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オーサーコーチの羽生選手評・ミズノスポーツメントール賞ゴールド受賞でのコメント全文と、羽生選手の通ってきた道

2019-04-24 | 羽生選手の素晴らしさ

 

ミズノスポーツメントール賞授賞式があり、オーサーコーチがゴールド賞を受賞しました。

そこで発表された、オーサーコーチのコメント全文は、以下の通りです。

以下、こちらのスポニチアネックス記事より

 

「2018年度 ミズノ スポーツメントール賞 ゴールド」を賜りましたこと、深くお礼申し上げます。
 心より感謝申し上げるとともに大変恐縮しております。
 私たち指導チームと羽生結弦選手とこれまでの道のりは7年前に始まりました。

羽生選手は、夢にあふれ、献身的な気持ちがあり、将来のビジョンそして、気迫を持った青年でした。

その道中、私たちはさまざまな困難に直面しましたが、羽生選手の成功の大きな要因は「勇気」であったことに私たちは気付きました。
 私は羽生結弦選手を誇りに思っております。選手としての成功だけでなく、フィギュアスケートというスポーツへの真摯な取り組み、日本スケート連盟に対して献身的であり、そして世界中にいる多くの結弦ファンに対して誠実だからです。

私は、チームのメンバー、具体的に名前を申しますと、トレイシー ウィルソン、ジスラン ブリアン、ジェフリー バトル、シェイリーン ボーン、デヴィッド ウィルソン、ペイジ エイストロップを代表し、謹んでこの「ミズノ スポーツメントール賞 ゴールド」をお受けいたします。
 また、日本スケート連盟は私たちに対し辛抱強く、理解を示し、そして私たちをサポートしていただきました。そのことに対してもお礼を申し上げたいと思います。
 指導者そしてコーチとして私が目指すところは、スポーツで成功するだけでなく、それぞれの社会でリーダーとなれる人材を育成することです。それはすなわち、自ら道を切り開き、次の世代のためにその道を示すアスリートを育てるということです。
 チームの皆と結弦へ。私を信じてくれてありがとう。心を込めて。 」

 

 

そしてこちらは、オーサーコーチが、ビデオメッセージで語った、その内容全文です。

(同じく、こちらのスポニチアネックス記事より)

「会場のみなさんこんにちは。本日は表彰式に出席できず申し訳ございません。このたび「2018年度ミズノスポーツメントール賞ゴールド」を受賞したことに身が引き締まるとともに大変光栄に思っています。

私のスケートに対する情熱は選手だったときもコーチとなった今も尽きることはありません。世界フィギュアスケート選手権大会、そしてオリンピックでの羽生選手の偉業は日本だけでなく世界のスケート界をさらなる高みへと引き上げました。私も少しではありますがお手伝いできたことを大変光栄に思います。

日本スポーツ協会、日本オリンピック委員会、ミズノスポーツ振興財団の皆さまに感謝申し上げます。そして私や私のチーム、羽生選手を信じて絶え間ないご支援をいただいた日本スケート連盟の皆さまにも感謝を申し上げます。羽生選手はまさに国の宝です。ありがとうございました」

 

 

個人的に思ったのは、今まで聞いたことのあるあらゆるオーサーコーチのコメントの中でも、

今回のものは、今までで一番、誠実で、なおかつ、適切でありがたいコメントだったと感じました。

羽生選手もきっと、とても嬉しかったことでしょう…!!

 

また、最近出た、最新のKiss&Cry では、引退されたハビエル・フェルナンデスさんのインタビューで、羽生選手への言葉、羽生選手との関係について語ったものや、羽生選手へのエールが含まれています。 羽生ファンは、読んでおくと、「勝手な想像ではなく」、とてもよくわかるかもしれません。

ハビエルさんの語ったことは、羽生選手の今までの証言や実際の言動とも、きちんと一致していて、お互いの感情や関係性がよくわかるものだと私は思いました。

TVガイド特別編集 KISS & CRY 氷上の美しき勇者たち 世界選手権2019 総力特集号~Road to GOLD!!! (表紙・巻頭特集/羽生結弦選手) (KISS & CRYシリーズVol.27) (TOKYO NEWS MOOK 793号 KISS&CRYシリーズ V)
東京ニュース通信社
東京ニュース通信社

 

 

このオーサーコーチの記事で、日本スケート連盟や他選手の関係者の悪口を書いている人たちが

多数いますけど、

羽生選手のシニアデビュー前から、日本のフィギュアスケートをきちんとしっかりと見ていた人たちなら、

多くの方が知っていると思いますけど、

問題はそんなに単純でも簡単でも、一方的でもありません。

 

羽生選手が、ネット上で必要以上のアンチ攻撃を受けてきた原因の一つに、残念ですけど、オーサーコーチの存在はとても大きく影響していたのもまた事実だったからです。

 

私が知っている限り、「チームブライアン」というシリーズの本は、残念ながら、羽生選手の、日本国内での立場を、非常に悪くすることに陰ながら貢献していました。

なぜなら、第1回目の本から、日本国内の他選手の、彼らの目線や主張からしたら、実際に起きた事実とは異なると言わざるを得ない内容が含まれていて、その人たちを批判的な形で書かれてしまってあり、当該選手たちやそのファンからしたら、憤慨するのは当たり前だったと私は思いますし、私自身、何度もがっかりさせられてきました。 

しかし、バンクーバー五輪・ソチ五輪以降にフィギュアスケートを見始めたり、あるいは、羽生選手しか見てこなかったような方々にはわからなかっただろうと思います。

 

チーム・ブライアンを書いたのはオーサーコーチという事になっていますが、日本語の文章を書いていて文責を負っているのは野口美恵氏です。 (羽生選手は、表紙の写真に使われてきただけです。コーチのお願いは、断りにくいでしょうね。)

 

その「チームブライアン」の表紙には、必ず羽生選手の写真が使われてきたのですから、

本当はそこに書かれていたことは羽生選手本人の意見でも何でもなく、むしろ、羽生選手の発言とはむしろ正反対だったとしても、

そこで書かれていた内容について、自分たちの思いと違ったことを書かれた選手のファンを中心に、結果的には羽生選手に対する怒りや不信感となって悪化していくことが、何度もありました。

