9月28日追記: 羽生選手は、フリーはプルシェンコさんへの想いの詰まったプログラムであり曲であることを繰り返し言っていたのに、そのプルシェンコさんのことを全然理解できていなかった振付師に、事実上プルシェンコさんへの究極の侮辱に該当することを嬉々としてインタビューで言われてしまってお気の毒でしたね。あんなインタビューを世界に流されては、プルシェンコさんが完全に無反応で沈黙を貫くしかないのも当然だと思います。
今回、フリーだけが「韓国の選手」であるチャ・ジュンファン選手に負けたのも、あんなインタビューを流されたら必然だったと言えますね。 浅はかな知識や「なんちゃってアジア理解」で、重い歴史をもつ日韓関係を振り回すのは本当にやめていただきたいし、あれだけの大怪我を負ったというのに、回復したとたん、羽生選手が人間じゃない何かみたいにいうのも、いい加減やめて頂きたいです。盛り上げるためとはいえ、本当に無責任で酷いインタビューでした。
あれでは、あの振付師に羽生選手が本音を語らない、語れなくなってしまうのも当然かと。
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9月27日: インタビュー内容の全文・詳細をさらに追加しました。
9月25日: 羽生選手のインタビューとその内容を、追加しました。
9月24日: 演技動画、ニュース動画、表彰台動画、感想を追加しました。
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オータムクラシック2018が終わり、羽生選手が優勝!
全然演技には納得してないだろうけど(笑)、まずはとにかく優勝おめでとう!!
昨年は惜しくも2位でしたからね。(笑)その後、五輪2連覇はしましたけど。(笑)
フリーの演技時間も短縮され、新ルールとなった今シーズン、ほとんどの選手が対応に苦慮しているように見えましたけど、
リハビリ後だった羽生選手には、なおさら本当はきつかったことでしょう。
五輪2連覇して、普通なら休みをとるところですが、
それでも羽生選手は、平昌五輪後、3か月以上もドクターストップのかかっていた身体を 意欲的に調整に努めながら、
無事に試合に戻ってきて、新フリー「Origin」を初披露してくれました。
まずは、こちらも初披露となった衣装ですが、
パッと見の印象として、(あ、これは点数が出にくいかもな…)というのが私の第一印象でした。
全身黒だから、本来は氷に映えやすいところですが、羽生選手は身体のラインが非常に美しく、それで完璧なフォームで跳ぶので、動きの美しさが際立つのですが、
ちょっと今回の衣装、外側のラインが、羽みたいな毛羽立ちがある影響か、遠目で観た時に、その一番美しく際立つ「動きのライン」が、練習と比べて、ボケて見えてしまっていました。
練習着みたいにシンプルにラインがくっきり出て氷に映えるほうが、羽生選手の技術の高さがよくわかり、引き立って、確実な高評価につながるだろうというのが、私の印象でしたので、(練習時は、その動きのシャープさが際立っていたので)
その点はちょっともったいなかったかな…と思いました。
でも、見慣れたらまた違うのかもしれないですし、テレビで見たのちにまた改めて感想を書きたいと思います。
(→追記・やはり、腕のラインはもっとシンプルにクッキリと際立った方が、演技は圧倒的に引き立つだろうと思いました。
何度か見返して見ましたけど、腕のところは、最初の「白鳥の湖」の頃の衣装のイメージに少し近いですが、あれは白鳥だし、
腕の動きも流れるような動きが多かったので羽っぽさが効果的でしたが、今回のプログラムは、力強さや直線的な動きが多いので、その動きの良さや、羽生選手の技術レベルの高さが「モコモコ感」でブレて見えてしまい、活かしきれていないように感じます。
表彰台などでUPになった時や立っている時の映像を見ると、細かい部分で非常に凝っているのもよくわかり、美しさも感じられるのですが、演技中はそこまで全然見えないので、むしろ動いている最中の、腕のラインのデコボコ感の方が目立ってしまってもったいない感じがします。
難しいけど、羽生選手が何を表現しようとするのか、何を強調したいのかで、大きく変わるでしょう。)
プルシェンコさんの衣装を意識しつつ、自分らしくしようとしたイメージはありましたが、スケートの演技は、氷上全体で観た時にどう映えるかもとても重要だと思うので…。
何はともあれ、羽生選手が気に入ってこだわっている衣装なら、それでよいとも私は思います。(笑)
さて、演技は、やはりかなり緊張していたように見えました。
練習と比べて、やや動きが固く見えましたけど、ただ初戦だし、新プログラムだし、新ルールだし、怪我明けだしで、それでもあの大怪我からオータムクラシックに間に合ったのがすごいと思います!
