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優勝おめでとう!新フリー「Origin」で試合に戻ってきた羽生選手in オータムクラシック2018

2018-09-30 | プロアスリート羽生結弦・羽生選手関連ニュース

9月28日追記: 羽生選手は、フリーはプルシェンコさんへの想いの詰まったプログラムであり曲であることを繰り返し言っていたのに、そのプルシェンコさんのことを全然理解できていなかった振付師に、事実上プルシェンコさんへの究極の侮辱に該当することを嬉々としてインタビューで言われてしまってお気の毒でしたね。あんなインタビューを世界に流されては、プルシェンコさんが完全に無反応で沈黙を貫くしかないのも当然だと思います。 

今回、フリーだけが「韓国の選手」であるチャ・ジュンファン選手に負けたのも、あんなインタビューを流されたら必然だったと言えますね。 浅はかな知識や「なんちゃってアジア理解」で、重い歴史をもつ日韓関係を振り回すのは本当にやめていただきたいし、あれだけの大怪我を負ったというのに、回復したとたん、羽生選手が人間じゃない何かみたいにいうのも、いい加減やめて頂きたいです。盛り上げるためとはいえ、本当に無責任で酷いインタビューでした。

あれでは、あの振付師に羽生選手が本音を語らない、語れなくなってしまうのも当然かと。

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9月27日: インタビュー内容の全文・詳細をさらに追加しました。

9月25日: 羽生選手のインタビューとその内容を、追加しました。 

9月24日: 演技動画、ニュース動画、表彰台動画、感想を追加しました。

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オータムクラシック2018が終わり、羽生選手が優勝!

全然演技には納得してないだろうけど(笑)、まずはとにかく優勝おめでとう!!

昨年は惜しくも2位でしたからね。(笑)その後、五輪2連覇はしましたけど。(笑)

 

フリーの演技時間も短縮され、新ルールとなった今シーズン、ほとんどの選手が対応に苦慮しているように見えましたけど、

リハビリ後だった羽生選手には、なおさら本当はきつかったことでしょう。

 

五輪2連覇して、普通なら休みをとるところですが、

それでも羽生選手は、平昌五輪後、3か月以上もドクターストップのかかっていた身体を 意欲的に調整に努めながら、

無事に試合に戻ってきて、新フリー「Origin」を初披露してくれました。

 

 

 

まずは、こちらも初披露となった衣装ですが、

パッと見の印象として、(あ、これは点数が出にくいかもな…)というのが私の第一印象でした。

全身黒だから、本来は氷に映えやすいところですが、羽生選手は身体のラインが非常に美しく、それで完璧なフォームで跳ぶので、動きの美しさが際立つのですが、

ちょっと今回の衣装、外側のラインが、羽みたいな毛羽立ちがある影響か、遠目で観た時に、その一番美しく際立つ「動きのライン」が、練習と比べて、ボケて見えてしまっていました。

練習着みたいにシンプルにラインがくっきり出て氷に映えるほうが、羽生選手の技術の高さがよくわかり、引き立って、確実な高評価につながるだろうというのが、私の印象でしたので、(練習時は、その動きのシャープさが際立っていたので)

その点はちょっともったいなかったかな…と思いました。

でも、見慣れたらまた違うのかもしれないですし、テレビで見たのちにまた改めて感想を書きたいと思います。

 

(→追記・やはり、腕のラインはもっとシンプルにクッキリと際立った方が、演技は圧倒的に引き立つだろうと思いました。

何度か見返して見ましたけど、腕のところは、最初の「白鳥の湖」の頃の衣装のイメージに少し近いですが、あれは白鳥だし、

腕の動きも流れるような動きが多かったので羽っぽさが効果的でしたが、今回のプログラムは、力強さや直線的な動きが多いので、その動きの良さや、羽生選手の技術レベルの高さが「モコモコ感」でブレて見えてしまい、活かしきれていないように感じます。

表彰台などでUPになった時や立っている時の映像を見ると、細かい部分で非常に凝っているのもよくわかり、美しさも感じられるのですが、演技中はそこまで全然見えないので、むしろ動いている最中の、腕のラインのデコボコ感の方が目立ってしまってもったいない感じがします。

難しいけど、羽生選手が何を表現しようとするのか、何を強調したいのかで、大きく変わるでしょう。)

 

プルシェンコさんの衣装を意識しつつ、自分らしくしようとしたイメージはありましたが、スケートの演技は、氷上全体で観た時にどう映えるかもとても重要だと思うので…。

何はともあれ、羽生選手が気に入ってこだわっている衣装なら、それでよいとも私は思います。(笑)

 

さて、演技は、やはりかなり緊張していたように見えました。

練習と比べて、やや動きが固く見えましたけど、ただ初戦だし、新プログラムだし、新ルールだし、怪我明けだしで、それでもあの大怪我からオータムクラシックに間に合ったのがすごいと思います!

 

4回転ループも、練習ではかなり完璧にきれいに跳んでいる姿を見ましたけど、でも、なんとか無事にまとまってよかったですね。

公式練習の時から、これはかなりハードなプログラムなのでは、という印象がありましたし、だからこそ、一度調子が狂うと後がガタガタになりやすいのではとの懸念もありましたけど、やはり途中で一度でも転倒して調子が狂うと、音楽とずれてしまうので、4分に短縮されてしまった今シーズンは、その後が調子が狂いやすくなるだろうと思います。

特に、音にものすごく敏感な羽生選手は、より調子が狂って焦ってしまうのでは、と思えていましたけど、後半はちょっとそんな感じに見えましたね。

(宇野選手も初戦で、かなり振付を省いたように見えましたけど、そういう場合の対応に苦慮するからではないかな、と思ったのですけど、どうだったのでしょう。)

 

今シーズンは、難しいことをやっても転倒すると、挑戦したことがかえって大損したかのようなスコアになりやすくなるので、

怪我回復途中で、なおかつ、「技の挑戦」が主な目標の羽生選手にはある面では得点で報われにくく、

技のちょっとした成否などで、得点の乱高下が激しくなりやすい、そんなルールになってしまっているところは、ちょっと残念ですけど、仕方がないですね。

 

実践に戻ってきたのが久しぶりなので、試合勘を取り戻すのには、今回の大会はちょうどよかったのではないかと思います。

とにかく、無事に優勝、本当におめでとう!!

グランプリシリーズは羽生選手は11月スタートなので、それまでにまた体調を整えて、自信を取り戻してほしいと思います♪

 

練習を見る限り、良くなっているものは多々あると思うので、

是非、あまりプルシェンコさんの視線からの演技へのプレッシャーで硬くならずに、

「Origin」で、羽生選手の「Original」な魅力が発揮されるよう、さらに楽しみつつ、取り組んでいってほしいと思います!

 

より完成形に近づいた演技が観られる日を、楽しみにしています♪

羽生選手、まずは初戦、本当にお疲れ様でした~!!

よく休んで、リラックスして下さいね!!

 

こちらは、現地の方が撮影された、表彰台の動画です。

 

この映像を見ると、他の映像よりも、金色の輝きも効果的な感じに見えるし、黒も濃く見えるし、

衣装は随分と氷に対して美しく映えているように見え、総合的な印象はそれほど悪くはないですよね…!

 

演技で細かく動いていない分には、なかなか手の込んだ衣装だと思いましたが、問題は演技中の見え方かなあ、と思いました。

遠目で見た時の印象が悪いのは、やめた方が良いですね。

 

こちらは、ニュース動画です。

 

もう一つのニュース動画。ニュースEvery

 

「めちゃくちゃ悔しいです。あのー、これからまだ、できること沢山あると思いますし…」

「ほんとに、悔しい気持ちが一杯なので、やっぱり、強くなりたいですね。(笑)

また一皮むけたなって、思って頂けるような演技を目指して頑張ります!」

頑張って下さい…! 100皮じゃなくて良かったです。(笑)

 

「まあ点数に関しては、やっぱり、ふがいないなっていう気持ちが沢山ありますけれども、オリンピックが終わってから、

ある意味でちょっと抜けていた気持ちの部分が、また自分の中にともったな、という風には思うので、

あの…まあホントに、火をつけられたような状態ですけれども、これからさらに頑張りたいなという風に思います。」

「しっかりとできることを 計画を練って、最短で強くなりたいと思っています。」

 

ちょっと抜けていた気持ちの部分、と羽生選手は表現していますけど、

五輪を 2連覇までした後で、さらに大怪我の最中にさえ、もし気を抜けず、あるいは、

「気持ちを抜くこと」が出来なかったら、それはかえって異常というか、逆に まずかっただろうと思いますし、

少しでも羽生選手が幸福感でいてくれた方が、私は嬉しいですね。

楽しさ、笑い、幸福感は、免疫力を高めますから。

私はもう、悲しそうな表情の、あるいは、必要以上に追い詰められた状態の羽生選手を見たいとは思いません。

 

人間は、高い緊張状態を長くは続けられないように、身体がきちんと出来ていますから。

 

だけど、プルシェンコさんへの想いの入ったプログラムで、

羽生選手が納得いかない演技で満足するはずもなく、

それどころか、プルシェンコさんがかつて使った曲だからこそ、絶対に最高のものにしたいと思っているはずで、

そうでなければ失礼だとさえ羽生選手は思っているでしょう。

だから、自分の理想通りの演技に もしならないと、申し訳なさもあって、

悔しくて仕方がなくなるだろうというのは、試合前から解っていたことです。

 

羽生選手が「勝ち負けや点数にこだわらない」と言っていることや、「楽しみたい」と言っていることの意味は、

今の採点ルールでは、羽生選手がやりたい技や構成が、必ずしも点数には結びつかないからこそ、余計に強調してきた発言であって、

特に昨シーズンまでは、1位になれないと、観戦に来たファンからの苦情が来るほどの状態だった羽生選手にとって、

本当に自分がやりたい、表現したい、あるいは挑戦したい演技こそが「楽しめる演技」であり、

「それを自由に目指せること」が、「楽しい」「幸せな」状態なのだと思います。

 

数え切れないほどいるファンが、「私はこういうのが観たい」「こうして」「ああして」とそれぞれが勝手なリクエストすることに

応えなければならないとしたら、羽生選手の身体はいくらあっても足りません。

 

そして、羽生選手の目指す演技は、同時に絶えず大変なリスクを伴うものなので、

自分が納得した上で、自分のためにやる決意が絶対に必要だし、誰かにやらされるものであってはなりません。

 

そして、それを目指す過程では、勝利だけにこだわっていたら、今の採点ルールで、高いリスクなどとることは出来なくなりますから、

「勝ち負けや点数にはこだわらない」「楽しみたい」という言葉につながってきたと思います。

 

羽生選手は「気が抜けていた」のではなくて、今まではむしろ、「気を抜かなければいけなかった」期間だっただけです…!!(笑)

 

新ルールは、前人未到の4回転アクセルなど、前人未到の技を目指して、でももし本番で転倒したら、その分、点数や順位が大幅に落ちるような仕組みになっています。

羽生選手がやろうとしてること、目指したい演技は、そういうリスクを伴うものだからこその、今までの発言でもあり、

 

誰かに負けたり、低評価な演技になってしまうことは、

プルシェンコさんへの想いを載せたプログラムだからこそ、誰よりも、羽生選手自身が、一番避けたいことでしょう。

 

目指す演技への過程をも、全知全能の神様がお守り下さいますように、主イエス=キリストのお名前でお祈りしています!アーメン。

 

 

こちらは、サンケイからの、インタビュー 一問一答。

――今季からの新ルールでの初戦を終えて

 「点数に関してはふがいない気持ち。まだできたなと思うところがたくさんあった。ジャンプの質に関しては、こだわりを持っている入りや出をしっかりとできるようにこれから練習したい」

 ――きつそうだったが、実戦で新たに4分の演目をやってどうか

 「(昨季までの4分半ではなく)4分だからきついということではなくて、ただ単に自分の実力不足が出ているなという感触があった。しっかりとこのプログラムの構成に耐えうる体をつくらなくては」

 ――2022年北京五輪を目指すのか

 「そういう気持ちは特にない。ただ、今回の試合で一番感じたのは、いい演技ができないのはすごく悔しいなということ。もっと強くなりたいと心から思った」

 ――自分を動物に例えるとしたら

 「猫かな。本当にわがままだし、マイペースだし、自分がしたいようにやっている。もうちょっと大人にならなくては、と思っている」

 

 

スポニチアネックスから、一問一答。

――新ルールでの初戦を終えて

 「点数に関してはふがいない気持ち。まだできたなと思うところがたくさんあった」

 ――新たに4分の演目をやってどうか?

 「4分だからきついということではなくて、ただ単に自分の実力不足が出ている。しっかりとこのプログラムの構成に耐え得る体をつくらないといけない」

 ――思い描く表現はできているか?

 「表現にはまだ至っていない。ジャンプがきれいに決まって、ストレスフリーな状態じゃないと、プログラムは表現できない」

 ――22年北京五輪を目指すのか?

 「そういう気持ちは特にない。ただ、今回の試合で一番感じたのは、いい演技ができないのは凄く悔しいなということ。もっと強くなりたいと心から思った」

 ――自分を動物に例えるとしたら

 「猫かな。本当にわがままだしマイペースだし、自分がしたいようにやっている。もうちょっと大人にならなくては、と思っている」

 

 スポーツ報知より、フリー演技後の、一問一答全文  かなり詳しくて長いです!!

その1   その2  その3

 ―悔しい滑りになった。

 「そうですねえ。本当に初戦毎度で本当申し訳ないんですけど、あのー、また260くらいしか取れないんだなあって思いました(笑い)

 ―試合で初めて新ルールの4分を滑ってみて。

 「まあ、4分だからきついということではなくて。本当に、ただ単に自分の実力不足が出るなあという感触がありました。まあこれから練習して、しっかりとこのプログラムの構成に耐えうる体を作らなければなあと思います」

 ―後半の忙しさは気になるか。

 「うんとー、まあ単に体が、まだこのプログラム自体についていっていないかなという感じがしています。ええ…これがまだ自分の実力だと思うので。やはり、実力以上のものは演技には出ませんし。しっかりとあのー…この悔しさを、しっかりと感じながら、次戦に向けてがんばっていきたいと思っています」

 ―曲の表現?