 

私はたぶん、羽生ファンの中でも、間違いなく「トップレベル」で、「羽生選手の悪口」や「否定的な意見」を大量に、これでもかというほど、羽生選手が15歳の頃から、それはもう大量に色々なことを聞かされてきた人間だと思っています。

 

それは、勝手な憶測や思い込み、根も葉もないようなものから、特定の悪意を持って、あるいは妄想的に作り上げられたものもある一方で、

こういった本などで出版された内容について、羽生選手が間接的な被害者となって被害を被ってきただけのものも、多数あると強く感じてきました。

また単に、羽生選手個人の個性が好みではないとか、自分が知っている「嫌いな人」に羽生選手が似ている、などという単純なものから、羽生選手に備わっていたその並はずれた才能や、使命ゆえに、私がこのブログで何度も取り上げてきた内容のように、非常に闇の深い、非常に悪質で深刻な世界規模のものまで、実にさまざまです。

 

羽生選手は、カナダに行く高校3年頃、目標だったのは、4回転サルコウの習得でした。

4回転トウループは既にかなり得意になっていたものの、いずれ五輪金メダルをとるには、絶対にそれが不可欠だとご自分で考えていたからです。

カナダのクリケットクラブを選んだのは、その当時4回転サルコウを跳べていた、ハビエル選手の存在があること、それを最大理由に挙げていました。 

羽生選手は、目の前で視覚化されて跳ぶのを見て真似するのが非常に得意だったから、それこそをとても必要としていたわけです。(ご本人の言葉です)

だけど、オーサーコーチは羽生選手のスケーティングを一番変えたいと思ったようですし、実際、そこが一番変えられたのでは、と思ってみてきたファンは、多いことでしょう。

 

北米人に、アジアの極東の日韓の歴史や、その歴史に由来するさまざまな問題をを知っていろ、などと要求するのは、非常に酷なことではあるでしょう。

でも、その「配慮のなさ」「無知」の言動ゆえに、必要以上に、数多くの深刻な被害を羽生選手が被ってきた側面があったのも、残念ながら事実だったと私は思っています。

 

そしてまた、「何人ものスケーターをメダリストにしたい」のが本音のクリケットクラブに対して、

他の誰でもない、「自分こそが絶対に金メダルを」と、人生をかけて本気で全力投球してきた羽生選手が、

こういったさまざまな事情の あらゆることの板挟みになって、

計り知れないほどの苦悩や絶望的な思いや悲しみを抱えた時期があったことも、

(羽生選手本人が証言したことがあるわけですから)

ファンなら、きちんと想像しておいてあげたいものです。

 

今回、オーサーコーチのコメントの中で、 

「羽生選手は、夢にあふれ、献身的な気持ちがあり、将来のビジョンそして、気迫を持った青年でした。

その道中、私たちはさまざまな困難に直面しましたが、羽生選手の成功の大きな要因は「勇気」であったことに私たちは気付きました。 」

と語られた言葉は、

きっと羽生選手には、とても嬉しかったことでしょう。

私も読んでいて嬉しかったです。(笑)

 

何が「成功」になるのかは、人によって、その与えられている使命に応じて、異なることと思います。

 

でも、少なくとも、羽生選手に並はずれて備わっていたもの、すなわち、神様が羽生選手に与えてくださっていたもの、

そして、平昌五輪の試練の中で、羽生選手が最も神様から試されていて、なおかつ最も要求されていたものは、

羽生選手の「勇気」であり、「覚悟」であったと、私も強く思っています…!

 

フィギュアスケートというスポーツへの真摯な取り組み、

日本スケート連盟に対して献身的であり、

そして世界中にいる多くの結弦ファンに対して誠実」 

 

わざわざオーサーコーチがこのように言及して下さったことは、羽生選手には有難いことですね!

私もこの通りだと思っています。

羽生選手のコーチが、なぜわざわざこのように語っているのか、ファンなら考えてあげたいものですね!

 

今の具体的な目標として、羽生選手の口から語られた4回転アクセルへの挑戦・成功が、

羽生選手にとって、「喜びをもって」挑戦できること、

何よりまずそのための環境と体調が、一番良い形で整えられることを、

心より、この世のすべてをご存知で、誰よりも羽生選手を守り導いて下さってきた、主イエス=キリストの御名でお祈りしています! アーメン。

 

 

 

幸せへと続く 「平安の祈り」

 

「神様、

変えられないものを受け入れる 心の平安を

変えられるものを変える 勇気を

そして、その違いを見極める 知恵を どうか私にお与えください。

 

与えられた一日を精一杯生きることができるように

一瞬一瞬を楽しむことができるように

苦しみは平安への通り道であることを 受け入れることができるように

 

たとえ自分の願いどおりにならなくても、

主イエスがされたように

この罪深い世界をそのまま受け入れることが出来るように

 

もしあなたの御心に委ねるなら

あなたがすべてを正しく導いて下さることを 信じることができるように

 

そうすれば、私は この地上において幸いなる人生を送り

また天国においては、あなたと共にある最高の幸せに あずかることができるでしょう

 

主イエス=キリストの御名によって

アーメン」

(ラインホールド・ニーバーの祈り)

 

 


羽生選手の帰国と記者会見一問一答・仙台市新モニュメントデザイン発表式

2019-04-24 | プロアスリート羽生結弦・羽生選手関連ニュース

4月23日:羽生選手が、仙台市長に対して、会った際に開口一番で「転売されていろいろ申し訳ありません」と謝ったことを、仙台市長が定例記者会見で明らかにしました。こちらの朝日記事より 羽生選手がこう語ったくらいですから、羽生ファンは、転売で手に入れないようにしたいものですね!

能登さんが、仙台の、羽生選手ポストカードつき一日乗車券を、ツイッターで紹介して下さってます!

 羽生選手の旧ロミオ時代までのコーチだった、阿部奈々美コーチのインタビューがこちらです。

記者会見動画も追加しました! 羽生選手は明るい笑顔で、真剣に考えながら、一つ一つゆっくりと答えてくれてます。
桜色のネクタイが似合ってましたね!

