も祝福してくれて、なおかつ、マキシム・トランコフさんが、羽生選手を「皇帝・羽生」と呼んだとか!(笑)→ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151212-00000002-sanspo-spo&pos=3

 

ラストも良かったですね!! キリッとしてて。(笑) ぐっと抑えたように見えましたね。(笑)

演技終了後に、とても満足そうに自分で自分に手をたたく羽生選手が見られて、本当に嬉しい! 

こういう時は、本当にベストですよね。

 

何はともあれ、観終わってから、本当に胸がいっぱいになりました。

演技中は、目を離せず、息もつかせぬほどの凄い演技でした!!

もうただただ、ホント、ありがとう!!としか言えない、素敵な演技で… 

なんかもう、嬉しくて胸が震えてくるほどでした。

 

技術点が完璧なのは当然として、演技構成点が、見たことない状態になっていました。

10点満点がそこら中に…  つまり、これ以上は考えられない、という完璧さだったと感じたジャッジが沢山出たほどの演技だった、ということ。

私はとにかく、これが嬉しいです!

羽生選手なら、いつか絶対にこういう風に出来ると思っていましたけど。(笑) それほどの才能のある人だから。

技術面だけじゃなく、表現面でも…というか、そちらでこそ、本当のトップを極められる人だと私は思っていたので。

 

羽生選手がずっと語ってきた目標の状態に、ついに到達しつつあるのが、本当に嬉しいです!

まだまだ先はずっと続くと思うけど、それでも、今回の結果と演技、

 

本当に本当におめでとう!!

 

 

また、そんな演技が沢山見られると嬉しいです。

 

こちらは、羽生選手への終了後の簡単なインタビューです。 羽生選手も、ニコニコですね! 

すごいアップ顔です!(笑)

 

楽しそうですね! 

こっちまで見ていて楽しくなりました! 

 

こちらは、日本での一問一答。

→ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151211-00000502-sanspo-spo

 

 

 全日本も楽しみにしていますけれども、どうか無理なく… 充実した毎日が送れますように。

 

ジャッジによって多少の誤差は出るであろうから、スコアがどうなるかはさておき、「演技価値」で前回を常に「超える」ことは、羽生選手なら、可能でしょう。

 

これからも、滑る喜びに満ちたような、素晴らしい演技を期待しています!

でもそれは、史上最高得点をとったから、ではなくて、最初からずっとある、

「ずっと変わらない期待」でもありますから、どうか重荷に感じないで、むしろ楽しんでほしいです。

 

そして、これだけは伝えておきたいです。

結果がどうあれ、羽生選手は羽生選手。 

そのことに変わりはないです。

一生懸命やっているのは、見ていれば、いつもわかりますから。

 

絶対王者にも、休息は絶対に必要。

時に、その「壁」とやらを超えられなかったことがあったとしても、「羽生結弦選手」と、呼ばれるだけのことです。

安心して下さい!

 

 「自分なりの色」が見つかったのと同じように、

自分なりの最適なペース作りも、上手くいきますように…!

 

心身ともに、守られますように。

良い年末となりますように…!

 

変わらず、お祈りしております。

 

 

 

 


2015グランプリ・ファイナルから凱旋帰国した羽生選手のインタビュー動画とその思い

2015-12-17 | プロアスリート羽生結弦・羽生選手関連ニュース

羽生選手が、日本に帰国しました!

お帰り、羽生選手! お疲れさまでした!