4回転ループも、練習ではかなり完璧にきれいに跳んでいる姿を見ましたけど、でも、なんとか無事にまとまってよかったですね。
公式練習の時から、これはかなりハードなプログラムなのでは、という印象がありましたし、だからこそ、一度調子が狂うと後がガタガタになりやすいのではとの懸念もありましたけど、やはり途中で一度でも転倒して調子が狂うと、音楽とずれてしまうので、4分に短縮されてしまった今シーズンは、その後が調子が狂いやすくなるだろうと思います。
特に、音にものすごく敏感な羽生選手は、より調子が狂って焦ってしまうのでは、と思えていましたけど、後半はちょっとそんな感じに見えましたね。
(宇野選手も初戦で、かなり振付を省いたように見えましたけど、そういう場合の対応に苦慮するからではないかな、と思ったのですけど、どうだったのでしょう。)
今シーズンは、難しいことをやっても転倒すると、挑戦したことがかえって大損したかのようなスコアになりやすくなるので、
怪我回復途中で、なおかつ、「技の挑戦」が主な目標の羽生選手にはある面では得点で報われにくく、
技のちょっとした成否などで、得点の乱高下が激しくなりやすい、そんなルールになってしまっているところは、ちょっと残念ですけど、仕方がないですね。
実践に戻ってきたのが久しぶりなので、試合勘を取り戻すのには、今回の大会はちょうどよかったのではないかと思います。
とにかく、無事に優勝、本当におめでとう!!
グランプリシリーズは羽生選手は11月スタートなので、それまでにまた体調を整えて、自信を取り戻してほしいと思います♪
練習を見る限り、良くなっているものは多々あると思うので、
是非、あまりプルシェンコさんの視線からの演技へのプレッシャーで硬くならずに、
「Origin」で、羽生選手の「Original」な魅力が発揮されるよう、さらに楽しみつつ、取り組んでいってほしいと思います!
より完成形に近づいた演技が観られる日を、楽しみにしています♪
羽生選手、まずは初戦、本当にお疲れ様でした~!!
よく休んで、リラックスして下さいね!!
こちらは、現地の方が撮影された、表彰台の動画です。
この映像を見ると、他の映像よりも、金色の輝きも効果的な感じに見えるし、黒も濃く見えるし、
衣装は随分と氷に対して美しく映えているように見え、総合的な印象はそれほど悪くはないですよね…!