やはり大震災を通して見つめなければならないものは、ポイントがずれてしまうと、恵みを失いかねないので、書かせてもらいました。羽生選手は、お疲れ様です! でも油断大敵!

 

 

19日、羽生選手が日本に、仕事のために帰国しました!

こちらが、20日の昼に行われた仙台市でのモニュメントデザイン発表式の中継動画です。

 

新モニュメントは「SEIMEI」の冒頭ポーズ。 

…昨年出た記念Tシャツ2種類のうちの、一つのデザインと完全に同じですね。

もう一つのハイドロブレーディングの姿のほうが、「フィギュアスケートの技そのもの」だし、

Tシャツの時からファンにもずっと人気もあって先に売り切れていました。

 

イナバウアーは荒川さんに既に使われているから、仕方がないとしても、

これでモニュメントが、2つの五輪とも、フィギュアスケート特有の「技」ではなくて、最初と最後の「ただのポーズ」というのが、個人的には残念ですね…!

ソチにはなくて平昌五輪で成し遂げた、金メダルの勝因となっている、4回転サルコウの回転真っ最中の写真とか、びしっと決まった着氷のポーズなどのほうが迫力があっただろうと私は思いました。

 

今後の目標や夢、「本当の使命」を達成するためには、羽生選手は今後はもう、相当気をつけていかないとね…!と強く感じました。

 

4回転アクセルを跳びたければ、

まずは足をしっかりと治して…チャンスを逃さずに! 

 

 

こちらは、その後の、記者会見での羽生選手の一問一答。(毎日新聞より)

その時の会見動画はこちらです

――仙台に戻ってきて。

     実は昨日、帰ってきて、あんまりまだ「仙台だな」という実感がなかったんですけど、こうやって地元局の方とか、地元紙の方とかに会うと、「あー、なんか帰ってきたな」って。すごく地元だな、っていう温かい気持ちになりました。

     ――モニュメントを見ての率直な感想は?

     自分が2連覇したということで、自分にとって、すごく誇らしいことだなと思いましたし、それが残ることに関しても、自分の演技っていうのはあの場所でしかなかったかもしれないですが、それがちゃんと何か形としてずっと残るっていうのは、自分がやってきて良かったなというか、うん。オリンピックの金メダルっていうのはやっぱり特別なものなんだなって改めて感じました。

     ――観光客も増えるのではないか。

     そうですね。ちょっと違う話になっちゃうかもしれないんですけど、先日、ノートルダム大聖堂が燃えてしまって、その募金の話とか、たくさんのお金が集まっていて、すぐに再建、修理への気持ちというか、機運というか、そういうものが動いてるというのと、あとは、台湾も先日地震があって被害があったみたいで、いろんな地域でもそうなんですけど。

     一人一人のすごい小さな力かもしれないですけど、人間っていう一人一人の力が集まってやっと復興とか、新しくなっていくことにつながっていくと思うので。その一人ずつがつながるきっかけになるのであれば、自分という媒体を通してつながってくださるのはとてもうれしいことですし、またこの仙台だからこそ、仙台にこのモニュメントがあるからこそできることじゃないかなと思うので、自分が仙台市民で良かったなと思うのと同時に、これがまたきっかけになって、どんどん復興、もちろん仙台だけじゃなくて、宮城県、東北、東日本、大きな目で復興が進んでいったらいいなと思っています。

     ――平成で伝説をつくった。令和ではどういう伝説を?

     えー、やはり4回転半に挑戦したいなという気持ちはすごく強いです。実際に、まだ跳んだわけじゃないので、そんな強いことは言えないかもしれないですけれども、ただ、これから戦っていくに向けてやはり自分の武器となる何かをさらに付け加えなくてはいけないなという義務感がすごくあるので、何か武器を改めてつくって、これから令和に向けて頑張っていきたいなと思います。

     ――今日のイベントの定員600人に応募2万113件。高倍率となった。

     自分が入った時に歓声だとか、拍手の大きさとかでたくさんの方がここにきてくださったんだなという気持ちもすごくありましたし、逆にその方々が代表で、というのもちょっと変なんですけど、その2万を超える応募があったことは、自分が(今日)滑るわけではないので、フィギュアスケートのファンではない方もいらっしゃったかもしれないですけれども、そういった方々が自分のことをすごく応援してくださってるというか、すごくこのモニュメントを楽しみにしてくださってるというのが伝わったなと思います。また、残念ながら足を運べなかった方々に対しても、先ほども言ったように、一人一人ちっぽけかもしれないですけれども、僕も含めてすごいちっぽけかもしれないですけど、1人から2万とか、3万近くとかそういうふうに数が大きくなっていくにつれて、すごく大きな力になると思うんですよね。そういった大きな力を改めてその数字ということから感じさせていただいたなと思うので、改めて感謝したいなと思います。

     ――モニュメントのデザイン。感想は?

     まず写真からそのまま使われている点に関して、すごく自分では気に入っていて。自分は滑っている時の瞬間が一番、羽生結弦になれてるなと思うので、そのなんだろう……。その滑っている瞬間を切り取ったものとして、デザインが残されるのはすごくうれしいなと思っています。また本当に細かいんですけれども、ソチオリンピックから平昌オリンピックに向けてブレードの色が変わったりだとか、そういった細かいところまで非常に繊細につくられてるものだなと改めて感じたので、そういった細かいところとかも見ていただけたらなと。せっかくソチオリンピックと平昌オリンピックと並んでモニュメントが建てられるということなので、そういった細かいところもちょっと気にして見ていただけたら楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。

     ――デザイン発表式で、(仙台市地下鉄東西線・国際センター駅前に)自らのモニュメントがソチに続いて平昌分の2枚並ぶのは恐縮と話したが、少年のころの自分に何と声をかけたいか。スケートを頑張っている子へメッセージを。