さすがに今度はちょっとは休んでから、次の全日本へ頑張ってほしいように思いますが… テレビ局は、それを許さないようで大変ですね。

まずは、バルセロナから報道された、羽生選手と松岡さんの対談動画からどうぞ。

 

 

「怖かったんだ」と、涙の理由を分析していましたね。

「安堵した」っていうことは、つまりそれまでは「不安だった」っていうことだから、そうなのでしょうね。

ちょっと前の雑誌のインタビューで、怖いものはない、と答えていたように思うのですが、あったということですね。(笑)

 

そもそも、2年連続でファイナルの会場が同じ場所って、前代未聞なので、それの意味するところは、分かる人には分かるかと思いますし、羽生選手は当然、色々と思うところがあったでしょうから、余計に緊張していたのかもしれません。

この状況での3連覇は、本当に凄いと私は思います。 圧倒的な実力を見せるしかなかったのだから。

でも、肝心なのは3月の世界選手権だと思いますし、今後はもう演技構成点でこれ以上の高得点は出ないものと思っておいたほうが良いでしょう。 

世界には、それが「本物の光」かどうかを見抜く人が大勢いますから、羽生選手は本物の勝負で行くしかないですし、そうすれば良いだけですけどね! 

 

 

それにしても、スペイン地元で、「ハービ!」ってコールがかかるのは「普通」と思うのですが、それでも、

「くっそー!」って思うのが羽生選手ですね。(笑)

「俺だぞ!今から俺が滑るんだぞ!」には、もう爆笑させられました。

そういう場面でそのように思えて自分を鼓舞できるところが、羽生選手は本当にとことん、骨の髄からフィギュアスケーター向きな人だな、と。(笑)

一方で、羽生選手でさえ、20点差もあってさえ、今の採点制度は、一回のジャンプミスやその他で、点数がものすごく乱高下するから、それほどまでに気を強くもっていなければ乗り切れないことを示しているようで、本当に大変だな、と… 難しいところですね。

 ソチ五輪の時も、ロシアの出した「ロシア」コールを、「ハニュウ」コールだと思い込んで、かえってやる気を出すっていう、普通の人間にはあり得ないような「勘違い」をして、喜んじゃって張り切っていた羽生選手。(笑) 

それでやはり、ショートは当時の史上最高得点を取りましたよね。

つくづく何というか… 超・おめでたいというか…  いや、本当に感動します。  

音にとても敏感なはずなのに、そういうときだけ、なぜか「都合よく聞き間違える」という、「脳までもが」尋常じゃないレベルで守られている羽生選手は、色んな意味でもう凄いな、と。(笑)

 

また、どうやってプレッシャーをはねつけたのか、こういうことを正直にあっけらかんと語れるところが、羽生選手の突出した「正直さ」であり、逆に「飾らなさ」だとも思いますし、同時にとびぬけた才能だとも思います。 

「自分をそのまま、何の抵抗もなくストレートに表現が出来る」ことが、明らかに 演技にも影響していると思うから。

 

 羽生選手がどんなに「怖い」顔をしたところで、かつてのヤグディン選手が当時見せていた「怖さ」「雄叫び」(笑)なんかと比べれば、全然優しい方に私には思えますし、ドヤ顔ドヤ顔言われるけど、昔のカタリーナ・ビットさんとか、ヤグディンさんとか、プルシェンコ選手のような、「伝説のフィギュアスケーター」な方々と比べると、「普通」にしか見えません。(笑)

でも、今シーズンのプログラムは、どちらも変にドヤらないほうが、より高い評価になると私は思いますけど。 

羽生選手にとっては「現実」だという今の状態に、余裕が出れば、羽生選手の真の強さがさらに伝わってくるでしょうね!

本来の実力を出したら、フェルナンデス選手にも絶対に負けない、という強い思いや陰の努力、それらを支えてきた自信が、普段から、羽生選手にはあるのでしょうね。

 

後天的に獲得した性格と違って、生まれ持っている気質や性質みたいなものって、やはり誰にでもあり、その人に与えられている使命や役割、特技などと深く関係があるように思うので、

そのような王者的な「気質」や「意欲」「情熱」を天から頂いているであれば、

それを良い方向へ発揮するのは、大いに結構なことだと私は思っています。

 