演技で細かく動いていない分には、なかなか手の込んだ衣装だと思いましたが、問題は演技中の見え方かなあ、と思いました。
遠目で見た時の印象が悪いのは、やめた方が良いですね。
こちらは、ニュース動画です。
もう一つのニュース動画。ニュースEvery
「めちゃくちゃ悔しいです。あのー、これからまだ、できること沢山あると思いますし…」
「ほんとに、悔しい気持ちが一杯なので、やっぱり、強くなりたいですね。(笑)
また一皮むけたなって、思って頂けるような演技を目指して頑張ります!」
頑張って下さい…! 100皮じゃなくて良かったです。(笑)
「まあ点数に関しては、やっぱり、ふがいないなっていう気持ちが沢山ありますけれども、オリンピックが終わってから、
ある意味でちょっと抜けていた気持ちの部分が、また自分の中にともったな、という風には思うので、
あの…まあホントに、火をつけられたような状態ですけれども、これからさらに頑張りたいなという風に思います。」
「しっかりとできることを 計画を練って、最短で強くなりたいと思っています。」
ちょっと抜けていた気持ちの部分、と羽生選手は表現していますけど、
五輪を 2連覇までした後で、さらに大怪我の最中にさえ、もし気を抜けず、あるいは、
「気持ちを抜くこと」が出来なかったら、それはかえって異常というか、逆に まずかっただろうと思いますし、
少しでも羽生選手が幸福感でいてくれた方が、私は嬉しいですね。
楽しさ、笑い、幸福感は、免疫力を高めますから。
私はもう、悲しそうな表情の、あるいは、必要以上に追い詰められた状態の羽生選手を見たいとは思いません。
人間は、高い緊張状態を長くは続けられないように、身体がきちんと出来ていますから。
だけど、プルシェンコさんへの想いの入ったプログラムで、
羽生選手が納得いかない演技で満足するはずもなく、
それどころか、プルシェンコさんがかつて使った曲だからこそ、絶対に最高のものにしたいと思っているはずで、
そうでなければ失礼だとさえ羽生選手は思っているでしょう。
だから、自分の理想通りの演技に もしならないと、申し訳なさもあって、
悔しくて仕方がなくなるだろうというのは、試合前から解っていたことです。
羽生選手が「勝ち負けや点数にこだわらない」と言っていることや、「楽しみたい」と言っていることの意味は、
今の採点ルールでは、羽生選手がやりたい技や構成が、必ずしも点数には結びつかないからこそ、余計に強調してきた発言であって、
特に昨シーズンまでは、1位になれないと、観戦に来たファンからの苦情が来るほどの状態だった羽生選手にとって、
本当に自分がやりたい、表現したい、あるいは挑戦したい演技こそが「楽しめる演技」であり、
「それを自由に目指せること」が、「楽しい」「幸せな」状態なのだと思います。
数え切れないほどいるファンが、「私はこういうのが観たい」「こうして」「ああして」とそれぞれが勝手なリクエストすることに
応えなければならないとしたら、羽生選手の身体はいくらあっても足りません。
そして、羽生選手の目指す演技は、同時に絶えず大変なリスクを伴うものなので、
自分が納得した上で、自分のためにやる決意が絶対に必要だし、誰かにやらされるものであってはなりません。
そして、それを目指す過程では、勝利だけにこだわっていたら、今の採点ルールで、高いリスクなどとることは出来なくなりますから、
「勝ち負けや点数にはこだわらない」「楽しみたい」という言葉につながってきたと思います。
羽生選手は「気が抜けていた」のではなくて、今まではむしろ、「気を抜かなければいけなかった」期間だっただけです…!!(笑)
新ルールは、前人未到の4回転アクセルなど、前人未到の技を目指して、でももし本番で転倒したら、その分、点数や順位が大幅に落ちるような仕組みになっています。
羽生選手がやろうとしてること、目指したい演技は、そういうリスクを伴うものだからこその、今までの発言でもあり、
誰かに負けたり、低評価な演技になってしまうことは、
プルシェンコさんへの想いを載せたプログラムだからこそ、誰よりも、羽生選手自身が、一番避けたいことでしょう。
目指す演技への過程をも、全知全能の神様がお守り下さいますように、主イエス=キリストのお名前でお祈りしています!アーメン。
こちらは、サンケイからの、インタビュー 一問一答。
――今季からの新ルールでの初戦を終えて
「点数に関してはふがいない気持ち。まだできたなと思うところがたくさんあった。ジャンプの質に関しては、こだわりを持っている入りや出をしっかりとできるようにこれから練習したい」
――きつそうだったが、実戦で新たに4分の演目をやってどうか
「(昨季までの4分半ではなく)4分だからきついということではなくて、ただ単に自分の実力不足が出ているなという感触があった。しっかりとこのプログラムの構成に耐えうる体をつくらなくては」
――2022年北京五輪を目指すのか
「そういう気持ちは特にない。ただ、今回の試合で一番感じたのは、いい演技ができないのはすごく悔しいなということ。もっと強くなりたいと心から思った」
――自分を動物に例えるとしたら
「猫かな。本当にわがままだし、マイペースだし、自分がしたいようにやっている。もうちょっと大人にならなくては、と思っている」
――新ルールでの初戦を終えて
「点数に関してはふがいない気持ち。まだできたなと思うところがたくさんあった」
――新たに4分の演目をやってどうか?