 「いやもう、表現とかには至ってないなと本当に思っています。やっぱりプログラム自体は、ジャンプがきれいに決まって、本当にきれいに決まって、ストレスフリーの状態でないと、ええ、プログラム自体は表現しきれないと思いますし。それは昨日のオトナル(秋によせて)に関してもそうだと僕は思っているので。ええ、これから、もっと練習して、本当に、僕自身の感覚でもあのー、うしろめたい思いがないような、あのー、いい感覚で両方ともプログラムを滑りきりたいなと思います」

 ―4回転トウループ―3回転半にいこうとしていた?

 「そうですね。いこうとはしました。ただ、あのー、まあ、サルコージャンプでミスをしてしまっていたので。その時に、4―3をどこかで入れたいなあと、うんと、コンビネーションの3回転をどこかで入れたいなあと言うことも一瞬考えたので、まあ若干考えはしました。ただ、最終的にコンボは全部ほぼ使えない状態でこういうふうになってしまっているので、やっぱり反省点はすごく多いです。はい」

 ―その後はフリップトウに?

 「フリップにする予定でした。はい」

 ―新しい採点でSPとフリーを滑って、戦術面についてはどう考えるか。

 「えっとー、まああんまり戦術っていうことは考えていないです。あのー、本当に自分自身が滑りたかった曲でプログラムを作っていただき、そして自分が今できることを、あのー、プログラムの構成として入れ込んでいただいているので、やっぱりこのプログラム自体は本当に自分が楽しめればいいなあという気持ちも強く出ているプログラムだと思います。なので、もちろん、今回、まあなんとかギリギリの点数で勝つことは出来ましたけれども、ううん、まあやっぱり、実力があまりにも足りないので、この自分が滑りたかったプログラムに対しての実力があまりにも足りないので、あのー、自分も納得できるような演技ができるくらいの練習をつんでこないとだめだなというふうに思っています」

 ―前半丁寧に入っているように見えたが、やはり後半は相当きついのか。

 「うんとー、まだこのプロに対しての体力がないという感じが一番強いです。やはり、あのー、まあ「Hope&Legacy」だったり、「SEIMEI」だったり、去年のオータムクラシクも「SEIMEI」で大変なことになっていましたけれども、やっぱり、その、試合での緊張感だとか、ええ…まあフリーの後半のある意味での構成の難しさとか、そういうことも考慮すると、やはりこの時期に作り切れていないなあという感じはいつもしています。ただそれだけかな。はい」

 

―4T―3A。あれはシークエンスですよね?

 「はい。そうですね」

 ―基礎点0・8倍でもあえて入れるのは。

 「ふふふ。別に、別に世界初のとかそんなのは、ねえ、どうでもよくて、自分にとっては。ただ、あのー、ほぼスコアに、なんだろう、縛られることなく今演技できているので。まあそういう意味では、自分ができうるジャンプ、点数的にということではなくて、自分ができる最高のコンビネーションになると、やっぱり、まあ、4回転からのアクセルだったり、そういったものになるのかなあと思って、まあやろうかなとは思っていましたけれども」

 ―演技後、何を口にした?

 「なんか言っていました? わかんないです(笑い)」

 ―何かほえていたようだが。

 「わかんないです(笑い)」

 ―ショートの4T―3T。スコアをみると後半の点数になっていなかったが。

 「まあ、あれはあれで大丈夫です、僕は。あのー、特に(笑い)。あのー、なんですかね。悔しさとかそういうのも何もなくて、まあそうなるだろうな、とは思って入れているので、特に思っていないです。ただ、僕としてはあのプログラム、あの素晴らしい曲、あのプログラムに対して、やっぱりきれいな終わりかたで終われなかったのがすごく申し訳ないですし、これからさらに練習を積んでいかないといけないなと思った昨日と今日でした」

 ―改めて、初戦を終えての気持ちは。

 「めちゃくちゃ悔しいです。あのー、これからまだあのー、できることたくさんあると思いますし、あのー…練習の段階でもまだ、まだええ…完成させられる、完成させることができていない部分がほとんどだったので。まあ試合を通して改めて、これからさらに身を引き締めてがんばっていきたいなというふうに思います」

 ―SPは前半にジャンプを集めた。フリーは新ルールの4分を初めて滑った。そのあたり、今大会を通して。

 「まあ点数に関しては、やっぱり不甲斐ないなっていう気持ちがたくさんありますけど、自分にとっても、まだできたなと思う所が本当にたくさんあったので、ジャンプの質に関しても、また、こだわりをもっている入りや出だったり、そういったところまでしっかりとできるようにこれから練習をしていきたいなと思います」

 ―収穫は?

 「なあ…にも、ない、というか…えっとー、今回試合で、まあ試合に出て良かったなと思うのは、やっぱり試合で勝ちたいなっていう気持ちがすごく強くなったのと、あとは、あのー、まあ、ある意味で、オリンピック終わってから、ある意味で、ちょっと抜けていた気持ちの部分がまた、自分の中にともったなというふうに思うので、あのー、本当に、火をつけられたような状態ですけれども。これからさらにがんばりたいなと思います」

 ―毎年初戦は悔しい結果だが?

 「まあでも。あのー、ショートの方は完璧ではないんですけれども、あのー、ジャンプをとりあえずまとめることができたっていうのは、まあ、これからさらに質をあげるという段階に行けたというのはよかったと思っていますし、ある意味、自分でもまだまだできるなという感触が、ショートでも、ショートのジャンプでもすべてあったので、いろんな所を練習して、本当に、毎年言っていますけれども、また一皮向けたなって思っていただけるような演技をめざしてがんばります」

 
 
ーこの試合で4T―3Aを跳ぶことをいつ決めた?

 「練習の段階でもう、4T―3Aをやる予定でいて…ただ、今回演技でそうなってしまったように、やっぱり4回転トウループの後にコンビネーションつけることができないっていうパターンが、ええ、練習でよくあったので。まあ本来の構成としては、やっぱり、このような構成が、本来の状態なのかなというふうに思っています。なので、あえて、完全に入れるということは明言しなかったのはそこです。やるつもりで、抜けてしまいました。はい」

 ―勝ち負けよりもスケートを楽しみたいと言っていた。今日の結果で変わってきた?

 「やっぱり…強くなりたいですね。あのー、もちろん(4回転)アクセルとかもやりたいと思っていますし、まあこれから1か月、グランプリに向けて、あのー、1か月って長いようで短いので、しっかりとできることを計画を練って、最短で強くなりたいと思っています」

 ―ショートもフリーも羽生選手ならではの動きが入っていたが。

 「ええ…まだー、自分らしい動きっていうのはできていないと思います。やはり、ジャンプもストレスなく決めて、そこから演技に入らないといけないと思うので、まずは今回、試合の前に言っていたとおり、ジャンプを一つ一つ丁寧に決めつつ、そのうえで演技、プログラムとして完成させていかないといけないなということを改めて感じさせられた試合だったと思います」

 ―フリーの構成?

 「ま、これがベースです(笑い)。はい。これをベースに色々考えたいなと思います」

 ―楽しみたいと言っていた。そして今日最初の試合を終えて勝ちたいと。その両立は難しい?

 「いや、今はもう勝ちたいしかないんで。本当に悔しい気持ちがいっぱいなので。またこれから。まー…それが一番自分らしいのかもしれないですけれども。本当に…本当に、自分が頑張ったって言えるぐらい練習してきたいと思っています」

 (オリンピックチャンネルの取材を受ける)

 ―五輪後に3度目の五輪を目指すかどうかはわからないと言っていた。今の気持ちは?

 「うんとー…そういう気持ちは特にないです。ただ、今回の試合で一番感じたのは、やっぱり、試合でいい演技ができないっていうのはすごく悔しいなっていうことですし、やはり、もっと強くなりたいなと心から思いました」

 ―今季のプライオリティーは?

 「えっとー…まずは健康を大切にということを言われています。やはりオリンピックの時の足のけがっていうのはやはり、大きなものだったと思うので、まずは悪化させないように、そしてそのうえで、ええ、4回転アクセルだったり、自分が挑戦したいことに挑戦していきたいと思っています」

 ―あなたの人生で必要な5つのものは?

 「うーん…今はとにかく練習がしたいです(笑い)」

 ―これがないと生きていけないと思うものは?

 「まずはスケートがしたいです(笑い)」

 ―これまで世界に喜びと感動を与えてきた。アイスショーの時に、暗い時期があったということに触れていた。いったいどんなことがあった?

 「えっとー…まあやはり、けがをしてしまって、スケートから離れなくてはならない時期があったのがやはりつらかったなって思うのと、あのー…やっぱりスケートをしていることがやっぱり自分の人生にとって楽しい時間だなって、すごく思ったので。そういう時が一番つらかったと思います」

 ―自分を動物に例えるとしたら?

 「猫…かな? と思っています(笑い)。本当にみんなに、まあ、わがままだし、マイペースだし、あのー、まあ本当に自分がしたいようにやっているので、もうちょっと大人にならなくてはな、とはある意味思っています」

 

 

人生で必要な5つのものは?と聞かれているのに、「とにかく練習がしたいです」、と答えているのが笑えますね。

1に練習2に練習、34に練習、5に練習… (全部スケートの!)という気分なのかな。(笑)

さらに、「これがないと生きていけないと思うものは?」という質問への答えがまた、「まずはスケートがしたいです。」(笑)になっていて、全ての答えがこんな調子で、予想通りですけど、なんか羽生選手らしくて、やはり笑えますね。

それだけ、スケートの演技にすべてをかけてきたということだとも思います。

 

羽生選手の、その想いと努力の全てが、大きく報われ、幸せな笑顔で終えられるシーズンとなりますように…!!

主イエス=キリストの御名でお祈りしています!アーメン。

 


新ショート「秋によせて」(Otonal)を初披露した羽生選手in オータムクラシック2018

2018-09-26 | 羽生結弦選手のおススメ演技動画集

 9月26日: ショート終了後の一問一答の詳細内容、英語のインタビュー動画、フィギぺディア動画、演技動画を追加しました。

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22日のCSテレ朝2の「フィギぺディア」で、トロントでの公開練習の時のインタビュー詳細と、羽生選手の「秋によせて」の演技映像が初めて公開されましたけど、今までどこもこの映像を公開してくれませんでしたけど、もうビックリするほど素晴らしいじゃないですか! なんか見ていて、良い意味で泣きそうになりましたよ。なるほど、今回の本番では「音楽を感じきれなかった」「すごく緊張していた」と羽生選手が反省を語っていたのがよくわかりました。

また、バトルさんと羽生選手は何度もこの振りつけの意味について話し合いながら決めていったそうですけど、「秋」は羽生選手にとってノスタルジックな季節だそうで、ショートの「秋によせて」の冒頭のポーズは、アルバムを開いていくイメージだったのだそうで、あれは見たことない素敵な振付だとは思っていましたけど、なるほどよくわかりました!

しかし、本当に今後に期待大ですね! 羽生選手はご自分の想いとプログラムに自信をもって、これからも頑張ってほしいと思います!

バトルさんが、「この曲は僕が現役時代、ジョニーと競っていた時に彼が使っていた曲なんだよ。」と笑って言っていて、そういえばそうでしたね、それを今度は羽生選手のために振り付けるバトルさん、面白かったです。しかし本当にバトルさんは羽生選手の想いを尊重してくれますね。良かったですね…! (以上、追記)

 

 

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オータムクラシック・インターナショナル2018 が始まり、

羽生選手が新ショートプログラム「秋によせて」(Otonal)を初披露してくれました!

 

 

公式練習の時と比べて、珍しくちょっと緊張していたようにも見えましたね。(笑)

 

まず、登場した時に初披露となった今回の衣装。

シルエットだけを見ると、「オペラ座の怪人」の時のものに近く、

背中側から見ると、「春よ、来い」の色違いかのようにも見え、

でも正面から見ると、今までには着ていなかったタイプの襟でしたけど、いつぞやのパトリック選手などを思い出しましたね!

 

色とデザインはとても素敵で、良く似合っていましたけど、パッと見は、「Art on Ice」とか「冬によせて」というイメージにも見えましたけど、いや、これはショートだよね、と。(笑)

曲のイメージに合わせて作ったそうです!特にテーマはないのだそう。

羽生選手にしては珍しい、かなりの胸空きタイプでしたけど、肌襦袢がついています。細部のデザインを見ると、かなり凝ったとても素敵な衣装で、私は好きですけどね!よく考えられている衣装だなと思いました。

しかし、羽生選手はやはり水色というか、青系がとても似合いますね!!

 

演技の方は、公式曲かけ練習である程度明らかになっていましたけど、

ジャンプが確かに曲に溶け込んだ感じで、あまりにも簡単そうに見えて、こちらが戸惑うほどでしたけど(笑)、本番は最後の4回転トウ+3回転トウが、ちょっと着氷がつまりぎみになったのと、後続ジャンプで足首大丈夫だったかなと、ちょっと気になりました。

羽生選手には珍しく、スピンがぐらついたのと回転が遅めだったのは、足の調子に影響があったからではないのか、どうでしょう。

練習の時は素晴らしく綺麗なスピンでしたから…。

 

得点については、新採点方法になったので、まだなんともいえませんが、羽生選手としては、もうちょっと出来たのに、という感覚でしょうね、きっと。

練習の時の様子を見ると、ホントに別次元に移行した、という印象のある、素晴らしく「美しい」としか表現の出来ないスケーティングを披露していて、一つ一つがものすごく丁寧で完璧な印象がありました。

総合的には、平昌五輪の時より、明らかに確実に良くなっているし、上手になっていると感じましたので、

プログラムについては、今後も少しずつ楽しんで頑張っていってほしいと思います!