目立ちたがり屋は、目立たせてあげると一番落ち着いて力を発揮するようになって、クラス全体が丸く収まると、教師職の友人も言っていますし、私も周囲の色んな人を見てきて、とてもそう思います。(笑)

羽生選手には、それだけの才能も努力も意欲も自覚も、プレッシャーや責任や試練に耐えられる精神力もあるように思うので、かつてのプルシェンコ選手みたいに、絶対王者になったらなったで、きっととても落ち着いて素晴らしい王者になってくれると、私は期待しています。(笑)

引退せずに現役を続行して、羽生選手を、色んな形で守って下さっていると思う、そんなプルシェンコ選手の、羽生選手へのコメントは、こちらです。→ プルシェンコ選手のインスタグラム https://www.instagram.com/p/_NPbH3my-n/?taken-by=plushenkoofficial

羽生選手に、「ユヅ、今では君が僕のヒーローだ!」と賛辞を下さっています。

「限界なきところにこの競技を押し上げてくれて、どうもありがとう!」と、出場した選手たち皆さんへ感謝も。

バンクーバー五輪の頃から、プルシェンコ選手が望み、訴えていたことが実現して喜んでいるようです。

 

でも、今回は相手が、超陽気なラテン気質のハビエル・フェルナンデス選手で、良かったですね!  

あんなユーモアたっぷりのポーズを楽しくとれるのも、彼だから、ですよね。(笑) 

  

 

羽生選手が、本当に一番怖かったのは何だろう?って、最初分かりにくかったのですが、一部の記事やニュースによれば、「大トリだからこそ、『なんだ羽生、こんなんで優勝するのか』と思われるのだけは絶対に嫌だった」、と答えていたようです。

羽生選手が、最高の演技を本気で、真剣に目指していた証拠ですよね。

そのことを答えている場面の映った、ニュース動画 ↓

その1 http://www.dailymotion.com/video/x3i7fk6_151215-%E5%87%B1%E6%97%8B%E5%B8%B0%E5%9B%BD-%E5%A4%9Cnews-%E3%81%99%E3%81%BD%E3%82%8B%E3%81%A8_sport

 その2 http://www.dailymotion.com/video/x3i6qv8_151215-%E5%87%B1%E6%97%8B%E5%B8%B0%E5%9B%BDnews-3-%E6%8A%B1%E3%81%88%E3%81%9F%E4%B8%8D%E5%AE%89-%E6%B6%99%E3%81%AE%E3%83%AF%E3%82%B1_sport

 

人は、「恐れるモノ」の支配下になっていくから、何が怖かったかは、重要と思います。

 「お化け」を恐れていると、お化けの支配下になる。(笑)

「お金を失う」のを一番恐れていると、お金が神様になっちゃう。

「世間」を恐れていると、「世間様」が神様になっちゃう。

 

 点数を気にしすぎると、点数が神様になったような演技になっちゃう。

失敗を恐れすぎると、失敗の支配下の演技か、あるいは、「失敗しない」だけの演技になってしまう。

 

今回、羽生選手の演技が多くの感動を呼んだのも、目標が点数ではなくて、そこをはるかに超えた演技を目指してくれたからこそ、でしょう。

そこが私はものすごく、嬉しかったですね! 見ていて、伝わりますから。

 

ソチ五輪の時、プルシェンコ選手は「折れないはずの体内のボルトが折れる」という、普通ならあり得ない事態が、直前の6分間練習中に突然起こり、激痛に襲われ、棄権する羽目になりました。

その時プルシェンコ選手は、もちろん棄権したくなかったそうだけど、激痛で動かない体を感じながら、

「「エフゲニー、もう十分だ」って神様に言われたと感じた」 って、当時の状況を語っていたんですよね。

つまり、神様が、プルシェンコ選手にあの舞台で勝負することをやめさせたのだ、と。

チャン選手も羽生選手もミスが相次いだので、もし、プルシェンコ選手がノーミスだったら、彼に金メダルが行った可能性だってあったわけですが、結果的には、羽生選手に金メダルが行った。