     僕も実際に小さい頃に(NHK仙台放送局の番組に)特集していただいて、ほんとに小さかったな、って思うことも、すごく今フラッシュバックして、いろいろ思い出しました。(2017年に建てられた06年トリノ五輪女子金メダルの)荒川(静香)さんの(パネルの)隣に二つ並ぶのは、自分がやってこられたことに対して胸を張っていられるなと改めて思いますし、逆に小さい頃から仙台から頑張ってきて、荒川さんの隣に立てるのは、仙台のそういうお力を感じるなと思います。

     今フィギュアスケートを頑張っている子たちに対して、そうですね。うん。もしかしたら僕の演技を見て始める選手とかもこれからいるのかなとか思ったりもしてて、その子たちがこういうふうになりたいなと思えるような人間で常にありたいと思いますし、またそういった僕が感じた仙台の力とかそういったものに関しても、ちょっとでも感じられるような貢献を僕もこれから、荒川さんに助けられたように、これから僕も仙台に対していろんな力を使っていけたらなと思っているので、頑張る環境をつくっていきたいなと思います。ありがとうございます。

     ――羽生選手の今の夢は?

     実は1年前までは自分の夢は4回転半のジャンプだったなと思ってます。それをやることによって自分の夢が達成されるって思ってました。ただ今の自分の気持ちとしては4回転半は夢じゃなくて、しっかり習得してマスターしたいものだなと、本当にすごい近い、具体的な、何というかな……、挑戦すべきもの、みたいなものに思えてるので、夢ではないかなと思っています。だから、自分の夢は……、4回転半を初めて公式試合で、きれいに決める人になりたいっていうのが今の夢かなと思います。

     ――ファンはどういう存在か。

     つらいことも、うれしいことも、もしかしたら自分よりもつらくなってたり、自分よりも喜んでくれてたりする存在なんじゃないかなと思ってます。なんか、やはり直近のこの2シーズンの間、2回も大きなケガをしてしまって、その時に、うん。自分よりもすごくつらいような方もいらっしゃったりとか、そのなかで苦しい状況のなかですごく前に向かってというか、上に向かって立ち向かってる方、そういうメッセージとか、手紙とかたくさんいただいたので、そういう方々の思いが自分に還元されて、最終的に自分の演技になってるんじゃないかなと強く思うので、一言で言うと自分のスケートの源みたいな感じがしています。

     これまで平昌オリンピック前の前のシーズンあたりまでですかね。勝たなきゃいけないとか、強くならなきゃいけないとかいろいろ考えてる時にすごく自分主体だった時があって、でもそういう時でもすごく応援してくださってる方々の力っていうのは感じていたんですけれども、平昌が終わってあらためてこういうモニュメントとかを設けてもらって、改めてみなさまの力が、思いの力がすごい自分のスケートに役に立っているというか、うん。すごく直接的にみなさまの思いというのが伝わっているんだなというのを改めて感じてるので、そういう方々に逆に僕から感謝したいなと思いますし、せっかくスケートではない機会なので、しっかりと発表式か。発表式の時もみなさんの一人一人の顔をみてありがとうと思ってましたし、また、たくさんテレビだとかインターネットだとか、そういうところでみてくださってる方もいると思うので、この場を借りて感謝したいと思います。ありがとうございます。ありがとうございます。

     ――このモニュメントのこのシーンにどんな思いがあるか。

     このモニュメントのデザインのなかに写真っていうのが強く印象に残っていて、自分が滑ってる瞬間を切り取ったものだと思ってるので、このモニュメントを見ることによって、自分の演技だとか……。演技全体でもなくてもいいんですけれども、この瞬間が少しでも思い出されるようなものになったらうれしいなと思います。

     ――モニュメントのポーズについては?

     (フリーの曲「SEIMEI」の)冒頭の「ジャン」、って(音楽が)鳴ってから、縦笛が流れているとこのシーンなんですけど、最初のポーズで、天と地と人とすべてつかさどってると感じていて、それを野村萬斎さんと話をさせていただいた時に、それを改めて意義づけしてもらって、それをすごく大切にしてこの演技をしてました。で、これはそれから、そこのポーズから動き出してるシーンなんですね。そのつかさどってるところから、それを支配しながら、まわりの環境というのかな。うーん、この時はリンクなんですけど、そのリンクすべてをその自分の支配権に置くみたいな。そういう強い気持ちで、意味をもって滑ってました。ありがとうございます。(退場時に)ありがとうございました。これからもお願いします。

 

 

仙台への観光の集客ばかりが言われますけど、本当の復興というのは、

もちろん、経済的、物質的な再建も必要なんですけど、

「一人一人が本当に立ち上がる力」、「生きる力を根本から得ること」 が本当の目標であり、

そこが何より大事だと私は思っています。

 

ちびっこスケーターには、金メダルは憧れになることでしょう。

 

ただし、いつか朽ち果てる地上のモニュメントなんかより、羽生選手が、

天国に、神様によって、神様に認められたモニュメントを建てていただけることのほうが、はるかにずっと尊いことです。

 

 

 

モノに依存して生まれる希望よりもは、モノにさえ依存しない希望。

 

本当に消えないもの。

 

大震災から何を教訓とするのか。

 

やはり財産的な「モノ」は、どんなに高額でも、どんなに長い期間をかけて頑張って得たものであっても、

決して永遠ではないし、いつか必ずなくなるし、天国にも絶対にもっていけない。

命も、ある日突然、いつ終わるかわからない。 

だからこそ、残されている人生、生かされている命で、何ができるのか、なぜ生かされているのかーーー 

やはり一人一人が、

そこが一番、本当に問われているかな、と、

そんなことを改めて強く考えました。

 

 

 

 

今も大震災と、福島の原発事故の深い爪痕で苦しむ方々は大勢いらっしゃいます。

 

声をあげられない、本当に辛い思いをしていらっしゃる方々にこそ、特に神様の真の恵みと守りがありますように、

主イエス=キリストの御名で心から祈ります。

 

有名な「平安の祈り」を、参考までに、最後に載せておきます。

 

(幸せへと続く) 「平安の祈り」

 

神様、

変えられないものを受け入れる 心の平安を

変えられるものを変える 勇気を

そして、その違いを見極める 知恵を どうか私にお与えください。

 