 

ニュース動画 ショート後の羽生選手コメント 

「やっぱり試合は楽しい」

「全然納得いく演技ではないんですけれども、とりあえず、まあ、・・・・このプログラムを滑れて良かったなーと思っています。」

 

羽生選手の演技後の一問一答(スポーツ報知より) 続きその2

―初戦からジャンプが絶好調に見えたが?

 「いや、全然絶好調ではないと思っているんですけど。やっぱり試合ということで緊張感はすごくありましたし、久しぶりに試合で跳ぶ集中の仕方とか、ある意味での怖さとか、そういったものを味わいながら滑っていたなあとは思っています」

 ―朝の練習で気合が入っていた。本番は丁寧に行きすぎた?

 「ううん…いや、あのお、後半、後半じゃない、トウループ―トウループのコンビネーションのところで1発目のジャンプの後に詰まってしまったので。あそこでけっこう力を使ったというのもあって。若干、集中が切れちゃったかなというふうには思っています。たぶん、それくらいかな」

―ステップは?

 「まあスピンであんなんなっちゃっていたら、もうしょうがないかなとは思うんですけど。まあ今回の試合のコンセプトとしては一つ一つっていうことを丁寧に感じながら滑ってはいたので。ジャンプの方は及第点は超えたのかなとは思っています」

 ―試合でプログラムを滑ってみて?

 「いや、まだやっぱり緊張しますね。スピンとかにも表れてしまったように、やっぱりまだ滑り込み切れてないなあという感じもありますし。もちろんサルコーとトウループの4回転構成で、ある意味この構成は長くやっていると言えるぐらいの年数はこなしてきていると思うんですけど、やっぱりこういうミスが出てしまうのはもっと練習しないといけない証拠だなというふうには思っています」

 ―フラットな気持ちで挑もうとしていたが、試合になると欲が?

 「まあ…どうだろう(笑い)。欲は…欲って言うか、一つ一つ頑張ろうっていう、ある意味欲なんですかね。まあ一つ一つ、しっかりやろうっていう気持ちは強くありましたし。でもプログラムとしては、まとめきることはできたと思うので、そこは妥協して明日に向けて頑張っていけたらなと思っています」

―ジャンプのGOEが変わった。入りや出た後の工夫が増えたように見えたが?

 「あまりGOEのことを考えてっていう感じはないですね。ただやっぱり、アクセルにしてもトウループにしてもサルコーにしても、サルコーは特にダブルスリー、ダブルスリーっていうか、スリーターン2回から入ったりとか、ツイズルからのアクセルは僕のなんですけど、色々といろんな人を参考にしたりとか、さきほど言った2回連続のスリーターン、バックスリーターンからのサルコーに関してはハビ(エルナンデス)がやっていることを真似しているっていう感じですし、自分にとってハビもすごく大事な人なので。そういうところも取り入れたりしました。だからあんまりGOEとかじゃなくて、自分ができることを盛り込みたいなという気持ちが大きいです」

―今、一番大きな感情は悔しさになる?

 「悔しいです、はい。ふふふ。はい(笑い)」

 ―終わった瞬間の笑顔は?

 「あああ~みたいな感じでしたけれども(笑い)。でもまあ、先ほども言っているように、やっぱりジャンプ跳べてなんぼだとは思うので、ある意味でまとまったのは良かったと思っています」

 ―緊張は久しぶりの実戦だったから?

 「うんとお…ううん…。それはみんなシーズン初戦は、どれだけ世界選手権とか国別対抗戦とか、どれだけ近い試合をやっていたとしても、やっぱりシーズンオフを挟んでからの初戦は誰しも緊張するものだと思いますし、まあいつも感じていた通りに不安感とかもありました。ただ、それは別にけがからということだけじゃなくて、まあ新しいプログラムであったりとか、そういったところに起因していると思うので。明日も同じような緊張感はあると思うんですけど、とにかく今日一日でまた、久しぶりに試合でジャンプを跳ぶこととか、スピンやること、ステップやることっていうのは久しぶりに味わうことができたので、明日につなげられるようにしたいです」

 ―五輪連覇からの最初の試合。ソチ五輪を制した時の4年前のシーズンの始まりとの違いは?

 「ソチオリンピック後はフィンランディアを予定していて出られなくて、中国杯に出てけがをしてしまってっていう感じだったのが、今回は世界選手権も国別も出られていないかもしれないですけど、けがをおしてっていう感じではなく、ちゃんとケアをしながら足首の状態をしっかりといい状態にしながら、こうしてシーズンに臨めたのは良かったのかなと思います」

 

日本のインタビュー内容、テレ朝で放送されたものを全部書き出してみました。(太字が羽生選手の答えです)

ショートが終わっての感想

「いやなんか、緊張しました。 やっぱり試合って楽しいなって思いましたし… そうですね、全然納得いく演技ではないんですけれども、とりあえず、このプログラムを滑れて良かったなと思っています。(笑)」

シーズン初戦ということで、課題が見えてきた?

「いや~まさかね、スピンであんなにボロボロになるとは思わなかったので(笑)、ちょっと悔しいです。」

得意のスピンで…

「まああの、アクセルとかもまだまだ完璧なジャンプじゃないですし、まあ全体的にちょっと、ジャンプ自体がふらふらしていたかなという風に思っていたので、まずは、大きな、本当に大きなミスなく終えられたことはまずいいかなと思っているのですが、まだこれから詰めるべきところがまだいっぱいあるなーと思いながらやっていました。」

ショートでも初めてハイドロを入れられ的に見せ場を作られたけれども…

「まあそこは、プログラムの振りなので、僕がどうこういうものではないですけど、ただあの、ショートとしてだけではなくて、このプログラムとして、これから、もっと完成形に近づけなくてはいけないなーとは思いました。」

ジャンプが全部前半に入っていたけれども… これはこのまま行く感じ?

「うーん… うーん・・・ やっぱり流れがこっちの方が綺麗なので、まあ、このままでいいかなと僕は思っています。はい。」

明日のフリーへの抱負

「まずは一つ一つ丁寧にこなすことと、もちろんスピンとかもそうなんですけれども、まずは今回、一つ、ジャンプという点で丁寧にやっていけたらいいなと思っています。」

「ありがとうございました」

 

 

 

こちらは、英語でのインタビュー映像です。

 

 

 

 

 

羽生選手、お疲れ様でした!!

明日のフリーにむけて、よく休んで、頑張って下さい!!

心身守られ、実り多き試合となり、心から楽しめますように…! 主イエス様のお名前によって。アーメン。

 


2018‐2019シーズン・羽生選手の初戦「オータムクラシック」の試合スケジュールと放送予定・生中継動画・公式練習動画

2018-09-23 | プロアスリート羽生結弦・羽生選手関連ニュース

9月23日: 羽生選手、オータムクラシック優勝おめでとうございます!!

また新たな目標に向かって、ご自分の理想形に向かって、楽しみつつ頑張ってほしいと思います! 初戦、お疲れ様でした~!

※ 本日のフリーは、CSテレ朝チャンネル2で、9月23日(日)12:00~13:00に放送されます。

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ニュース動画 ショート後の羽生選手コメント  「やっぱり試合は楽しい」 「全然納得いく演技ではないんですけれども、とりあえず、まあ…このプログラムを滑れて良かったなーと思っています。」

 うん、良かったですね! 素敵なプログラムになると思います。 スピンが無得点になったのは非常にもったいなかったですけど、それでもあれだけのスコアが出ているのは考えてみれば凄いですね。ジャンプの加点も、あのすごい4回転サルコウやトリプルアクセルにつく点としては、疑問に思うほど低い点でしたけど、フリーではまた気分一新で臨めますように…♪

(ショートの曲かけ公式練習の動画を追加しました。) 

公式練習を見ただけでも、バレエでもない、体操でもない、スケートとしての究極の理想形へと究めつつあるように見えます。

羽生選手! 思うように、目指す理想形へと頑張れ~♪ 

 

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平昌五輪後、初となる、羽生選手の初戦がいよいよ始まります。

…とはいっても、羽生選手の今後の目標は、今までとは色々と違ってきていると思うので、本当に納得がいくように、楽しく頑張ってもらえればと思います!!

 

 

9月20日(木)~22日(土)

 

公式HPはこちら (英語)


公式ライブストリーミング動画・生中継動画はこちら

https://www.dailymotion.com/video/x6tp6g5

 

羽生選手の最初の公式練習(フリーの「Origin」曲かけ通し練習)の動画は

こちらオリンピックチャンネルの公式ページ半ばに掲載されています 

 

最初の公式練習動画(フリー「Origin」)のみへのリンクはこちら ←クリック

冒頭部分は、プルシェンコさんのと全く同じでしたね! プルシェンコさんのプログラムでは最後に来ていた曲の部分が、羽生選手は前半に編曲されていて、公式練習では全てはやっていませんでしたが、全てをやったら、これはきっとハードなプログラムだろうな…と思いました。 練習の他の様子は、滑りはとても美しかったですね…! 

4回転ループは、きれいでしたね。ループが4回転まで戻ってきて本当に良かったです!!

楽しめる初戦となりますように…♪

 

ショートの公式曲かけ通し練習を見ましたけど、わー、とても素敵な、印象的な編曲でしたし、ジャンプはとても簡単そうにさえ見えました!

思いのままに、頑張ってほしいと思います!楽しみにしています!

 ショート・公式曲かけ通し練習の羽生選手の演技動画

 

現地スケジュール表はこちらからどうぞご覧ください(PDF)

水色に塗られている箇所が、現地での男子シングルの試合時間です。

 

 

日本時間での、タイムスケジュール

9月21日(金)夜中2:10~4:45  男子ショート公式練習

       5:00~  男子ショート滑走順抽選

9月22日(土)  夜中2:19~5:00  男子ショート本番 

(羽生選手の出番は4:00は過ぎる見込み)

       21:15~23:30  男子フリー公式練習

9月23日(日)夜中1:36~4:47  男子フリー本番

 

CSテレ朝チャンネル2にて、当日に1時間ほど放送予定(日本時間)

9月22日(土) 男女ショート(当日録画)15:00~16:00

9月23日(日) 男女フリー (当日録画)12:00~13:00


【拡大版】 ※会場音のみで放送
男女ショート<録画>  10月11日(木)よる6:30

男女フリー<録画>   10月12日(金)よる6:30
http://www.tv-asahi.co.jp/ch/contents/sports/0313/

 

 充実した試合、実り多き初戦となりますようにお祈りしています…♪

 

 以下、羽生選手のインタビューを追加していきます

21日のニュースエブリィでの羽生選手インタビュー映像はこちら up感謝です!

 4回転トウループからトリプル・アクセルにつなげるジャンプは、大変難しいのですが、試合ではルールの関係上、得点で不利になるため、羽生選手は跳んできませんでしたが、アイスショーではずっと挑戦して、披露し続けてきたジャンプでもあります。それについて羽生選手は、

「僕らしいジャンプではあるとは思いますけど」(試合で跳ぶことは)「一応考えてはいます」(今回は?)「うーん、調子次第です。(笑)」

「今は本当にスコア関係なくっていう風に思っているので、ある意味、そういうしがらみからは解放されて、こういうことも考えられるようになったかなとは思います」

「ある意味その、自分が、ジャンプを楽しんでいる、原点的なところではあるかなとは思います」

「自分ができることをこのプログラムに込めたいなと…」 と答えています。

 

 

 


羽生選手の平昌五輪・ショート演技「バラード第一番」の現地韓国での解説と評価

2018-09-19 | 羽生結弦選手のおススメ演技動画集

 

 最高おススメ演技 その20 で出した、ショパンの「バラード第一番」の、平昌五輪の時の羽生選手の演技を、現地韓国がどのように報道していたのかについて、

以下に、動画につけられた「韓国語」からの「英訳」を、さらに私が日本語に訳したものを以下に載せておきます。

英訳からの日本語訳ですので、韓国語から英語に変えられたものを日本語にしている過程で、ニュアンスの違いや間違い等が含まれていた場合は、元の韓国語から少し意味が変わってしまうこともあり得ることをご了承ください。

(韓国語から日本語に直訳できる方は、そのほうがより正確になると思います。)

 

韓国語解説の演技動画はこちらからどうぞ

 

こちらは、NHKが公開している、ノーカット・解説なし動画です

 

 

(以下、男性の解説はそのままの文章で、女性の解説には「 」をつけて表記してあります。)

 

現時点までの五輪王者であり、ディフェンディング・チャンピョン、(前回の)ソチ・オリンピックの金メダリストである、羽生結弦。 

2014年と2017年の世界選手権の王者でもあります。

五輪「連覇」の金メダリストになるという彼の夢は、実現するでしょうか?

ショパンのバラード第一番。

(演技開始)

 

わーお!

彼の最初のジャンプは、4回転サルコウです。

まだ彼の怪我は完全な回復に至っていないため、4回転ループは、サルコウに変更されました。

怪我で負傷した後、彼が4回転を跳び始めたのは、かろうじてまだ2週間前のことです。

連続で二つのスピンをやります。

 

やったわ! これはトリプル・アクセルです。羽生選手のトリプル・アクセルは、非常に高い得点がつきます。

彼はジャンプの入りでスリーターンを行い、直ちにトリプル・アクセルを跳びます。彼はこれで高得点を稼ぎます。

(注:本当はスリーターンではありません。バック・アウト・カウンターというターンで、羽生選手の得意技です。これで直ちにトリプル・アクセルを跳ぶのは、羽生選手にしか出来ません。)

 

わーお!