ロシアは、大統領自らが指揮して総力を挙げて、全力を尽くして、国の金メダル獲得に向けて色々やっていたから、もしミスしなかったら、プルシェンコ選手には当然勝機があったのですが、でも、そのプルシェンコ選手を、プルシェンコ選手本人の話によれば、「神様が退けた」と。

ソチ五輪で、羽生選手を金メダリストにしたのは、一体誰なのでしょうか。

私は、明らかだと思うんですけどね。 

長らく、フィギュアスケートの皇帝とも、桁違いの天才とも呼ばれてきたプルシェンコ選手に、あの時、「人間のあらゆる思惑を超えている力」が、直接、働いたのだから。

 

 

ところで、帰国した途端の報道ステーションのインタビューは、なんか質問がいちいち、意地悪に見えましたね。 今の羽生選手には、もっと深い質問も出来ただろうに、つまらない質問が多くて。

そんなのだったら、休ませてあげればいいのに!と思いました。

「鬼が住んでいるんでしょうね」って、断定調で問いかける人間の心にこそ、鬼がいるように思いますが、どうでしょうね。

 

私は、羽生選手のこの先に、不安は全然ないですよ。 ずっと祈っていますから。(笑)

なるようにしかならないし、なるようになる、と思っています。 

 

旧約聖書の「箴言(しんげん)」という中に、非常に有名な言葉があります。

「人の心には、多くの計らいがある。

主の(=神様の)御旨(=ご計画、思い)のみが実現する。」

(旧約聖書: 箴言19章21節)新共同訳より

 もうひとつ。

「神の言葉は生きており、力を発揮し、どんな両刃の剣よりも鋭く、精神と霊、関節と骨髄とを切り離すほどに刺し通して、心の思いや考えを見分けることができるからです。

さらに、神の御前では隠された被造物は一つもなく、すべてのものが神の目には裸であり、さらけ出されているのです。」

(新約聖書: ヘブライ人への手紙 4章12~13節) 新共同訳より

 

羽生選手が金メダリストになってから2年。

テレビ朝日系のグランプリシリーズは、伸び盛りの若手を取材して紹介してくれるにはとても良い番組だと思うのですが、

金メダリストに対しては、どれほど「カネ・ネダリスト」たちが狂騒して寄ってくるのか、っていうその様子をまざまざと見せられた気持ちです。

チケット問題もそうですが。

 

「世間の残酷さ」を本当に思い、思いやるなら、それに自分だけは加担しないようにすれば良いだけの話です。 

 

 ソチ五輪の浅田真央選手のフリーの演技を観たとき、その真珠のような輝きを見ながら、私は、「本当に尊いもの」は何なのかということを、すごく思わされました。

あの時に流された浅田選手の涙は、ものすごく美しくて、見たことないほど美しいと思ったし、

拝金主義に陥りがちで、お金やモノや成功、肩書が「神様」になりがちな、現代の日本人の多くの心に、深く深く問いかけるものがあったと、私は思っています。

そのような大変な使命を担える人は、なかなかいません。

その人に降りかかる試練の大きさは、その人の「器の大きさ」だったり、「使命の大きさ」だったりなのだろうとも思うけれども、必ず、その試練は「本当の神様」のご計画に従って、報われる日が来ると、私は信じています。

 

ソチ五輪での、浅田真央選手のフリーの演技に見えた、気高い美しさや真っすぐさ、透明感と、その後の涙から感じた、言葉にならない純粋な輝き。

羽生選手がフリーの最後で、本当は金メダルがもうなくなったと心で思っていたはずの中でも、しっかりと前を向いて顔を上げてくれた時の表情ーーーーたとえ失敗はしても、やるべきことをやりきって、覚悟を決めた人間の、毅然とした強さや前向きな姿。

どちらも、ものすごく、胸を打たれました。 すごく素敵でした。

 

胃腸炎で急きょ帰国された 浅田真央選手が、体調が戻って、元気になれますように… 

そしてまた、浅田選手が願うような演技が、思い切り出来ますように、輝いた笑顔が見られますように、心からお祈りしております!

