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熱い羽生結弦選手と、日本赤十字社「はたちの献血」CM動画&献血情報

2015-01-28 | 羽生結弦選手の出演CM

 現在公開されている、羽生選手が出演する、日本赤十字社の、「はたちの献血」CM関係の動画です。

 

日本赤十字社の、献血バスや献血場所のHPはこちら ⇒ http://www.jrc.or.jp/donation/ 

 

「はたちの献血」キャンペーンHPはこちら → http://ken-love.jp/

 

羽生選手が、献血についてのインタビューに答えてくれたページ → http://ken-love.jp/hatachi/

 

まずは、メイキング映像から。↓

 

・・・このレモンのおじさん、一体、どういう存在なんでしょうか?

 

 

次が、羽生選手からの、メッセージです。 ↓

 

こちらは、ラジオでのCM 「力になりたい」 です。 (ラジオですから、声だけです)。 

 

 

そして、CMです。30秒バージョン 「エアボーカル」篇

 

 

こちらは、60秒バージョン 「エアボーカル」篇

 

 

 

中には、これを本当に羽生選手が歌っているCMだと思ってしまう方々もいらっしゃるようなのですが、

羽生選手の本当の歌声は、CMの中には音声として入っていません。 

最後に出てくるセリフ 「命をつなぎとめる。 僕たちに出来ること。 はたちの献血。 LOVE IN ACTION !」というのは、本当の羽生選手の声です。

 

 

 このCM、とっても素敵だし印象に残る、とても良いCMだと思います。

ハートマークが、見ていてあたたかい。

 

そして、60秒CMの途中に出てくる、「血液は人工的につくることができません」 という一言が、非常に重いです。

血は、命の源でもあり、生命線でもあり。

 

献血しようかな、という気持ちにさせられる、そんなCMになっていると思います。

 

ガーナのチョコレートの食べ過ぎな気がするけど、鼻血を出したくないというアナタは是非、献血へGO! 

羽生選手を観るたびにテンションが上がりすぎるアナタも、ぜひ献血へGO !

普段から血の気が多すぎて、困っているというアナタも、献血へ GO !

 

 

 

 

だけど、この「献血CM」での、「口パク」または「エア熱唱」する羽生選手の姿を見ながら、やはり思ったのですが。

羽生選手!!

たまには楽しく、「オペラ座の怪人」の曲を本当に熱唱する、「アカペラ座の怪人」になってみるのも、きっと良いリハビリになると思うわ・・・!!(笑)

歌は腹筋使いますから!!   

そう、指田さんと一緒に! 織田さんと一緒でもいいわ! なんなら一人でも全然O.K.です!! 私は気にしません!(笑)

 

「エア熱唱」なんて、そんな中途半端なことやっていないで(笑)、いつものように何事も「全身全霊の」羽生選手らしく、

正真正銘の「えぇゎあ♪ 熱唱」でぜひ!! (←何歳?)

 

楽しくなれば、きっと身体の回復力も早まります!(笑)

 

そうすれば、世界選手権の頃にはバッチリと「本物の」「オペラ座の怪人」になれているはず…!! (←注: 多分、基本的には間違っています。) 

 

ファイトム!

・・・ じゃなかった、

ファイトだ!羽生ファントム!! 

 

 

・・・どうか、「アッカンベー座の怪人」とか、やり返さないで下さいね。

 

NHK杯の時、「信成の部屋」で、やさしい織田さんの配慮にも関わらず、なぜか人前で「歌う」のを徹底拒否して見せた羽生選手。 

「無理です!そーいうノリは、マジでやめて下さい!」なんて言っていましたね。 (NHK杯の時、そんな気分じゃなかったのはよく解りますが。)  

 

羽生選手は、あの後、私が悲しみのあまり、3時間も泣いていたことなんて、きっと知らないでしょうね・・・

 

 

ええ・・・私でさえそんなことは全然知りませんから、それは無理もないわ。(笑) 

 

 

 

本来の状態が維持できるなら、羽生選手は、男子シングルには今は「敵なし」に近いです。

ですから今後、私が注目するのは、本場の「ミュージカルの舞台の」俳優さんたちの演技・歌・表現に対する、燃えるような「情熱」と、

羽生選手のスケートの演技、表現に対する燃え盛る「情熱」! 

その真っ赤な「情熱」度を、しっかりと見ていきたいと思います!(笑)

 

羽生選手は、炎の色だから、赤が好きだそうで、ただ、赤が好きだという、それだけの理由で、野球では赤の「広島カープ」が好きだったと・・・。(笑)

そう、きっと赤が好きだから、「赤十字社」のCMを引き受けたなんて、まさかそんな単純な人だなんて・・・ (私は思っていますとも!(笑))

 

そんな羽生選手は、きっと本物の「怪人(ファントム)役」の役者さんたちの情熱をも超えることができると、私は思っています!!