この最後のジャンプは、4回転トウループと3回転トウループのジャンプ・コンビネーションでした!

彼はショート・プログラムでの全てのジャンプを完全に成功させました!

殆ど音楽が聞こえないですね。(声援がすごいため)

 

ジャンプの変更があってもなお、このような演技を遂行できる能力を見せられ、

全てのジャンプを完璧に成功させているので、彼が「怪我をしていた」だなんて言えなくなりますね。

 

(演技終了)

再び五輪金メダリストになる挑戦への、最初の扉は大きく開かれました! 羽生結弦!!

もしあなたが、(昨年11月の)NHK杯前の練習中に、彼が怪我した場面を見ていたならば、

今、自分の目で目撃したものが信じられないことでしょう! それほど、素晴らしい演技でした!!

 

「その通りですね。 彼は(NHK杯前の練習中に)4回転ルッツを試みた時に負ってしまった、深刻な足首と膝の怪我を、耐え抜きました!」

 

彼はトリプル・アクセルは約3週間、4回転については、かろうじて2週間程度しか練習してこられなかったのです。

そして彼は、五輪の舞台で、完璧な演技を披露しました。

 

アイスアリーナは今、ぬいぐるみの くまのプーさんで一杯になっています!

日本のファンたちは、くまのプーさんが大好きな羽生選手のために、沢山のプーさんをアリーナ上に投げています。(※実は大半は日本のファンではなかったと思われます)

ボランティアの生徒たちが、アリーナ上に入っています。

「彼女たちが出来るだけ早くリンク上をきれいにしてくれるといいですね。」

はい。

「なぜなら、次のスケーター、ネイサン・チェン選手が準備をしなければなりませんから。」

昨日、インタビューの間、ネイサン・チェン選手はこう言いました。

『こういうことは、あらかじめ想定の範囲内です。くまのプーさんを撤去するのにしばらく時間がかかるだろうから、その間に自分は、準備に必要な時間をしっかりともらえるんです。』と。

ネイサン・チェン選手は次の番を待っています。

羽生選手の演技がもう一度(放送で)流されています。

「スケーターたちが怪我することがないように、出来るだけ素早く撤去してほしいですね。」

 

(羽生選手のジャンプのスロー再生映像が流される)

わ~お! これらのジャンプは、本当に掛け替えのないものだね!

「ほら、これがスリーターンの直後にジャンプを跳びあがる、羽生のトレードマークのジャンプです。トリプル・アクセルの難しい入り。」

(注:スリーターンではありません。もっと難しいターンです。)

 

跳んでいる間、同じポジションを維持し続けるような、こんなジャンプをどうやったら実行できるのでしょう!

「しかも彼は、とても簡単そうに跳んでいますよね?!

そして今日の3つ目のジャンプであり、最後のジャンプとなったのは、

4回転トウループに3回転トウループをつけたものですが、両手上げのタノで行いました。」

 

彼は完全に自信に満ちているように見えます。

私たちは、羽生選手の粘り強い精神を褒めなければなりませんね! 

「ええ。」

2011年の日本の大震災で、彼の自宅とアイスリンクはダメージを受けたにも関わらず、羽生は他のアイスリンクに行くことで、練習を続けました。

今回もまた、五輪前に酷い怪我を負ったにも関わらず、彼は不屈の精神でこれを克服し、ショートプログラムで最高の演技を見せました!

こんなことをやってのけることが出来る人は誰もいません。

「その通りですね。」

 

(羽生選手、キス&クライで テレビカメラに向かって頭を下げて挨拶)

 

先ほど、チャ・ジュンファン選手(韓国の選手)の隣に座っていたオーサーコーチは、今は羽生選手の隣に座っています。

彼のショートのスコアは、111.68です!!

現在のところ、1位です!

彼のパーソナル・ベストと、シーズンベストの112.72から、わずかに低いスコアですが、それでも非常に高く、この得点は彼を1位に押し上げました。

ドミトリー・アリエフ選手が2位で、パトリック・チャン選手が3位です。

(動画は以上)

 

 なかなか、面白いですね。

これを見る限り、現地韓国では、羽生選手は、実力と見た印象そのままに、素直な高評価をされていたように思います。

(一部ターンの解説に重大な勘違い等はあるとはいえ…)

 

 既に半年以上前になりましたけれども、

また新たな気持ちで、「未知の領域」を、羽生選手には、楽しく頑張ってもらえたらと思います!

羽生選手にとって、幸せなシーズンとなりますよう、心よりお祈りしております…! 

 主イエス様の御名によって。アーメン。

 

 


静岡公演2018・清塚さんと究めた羽生選手の「春よ、来い」の演技とインタビュー

2018-09-17 | 羽生選手の出演した「アイスショー」での演技動画とインタビュー、ニュース集

9月17日: 静岡公演初日の演技終了後の羽生選手のインタビュー内容全部を、先日初めて放送された分を追加して、ページ半ばに書き加えました。

9月15日:静岡公演2日目の放送があったので、感想をちょっと。

静岡2日目の、羽生選手の「春よ、来い」は本当に一つ一つが丁寧で繊細で優しさに満ちていて、なおかつものすごく美しかったですね~~~!!とても素晴らしかったと思いました!!清塚さんのピアノも、出だしが特に、本当にうっとりするような美しい音色でハッとさせられましたし、想いの込められ方も、今までの中で一番素晴らしかったのでは、というほど素敵でした!今回のお二人のコラボで、途中でちょっと鳥肌が立ちました!最終日のものと比べると、甘美で、全体に穏やかな感じでしたけど、芸術性がとにかく素晴らしかったですね…!! 

フィナーレも長くて低い、氷すれすれのハイドロを再び披露してくれましたし、プルシェンコさんと周回するときに、お互いに先頭を何度も譲り合った結果、じゃれ合いに見えるような状態になっていて、笑ってしまいました。でもお二人とも楽しそうでしたし嬉しそうでしたね。羽生選手にとっては、本当に幸せな関係ですよね。少年の頃の羽生選手が、もしこの映像を見たらどう思うのかしら…(笑) ラストはバラード第一番のポーズで決めて、嬉しそうに舞台裏に消えていきました。

オープニングは登場の4回転トウループもバッチリで、余裕がありましたね。プルシェンコさんが、(すでに放送されたように)静岡最終日にはなぜか、オープニング最後でぴょんぴょん跳びはねるのですけど、2日目も、今にも跳びはねそうな勢いの嬉しそうな満面の笑みでニコニコしているのが映っていましたね。羽生選手は、「世界で一番熱い夏」の途中で、いつも「パンパンパパン!」って口で音をそのまま歌いながら踊っているように見えていましたけど、やはりそうだったと、今回の映像でハッキリと判明しました。(笑)

あと、鈴木明子さんが、オープニングも含めて、プリンセスプリンセスの曲の時は、いつも以上に幸せそうな表情で滑っているように見えるんですが、今回もそうでした…! チェスナ夫妻のエアリアルは、やはり最初の幕張の頃より、最終の静岡の頃の方が、作品としてはより洗練されて、印象が良くなっているように思いました。

 

8月3日: こちらの記事の田口カメラマンの、羽生選手の「春よ、来い」の写真が、2枚とも本当に素晴らしいです!見事な瞬間の切り取り!!ついでに見られる他のスケーターさんたちの写真もなかなか凄いのばかり。特に、プルシェンコさんと、織田さんの空中散歩状態の写真が凄い!プルシェンコさんの写真は、あれ一枚に、彼の凄さが凝縮されているような、ものすごい写真ですね。氷のしぶきがまた美しい!ハビエル選手もジャンプの瞬間?ランビエールさんもカッコいい一枚。

また、清塚さんが、こちらの記事で羽生選手を絶賛してます。

7月18日:静岡初日の演技の感想を、さらに追加しました! 

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西日本を中心とした豪雨・洪水で水没・大被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げ、命を落とされた多数の方々とその御遺族様に、天来の深い慰めと癒しと助けとがありますよう、心よりお祈りいたします…!

必要な救助や物資が速やかに、必要な方々へ行き渡り、危険を伴う救助・捜索活動に当たられている方々全てを、神様がお守りくださいますよう、主イエス=キリストの御名で祈ります。アーメン。 

 

先週の静岡公演の放送に加え、新潟公演も放送されました。

両方取り上げたいところですが、まず先に、1週間前に放送があった、ファンタジーオンアイス2018の静岡公演、最終日の演技から見てみたいと思います。

 

まずはオープニング。 

 

 

羽生選手は、ちょっと気合が入りすぎたのか、それとも、慎重になりすぎたのか…

4回転を、豪快かつ見事にスライディングで背筋着氷して見せ、そのままブレークダンスのように氷上を滑らかに 回転しながら、リンクの端まで滑り抜けるという、稀に見るサービス精神を発揮してくれました!(笑)

この思わぬ展開を最高に喜んだのはきっと、羽生選手に体当たりされて、観客とカメラの集中目線を浴びて大宣伝となった看板、「静岡マツダ(MAZDA)」の関係者の皆様だったことでしょう…!!

羽生選手がちょっと照れ笑い気味に終えたオープニングの音楽終了時に、皆さんが最後の決めポーズをビシッと決める中で、なぜかプルシェンコさんが一人で、子供みたいにとても嬉しそうにぴょんぴょんと、その場でジャンプし続けている姿が映っていて、思わず笑ってしまいましたけど、どんな心境だったのでしょうか?(笑)

 

しかし羽生選手は、やはりジャンプが納得できなかったのか、直後の「世界でいちばん熱い夏」で、振付を変えてまで4回転トウループを成功させて、意地を見せましたね。

最近は、「異次元」などと言われたりすることのある羽生選手ですが、この時ばかりは、「意地元」でした。(笑)

 

 

さて、この最終回では、プルシェンコさんは なぜか「タンゴアモーレ」でも、「ニジンスキーに捧ぐ」でも、どちらでも、ラストで氷上に両足で膝まづいて両手を握りこぶしにするポーズをされました。

テレビの解説では、「プルシェンコさんは、ショーに出られるのもあと1,2年だと話していた」とのことで、(ああ、やっぱりそうなのかなぁ…本当にそのつもりなのかなぁ…)と、ちょっと寂しく思えてきて。

今回の「タンゴ・アモーレ」は珍しく、どうも腰か足か、どこかを痛めているかのように見えてちょっと心配しましたけど、「ニジンスキーに捧ぐ」のほうは、多分体調は絶好調ではないものの、上手くフォローしつつ最後まで真剣に演技する姿に、すごい気迫も感じました。

息子さんのサーシャ君もお披露目になったことだし、ご自分の次のステージを見据えていらっしゃるのかな…と。

半分幻となったソチ五輪シーズンの「プルシェンコ・メドレー」をもう一度見たいですね…!

他にも見たい演技は沢山あるのですけど… 

 

 

さて、こちらは、羽生選手の「春よ、来い」の演技。 静岡公演最終日のもの。

 

 

 いつもよりも、ピアノの清塚さんの演奏がゆっくりとスタートし、前半はゆったりとした感じで進められ、羽生選手の演技もそれに合わせて、丁寧でゆったりとしていました。

個人的には、始まってすぐに感じるものがあり、この前日までの演技と違って、すぐにあるイメージがわきましたけど、でも、あえて書かないほうが良いのかな…

「季節としての春だけじゃなく、人生において辛い時期を乗り越える、そんな春を表現したい」と羽生選手がこのプログラムに想いを込めたと、解説では語られていましたね。

途中からだんだん激しくなっていき、最後は、「ありがとう」と叫んでいるのが、映像でもよくわかりましたね。

ラストで、ものすごく息を切らせている羽生選手を見て、渾身の想いで演技したのだなとわかりましたし、今までの何年にもわたってきた想いがぶつけられたように見えました。

 

でも、一番ぐっと来たのは、全ての演技を終えて、羽生選手が清塚さんにも挨拶した時に、ピアノの清塚さんが立ち上がって羽生選手へ向けて拍手し、感無量で泣きそうになるのを堪え、唇をかみしめながら、胸に手を当てて丁寧に挨拶した姿を見た時でした。

公式ツイッターでのお二人からのメッセージにもあったように、きっと色んな思いを込めながら、二人で作り上げてきた、そのことの素晴らしさや、終わってしまう寂しさなど、きっと沢山の想いがおありなのだろうと思いました。

でも、たとえ説明されなくても、それらの想いはしっかりと、「音として」、また「演技として」伝わっていたと思いましたので、最後のその姿を観て、思わず私までもらい泣きしそうに。(笑)

 

羽生選手と清塚さんから、公式ツイッターにコラボの秘話と皆さんへのメッセージ動画。最終公演の前。こちらをどうぞ

清塚さん「こんにちは、ピアニストの清塚信也で~す!」(ふざけた感じで)(羽生選手爆笑)

羽生選手「ホントに、ファンタジーオンアイス、ここまで長いツアーでしたけれども、多くのアーティストの方々、そして隣にいらっしゃる清塚さんともホントにホントに、沢山お話をしながら、自分たちのプログラムを作ってきました!えー、まだまだ自分たちも足りないところがあるなって思う中で、今は寂しさが募る中で、これから最終公演に臨みたいと思います。 でも、多分、なんか…ここまで本当に一緒にやらせてもらってて、あの、色んな感情が芽生えてて、でそれぞれの公演に、本当に沢山の想いと、そして僕たちの想い出・ストーリーも色々こもっているので、ぜひぜひ色んなところを楽しんで頂きたいなと思います。」 (清塚さんへどうぞのポーズ)

清塚さん「今回僕は『春よ、来い』を弾かせて頂いておりますが、ゆづちゃんと一緒に、えーこの曲は、僕がアレンジしただけでなく、ゆづちゃんも一緒にアレンジをしてくれたので、僕にとっても宝物になりました!ぜひ、色んな方に、この音楽も含めて聴いていただければと思っております。ホントに、ゆづちゃんもありがとう!」