「4分だからきついということではなくて、ただ単に自分の実力不足が出ている。しっかりとこのプログラムの構成に耐え得る体をつくらないといけない」
――思い描く表現はできているか?
「表現にはまだ至っていない。ジャンプがきれいに決まって、ストレスフリーな状態じゃないと、プログラムは表現できない」
――22年北京五輪を目指すのか?
「そういう気持ちは特にない。ただ、今回の試合で一番感じたのは、いい演技ができないのは凄く悔しいなということ。もっと強くなりたいと心から思った」
――自分を動物に例えるとしたら
「猫かな。本当にわがままだしマイペースだし、自分がしたいようにやっている。もうちょっと大人にならなくては、と思っている」
スポーツ報知より、フリー演技後の、一問一答全文 かなり詳しくて長いです!!
―悔しい滑りになった。
「そうですねえ。本当に初戦毎度で本当申し訳ないんですけど、あのー、また260くらいしか取れないんだなあって思いました(笑い)
―試合で初めて新ルールの4分を滑ってみて。
「まあ、4分だからきついということではなくて。本当に、ただ単に自分の実力不足が出るなあという感触がありました。まあこれから練習して、しっかりとこのプログラムの構成に耐えうる体を作らなければなあと思います」
―後半の忙しさは気になるか。
「うんとー、まあ単に体が、まだこのプログラム自体についていっていないかなという感じがしています。ええ…これがまだ自分の実力だと思うので。やはり、実力以上のものは演技には出ませんし。しっかりとあのー…この悔しさを、しっかりと感じながら、次戦に向けてがんばっていきたいと思っています」
―曲の表現?
「いやもう、表現とかには至ってないなと本当に思っています。やっぱりプログラム自体は、ジャンプがきれいに決まって、本当にきれいに決まって、ストレスフリーの状態でないと、ええ、プログラム自体は表現しきれないと思いますし。それは昨日のオトナル(秋によせて)に関してもそうだと僕は思っているので。ええ、これから、もっと練習して、本当に、僕自身の感覚でもあのー、うしろめたい思いがないような、あのー、いい感覚で両方ともプログラムを滑りきりたいなと思います」
―4回転トウループ―3回転半にいこうとしていた?
「そうですね。いこうとはしました。ただ、あのー、まあ、サルコージャンプでミスをしてしまっていたので。その時に、4―3をどこかで入れたいなあと、うんと、コンビネーションの3回転をどこかで入れたいなあと言うことも一瞬考えたので、まあ若干考えはしました。ただ、最終的にコンボは全部ほぼ使えない状態でこういうふうになってしまっているので、やっぱり反省点はすごく多いです。はい」
―その後はフリップトウに?