与えられた一日を精一杯生きることができるように

一瞬一瞬を楽しむことができるように

苦しみは平安への通り道であることを 受け入れることができるように

 

たとえ自分の願いどおりにならなくても、

主イエスがされたように

この罪深い世界をそのまま受け入れることが出来るように

 

もしあなたの御心に委ねるなら

あなたがすべてを正しく導いて下さることを 信じることができるように

 

そうすれば、私は この地上において幸いなる人生を送り

また天国においては、あなたと共にある最高の幸せに あずかることができるでしょう

 

主イエス=キリストの御名によって

アーメン

(ラインホールド・ニーバーの祈り)

 

 

 

 

 


羽生選手が、フリー後の記者会見(さいたま世界選手権2019)で答えた内容と動画

2019-04-03 | 羽生結弦選手・注目発言

 

表彰台3人の記者会見動画です。こちらからどうぞ  

こちらの毎日新聞より

冒頭の4回転ループから4回転サルコウに公式練習からこだわっていた。

良いジャンプが結構、跳べていたので、感覚は悪くなかったです。曲(がかかっている中)で跳べないという不安が一番だった。ループが跳べてもサルコウが跳べない、ループを跳べなかったらサルコウが跳べる、ということが練習では結構あった。ただ、今回はループにかなり集中しないといけないと思っていたので、ループが跳べたら、サルコウを跳ぶというのは決めていました。
 

どのようなイメージを持っていたのか。
 

とにかく良いイメージを置いていくというか、スケートリンクの中に自分が降りたイメージをすり込んでという(イメージ)。なんかホログラムみたいな感じですかね。で、そのホログラムの中に自分の体を突っ込んでいって同じように、跳ぶというふうに。普通の感覚ではないかもしれないんですけど、ちょっとした自分のやり方として、そういう感覚でやりました。
 

公式練習のイメージはどうだったのか。
 

感覚の良いジャンプと感覚の悪いジャンプの差がすごく激しくて、なかなか感覚の良いジャンプに曲がかかった状態で入れない、または冒頭からシミュレーションをした時に入れないというのがすごくあった。周りからどういう目でみられようと関係なく、自分が絶対に納得できるまでやろうと思った。

サルコウに対する思いは。
 

いや、なんか…うーん… なかなかエッジ系のジャンプは、合わせるのが大変。本当にトウ系のジャンプを確率よく、効率よく跳べるかというのを感じている。点数的には、はっきり言ってループは3番目の難易度となっているけど、実際に今跳んでいるのなんて、ジュニアも含めて僕ともう1人くらいですかね。
 今回の大会ではループを1本しか跳んでいないわけですし、難易度を考えたら点数的にどうなんだろうというのはちょっと思います。でも、それは僕の強みですし、ループって降りた時にすごい流れるんですよね。その流れを大事にしたいという気持ちは強くある。やっぱりそれを磨きつつ、確率がよくなるトウジャンプというのも増やしていきたいと思いました。

 

 日本開催ということで本当に見に来てくださった方々にもたくさん背中を押していただけました。結果としては2位で、悔しい気持ちもあるんですけど、やっぱりここにいる2人の選手と戦い合えたことに、そして「さらに強くなりたい」と思わせていただけたこと、それにすごく感謝しています。リスペクトしてやまない2人のスケーターにこれからも近づいていけるような、もっと進化して追いついていけるようなスケーターになりたいと思いました。ありがとうございました。

 

 すごく集中して、自分の芯を持って練習できたと思うし、演技でもそういうことを感じながら滑ることはできた。結果としてチャンピオンではないので、もうそういうふうには言えないかな、と今は思う。ループについては成功することができて、それは良かったかな。だけど振り返ってみると、もっといいジャンプができたなと、今は貪欲に思っている。やっぱりクオリティーを上げていって、いろんな面で進化していけたら。

北京五輪についての思いは。

 羽生選手:僕自身も来季にむけてのプランがあるわけではない。もちろん、五輪は2回勝つことができた。やっぱり五輪は素晴らしいものだと思っているし、五輪こそが、競技者、フィギュアスケートのスポーツとして一番目指すべきものだと思っている。それ(金メダル)をとってこそ、チャンピオンと言えるんじゃないかなと僕は思っているので。誰が(2022年の)北京五輪でチャンピオンになるのかを楽しみにしながら、これから過ごしていきたいと思う。

 ループを跳ぶことに、恐怖心や変わったことはあったか。

  羽生選手:トリプルアクセル(の練習)を始めるまでに痛み止めなしで始めた。それは完治させるというか、薬がない状態で跳ばないといけないという使命感というか。ゆっくりだったが、痛み止めを飲まずにやっていた。

     ただ、4回転をやっていくにあたってやはりランディング(着地)で痛いというのはどうしてもあった。もちろんあの時よりは足首は強くなっていると思いますし、ループを跳べる状態にはなっているので、強くはなっていると思う。

     ただあまりにも五輪前にけがをしてしまい、その前に積み重ねていたものが大きくて。(グランプリシリーズの)ロシア杯でけがをしてしまった時は正直、前の時より大きく痛めてしまうようになってきているので、いろいろ気をつけないといけないなとは思った。

     リハビリも含めて、7月からループをやるようになって変わったことは、やっぱりできなくなってしまっていたこと。足の筋力が落ち、そうやっているうちにループジャンプが小さくなってしまった。足のけがをしやすくなっていた。結果的にけがをしたことによって、もっと大きく跳ばないといけない、もっと力強く踏み切って跳ばないといけないなというふうに変われたと思うし、前よりもうまくなれたと思う。

 

次は4回転アクセルか。

 羽生選手:もちろんアクセルを跳びたいですね。試合で跳ばないと意味が無いと僕は常々思っていますし、やっぱりアイスショーとかで練習していて跳べるようになったとしても、試合で決めて公式の記録にならないと意味がないと思います。アクセル、やっていきたいですね。

 

 

 

こちらは、24日(日)のエキシビション前に行われた、スモールメダルセレモニーの動画です。(羽生選手、ネイサン選手、ゾウ選手)

こちらをどうぞ。

 

 

 

 