羽生選手 「ありがとうございま~す!(笑)また~!(笑)」

(以上、動画より)

ゆづちゃん呼び…  清塚さんは今、おいくつでしたっけ?と思ったら、なんとプルシェンコさんと同じ歳!しかも同じ月生まれ!(笑)

 

さてこちらは、静岡公演の初日(6月29日金曜日)の演技。(静岡ニュースより)

これはすごく力強くて情感あふれる演技ですね…!前半のしっとりとした箇所のピアノの音色も、羽生選手の演技も、素晴らしいです。

この映像で見ると、静岡の演技の最初、「Fantasy on Ice」と書かれた文字の両脇が、最初、赤に近い濃いピンク色から、羽生選手の演技が始まると、紫がかった色に変わっていきます。文字の真ん中辺は、全部白ですよね。

照明などにもこだわって調整したとのことでしたから、これにも何か意味があるのかな…?と考えました。 

すぐに思い浮かんだのは、この紫がかったピンクや赤色と、真ん中の白というのは、「春よ、来い」の歌詞に出てくる、沈丁花(じんちょうげ)の花の色なのでは…と思ったのですけど、どうでしょうね?(笑)

 沈丁花(じんちょうげ)の花はこちらをクリック 

こちらも沈丁花(じんちょうげ)

沈丁花(じんちょうげ)の花というのは、まだ寒い冬の終わりごろ、春が来る直前に咲くため、「沈丁花が咲くと、もう春がすぐそこ」などと言われます。

ものすごく強く甘い香りを放ちます。一瞬、クラッとくるぐらいの強さ。 レノアハピネスもビックリの、もっとずっと強い甘い香りです。 人工的な強い香りは私は苦手なことが多いですけど、沈丁花の香りは、強くても自然のとても良い香りなので私は好きですが、強すぎて苦手という人もいるかもしれません。

羽生選手の演技の最後で、またもや、この「Fantasy on Ice」の文字の色が変化するのですが、羽生選手の最後のスピンに合わせて、徐々に黄色とオレンジ色に変わって、さらに濃く変わっていきます! 

これは明るい希望の色?春が来た色なのでしょうか…?(笑)

私は普段、花言葉というのを全然気にしていないのですが、(お花に勝手につけられた変な言葉もあるので)ただ、この沈丁花の花言葉が凄かったのでちょっとご紹介。ーーー「栄光」「不滅」「不死」「永遠」「勝利」ですって!半端ない!(笑)

また、今回の演技は、清塚さんのピアノの音響が、途中から意図的に変えられていましたね。

顔と両腕が氷スレスレの低い位置でキープされたハイドロがとても長くて、凄かったし素晴らしかったですね…!

 

 

 羽生選手の静岡公演初日の演技終了後のインタビューの全容は、次のようなものでした。

Q:初日終わってどんな気持ち?

「ホントに、なんかこのファンタジーオンアイスのツアーということが、ここが最後の土地ということで、あのホントに、初日からすごく…なんだろ、温かい声援を頂いているので、まあ僕たち自身も本当に楽しみながら、最後のファンタジーオンアイスを滑っているような感覚があります。」

Q:放り投げる演出は、羽生選手のアイデア?

「そうですね、最初はなかったんですけれど… なんか、うん、なんていうかな、氷と戯れている、じゃないんですけど(笑)、なんか自分独自の拾い方で、自分独自の曲の合わせ方でこの曲に、そういうアクセントを加えたいなと思っていたので、なんかこういう形で、やらせていただくような形になりました。(笑)

あの、本当に一日一日、自分たちも ものすごく気持ちを込めて心から演技して、そして演奏して頂いて、その二つの気持ちが、多分毎日毎日違った想いだったり、演技になったりすると思うので、是非、その日その日を楽しんでいただけたらなって思います。」

「ありがとうございました!」

 

羽生選手本人が言っていたように、毎回込めている想いや表現しようとしているイメージがちょっとずつ違っているようなので、「先入観なしに」毎回見た方が、その一つ一つの素晴らしさに気づけるように思いました。

 

最初に「春よ、来い」の演技が放送された神戸2日目のものは、それはそれで、今見てもとても素晴らしい演技だと思いますし、でも、確かに、静岡の初日や最終日のものは、またかなり違ってきているのもわかります。

静岡最終日の演技は、最初の方はあえてゆったり・ゆっくりと清塚さんがピアノを弾き始め、きっとそういう打ち合わせだったのだろうと思いましたけど、それゆえ明らかに演技時間が長かったですよね。清塚さんご本人も、30秒ほど長くなったと語られていましたね。実際には映像で長さを確認すると、1分近く長くなっているようですが…。

 

 ディレイド・アクセルは、神戸公演の時のような本格的な着氷のものではなく、新潟のも静岡のも、白鳥の時のようなアレンジものに変わりましたけど、(神戸のものも素晴らしく良かったですが、)そのほうが右足首の負担が重くなくて、痛めるリスクが減って良いと思うし、流れるような美しさをアピールすることで、表現されるものもまた変わってきますね!

いずれにしても、どの回でも、ものすごく低いハイドロの凄さと、レイバック・イナバウアーの「比類なき美しさ」は、今までの羽生選手の演技と比較しても、群を抜いて良かったように私は思いました!!

なぜ、あんなハイドロをやって、倒れないのか不思議です!(笑)

 今回の静岡最終日の映像でも、新潟の映像でも、羽生選手が、ハイドロを終えた後、もう一度かがんだ時に、両手で氷を削ってすくっているのがハッキリと見えましたね。

 

羽生選手が15歳の時、「へーイ!」な感じのレイバック・イナバウアーをやったのを観た時には、その予想外な表現に大いにウケちゃった私でしたけれども、

まさか羽生選手が、男性でありながら、23歳までこの技を続けられるだけでなく、しかもこんなに凄い、美しいものが見られるようになるとは…と しみじみと思いました。

 

本当に、お見事でした!!

 

 

 こちらは、静岡公演の、公演終了後のインタビュー。

 

 

羽生選手は、フィナーレ後の一芸大会というか、ジャンプ大会というか、(笑)、

そこでは今回は、アイスダンスのテッサ・バーチュー&スコット・モイア組のお二人と、同時にアクセルを跳んで見せましたね!(笑)

 

最終公演だったからか、プルシェンコさんもやや弾けていましたね。(オープニングからですが!(笑))

三原選手が再び6連続ジャンプに挑み、紀平選手が3回転アクセルを成功。

日本女子も頼もしいですね! 

 

公演終了後の羽生選手のインタビュー内容、書き起こしです。

 

Q 終えた感想は?

「いや、ほんとに、始まった頃は、あー長いなとか、多分大変だろうなとか、怪我の具合とか、色々心配ももちろんあったんですけれども、こうやって終わってみると本当にあっという間で、ただその中でも、本当に…沢山の出会いがあり、その中で沢山沢山学べたこともあったので、ファンタジーが終わると僕にとっては、やっとシーズンが始まるなっていう感覚もありますし、これからシーズンに向けて、しっかりと準備していこうっていう気持ちになっています。」

Q ジャンプも復活されて手ごたえもあるのでは?

「そうですね… ただ、やっぱり試合は試合ですし、しっかりとそこまで仕上げていくためには、これからさらに努力を重ねて、自分をしっかり追い込んでいかなければいけないなという風にも思っているので、こういう、皆さんの前で、リハビリ期間も含めてですけれども、実践という場で足を労わりながら、強く出来たのは本当に…あー、なんていうかな… 幸せな空間を頂けたなと、幸せな時間を沢山頂けたなと思いました。

とにかく試合に向けて、しっかりと体づくりをやり直して、まだ自分の身体は、ショーの身体になっていると思うので、しっかりと試合に向けたコンディションづくりと、これからさらに、大きなけがをしないように、効率のいい練習方法を学びながら、勉強しながら、頑張っていきたいと思っています。」

 

羽生選手には、「ショーの身体」と「試合の身体」があるらしいです。(笑)

 

 ここからは、他のスケーターさんの演技の感想を少し。

 

私は、アンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ組のアイスダンスカップルの、「ニューシネマパラダイス」が、清塚さんの生の演奏とあわせて、とても素敵だったと思いました!

アンナ選手は、キュートな女性から、滑稽な泥棒役だったり、そして謎の男の演技まで、なんでもこなすような多彩さをお持ちで、観ていて楽しい方ですね! 

 

あと、ペアで金メダルをとった、サフチェンコ&モッソ組の演技も、とても良かったです!! 色々な個性的なものを披露して下さいましたけど、やはり滑り込んでいてレベルの高い内容の、五輪プログラムのものが一番美しくて印象的で、かつ凄かったかも…

ハビエル選手はもちろん滑りの滑らかさは圧倒的だし、演技も上手いのですが、五輪の時の演技があまりにも凄かったので、その印象が強くて…(笑)  やはり五輪本番で最高の演技が出来るというのは、すごいことですね…!  

 

三原舞依選手が、一年ぶりに、前のフリープログラムだった「シンデレラ」を披露してくれましたけど、以前よりさらにずっと良くなっていましたし、衣装も素敵で、良く似合ってましたね!

しかし、何よりすごいのは、プログラムの中に、なんと6連続ジャンプを入れて成功させたこと!

すごいですね! 女子の6連続なんて初めて見た気がしますが…!こういうのを見ると、決してシンデレラなどではなくて、きちんとした技術の積み重ねで、なるべくしてここまで来たアスリートだなと思いますね!

三原選手は、見た目は柔らかいけど、演技はなかなかアスリート的というか、このプログラムみたいにスピード感のあるものが意外とカッコよく、彼女の良さを引き出しているように思います。見ていて爽快になるのです。

日本女子も、それぞれがなかなか意欲的な姿を見せてくれますね…!

 

 アンナ・ポゴリラヤ選手は、五輪シーズンは怪我で出てこられなくなり残念でしたけど、新シーズンの新プロかな?と思われるものを披露してくれました! いつも彼女はそうですが、なかなか独創的な、本当に素敵な衣装で印象的な演技でしたが、つい最近、なんとご結婚されるとの発表でビックリしました!  でも、おめでたいですね…! 幸せな毎日を送りつつ、また頑張ってほしいと思います!

 

コストナー選手は、現役続行決定?!とのことで、凄いですね! 今までにないような形のお手本として、これからも頑張ってほしいなと思います…!

 

噂の「織田ジュリーノリノリ信成」さんの、「勝手にしやがれ」はこちら。

https://www.youtube.com/watch?v=kUX5COMyji0

 

 

そして私はついに、織田信成さんの長年にわたる、「信成の野望」なるものに気が付いたのです!

羽生選手が「殿」役で登場した時は、「殿は僕なのに~!」と「信成のボヤキ」で抗議した織田さん。「羽生君はどっちかというとプリンスでしょ!」と織田さんが叫んだ結果、本当に羽生選手はその年のショートでプリンス(さん)をやることになり、でもその一方で、織田さんはちゃっかりと「プリンス・アイスワールド」にご出演で「プリンス」続きの日々を送られました。

そして、羽生選手が五輪2連覇の王者(=キング)になった今回は、「キングの愛称で有名な、ナット・キング・コール・メドレー」を披露して、さりげなく織田さんも「キング」に。(笑)

この演技は、本当に織田さんの良さと「らしさ」が詰まった、織田さんの中でもベストではというほどにお似合いな演技だと私は思いましたけど、

気が付けば織田さんは、さりげなく、「殿」、「プリンス」、そしてついに「キング」までもをしっかりと網羅。

とてもじゃないけど「勝手にしやがれ!」(笑)(←ジュリーノリノリ信成殿の演技タイトル)とは言えなくなってきた、数年にわたり虎視眈々と実行されてきた「信成の野望」は、やはり 半端ないですね!! 

L O V E のアルファベットの文字をそれぞれ、織田さんが、「ナット・キング・コールメドレー」の歌にあわせて、身体でとても楽しそうに表現されていました。これはきっと「ノリノリの野望」だったのでしょう。

 

しかし、羽生選手も負けてはいませんでした。

織田さんに「キング」までやられて、これはマズいと悟ったのか、再び「殿」だった輝ける黄金のおでこを披露!  

…久しぶりに見ると、やはり輝きすぎて眩しくて正視できないほどでした!(眩しすぎるからやはり殿のちょんまげを指で隠して見ないと…! (笑))

…羽生選手はきっと、おでこから光ビームを放つウルトラマンになれる…!(笑)

 

今回のオープニングとフィナーレの歌を歌った岸谷香さんも、神戸公演の時より、新潟公演ではずっと喉の調子も良くなり、気分もとても乗りながら歌っているように見えましたし、楽しそうでした。(静岡公演ではまたちょっと不調気味に見えましたが…)

岸谷さんの歌は、決してじめじめしていたり暗かったりではなくて、思いやりとやさしさを乗せつつも、カラッとした明るさと元気さと、パワフルな前向きさに満ちているところが、とても魅力ですよね!!

 

フィナーレで羽生選手は、自分の「春よ、来い」の演技を終えたらすぐに裏で着替えているのでしょうけれども、短い時間で衣装チェンジが大変そうですね。

でも、「ダイアモンド」の曲では、最後のほうにやっと登場して、あっという間に終わっちゃうんですけど、毎回、(オープニングもですけど) とても楽しそうで良かったです!

岸谷さんと藤原さんのパワフルな歌声で、ショー自体が、かなり明るい感じの終わり方になっていて、そこは とても良かったと思いました!!

 

最後に、「来シーズンも頑張ります!」と、感無量な様子で叫んだ羽生選手。

そのやる気が本当に嬉しいです…!