「素敵なあなた」って、ファンは皆、「それは浅田選手のことだ」と思いながら、浅田真央選手を見ていると思います! 

浅田真央選手! 堂々と、「素敵なあなた」でいて下さい!

 

 

さて、羽田空港到着後の、羽生選手の会見コメント動画、ノーカット全部 をどうぞ。↓

 http://www.dailymotion.com/video/x3i6c0f_151215-gpf3%E9%80%A3%E8%A6%87-%E5%87%B1%E6%97%8B%E5%B8%B0%E5%9B%BD%E4%BC%9A%E8%A6%8B-live-%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%95%E3%83%AB%E6%98%A0%E5%83%8F_sport

 

 

到着時は、思っていたよりもさわやかに元気そうに見えたので、良かったです。

しかし、羽生選手はとても凛々しくなりましたね。

全くすきがないというか、お疲れのはずなのに、答えも凄いし、超すごい、超カッコイイ「21歳のオッサン」になったな…なんて。(笑) (←絶賛していますよ!)

そもそも、羽生選手のことを「王子さま~♪」って「うっとりと」見つめていたファンは、一人残らず、羽生選手の「オッサン化」に貢献してきたのです!!

それを、ここで証明してみましょう。

 

「おうじさま~!」 → 「う」っ取り → 「お じさま~!」

ほらね? あなたの責任ですよ? 

証明終わり!(笑)  (※もちろん、言葉遊びです!)

 

 

 スペインのテレビ局では、ずいぶんと褒めちぎられたようです。

→ スペインで絶賛されたという記事内容。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151215-00000060-dal-spo&pos=5

 

羽生選手がああいう演技が出来たのは、それにふさわしい「心の状態」があったからでしょう。  

周りが何を言っていても、人がどう思おうとも、本当の神様は、ちゃんとその人の心の奥の本音をご存知と思います。

 

私も、キッチリトールだのギッシリトールだのと書いちゃって反省していますけど、

羽生選手に知っておいてほしいのは、別に何点だろうが、優勝だろうが6位だろうが、ジャンプ成功しようが失敗しようが、ファンとしての気持ちが変わらない人たちは、必ず一定数はいると思うよ、ということ。

ファンなんて、強制されてなるものじゃない。無理して続けるものでもない。

人の気持ちなんてすぐに変わるし、人気が出れば、利用しようとする人も増える。

人気があればあるほど、その上下の変動幅も大きいと思うし、そういった落差は、絶対に避けられない。

どんな偉大な記録も、いつかは塗り替わる。

けれども、そういう、「移り変わるもの」じゃないものを、少しでも沢山、羽生選手が残せたらいいな、と思って、私は応援しているつもりです。

それがきっと、一番幸せにつながると思うから。

 

 

ところで、羽生選手にとっての、今年の一文字は、「成」だそうです!(笑)

→ 記事 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151215-00000060-dal-spo&pos=5

ニュース動画  http://www.dailymotion.com/video/x3i7c9e_151215-%E5%87%B1%E6%97%8B%E5%B8%B0%E5%9B%BD-%E5%A4%9Cnews-etc_sport

 

織田さんと関係ないと笑って言っていますが… あるような気がしますね、私は。(笑)

春から夏のアイスショーの頃、織田さんのおかげで、羽生選手の笑顔が沢山見られた気がするので、感謝していますよ!

ついでに将棋も趣味だとわかりましたね。

確かに「いいこと言った」けど、どうするの! 