「フリップにする予定でした。はい」
―新しい採点でSPとフリーを滑って、戦術面についてはどう考えるか。
「えっとー、まああんまり戦術っていうことは考えていないです。あのー、本当に自分自身が滑りたかった曲でプログラムを作っていただき、そして自分が今できることを、あのー、プログラムの構成として入れ込んでいただいているので、やっぱりこのプログラム自体は本当に自分が楽しめればいいなあという気持ちも強く出ているプログラムだと思います。なので、もちろん、今回、まあなんとかギリギリの点数で勝つことは出来ましたけれども、ううん、まあやっぱり、実力があまりにも足りないので、この自分が滑りたかったプログラムに対しての実力があまりにも足りないので、あのー、自分も納得できるような演技ができるくらいの練習をつんでこないとだめだなというふうに思っています」
―前半丁寧に入っているように見えたが、やはり後半は相当きついのか。
「うんとー、まだこのプロに対しての体力がないという感じが一番強いです。やはり、あのー、まあ「Hope&Legacy」だったり、「SEIMEI」だったり、去年のオータムクラシクも「SEIMEI」で大変なことになっていましたけれども、やっぱり、その、試合での緊張感だとか、ええ…まあフリーの後半のある意味での構成の難しさとか、そういうことも考慮すると、やはりこの時期に作り切れていないなあという感じはいつもしています。ただそれだけかな。はい」
―4T―3A。あれはシークエンスですよね?
「はい。そうですね」
―基礎点0・8倍でもあえて入れるのは。
「ふふふ。別に、別に世界初のとかそんなのは、ねえ、どうでもよくて、自分にとっては。ただ、あのー、ほぼスコアに、なんだろう、縛られることなく今演技できているので。まあそういう意味では、自分ができうるジャンプ、点数的にということではなくて、自分ができる最高のコンビネーションになると、やっぱり、まあ、4回転からのアクセルだったり、そういったものになるのかなあと思って、まあやろうかなとは思っていましたけれども」
―演技後、何を口にした?
「なんか言っていました? わかんないです(笑い)」
―何かほえていたようだが。
「わかんないです(笑い)」
―ショートの4T―3T。スコアをみると後半の点数になっていなかったが。
「まあ、あれはあれで大丈夫です、僕は。あのー、特に(笑い)。あのー、なんですかね。悔しさとかそういうのも何もなくて、まあそうなるだろうな、とは思って入れているので、特に思っていないです。ただ、僕としてはあのプログラム、あの素晴らしい曲、あのプログラムに対して、やっぱりきれいな終わりかたで終われなかったのがすごく申し訳ないですし、これからさらに練習を積んでいかないといけないなと思った昨日と今日でした」
―改めて、初戦を終えての気持ちは。
「めちゃくちゃ悔しいです。あのー、これからまだあのー、できることたくさんあると思いますし、あのー…練習の段階でもまだ、まだええ…完成させられる、完成させることができていない部分がほとんどだったので。まあ試合を通して改めて、これからさらに身を引き締めてがんばっていきたいなというふうに思います」
―SPは前半にジャンプを集めた。フリーは新ルールの4分を初めて滑った。そのあたり、今大会を通して。
「まあ点数に関しては、やっぱり不甲斐ないなっていう気持ちがたくさんありますけど、自分にとっても、まだできたなと思う所が本当にたくさんあったので、ジャンプの質に関しても、また、こだわりをもっている入りや出だったり、そういったところまでしっかりとできるようにこれから練習をしていきたいなと思います」
―収穫は?
「なあ…にも、ない、というか…えっとー、今回試合で、まあ試合に出て良かったなと思うのは、やっぱり試合で勝ちたいなっていう気持ちがすごく強くなったのと、あとは、あのー、まあ、ある意味で、オリンピック終わってから、ある意味で、ちょっと抜けていた気持ちの部分がまた、自分の中にともったなというふうに思うので、あのー、本当に、火をつけられたような状態ですけれども。これからさらにがんばりたいなと思います」
―毎年初戦は悔しい結果だが?
「まあでも。あのー、ショートの方は完璧ではないんですけれども、あのー、ジャンプをとりあえずまとめることができたっていうのは、まあ、これからさらに質をあげるという段階に行けたというのはよかったと思っていますし、ある意味、自分でもまだまだできるなという感触が、ショートでも、ショートのジャンプでもすべてあったので、いろんな所を練習して、本当に、毎年言っていますけれども、また一皮向けたなって思っていただけるような演技をめざしてがんばります」
「練習の段階でもう、4T―3Aをやる予定でいて…ただ、今回演技でそうなってしまったように、やっぱり4回転トウループの後にコンビネーションつけることができないっていうパターンが、ええ、練習でよくあったので。まあ本来の構成としては、やっぱり、このような構成が、本来の状態なのかなというふうに思っています。なので、あえて、完全に入れるということは明言しなかったのはそこです。やるつもりで、抜けてしまいました。はい」
―勝ち負けよりもスケートを楽しみたいと言っていた。今日の結果で変わってきた?