…でも、実はこの日は既に7月1日でしたから、「来シーズン」ではなく、もう「今シーズン」だったかもね?!(笑)

 

ショーの最終日を終えたと思ったら、その翌日には、個人としては史上最年少で、国民栄誉賞を授与された羽生選手。

静岡公演を終えてから東京に戻って、朝から準備していろいろこなしたのだろうから、本当にすごい過密スケジュールでしたね。

そしてさらにこの翌日には、福島の小・中学校を訪問されていました。

 

慌てず焦らず、しっかりと身体を戻して、新プログラムに取り組んで行ってほしいと思います!

いずれにしても、新シーズンが、羽生選手にとって、祝福に満ちた楽しいものとなりますように…!! 

主イエス=キリストの御名によって祈ります。アーメン! 

 

 


羽生結弦選手・メモリアルフレーム切手2018版と、東京&仙台の中央郵便局で記念写真展開催!

2018-09-16 | プロアスリート羽生結弦・羽生結弦選手 関連商品・情報


羽生結弦選手の、2018年版のフレーム切手が9月18日より発売されます。

こちらからどうぞ(お申込みの公式HPへ)

 

同時に、東京中央郵便局と、仙台中央郵便局で、

その記念写真展が開催されることになりました!


仙台と東京では、少しだけ開催期間が違うので、ご注意ください!


■写真展概要
<仙台中央郵便局>
開催日時 2018 年 9 月 18 日(火)~10 月 14 日(日)
     平日: 9:00~21:00 土日祝日: 9:00~17:00
場所   仙台中央郵便局 イベントスペース等※
     〒980-8799 宮城県仙台市青葉区北目町 1-7
展示内容 ・フレーム切手セットに使用されている羽生結弦選手のパネル展示
     ・羽生結弦選手の特大パネル
     ・「羽生結弦 2014-15 シーズン~2017-18 シーズン メモリアルフレーム
       切手セット(見本)」の展示
※土日祝日及び他のイベント開催時は、郵便窓口周辺で展示する場合があります。

<東京中央郵便局>

開催日時 2018 年 9 月 18 日(火)~10 月 7 日(日)
場所   東京中央郵便局 ロビー
     〒100-8994 東京都千代田区丸の内 2-7-2
展示内容 ・フレーム切手セットに使用されている羽生結弦選手のパネル展示
     ・羽生結弦選手の特大パネル
     ・「羽生結弦 2014-15 シーズン~2017-18 シーズン メモリアルフレーム
       切手セット(見本)」の展示


「羽生結弦 2014-15シーズン~2017-18シーズンメモリアルフレーム切手セット」
商品詳細及び販売ページ(郵便局のネットショップ)
URL:https://www.shop.post.japanpost.jp/shop/pages/hanyu.aspx

 

 

 

切手の写真は素敵なものばかり。

良い瞬間のものが集まっている印象がありますね…!

 

「切手は出来れば、どんどん使いたい派」の私としては、

羽生選手のメモリアル切手は、使いたいけど、もったいないから使えない、

そこが、ちょっとだけ残念なところですね…!(笑)

 

 

 


羽生選手、新プログラム発表と公開練習映像・インタビュー一問一答・テーマは「原点」「起源」「根源的なもの」

2018-09-15 | プロアスリート羽生結弦・羽生選手関連ニュース

9月14日:NHKニュースで放送された羽生選手の個別インタビューの内容を追加しました。

9月9日:フィギュアスケートTV!で放送された羽生選手の公開練習映像の長めのものと、その感想を文中に追加しました。

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8月30日に放送された練習の入ったニュース映像(Every)はこちら。

ニュース映像で語っていた羽生選手のインタビュー内容を書き出しました。↓

「やはりプルシェンコさんが滑っていた印象がすごく強くて、彼の代表するプログラムの一つなので、この曲自体が、自分がある意味、自分がスケートに没頭する始まりであったりとか…」

「自分のスケート人生の始まりというか、起源というか、なんか根源的なものを感じながら滑りたいなーという風に思っています」

「なんか本当に童心にかえった気持ちでスケートをやっています」

「自分の最大の夢である4回転アクセルというのを、練習できるのはやっぱり…」 「なんかある意味、やっと到達したご褒美タイムだな、と思いながらやっています」

 

9月14日に放送されたNHKニュースウォッチ9での羽生選手の個別インタビュー映像 (以下、羽生選手の語った内容を書き出しました)

「自分の中では結果としてすごく満足しているものが多々ありますし、まあ、もちろん、まだ夢というのは叶い切れていないので、そういった意味では、えー、まだまだ突き進んでいかなくてはな、と…」

「昔みたいに、その、勝つとか…そういったものだけじゃなくて、もっと自分が上手くなりたいとか、強くなりたいとか、そういったものに近づいてきているところがあるので、ある意味では、そういった初心に戻ってスケートをやっているのかな、という気はします。」

(今シーズン使う「Origin」の曲は、)「プルシェンコさんが滑っていた印象がすごく強くて、僕の中でもすごく大切なプログラムなので、」「自分のプログラムとして、完成させることができたらな、という風に思っています。」

「周りの方々含め、やっぱり4回転アクセル、お前は跳ぶんだぞ、と言われて(笑)、なんか嬉しかったり、または、それを叶えてあげたいなという気持ちが昔から強くあったので、これから、何だろ… ま、自分がアクセルを跳ぶことによって、なんか皆さんの夢も叶えられたらいいな、というのは思っています」

(成功した姿を想像すると・・・)「想像はしていないです。跳びます!はい。(笑)ありがとうございます!」

「幼い頃からアクセルがすごく好きで、1時間の練習中に45分くらいをずっとアクセルの練習をさせられて、昔から本当に、『アクセルは王様のジャンプなんだよ』ということをすごく言い聞かせられて、育ってきたからかな、という風に思います。」

羽生選手は本当に素直なところが素晴らしいですよね…!(笑)

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羽生選手が練習を公開し、今シーズンのプログラム曲とテーマを発表。

SPがジョニー・ウィアーさんがかつて使った「秋によせて」を使うそうで、

FSが、プルシェンコさんの伝説プログラムの「ニジンスキーに捧ぐ」の一部となる、エドウィン・マートンさん(=プルシェンコさんとよく共演するご友人でもある)作曲&演奏の「Art on Ice」の曲から創られたプログラムで、他の曲とも組み合わせており、ご自分で「Origin」と名付け、テーマは「原点回帰」「起源」「始まり」「根源的なもの」だそうです!

 

一気に色々な情報が来ましたけれども、まずは、羽生選手がお元気そうで良かったですね!

 「童心に帰りながら楽しく滑れている」「初心に帰っている」そうなので、それは何よりですね。(笑)

4月のアイスショーで過去のプログラムのメドレーをやってくださったり、「Wings of Words」などを見たときから、そういうものは強く感じておりましたけれども…

4回転アクセルにも、楽しく挑戦中だそうです。 焦らず、着実に歩みを進めてほしいと思います!(笑)

 

さて、一番演技が長く映っていた印象の映像で、公式のものはこれかな?と。

NHKワールド公式動画

 

こちらは、日本のNHKニュース記事(動画つき)

 

うーん、確かに、映っている映像での音楽については完全に、 プルシェンコさんのプログラム「ニジンスキーに捧ぐ」の音楽ですね。 エドウィン・マートンさんの曲からとっているそうで、他の曲とも組み合わせてあるそうです。

でも、羽生選手の演技は、ニジンスキーに捧げられているわけではありませんので。

全く別のプログラム、ということになりますね、きっと。

どんな風に編曲されているのか、まだよくわかりませんけれども、それはまた試合が始まればわかることでしょう。

 

フリーが4分半から4分に縮まったことで、観る側の印象に大きな変化がある可能性があるかな、とも思いますが、全体を見てみないとわかりませんが、確かにエレメンツが凝縮されているような印象はあります。

プルシェンコさんは、最初からこの4分への短縮には大反対だったみたいですが…

羽生選手の演技自体は、とても美しい、印象的なものだなと思いました。

曲が良いですしね… 過去最高プログラムになる可能性は、十分に高いと思います…!

 

ショートのほうは、「秋によせて」(元のタイトルはOtonal)ですけれども、かつてのジョニーさんのものと、どの程度かぶった編曲なのかなどもわかりませんので、何とも言えません。(ジョニーさんのはフリープログラムでしたので、長いです。)

でも、いずれも羽生選手が心から楽しんで滑れるプログラムだそうですし、昔、散々マネして滑っていたそうですので、本当に好きなものなら、きっと素晴らしいものになるでしょう。

表情もとても良かったと思いました!

 

4回転ルッツを回避するのは、正解かと思います。

それでも、4回転が4つも組み込まれたプログラムなのは相変わらずですね…!(笑)

4回転ループがしっかりと戻ってきているのは、本当に本当に良かったです…!!

アイスショーに引き続き、試合とはいえ、今シーズンは色々なものから心が解放されているようで、良かったですし、ホッとしました。

羽生選手の本当の夢に向かって、楽しく、無理しすぎず、頑張ってほしいと思います!

 

(※9月8日追記):「 フィギュアスケートTV!」で放送された羽生選手の公開練習映像はこちら。 

今まで公開された中では一番演技が長く映っていましたけど、部分練習だけを公開した形だったようです。

プルシェンコさんのプログラムには入っていない音楽パートが入っていましたね。通し練習ではなかったそうなので、全体像はわかりませんでしたけど、結構長く映っていました。なかなか…全体にロマンティックな印象の作品になっていそうな印象を受けましたが、さて、どうでしょうね?!

今回観ていて、やっと今頃気が付いたのですが、4分半から4分に縮まったということは、30秒とはいえ、羽生選手の演技を観られる時間が確実に「減った」ということなのですよね!!今さらながら、これはちょっと損した気分です!(笑)

でも、「春よ、来い」は、時間にしたら非常に短かったけれども、非常に印象的で見ごたえがありましたから、必ずしも時間は関係ないのだけれども… でも、今までのフリーを見ていた感覚からしたら、「もう終わっちゃった!」みたいな気分になりそうな予感がしますね。 

今回の映像を見ていても、ハイドロがちょっと短く感じられたのは、やはり「春よ、来い」で、とても長いハイドロを見せてもらった後だからなのでしょう。(笑)

しかし、ショートの「秋によせて」が全然映らなかったのは残念でした…! 2週間後にオータムクラシックの試合がありますので、試合が近いからあえて映像では公開しなかったのでしょうか。羽生選手が元気なら、そこで見られますね。

お身体お大事に、頑張ってほしいと思います!楽しみにしています!  

(以上、追記)

 

 

こちらは、ANA公式ツイッターに載せられた、羽生選手からの御挨拶。

 

参考までに、何年か前に特集した、「羽生結弦選手の原点を知る!」シリーズのページを、良かったらどうぞ。 

(プルシェンコさんのページには「ニジンスキーに捧ぐ」が、ジョニー・ウィアーさんのページには、「秋によせて」の演技をそれぞれ載せてあります。)

羽生結弦選手の原点を知る!その1~ 「憧れの天才・エフゲニー・プルシェンコ選手大特集」~

羽生結弦選手の原点を知る!3 ~男子の概念を破った優雅さの先駆者「ジョニー・ウィアー選手」~

ショートの「秋によせて」は、羽生選手にとっては想い出深いプログラムだそうですけど、ジョニーさんのあの演技の時の衣装を見れば、当時、羽生選手がこれを好きだったんだろうというのは、今の羽生ファンならすぐ想像できるのではないかと思います。(笑)

あれ?なんか羽生選手の衣装に似ている…!って、すぐに気が付くことでしょう!

 

しかし、フリーのタイトルが、「起源」「根源的なもの」で、「origin」とは…

ただの原点回帰プログラムというだけじゃないですよね、羽生選手にとっては。(笑)

羽生選手は、いつくもの深い意味を込めたタイトルをつけるのがお好きというか、非常に得意というか、本当に頭が良いですよね… 

そこは今までの、羽生選手のかなり大きな勝因だったと思いますけど。

つい先日放送されたばかりの、石ノ森章太郎物語でも、石ノ森さんが初心に帰って、再び素晴らしい作品を描いていくシーンがとても重要なシーンとして描かれていました。名作中の名作は、そうして生まれています。

羽生選手! お身体お大事に、次の夢に向けて、楽しんで下さいね…!!(笑)

  

羽生選手のSP、フリー、総得点の歴代最高得点は「歴史的な記録」として残り、今シーズンから記録がリセットされることになったことについて、

「自分としてはあの3つのプログラム、SEIMEI、バラード第1番、そしてホープ&レガシーが、あの記録として残ったのはすごく、正直いってビックリしましたし、あとはもう正直いってすごく嬉しいなっていう気持ちもあります」と語ったそうです。

 新ルールでは最高点を狙っていく気持ちはなく「あとはもう若い世代が、若いっていっても自分と3つしか違わないけど、その世代が新しいルールになって、どういう風に戦っていくのかもある意味楽しみ」と、達観した様子で話した、とも。

 新ルールについて、「1つだけ言わせてもらうと、4分半が4分に変わったけど、実は4分の方がキツい」 「ジャンプが1個減ったしと思われるかもしれないですけど、実は4分の方がキツいというのは最近感じてます。忙しいんですよ。トリプルなら僕たちは助走含めてランディングまで10秒ぐらいでとべる。そうすると20秒削られることになる。なのでその分、忙しくはなりますし、色々勉強しながら、研究しながらプログラムを作らないとなと思ってました」

(この「4分の方がやるほうとしてはきつくなる」は、プルシェンコさんや宇野選手も、事前に指摘していましたよね。)

「(五輪連覇で)結果としては満足していて、結果を残さなきゃいけないという重圧からは解放されている。これからは自分のために滑ってもいいのかなと。大変な道のりを思い返しながら、自分への恩返しのつもりで、自分に報いてあげるつもりで滑りたい」

「やっぱりアクセルが1番の僕のモチベーションではあります。練習していて思うのは、やっぱりアクセル好きだなって。楽しいですね、やってて。非常にまだ跳べてないですけど、跳べるまでの過程だとか、そういったものも1つ1つ楽しみながら、すごく頭を使いながら練習してます」

 「小学校低学年の時に、本当に1時間の練習中45分はアクセルしかやってなかった。僕の根源にはそのアクセルへの思いがある。アクセルの難しさを感じながら、下りた時の達成感とかそういったものが、スケートを好きにさせてくれた大きな要因だった」

 「本当はこの日(公開日)までに跳んでおきたかったんですけど」「今季中にはやりたい」

 4年ぶりに現役復帰する高橋大輔さんについては、「本当にある意味、自分にとってはただひたすら憧れていた存在なので。勝負したいとかそういう気持ちはまったくなくて、また彼の競技者としての、張り詰めた緊張感の中での演技がすごく楽しみ」「一緒に滑る機会がもしかしたら全日本とかであるかもしれないので、楽しみ」と。

そう思えているのなら、本当に良かったですね…!高橋さんのほうも、色々と重圧やらファンの期待やらから解放されて、本来のスケートへの想いや楽しさを取り戻しているようですし、お二人とも良かったな、と思いました。

 

以下、デイリー記事より、羽生選手の一問一答です。 デイリー記事その1 その2

 

 

-今季の目標は。

 「自分自身、先シーズンの終わりからずっと言っているように、結果としてはすごく満足してますし、達成感もあります。ただ、こうやって練習している中で自分の未熟さだったり、またアイスショーを通してまだ磨くべきところ、成長すべきところ、自分の伸びしろだったりをすごく感じながら滑っている。一つ一つ丁寧に確実に成長していけたら」

 -テーマを起源としたのは?