羽生さん対羽生さんを、期待されちゃいますよね!  いつか私も見たいぞ!(笑)

プーさんが戦友だからって、「アンアン」とかいう名前の、白黒ボーダーのパンダなんかになっている場合じゃないよ!(笑)

あぐらをかいて座り込み、寝っ転がるパンダさん

 

 

 

帰国当日の夜のテレビ出演は、さすがにお疲れに見えました。 

 

疲労も蓄積しているだろうから、どうかよく休んでもらって、そのうえで、あと1週間程度しかない全日本選手権までは、

 

 ♪ 気楽にやって、ちょうだ~い…♪ 

 ♪ 楽しんじゃって、ちょうだ~~い~♪ (← みんなま~るく、タケモトピアノ! のCM風に!) 

 

という言葉を、贈ってみたい。(笑)

 

クリスマスから始まる、全日本選手権での演技を、楽しみにしています!

 

 「羽生くんのスケートリンク」は、12月25日のクリスマスまでだそうです。

行きたい人は、どうぞお急ぎください!

→ http://news.mynavi.jp/news/2015/11/12/652/ 

 全然似ていない羽生選手の銅像「どうぞ~」って、リンク脇で迎えてくれるらしいです!(笑)

 

 


羽生選手おめでとう!!最高のパーフェクト演技にグランプリファイナル3連覇!あり得ない完璧さ!2015

2015-12-13 | グランプリシリーズ 2015-2016

 

とりいそぎ、お祝いだけ!

 

ブラヴォー!!羽生選手、おめでとう!!

フリーの「SEIMEI」、理性とセルフコントロールの効いた、渾身のパーフェクト演技、素晴らしかったです!!

終わった瞬間からもう感動で泣けてきました!

 

グランプリ・ファイナル3連覇もすごいけど、

ショートもフリーも、NHK杯以上の完璧さでノーミス、本当に凄いです!!

ハイドロがまたもや、すごくカッコよかった!! 何でしょうあの素晴らしさ!(笑)

NHK杯とも公式練習ともちょっとだけ雰囲気が違ったけど、それがまた良かった!

 

得点を見る前から、この偉業は誰の目にも明らかで…

何点が出るかなんてもうどうでもよくなるほど、感動で震えて涙が出てきました!!

 

嬉しくて泣いている羽生選手、そんな姿が見られて、本当に本当に嬉しいです。

どれだけの重圧があったことか、どれほどの努力があったのか…

 

本当におめでとう!! 本当におめでとう!!

堂々と胸を張ってください!! 凄すぎて言葉がないです!!

 

素晴らしい演技をありがとう!!

ショート、フリー合わせて、どちらも歴史に残るような、史上最高難度で、なおかつ最高の素晴らしいパーフェクト演技を、どうもありがとう!!

 

あなたを応援してこれたこと、その奇跡を、ただ神様に感謝します…!

 

どうかこの素晴らしい時間を、精一杯喜んで、心行くまで堪能出来ますように…!

 

これからもどうか羽生選手らしく、堂々と幸せな人生を歩めますように…!!

 

本当に本当におめでとう~!! 

 

 


2015グランプリ・ファイナル、公式練習を終えた羽生選手in バルセロナ

2015-12-11 | グランプリシリーズ 2015-2016

(ショートを見ての簡単な感想) 

羽生選手、本当におめでとう!! ショートは絶対に超えてくると思っていましたけど、言葉もないわ… さすがです!

素晴らしかったですね! 嬉しすぎて胸がいっぱい!(笑)ほんと、ありがとう!!ありがとう!!

フリーも落ち着いて、納得の演技が出来ますように…!

最後まで楽しめますように…!

最後まで、守られますように…!