さて、このインタビューで、ハッキリと羽生選手も言っていますけど、自分の後で、「ぷーの雪崩(なだれ)が起きる」=「ウォーミングアップが出来ない」って断言していますよね。

そして、「しかもアウェイ(※ライバルの国の会場だということ)」という悪条件が重なった状態でも、自分で完全にコントロールしてノーミスの演技をしたという点で、羽生選手はネイサン選手を尊敬する気持ちが強くなった、と。

それはつまり、もし自分が、このネイサン選手と同じ環境に追い込まれたら、演技に集中するのがどれだけ大変か、羽生選手はよくわかっているからこそ、でもあります。

プーさんを異常なまでに大量に投げ込むことで、「ウォーミングアップが出来ない」状態に後続の選手を追い込むことが、本当に「神聖な」リンクでの、「本気の勝負の場」としてふさわしいのかどうか。この状態がエスカレートしている現実を、神様は、どうご覧になっているか。

「本来の勝負」と全く違う手段で、相手に不要なプレッシャーをかけるような「邪道」「裏ワザ」は、神様は余裕で見抜いておられると私は思います。

今回、投げ込みをプレミアム席に限定されていたのは、投げ込まれる数を減らして、回収の時間を減らして、後続選手への運営を円滑にするためだっただろうと思います。

だけど、その結果、一部の羽生ファンは、違う席の人たちが持ち込んだぬいぐるみをプレミアム席に配って投げ込みを依頼するなどという「ルール破り」を駆使して、結果的に、あれほどまでにネイサン選手の演技開始を遅らせたわけです。

今回の大会で「フラワーガールが足りなかった」などという主張も、もし本来のルール通りの、「プレミアム席限定」だけが行っていたのなら、そんなに数が投げ込まれるはずもなく、フラワーガールが大勢必要になるはずもないのだから、もしルール通りに羽生ファンが守っていたら、ここまで問題にはならなかったと思います。

正直、私は会場で見ていて、あまりの異常な数に私は驚いたし、何より今回酷かったのは、日本開催だったというのに、ラッピングもしない「むきだしのぬいぐるみ」が大量に投げ込まれたこと。そんな状態で滑るのは、本当は後続の選手は危ないに決まっているし、そんなことは誰よりも、羽生選手本人が一番わかっていると思います。

片付けが遅くなって時間がかかり、ちっとも後ろの順番のネイサン選手が演技開始できないことに、見ていて申し訳なさを感じました。

私が他選手のファンで、特に羽生選手の後続となった選手のファンだったら、内心かなり怒っているし、不愉快極まりないと思います。

本来スケートリンクは、練習の時は、ごみ一つ落ちていても危ないし、物の投げ込み禁止なんて当たり前のこと。

怪我で苦しんでいる羽生選手を本気で応援する羽生ファンなら、当たり前のように、何が選手にとって怪我につながるのかを、真剣に考えなければならないと私は思います。それこそが、本当の競技や選手への「愛」だろうと…。 

そして、羽生選手はご自分でも言っているように、「裏技」「魔法」といった「邪道」を使うのではなく、「技術力」と「真の芸術性」という2大「正攻法」での正々堂々とした真っ向勝負が好きな人です。 

数字に滅茶苦茶強いから、採点についても、非常に敏感に感じ取って、いろいろ見極めていることが多いですよね。

しかし、ネイサン選手とゾウ選手は、どちらも疑いようもないほどのジャンプの才能の持ち主でもありますし、この二人には、芸術性もかなりあります。

そして、アクセルとループの技術については、彼らよりも羽生選手の方に軍配が上がり、特に「アクセル」が苦手だったネイサン選手とは、アクセルについては、羽生選手とかなりの差があります。

それをネイサン選手本人も、誰よりもよくわかっているからこそ、「4回転アクセルは自分は挑戦する予定はない」「最初の成功者はきっと結弦」「結弦の4回転アクセル成功をぜひ見てみたい」「楽しみにしている」とまで言ってくれて(そしてこれは本音でしょう)、アクセルが最も得意な羽生選手に最大限の敬意を表して、なおかつ、本当に成功を期待してくれているわけで、これはもう、アクセル大好きで、スポ根大好きだった羽生選手には、嬉しいに決まっていますよね。(笑)

でも、このインタビューで一番面白いのは、松岡修造さんに向かって、自分が試合直前までどれだけ熱くなって練習していたかを語りながら、「熱くなるだけじゃダメだろ!」って、ついに自分で足りないものに気が付いたことを、照れながらも熱く語るラストかな。(笑)

 

 

さて、これよりも一日前、フリーから一夜明けた24日(日)の昼の羽生選手の会見・一問一答は、こんな感じでした。( 上の修造インタビューの方が、こちらよりも後になされたものです。)こちらの記事より

 

――今季、集中して自分のペースで練習できた利点はあったか

 ◆利点はなかったと思います。はっきり言ってしまうと。やっぱり、あのー、今回試合を終えてみて、やはりあのー、練習できなかった2カ月間の重さっていうのはすごく感じましたし、まあ、実際その2カ月間が、えー、それから練習をはじめるにあたって、ものすごく影響を及ぼす期間が長かったので、そうですね……。かなり大変でした。できればけがはしたくないです。はい。

――来季はフル参戦か

 ◆来季はそうですね、フルでやりたいですけど、うん。やっぱり足首の状態をみて、これからいろいろプラン立てをしていかなきゃいけないなというふうには感じております。

――右足首の特別な治療はするか。リハビリか

 ◆いろいろ相談はしているんですけれども、まあ、手術してどうなる問題でもないですし、ほんとに大きく痛めてしまってから、より簡単な衝撃でけがをしてしまう。または同等の衝撃でもより大きくなっていくっていうのが、すごく感じています。なので、もちろん平昌オリンピックの時の前のけがの仕方と、今回のけがの仕方というのはまったく違う方向なんですけど、明らかに今回のほうが治りが遅いですし、状態も悪かったっていうのは、やっぱりその足首の耐久性、これからの足首の寿命みたいなものですかね。そういうものもやっぱり加味したうえで、リスクを負いながら練習しなくてはいけないなっていうことを改めて突きつけられました。