 「うーんと、すごくはっきり言ってしまうと、自分の中で今まで自分のスケートをしなくちゃいけない、期待に応えないといけない、結果をとらないといけないっていうようなそういうプレッシャーがすごくあったのが、今は外れていて、もうこれからは本当に自分のために滑っていいのかなと。本当に自分がスケートを始めたきっかけは、やっぱり楽しかったからであって、スケートを滑っていて、自分の夢を追いかけて、その過程が楽しかったからであって、本当に自分が楽しかった気持ちとか、自分が今まで歩んできた本当に大変だった道のりを思い返して、なんかその自分に対して、恩返しというか、なんか、うーんと、その自分が報われるようなことをしてあげたいなという気持ちもあって、この2つの曲にしました」

 -曲の印象。

 「やはりあの頃の自分はプルシェンコさんや、ジョニー・ウィアーさんの演技をみて、やっぱりこの曲使いたいなと思いながら滑ってましたし、またこの曲を聴きながら、真似したり楽しんでた自分がいたので、そういう意味でやっぱりこの曲を使って、自分のプログラムとしてやったら、すごく楽しいだろうなって思いましたし、そういう意味でも自分が本当に初心に帰ってスケートを楽しんで、スケート自体を自分のためにやるってことを感じながら滑れるかなと」

 -現在の課題。

 「取りあえずまだ完全にジャンプが戻っているわけではないので、しっかりとジャンプを自分の納得できる形にもっていくことが1番大事かな。やはりジャンプが決まってすべてがちゃんとそろっている状態でないとプログラムが完成とはいえないので。まずはしっかりジャンプを決めること、そのジャンプをしっかり決めるためにスケーティングをどういうふうにきれいにやっていくか、または呼吸の仕方だったり、まだまだ滑り込めていない部分が多々あるので、しっかりと滑り込みだったり、本当に1つ1つ徐々にやっていくしかないかな」

 -けがの状況、あと4回転ジャンプはどこまで戻ってる?

 「取りあえずルッツ、フリップ以外の今まで跳べていたジャンプ、4回転トーループとサルコー、ループまでは現状戻ってきたかなという感覚はあります。ルッツに関してはまだ不安のある状態ではあるので、まだしばらくやめておこうかなと思ってます。ただ、感覚としてはやればできるかなという感覚はある。足のけがを再発させないように、炎症を起こさないように、しばらく4回転ルッツは抑えておこうかなと思う。けがの状況はおかげさまで、本当に安定してきていて、もちろん先ほど言ったようにルッツやフリップなどでトーを突いた時に、違和感を感じることはあるんですけど、痛みとして知覚することはほぼなくなってきているので、しっかりとケアしながら、自分でコントロールしながら今季やっていきたい」

 

こちらの記事より

--新しいプログラムはいつごろ決めたのか

 「五輪が終わってから1カ月、スケートができない状況だったときにずっと考えていた。勝負に固執しすぎることなく、自分のために滑っていいかなと思って選んだ」

 --フリーの使用をプルシェンコ氏に伝えた際の反応は

 「すごくうれしそうにしてくれた。自分にとっては、話し出すタイミングですごく緊張したけど、快く受け入れてくれた。ずっとやりたいなと思っていたけど、彼の代表的なプログラムでもあり、我慢していた。でも、五輪が終わっていいかなと思った」

 --新たなシーズンのモチベーションは

 「4回転アクセルが一番のモチベーション。いま練習していて、(昨秋に負傷した右)足首の不安はそんなにないけど、衝撃はものすごく大きなジャンプ。体調をみながらやっている」

 --今季中のフリーに組み込む可能性は

 「できれば今シーズンにやるつもり。アクセルは小学校低学年のとき、1時間の練習で45分くらいやっていた。降りたときの達成感がスケートを好きになっていった要因でもある。そういう意味でも(タイトルに)オリジン(起源)とつけた」

 --今季から新ルールに変わる。影響は

 「ルールに関して有利、不利を感じたことはない。ルールにのっとって勝ち負けが決まるので、自分たちがうまくなっていく指標みたいなもの。ルールがどうのこうのというよりも、自分が基準に合わせて強くなっていけばいいと思う」

 --バンクーバー五輪銅メダルの高橋大輔(関大KFSC)が現役に復帰する

 「(年齢が)僕の9つ上で、あこがれていた存在。競技とアイスショーは全然違うので、張り詰めた緊張感の中での演技がすごく楽しみ。一緒に滑る機会が全日本(選手権)であるかもしれない。それはそれで楽しみです」

 

スポーツ報知による、一問一答のさらなる詳細はこちらです

その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8

以下、太字が羽生選手の答え

―新しいプログラムについて教えてください。

 「えっとー、うーんとぉ、どこから言えばいいんだ。今シーズンのフリーはシェイリーン・ボーンさんに振り付けしてもらったものです。曲は「アート・オン・アイス」。エドウィン・マートンさんの「アート・オン・アイス」で、まあ少し、もう一つ曲を使っていて、ちょっとアレンジもしているので。「陰陽師」をやっていて「SEIMEI」ってつけたみたいに、今回プログラム名としては「Origin(オリジン)」っていうタイトルをつけさせていただきました」

 ―理由は?

 「英語で「Origin」なんですけど、自分のなかでは起源とか始まりとかいう意味を一番もたせたかったので、こういうテーマにしたんですけど。まずこの曲自体が、自分がある意味スケートに没頭した始まりであったりとか、または、そうですね、自分がこれから挑戦したいアクセルであったり、またはスケートを楽しむこと自体とか、そういったものを感じながらこのプログラムを滑りたいと思っているので。そういった意味で、自分のスケート人生の始まりというか、起源というか、なんか根源的なものを感じながら滑りたいなというふうに思っていました」

 ―以前滑っていたスケーターについて?

 「あのお、やはりプルシェンコさんが滑っていた印象がすごく強くて、うんとお、やはり、彼の代表曲というか、彼を代表するプログラムの一つなので、そういった意味では、ええ、なんだろう、使わせてもらうのもさすがにちょっと気持ちが恐縮するような感じはあったんですけど、実際に「Continues~with Wings~」の時に、この曲を使わせていただきますということをプルシェンコさんにお伝えてして、それで許可をもらえて、「是非頑張ってね」という言葉をいただけたので、しっかり。彼の「ニジンスキーに捧ぐ」という素晴らしいプログラムはやっぱりずっと消えないと思いますし、僕のなかでもすごく大切なものなので、それとは別に自分のプログラムとして完成させることができたらなというふうに思っています」

 ―自分らしさの表現はどのあたりにある?

 「そうですねえ…。まあ振り付け自体が本当にがらっと違うものになっていると思いますし、あとはなんか、なんていうんだろう。僕が小学校3年生、4年生の時にやっていたプログラムの「ロシアより愛をこめて」というプログラムがあるんですけど、ええ、その頃からわりとロシア系というか、ヨーロッパか、うんとお、なんていうのかな、ヨーロッパとかロシア流の表現の仕方であったり、曲であったり、物語であったり、そういうものが非常に自分のなかでも原点にあって。また教えていただいた都築先生だったりとか。都築先生の原点もロシアの方にあったりとか、そういったまあ、自分のなかでもその、ロシア系、旧ソ連系の教えだったり表現が入っているので、そういう意味ではこのプログラムはすごく自分のある意味、原点に返った感じでやっていますし、振り付け自体も、ただきれいに滑る、ただ、なんだろう、ありきたりの表現をする、手の使い方をするっていうものだけじゃなくて、まああの、随所にいろんなジャンプが入っていたりとか、音のはめかたもいつもと違った感じでできるのかなというふうに思っているので、そういったところがオリジナルになるのかなというふうに思っています」

―4回転アクセルは入れるのか?

 「えっとー、まだ、入れる予定はないです。まあでも練習はしてます。はい」

 ―完成度は?

 「まだ降りれていないので。まだ降りてはいないので、これからもうちょっと、もうちょっとというか、まだかなり練習しないといけないかなと思っています」

 ―SPは?

 「ショートは、ジェフリー・バトルさんに振り付けしてもらった「オトナル」っていう曲です。このプログラム自体がジョニー・ウィアーさんがフリープログラムに使っていて、非常に印象に残っている。僕のスケート人生のなかでも非常に印象に残っているプログラムの一つで、僕が本当に彼のスケートに見入って、それこそ僕が、そこからスピンに手をつけたりとか、やわらかい表現であったり、ええ、曲の取り方であったり、ランディングの姿勢であったり、そういったもの一つ一つに注意をして、演技をするきっかけとなったプログラムの曲です。なので、これも先ほどの「Origin」と一緒にジョニー・ウィアーさんに「Continues~with Wings~」の時に、この曲を使わせていただきたいんだけどという話をして、それも許可をもらってきました。はい」

 ―ジャンプ構成は?

 「ショートはサルコー、アクセル、トウループのコンビネーション、4回転3回転です。フリーは今のところ、4回転ループ、4回転トウループ、トリプルループ、4回転サルコー―3回転トウループ、で、4回転トウループ、今ハーフループってなんていうんでしたっけ。なんか新しくなりましたよね。なんか1回転挟んで、オイラー(Eu)? わかんない(笑い)。4回転トウループ、3回転サルコーのコンビネーションと。あとはトリプルアクセルのコンビネーションとトリプルアクセルの単発です」

 ―今季の目標は?

 「目標(笑い)。そうですねえ。自分自身、結果としては先シーズン終わりからずっと言っているように、やっぱり結果としては自分としてはすごく満足しているし、達成感もあります。ただ、ええ、こうやって練習しているなかで、やはり自分の未熟さだとか、あとはアイスショーを通して、まだまだ磨くべきところ、成長すべきところ、自分の伸びしろであったり、そういったところを感じながら今滑っているので、一つずつ丁寧に確実に成長していけたらなというに思っています」

―「起源」を今季にもってきた理由は?

 「うんとー、すごくはっきり言ってしまうと、自分のなかで、なんだろう、今まで、自分のスケートをしなくちゃいけない、期待に応えなくてはいけない、なんか、結果をとらなくてはいけない、というようなそういったプレッシャーがすごくあったのが今外れていて。で、これからはもう本当に自分のために滑ってもいいのかなと、本当に自分がスケートを始めたきっかけっていうのは、やっぱり楽しかったからであって、スケートを滑っていて。で、自分の夢を追いかけて。その過程が楽しかったからであって。その楽しかった気持ちとか、または自分が今まで歩んできた本当に大変だった道のりを色々思い返して、なんか、その自分に対して、なんか恩返しっていうか、なんか、うんとー、その自分が報われるようなことをしてあげたいなっていう気持ちもあって、この2つの曲にしました。やはり、あの頃に自分はプルシェンコさんやジョニー・ウィアーさんの演技を見て、やっぱりこの曲使いたいなって思いながら滑っていましたし、また、この曲を聴きながら真似したり楽しんでいた自分がいたので、そういう意味でやっぱり、なんかこの曲を使って自分のプログラムとしてやったらすごく楽しいだろうなって思いましたし、まあそういう意味でも、自分が本当に初心に返ってスケートを楽しんで、スケート自体を自分のためにやるということを感じながら滑れるかなということを思いました」

 ―プログラムを完成させるための今の課題は?

 「とりあえずは、まだジャンプが完全に戻っているわけではないので。しっかりとジャンプを自分の納得できるかたちにもっていくことが一番大事かなと。やはりジャンプが決まって、すべてがちゃんとそろっている状態ではないとプログラムが完成するとはいえないので。まずはジャンプをしっかり決めること。そのジャンプをしっかり決めるためにスケーティングをどういうふうにきれいにやっていくか、または呼吸の仕方であったり、まだまだ滑り込めていない部分は多々あるので、しっかりと滑り込みだったり、本当に一つ一つ徐々にやっていくしかないかなと思っています」

 ―現在の4回転ジャンプの状態は?