 

***************************************

いよいよ、グランプリ・ファイナルが始まります。

羽生選手が、スペインのバルセロナに到着してからのニュース記事と、映像群です。

 

まずはニュース記事。

→ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151210-00000003-sph-spo&pos=3

上の記事から、羽生選手の言葉だけ、抜き取ってみます。

「前回の大会(NHK杯)と同様に一生懸命、練習してきたつもり。それがしっかりこの舞台でも出せれば」。

 「戻ってきたという感覚はない。また新たに試合があるという感覚」

「(男子初の)3連覇に向けて、という感覚も全くない」

 

こちらは、練習とインタビューと、サプライズでお誕生日のケーキをスタッフ、織田さんや松岡さんたちからもらってお祝いされた羽生選手の様子を集めたニュース動画群。 

http://www.dailymotion.com/video/x3hjd7g_2015-12-10-%E3%81%8A%E8%AA%95%E7%94%9F%E6%97%A5%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%AD_sport

(以下、黒い太字が羽生選手の言葉)

練習や状況について問われて、

「楽しんでいます。はい。」

「バルセロナのこの会場のリンクを、まあ本当に…幸せに滑れたらいいなと、今は思っています。」

誕生日を迎えて、

「そんな1日で何も変わったわけじゃないので、しっかり、今回、まずしっかり頑張ります。」

 

それから、こちらが、羽生選手の公式練習の全体の様子の入ったニュース。

一つ目(バラード第一番すべての様子が入った動画)

http://www.dailymotion.com/video/x3hllze_151210-gpf-%E5%85%AC%E5%BC%8F%E7%B7%B4%E7%BF%92-sp%E6%9B%B2%E3%81%8B%E3%81%91%E7%94%9F%E4%B8%AD%E7%B6%99_sport

二つ目(現地の織田さんと、松岡修造さんが取材した様子と、公式練習の一部)

http://www.dailymotion.com/video/x3hmb9m_151210-%E9%96%8B%E5%B9%95%E8%BF%AB%E3%82%8B-%E7%8F%BE%E5%9C%B0%E3%82%88%E3%82%8A%E6%9C%80%E6%96%B0%E6%83%85%E5%A0%B1_sport

 

…素晴らしいですね。美しさに磨きがかかっていますね… そうなるだろうとは思っていましたけど…

私は最後のトリプルアクセルの着氷後が、すごく好きなんですが…  試合本番を、楽しみにしておきます。

 

 ショートの「バラード第一番」について問われて、

「実際に自分の中では、まだまだ挑戦のプログラムだと思っているので、しっかり、自分自身を高めながら、

あのー、守りに入るのではなくて、常に攻めの姿勢で頑張りたいなと思っています。」

 

 

こちらが、現地の動画主様が撮影してくださった、羽生選手のバラード第一番の、公式練習の様子の動画です。拝借いたします。

 

 

お疲れが取れて、良い状態で臨めますように。

 

なるように、なるさ~♪

 

 羽生選手、楽しんでファイト~!!

 

 


羽生結弦選手、21歳の誕生日、おめでとうございます!

2015-12-07 | 管理人のひとり言

 

羽生選手! 21歳のお誕生日、おめでとうございます!!

 

何よりおめでたいのは、20歳の最後に、素晴らしい演技で歴代記録を打ち立て、世界中を感動させたことですね!

 

この1年は、手術等、大変なこともありましたけど、歴代最高得点の大幅更新&ショートとフリーのどちらもノーミスで終えるという、輝かしい形で20歳を終えて、きっとここからがまた、羽生選手にとっての素晴らしい20代の始まりになるだろうと、私はそう信じています。 

 

あこがれのプルシェンコ選手も、羽生選手と同じこの頃から彼の「絶対王者」時代がはじまり、「絶対王者」という言葉が生まれました。

 

最初に、絶対王者と呼ばれた人は、プルシェンコ選手です。

試合前からいつも優勝がわかってしまうほど圧倒的だった彼は、誰かと闘っているのではなく、技術面でも芸術面でも、自分が見せられる最高のものをどのように今回は提示できるのか、という真剣勝負を常にしていたように見えました。

 

だから、プルシェンコ選手の演技は、いつも私にはとても楽しみでした。

必ず、観る価値があると思えるものを見せてくれたからです。

(一部ぶっ飛んだエキシビションについては、まあ、まあ…(笑)極度のサービス精神の表れが、宇宙の果てまで行き過ぎるとああなるのかな、と。(笑))