――けがした時にエフゲニー・プルシェンコさん(ロシア)と、(五輪2連覇の)ディック・バトンさん(米国)とハビエル・フェルナンデスさん(スペイン)の言葉が支えになったと。大事にしたり、来季に励みになる言葉は

 ◆まあ、はっきり言ってしまえば全部なんですけどね。ただ、あのー、プルシェンコさんはやっぱり、彼が競技者としてやってきた心得だとか、そういったものをあらためて感じたことによって、あー自分もやっぱり何て言うか、自分がいうのもおこがましいんですけど、同類だなというか。そのー、こだわり、勝ちにこだわる心の覚悟とか、スケートへのその情熱っていうかそういうものが一緒だなあというふうに思って改めて火がついたのと、ハビエルはやっぱり一緒に戦ってくれるというか一緒に背中を押してくれる、本当に素晴らしい友達だなというふうに思いましたし、バトンさんはほんとに「もう彼は好きに滑らせてやれ」とかって言ってくれてましたけど。でもたぶん、まあ今回世界選手権を通してですけれども、このシーズン通して、世界選手権をふくめて通して、えー、自分のために滑るというのはやっぱり素晴らしいスケーターたちと、尊敬しあえるスケーターたちと一緒に戦って、で完璧な演技をしたうえで、やっぱりそこで勝つことっていうのがたぶん一番うれしいですし、それこそが自分のために一番なるんじゃないかなっていうのに気がついたので、ある意味また、うん。原点に戻れたのかなという感じがしました。

――4回転について。来季プログラムに入れ込むとしたら、どのあたりまでか。

     ◆状況次第ですよね。まあ、それもはっきりと明言は難しいです。あのー、ほんとに若い頃みたいにがんがん練習すれば跳べるっていうようなジャンプではないですし、もちろんルッツに関してはすでに跳べていたジャンプではあって、えー、まあ筋力的にもだいぶ戻ってきてはいますし、強くもなっているので、たぶん1週間2週間ほど練習したら何回かに1回かは、何十回に1回かは跳べるような確率には戻ると思います。ただ、それをやることによってのそのリスク。僕の場合は、失敗するというよりも、けがをするリスクっていうのをかなり多く考えなくてはいけないので、そのリスクを踏まえたうえで練習をしていかなくちゃいけないのかなということで、ちょっと明言は難しいです。ただ、やる気ではいます。はい。全部。はい。

――負傷した右足首。前回よりも治りが遅いというが、オリンピックであれだけの演技ができた。今回も大丈夫という気持ちは

 ◆あのー、ショートは若干ありましたね。あのー、そのー、オリンピックの前はあまり練習が積めなかったんですね。で筋力もしっかり戻っていなかったですし、体力も戻っていなくて。でどちらかというと、体力をあり余らせた状態で試合に向けなきゃいけないという感じがあり、そうやって公式練習を組んでいたんですけど、今回はしっかり追い込んでこられた。ある意味痛みはしっかり止めてますけど、痛みを止めた上で、追い込みきれてきたうえでの演技だったので、ちょっと体力を余らせすぎたかなっていう感じがあって。で最初のミスにつながったのかなというふうには分析しました。なのである意味、今回ショートのあと1日あったことで、またトレーニングとして再開できたと思ってますし、そのトレーニングができたからこそ、次の日にしっかり足がしまった状態で、もちろんみなさんの声援の仕方っていうのもものすごく感じてはいたんですけれども、体の状態もちょっと疲れた状態として、いいバランスになったのかなというふうには感じました。

――ショートの日にイチロー選手が引退したが、イチロー選手について

 ◆いやあ、えーっとお……、うーん……。さみしいなっていうのが率直な感想ですかね。もちろん、本当に世界のレジェンドなんで、もう何回も素晴らしいバッティングセンスや、あのー、盗塁とか走塁のセンス、べーランのセンス……。へへへ。あの方。もうほんと語り出したらとまらないんですけど、でもほんとになんか……、いろんな言葉で僕も支えられましたし、いろんな言葉にいろいろ影響を受けて練習方法を変えたり、トレーニング方法も変えたりしてきたので、やっぱ素晴らしい方だなって改めて思うと同時に、これからもなんか言葉っていうのはいろいろな媒体で残っているので、それをまた研究しつつ、自分にも生かせたらいいなというふうにも改めて思いました。

――子ども新聞サミットのアンケートで好きなスポーツ選手の1位

   ◆ありがとうございます。はい。

――子どもたちへメッセージを

 ◆えっとー、まずオリンピックであのー活躍できて、多分あのー、スケートを見たいと思って見てる方々じゃなくて、オリンピックとして見てくださった方がたくさんいたのでそういう結果になったのかなと自分では思っていて。やっぱりでもオリンピックの印象ってすごくものすごく強いのでこれからもやっぱチャンピオンらしく滑りたいなと思いますし、それと同時にえーもっと貪欲に、もっと強くなっていく、向上心を持っていくというところも見ていただけたらなと思ってます。

――平昌五輪後、ちょっとだけ現役を続けると。あふれるモチベーションはある

 ◆いやあ、ほんとなんか、うーん……。正直な話をすると、平昌後、結構ふわふわしてたんですよね。でシーズン始まる前もけっこうふわふわしてて、なんか目的がきっちり定まってなかったのかなという感じがしてました。あのー、まあでもやんなきゃいけない。なんかやんなきゃいけないんだなあ、って思いながらなんかスケートをやってて、今こうやってさっきも言ったように、自分の原点がこのシーズン通して見えましたし、なんか、やっぱスポーツって楽しいなって。へへへっ。この強い相手を見たときに沸き立つようなあのー、なんだろう、ぞわっとするような感覚。もっと味わいつつそのうえで勝ちたいなって思えたので、それのためにアクセルも今はあるという感じですかね。すみません。語りすぎました。

――イチローさんの一言で、印象にのこってる言葉。一言お願いします

 ◆えー。あー。(少し考えて)あー、言いたいこといっぱいありすぎてまったく浮かばない……。すみません。ありがとうございました。

 

 


羽生選手の世界選手権2019フリー「Origin」4カ月ぶり復帰で見せた気迫の演技

2019-04-01 | 羽生結弦選手のおススメ演技動画集

 

羽生選手の、2019さいたま世界選手権での

フリーの演技動画です。

 

https://youtu.be/jg3zLyaMYmE

 

 

「4回転ループ」に使命感を感じて頑張っていた羽生選手。

私も最大に注目していたのは、そこでした。

だから、本番で成功できて、本当に良かったですね!