 「とりあえず、ルッツ、フリップ以外の、ええ、今まで跳べていたジャンプ…ごめんなさい。もう一回言います。4回転トウループとサルコー、ループまでは現状戻ってきたかなという感覚はあります。で、ルッツに関しては特に、まだちょっと不安がある状態ではあるので、ルッツはしばらくやめておこうかなと思っています。ただ、感覚としては、まあやれば跳べるかなという感覚はあるんですけど、とりあえず、足のけがを再発させないように、炎症を起こさないようにという意味で、しばらく4回転ルッツはおさえておこうかなというふうに思っています。けがの状態はおかげさまで、安定してきていて、もちろん、さきほど言った通りに、ルッツやフリップなどでトウをついた時に違和感を感じることはあるんですけれでも、ただ、なんだろう、痛みとして自覚することはほぼなくなってきているので、しっかりと、ええ、ケアしながら、ケアしていただきながら、また自分でコントロールしながら、まあ今シーズンやっていきたいなと思っています」

―新しいプログラムはいつ決めた?

 「えっとー、曲自体は両方ともなんですけど、オリンピックが終わって、それから1か月間本当にスケートができない状況だった時にずっと考えていて、まあある意味、さきほども言ったように、もう自分の、なんだろう、勝つとか負けるとか、そういったものに、固執する、しすぎる必要はないのかなというふうに思ったのと同時に、なんか、自分のために滑ってもいいかなっていうふうに思って。今シーズンこの2つの曲にしようと思いました」

 ―プルシェンコの反応は?

 「なんかすごくうれしそうにはしてくれていました。ジョニーもそうで。もちろん自分にとってはすごく恐縮であったのは、もちろんあって。話し出すタイミングとか、すごく緊張した思いはあるんですけど、本当に快く受け入れてくださいましたし、やはり、僕はプルシェンコさんではないので、まったく違ったものになっていると思いますし、これからももっとしたいなとは思っているので、そのむねは両選手…じゃないな、両スケーター? に伝えて、ええ、了承を得ていますし、そのうえで、自分もまあ、オリジナルにはしたいとは思っているんですけど、彼らへのリスペクトであったりとか、そういったものを非常に持ちながら、滑っていきたいと思っています」

 ―初めてプログラムを見た時のことを覚えている?

 「本当にあのお、なんだろう。プルシェンコさんはもういわずもがな、もうずっと…うーん、なんだろう、うーん、ずっとこういうふうになりたいなっていうふうに思いながら見ていて、なんていうんですかね、あんまりこういう…かっこいい曲というか(笑い)、なんかうーん、なんていうんだろうな…ある意味自分がまだ使ったことがないジャンルの曲ではあったので、小さい頃からやりたいなって思ってました。で、まあずっとやりたいなと思っていたんですけど、やっぱり彼の、代表的なプログラムでもありますし、やっぱりそこは、自分が使うべきではないなとか思いながら、ずっと我慢していたんですけど、オリンピックが終わって、いいかなって思って、やりました。えっとー、なんて言えばいいんだろうな(笑い)。やっぱり小さい頃に一番思ったのは、あれを滑っている時の、ニジンスキーを滑っている時の圧倒的なオーラであったりとか、またはそのー、ニジンスキーのポーズであったりとか、一つ一つその音にあわせている動き、ジャンプ、そういったものにすごく惹かれた記憶があります。ジョニーの「オトナル」に関しても、僕らは「秋によせて」ってずっと思っていましたけど。「秋によせて」は、なんだろうな…。衝撃的だったのはやっぱり、男性だからこそ出せる中性的な美しさっていうのが彼の一番の魅力だなと思いましたし、あの頃って、あのー、ジャンプのGOEとかそういったものって、直接目に見えて評価されていたわけじゃないんですけど、やはりジャンプを降りた時の流れだったり、姿勢の美しさ、音にあわせたジャンプだったりとか、一つ一つの丁寧さだったり。一番はランディングの美しさ。その流れが。やはりそこにすごく惹かれて。自分もこういうふうにとびたいな、滑りたいなと思っていた記憶がすごくあります」

 
 ―何回くらい映像を見ている?

 「いやあ…ぼくほんっとうに、ええと、中学生くらいまでですかね、本当に他の人の演技ってあんまり見ないタイプで。自分のスケートもそんなに見てないんですけど(笑い)。ただ、プルシェンコさんとジョニー・ウィアーさんの演技は本当に何回でも見れていましたし、なんていうんだろう、むしろ、彼らの演技とアレクセイ・ヤグディンさんと本田さん以外はほぼ見ていないんじゃないかなっていうくらい(笑い)。ですね。はい」

 ―6・0の時の演技も見たりする?

 「いまだに見ています。本当にあの頃のみなさんの演技がすごい好きで、ソルトレークシティーオリンピックだったり、その前のシーズンだったり、その前の前のシーズンだったり、その頃が一番自分自身がスケートに対して、なんか、なんていうんだろう、興味を持ち始めた頃なんですね。なんか、たしかに、スケートは始めたころから楽しかったですし、すごく先生方にも一生懸命教えていただいてはいたんですけど、なんか、自分自身その、なんだろう、この競技を極めたいとか、オリンピックで金メダルを取りたいとか、なんかそういった具体的な目標がないまま始めたんですね。だから、ある意味、彼らの演技があったからこそ、この世界で1位になりたいなって、この世界であのー、プルシェンコさんみたいにに金メダル取りたいな、1位になりたいなって思えた頃だったので、いまだに見て、すごく燃えますし。今アイスダンスとか、ペアだとか、いろんなかたがたの演技をけっこう見ています」

 ―どういうタイミングで見る?

 「いやなんか、あのー、最近て、いくらでもおすすめみたいな感じで出てくるじゃないですか。動画を見ていると。だからなんか、自分の演技を見て勉強したりしている時に、たいていプルシェンコさんの映像から始まるんですけど(笑い)。ここらへんから出てきて(笑い)。その流れでうわーって全部見ちゃうかんじです。でもあの頃のスケートが、まあ今自分がやっているからかもしれないですけど、客観的に、なんだろう、自分が見た時にやっぱり一番心が震えるのは、やっぱりあの頃のプルシェンコさんだったり、ヤグディンさんだったり、ジョニーだったり、やっぱ、そういったかたがたの演技が一番心が震えています」

 

 

―五輪2連覇でスケートへの価値観変わった?

 「まあ、やることはやりきったかなっていう感じはあります。そのー、まあでも結果に対してです。まだ自分のなかの向上心というか、なんだろう、夢が実際、目標がまだしっかりあるので、まあ具体的にこういうふうに成長したいとか、こういうふうになりたいとか、これ跳びたいとかは強くありますけど、結果としての追い求めてきたものは達成できたので。とにかく今自分のスケートをどうやって強くしていくか、うまくなっていくかということを考えながら滑っています」

 ―そんななかでのモチベーションは今どういうところに?

 「は、アクセル!(笑い)。やっぱりアクセルが一番の僕のモチベーションではあります。ただ、やっぱり、今練習はしているんですけど、毎日はできなくて、やっぱり体の状態とか、ええ、まあ足首の不安はそんなにないんですけど、やはり衝撃はものすごく大きなジャンプなので、まあ体調をみながらやっていて。やっぱり難しいなって思うながら。ただ、あのー、すごく思うのは、やっぱりアクセル好きだな、っていうのはすごく思っているんで(笑い)、楽しいですね、やっていて。非常に、まあ、まだ跳べていないですけど、跳べるまでの過程だとか、そういったものも一つ一つ楽しみながら、すごく頭を使いながら練習しています」

 ―投入の目処は?

 「いや、もう跳べるんだったら、もうここまでに跳んでおきたかったんですけど(笑い)。今日までに跳んでおきたかったんですけど、まだ難しくて。まだできていないところもあって。ただ、あのー、ループまでは、だいぶうん、まあオリンピックの時よりはうまくなったなと自分では思っているので。ちょっとずつ、えー、体を戻しつつ、まあアクセルにもその動きだったりとか、筋力的なものだったりとか、そういった一つ一つの強さだったり、そういったものがつながっていけばいいなとは思ってはいます」

 ―今季中に跳ぶ可能性は?

 「今季で、やっておきたい。っていうのは自分のなかでは思っていて。そういう意味でも「Origin」ってつけたところはあって。やはり自分の根源にあるものっていうのは、やっぱり、小学校低学年の時に、本当1時間の練習45分くらいアクセルしかやっていなかったので(笑い)。そのアクセルへの思いとか、アクセルの難しさとか感じながら、それを降りた時の達成感とか、そうういったものがスケートを好きにさせた大きな要因ではあったので。その、アクセルを大事にしたプログラムでもあるのかなっていうふに思います。なので、できれば、今シーズンやるつもりです」

 ―やるならフリーの冒頭?

 「そうですね。最初のループのところに入れます」

 ―今は本数制限をしながら練習?

 「本数は制限はしていないです。ただ、毎日はできないので。あのー、やはり筋肉的な負担もかかりますし、一番効率いいところ、筋肉が疲労しすぎず、ただ、筋肉がちゃんと、ええ、回復して、技術的にも向上できるようなタイミングで計算しながら練習しています」

―新ルールになり、得点がリセットされるが、新方式でも記録を狙う?

 「とくにはないです。はい。もうあのー、自分としては、やっぱりあのー、3つのプログラム「SEIMEI」「バラード第1番」そして「Hope & Legacy」が、あのー、記録として残ったということはすごく、正直言ってびっくりしましたし(笑い)。あとは正直言ってすごくうれしいなという気持ちもあったので。まああとは、若い世代が、若い世代っていっても自分と3つくらいしか違わないんですけど(笑い)。まあその世代が、あのー、新しいルールのなかでどういうふうに戦っていくのかはある意味楽しみでもありますし、自分は自分で、もうあの記録たちとは戦えないですけど、自分は自分で楽しみながらやりたいなと思います」

 ―新しいルールについて、オーサーコーチは他の選手にとっては大変だが、羽生選手は問題ないと言っていたが?

 「僕はとくに…ルールに関して有利とか不利とか感じたことないですね。とにかく、ルールっていうのは、やっぱり、それにのっとって、勝ち負けが決まって、それにのっとって、ある意味、それが基準になって自分たちがうまくなったりしていかなきゃならない指標みたいなものなので。別にルールがどうのこうのっていうよりも、自分がその、さっきいった指標にあわせて、基準にあわせて強くなって行ければなと思います。ただ、なんか、一つだけ言わせてもらうと、僕ら4分半だったのが4分に変わってっていうのは、たぶん見た感じ、4分になって楽になったんじゃないかって、ジャンプ1本減ったしって、思うかもしれないんですけど、実は4分の方がきついっていう(笑い)。っていうのは最近感じています。忙しいんですよ。30秒なくなって。ジャンプ1本ってだいたいまあ20秒くらい使うか使わないかくらいで跳べますし、トリプルに関してはぼくたちはもう10秒くらいで助走含めてランデイングまで10秒くらいで跳べるので。そうすると20秒けずられることになるんですね。その分いそがしくなりますし、まあ勉強しながら、研究しながらプログラムを作らなきゃなと思っていました」

 ―昨季までは勝負にこだわってきた。先ほど、勝負に固執しすぎずにと言っていたが、それによっての新しい発見は?

 「まあでも、あのー、勝負、結果にこだわってきたのは、やっぱり、それがある意味夢だったからっていうのがあって、先シーズンはとくに、最終的に、自分の気持ちすらも抑えてやらなくてはいけない、そして自分の気持ちを抑えたうえで、最善の演技を実行しなくてはならないというすごく難しい状況で最終的にはできたんですけど。なんか、今はそのー、また違った夢を追いかけている状態なので、なんか、ある意味、そんなに気持ちは変わっていないです。っていうのが本音です。ただ、結果に向かって楽しむか、自分の夢である4回転アクセルに向かって楽しんでいるかの違いかなって思います。なんか、どっちにしろ期限までには跳ばなくてはならないというプレッシャーは感じてはいますし、あの頃はこの試合で勝たなくてはいけないという緊張感、プレッシャーを非常に感じながら毎日練習していたので。そのプレッシャーの大きさがちょっと変わったかなくらいですね。はい」

―五輪前はスケートがすべてだと言っていた。今も?

 「そうですね。やっぱり競技者なので。そこは変わっていないかな。ただ、あのー、まあソチオリンピック終わった時もそうだったんですけど、やっぱり、みなさんがすごく応援してくださっている気持ちとか、見てくださっている気持ちとか、あのー、そういったものは一つ一つ感じながらアイスショーを終えて、今この状態に、この、クリケットで練習している状態なので。やはり、みなさんの力っていうのはすごいなって思いますし。やっぱりそれも込みで、自分のなんだろう、さっきからずっと楽しい楽しいって言ってますけど、そのー、それも込みで、競技者として楽しみたいなっていう感覚があります」

 ―自身が競技者としての終盤にさしかかったという気持ちはある?

 「あります(即答)。それはあります。ただ、あのお、いつやめるとか、そういうのは全然考えていなくて。あのー、まあ、とりあえず、今アクセル跳びたいという気持ちが非常に強く。あのー、とりあえず、アクセルまではなんとかしたいなって思っています。はい」

 ―アクセルを跳んだらやめてしまう?

 「アハハハ。うーん…それはもう、跳んでみないとわからないかなとは思います。ただ、とにかくまずは練習でしっかり降りること、で、あのー、自分のなかでの降りたっていう前提が、やはりGOEで加点をもらえるくらいのものではないといけないですし、やはり最終的に、いろんな方々がみて、いや、これ回転不足だろうって言われるような、指さされるようなジャンプでは絶対いけないとは思うので。自分が目指す最高のアクセルを目指して練習したいなとは思います」

 ―高橋大輔選手が復帰。

 「僕の9つ上で、世代としては。なんか、本当にある意味、自分にとってはただひたすら憧れていた存在であって。また彼の競技者としての、やっぱり競技とアイスショーって全然違うっていうのはすごく自分も感じているので。その競技の張りつめた緊張感のなかでの、演技っていうのはすごく楽しみですし。あとは、一緒に滑る機会がもしかしがら全日本とかであるかもしれないので、楽しみです」