 

 

昨年は、羽生選手の誕生日に、荒川静香さんの、非常に美しい、記憶に残る、トリノ五輪のエキシビション動画を載せました。

あの頃は、いつか男子選手の中から、負けないくらい印象的なレイバック・イナバウアーを見せてくれる人が現れるなんて、本当に想像もできませんでしたけど… (笑)

 

今年は、そんな羽生選手の憧れであり、大きな原動力であり続けた、プルシェンコ選手の演技の中でも、今の羽生選手と同じ年齢の頃の演技動画を、贈ってみたいと思います!

 

羽生選手がとてもあこがれたという、プルシェンコ選手特有の「凄みのある存在感」、「崇高さ」、「芸術性の高さ」、「ほとばしる挑戦心の凄さ」、「訴えかけてくる迫力」等を、感じて楽しんでみて下さい。

  

 

まず、プルシェンコ選手20歳の時の演技。 

ソルトレイクシティ五輪の翌年、2003年の世界選手権の予選で見せた、「カルメン」。

(以前ご紹介したものとは違う時の演技です。)

 

画像が悪いですが、ここでは、「4回転トーループ+3回転トーループ+3回転ループ」、という、非常に高難度の、3連続のコンビネーションジャンプが見られます。

 

同じく20歳の時の、このブログでは初紹介となる、2003年の世界選手権のショート「アダージョ」。

プルシェンコ選手は、迫力のある曲はもちろん、こういうしっとりとしたクラシックも沢山見せてくれました。 

その多彩さと守備範囲の広さ、変わらぬ芸術性の高さは、当時も他の選手を圧倒していたと思います。

 

次も同じく2003年の世界選手権の、フリー。こちらも、当時の日本語解説版を拝借します。

タイトル「サンクトペテルブルク」は、プルシェンコ選手のスケートの原点となった故郷の名前。

彼のために作られた曲です。 旧採点法・6.0点満点時代の、最後です。 

 

プルシェンコ選手は、技術はもちろんのことですが、それ以上に非常に高い芸術性・表現力で評価されていたのが、得点からもよくわかるかと思います。

 

こちらも、初めてご紹介する、プルシェンコ選手が21歳の時の演技。 

2004年世界選手権のショート「タンゴ&フラメンコ」。 

 

いつか、羽生選手にもこういうのをやってほしいですね! 楽しみにしています。(笑)

 

2004年世界選手権フリーでは、「ニジンスキーに捧ぐ」で、表現もさることながら、ジャンプ技術でも

「3回転アクセル+1回転ループ+3回転フリップ」という、非常に高難度の3連続をやってみせたプルシェンコ選手は堂々の優勝、

その後のエキシビションが、これです。 

コミカルにやっています。 終盤で見られる片足のステップが凄いです。

 

 

 

 

プルシェンコ選手の演技は、いつもそうなのですが、どれをベストとして紹介したら良いのか、本当に迷ってしまうのです。 

今回も、どれにしようか探しているうちに、またもや楽しくなっちゃって、迷いに迷って、本当に困りました。(笑)

ですので、技の成否や結果、芸術性におけるベストかどうかに構わず、彼が最も高評価を狙って勝負に出たはずの、世界選手権の演技だけを今回は選んでみました。

 

 

未来においていつの日か、羽生選手の演技も、「どれがベスト?」と聞かれて、

「ありすぎて困る!」「決められない!」「あれもこれもベスト!」と答える日が、きっと来るだろうな、と確信しつつ… (笑)

(私は今でもすでにこの状態ですが。)

 

 

 羽生選手にとって充実した、楽しく、幸せな1年が待っていますように…!

 あらゆることが、守られますように。

 

プレッシャーも楽しめちゃう 1年となりますように…!

 

心よりお祈りしております!