「やっぱり…強くなりたいですね。あのー、もちろん(4回転)アクセルとかもやりたいと思っていますし、まあこれから1か月、グランプリに向けて、あのー、1か月って長いようで短いので、しっかりとできることを計画を練って、最短で強くなりたいと思っています」
―ショートもフリーも羽生選手ならではの動きが入っていたが。
「ええ…まだー、自分らしい動きっていうのはできていないと思います。やはり、ジャンプもストレスなく決めて、そこから演技に入らないといけないと思うので、まずは今回、試合の前に言っていたとおり、ジャンプを一つ一つ丁寧に決めつつ、そのうえで演技、プログラムとして完成させていかないといけないなということを改めて感じさせられた試合だったと思います」
―フリーの構成?
「ま、これがベースです(笑い)。はい。これをベースに色々考えたいなと思います」
―楽しみたいと言っていた。そして今日最初の試合を終えて勝ちたいと。その両立は難しい?
「いや、今はもう勝ちたいしかないんで。本当に悔しい気持ちがいっぱいなので。またこれから。まー…それが一番自分らしいのかもしれないですけれども。本当に…本当に、自分が頑張ったって言えるぐらい練習してきたいと思っています」
(オリンピックチャンネルの取材を受ける)
―五輪後に3度目の五輪を目指すかどうかはわからないと言っていた。今の気持ちは?
「うんとー…そういう気持ちは特にないです。ただ、今回の試合で一番感じたのは、やっぱり、試合でいい演技ができないっていうのはすごく悔しいなっていうことですし、やはり、もっと強くなりたいなと心から思いました」
―今季のプライオリティーは?
「えっとー…まずは健康を大切にということを言われています。やはりオリンピックの時の足のけがっていうのはやはり、大きなものだったと思うので、まずは悪化させないように、そしてそのうえで、ええ、4回転アクセルだったり、自分が挑戦したいことに挑戦していきたいと思っています」
―あなたの人生で必要な5つのものは?
「うーん…今はとにかく練習がしたいです(笑い)」
―これがないと生きていけないと思うものは?
「まずはスケートがしたいです(笑い)」
―これまで世界に喜びと感動を与えてきた。アイスショーの時に、暗い時期があったということに触れていた。いったいどんなことがあった?
「えっとー…まあやはり、けがをしてしまって、スケートから離れなくてはならない時期があったのがやはりつらかったなって思うのと、あのー…やっぱりスケートをしていることがやっぱり自分の人生にとって楽しい時間だなって、すごく思ったので。そういう時が一番つらかったと思います」
―自分を動物に例えるとしたら?
「猫…かな? と思っています(笑い)。本当にみんなに、まあ、わがままだし、マイペースだし、あのー、まあ本当に自分がしたいようにやっているので、もうちょっと大人にならなくてはな、とはある意味思っています」
人生で必要な5つのものは?と聞かれているのに、「とにかく練習がしたいです」、と答えているのが笑えますね。
1に練習2に練習、34に練習、5に練習… (全部スケートの!)という気分なのかな。(笑)
さらに、「これがないと生きていけないと思うものは?」という質問への答えがまた、「まずはスケートがしたいです。」(笑)になっていて、全ての答えがこんな調子で、予想通りですけど、なんか羽生選手らしくて、やはり笑えますね。
それだけ、スケートの演技にすべてをかけてきたということだとも思います。
羽生選手の、その想いと努力の全てが、大きく報われ、幸せな笑顔で終えられるシーズンとなりますように…!!
主イエス=キリストの御名でお祈りしています!アーメン。