 

気迫の演技、羽生選手の本気が込められた凄い演技で、

4か月ぶりの復帰戦だというのに、よく頑張ったと思います。

総合難易度は平昌五輪の時の「SEIMEI」を確実に上回っていたので、

羽生選手としては達成感があったことでしょう。

 

そして何より、難易度のわりには得点にならない、4回転トウループ+3回転アクセルというジャンプを、世界選手権でバッチリ決められたのは、大きかったですね!

あまりにもあっさり跳んでいたから、難易度の高いジャンプだという風には見えなかったほどです。

 

2つ目の4回転サルコウが、着氷が乱れたのが惜しかったですけど、頑張って堪えて、あの体勢から転ばずに立ち上がったのが凄かったですね。

途中の振り付けが今までよりすごくカッコ良く決まっていましたし、今までで一番良かったと思われる箇所がありました。

 

ただ、ジャンプの着氷の時に、羽生選手にしては、足首が柔軟に動いていないことが何度もあったので、怪我の影響、あるいは痛み止めを使っていて感覚がつかみにくいのかなとは見ていて感じました。

(日本に来てから試合本番まで、日に日にジャンプがそのようになっていっているように見えたので、悪化しているのでは、と思えて、そこが心配でした。)

その分、GOE(出来栄え点)が、怪我がなく本来の羽生選手が出来るベストが出来た時と比べれば、出してもらえていない印象がありましたし、ただ、このあたりの採点がおかしいのは女子の試合を見ても明らかでしたけど、それは羽生選手も、もちろん気がついていたことでしょう。それでも、羽生選手は、自分のベストと比べたら、汚いジャンプだったと自己評価して、より良くしたいと語ってくださいました。フリー後の夜中に映像を確認して気が付いたようで、反省会をしたと言っていましたね。

この点は、ネイサン選手は流れは良くても、前後のつなぎや入りの難しさなどは羽生選手よりも簡単にしているのが明らかだったので、私は正直、フリーだけで、ネイサン選手とここまで得点差が出るとは思いませんでした。

ジャッジの採点の、加点・減点の仕方に、今季は特に安定感や決まりがない感じで、本来のルール通りに運用されておらず、そこが観客側や選手からの不信を招いていたように思います。

 

女子の試合観てれば、羽生選手も色々感じたことでしょう。

だからこそ、ネイサン選手の闘い方の潔さと清々しさは、羽生選手の胸にも強く響いたことでしょう。

ただ、テレビで流れる映像は、カメラの映し方や演出の仕方によって、最後のあたりは羽生選手の表情が全く違って見えるので、わざわざ変な角度から撮っている映像を繰り返し流すのはどうかと思いましたね。

現地会場で観ているのと、全然印象が変わることが多々あります。

現地での印象は、限りなくノーミスの演技をした、高難度ジャンプも楽々跳んでことごとく成功したように見えた、それに尽きます。ちょっと慎重に跳んでいるとは思いましたし、足が万全ではないのは、観ていて特に着氷で感じましたけれども、だからこそその中では良くやった、素晴らしい演技だったと思います!

 

フリーの時は、ショートと違って、会場温度も下がって、氷がよくしまっていてエッジ系ジャンプが跳びやすくなったそうなので、本当に良かったですね!

ちょっと迷ったけど、ショートの特は会場が暑すぎたと書いた甲斐がありました。

ネイサン選手が、氷が柔らかかっただの、会場暖かくて選手は慣れるのに大変、などと発言してくれたのも良かったでしょうね!

 

選手第一の会場でないと、最高の演技を見るのは難しくなりますね。

それは結局、観客のためでもあります。

 

 また、羽生選手の演技の凄さは、ただの練習着の時に一番良くわかると私は思います。

本質が出ますし、動きの素晴らしさが際立つのでね!

この演技は、練習着だったら、演技構成点も、同じ演技でももっと出ただろうと思います。

北米男子がシンプルなデザインの衣装が多いのには、きちんと理由がありますから。

何が伝わるのか、何を意味するのかは、大きな影響を与えます。

 

起源も本質も、余計なものをそぎ落とした先にある、究極の完成体のようなもの。

 

そして、プルシェンコさんをリスペクトするプログラムにした時点で、優勝や一位以外、許されなくなることがわかるプログラム選択だったと思うので、絶対に勝たなきゃ!と羽生選手が

自分にプレッシャーをかけるのは必然だったと私は思います。

プルシェンコさんご自身が、金メダル以外は全部敗北、とハッキリ言って来ましたから。

 

でも、真の神様はご自分に本当に従う人たちには、悪いようには決してなさらない、

本当に聖なる誠実なお方です。

 

そして、羽生選手の本音を、そして本当の羽生結弦という人間の全てを、世界中の誰よりも知っていらっしゃる。

何が本当にその人にとっての幸せなのかも、誰よりもご存知です。

羽生選手に限らず、今ここを読んでくださっている、あなたのことをも、ですけど。

 

松岡修造さんが最後にしたインタビューの羽生選手は、

より本当の羽生結弦さんになれる、そしてなろうとする羽生選手だったと思うので、

良い笑顔でしたし、ご自分でも言っていたように、フリーな感じで、とても良かったですね!

 

大事な才能をつぶされないように、そして本当の意味で最高の形で今後も生かされるように、

そして何より、羽生選手が本当の意味で幸せになれる、主の御心の道だけが開けていきますように、主イエス=キリストの御名でお祈りしてます♪

 

凄まじい覚悟で頑張ってくれたこと、選手生命をかけるほどの想いだったこと、

痛いほど伝わってますので、

誰よりもありがとうを羽生選手に贈りたいと思います!