 

 

・・・とは言うものの、今でも昨年の中国杯の事故後の、倒れている羽生選手や、虚ろな眼差しの羽生選手の映像を見るのは辛い私です。

 

献血CMを見ながら、しみじみ思いましたけど、やはり命は大事。 健康は大事。

 

羽生選手を見ていると、どうしても、あれも成し遂げてほしい、これも是非成し遂げてほしい、と、果てしない期待が湧いてきてしまう。

でも、そんな様々な期待も、極限の状況で問われてみると、それらの一番根底にあったのは、実にシンプルなことでした。

 

基本的には、「無事に生きていてくれればそれでいい」―――それが、究極の本音だと。

それが、今シーズンに羽生選手にふりかかってきた、度重なる試練を見ながら、神様が応援する側である「私に」、気が付かせて下さったことでした。

そのことを忘れずに、応援していきたいな、と思います。

 

やはりすべては、命あってのこと。

この献血のCMを見ていると、そういうことを改めて思い出させてくれます。

 

笑顔でいられるということの、大切さや有難さも。

 

そして、テレビを通してであっても、演技を届けられるフィギュアスケーターは、見ている人一人一人に、

希望や楽しさや感動を届け、勇気、やる気を起こさせることが出来る。

一人一人の内側から、湧いてくる力を起こすことが出来れば、それはきっとどんな大金の援助よりも、

最終的にはその人への助けになるだろうと、私は思います。

 

いつもは、「演技を見せる」側である羽生選手が、手術とその後の「絶対安静」という試練の中で、そんな「観る側」目線に立った、

自分の置かれている立場だからこそ出来ることの、その「素晴らしさ」に、改めて気づいてもらえたら・・・ 

今の試練が、そのような機会となるならば、ファンとしても幸いに思います。

 

 

今シーズンに入って以来、事故、怪我、病気、手術、と、沢山の試練を通った羽生選手。

 

体調不良のただ中で全ての試合を挑んでいる今シーズンは、本当に頑張ってくれていると思います…

 

そして、羽生選手の演技には、まだまださらにこの上があるだろうと、そう思えてしまうからこそ、まだまだとても楽しみな一方で、

(今の羽生選手の本当の健康状態は解りませんが)、しばらくは本当にお身体に無理なきように・・・とも、願っています。

 

御身体が全快にならない間は、心のほうを充実させつつ、毎日が豊かに過ごせますように・・・

そして、羽生選手のリハビリがスムーズにいきますように、お祈りしております!

 

 

さて、最後に、こちらをご紹介。

2011年のグランプリシリーズ・ロシア杯(ロステレコム・カップ)で優勝した羽生選手。

エキシビションで「somebody to love」をやってくれたのですが、そのアンコールに、旧ロミオの、ラストのステップのパートをやってくれました。(Tシャツとジーンズのままです。)

その時の映像を、角度が違うカメラで撮影された動画を二つ、ご紹介します。 

全く同じ時の、同じ演技です。

観る位置、撮影位置の違いによる、それぞれの見え方の違いを、楽しんで見て下さい。

(動画主様、拝借します。)

 

一つ目。この動画主様は、観客席から撮影されていると思います。 このステップを見るのには、すごく良い位置です。  

 

二つ目。ユーロスポーツの放送から。 テレビ局のカメラです。

 ユーロの解説者は、「ただただ驚嘆させられる表現だ」と称えています。

私も当時、そう思っていました。 この頃から、これが羽生選手の代表プログラムになるであろうことは、既に確信できるほど。

この時はまだ16歳、高校2年の羽生選手。

震災後のシーズンで、ロシアで振付を磨いてきたすぐ後の頃だと思います。 

 この時の羽生選手はとにかく気迫がすごい!  カッコイイです。 

 

角度は違えど、どちらの羽生選手の映像からも、激しい情熱だけは、ヒシヒシと伝わってきます!!

 

観ていたら、なんだか血が騒いできたわ!というアナタは、時間があれば、献血へGO! (笑)

 

おまけ 

GO!GO! 書いたついでに、GO!ひろみな、真っ赤な羽生選手。(笑)  

(羽生選手は、4分10秒ごろから登場。)

http://www.dailymotion.com/video/x1yu6ep_140607-faoi-%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AC_sport

 


羽生結弦選手の、最強4回転トーループの科学的分析と解説動画

2015-01-23 | フィギュアスケート技術と羽生選手

羽生結弦選手の、4回転トーループについて、比較的詳細に分析された、NHKの「ザ・データマン」という番組の動画です。(動画主様、拝借します。)

 

「秒速4.29m 羽生結弦・氷上の美」というサブタイトルがつけられたこの番組。

羽生選手の4回転トーループの凄さ、美しさについてのみならず、ジャンプやスケート靴のこと等についても比較的わかるようになるかと思い、ご紹介します。

見た方もいらっしゃるとは思いますが、まだ見ていない方は是非。

ジャンプは、毎回毎回少しずつ異なってくると思うので、数字については、実際には羽生選手でさえ、毎回毎回その都度少しずつ異なっているだろうと思いますので、参考としてご覧下さい。

 

本田武史さん(ソルトレイク五輪4位、2002年、2003年世界選手権銅メダリスト) が中心となって、解説して下さっています。  

 

① まず、こちらは、フィギュアスケートの基本的なルールについての解説と、羽生選手のジャンプの分析が入っています。(2014年時点)

 

ショートプログラムが、2分50秒。 フリースケーティングが、男子が4分30秒。(女子が4分。)(+-10秒まで可)

ショートが、ジャンプ3要素、スピン3個、ステップシークエンス1個を入れなければならず、

フリーが、ジャンプは男子8要素、(女子7要素)、スピン3個、ステップシークエンス1個、コレオグラフィックシークエンス1個、という構成であることが説明されます。男子はショートとフリーの合計で11要素のジャンプを跳ぶことになります。

得点は、現在は「技術点」と「演技構成点」の二つから成り立っており、技術点は、「基礎点」と「GOE(技の出来栄え点)」から成り立っていることの説明があります。

 

その後、この「GOE(出来栄え点)」が出た「美しさ」の秘密について、科学的に分析しよう、という試みに入ります。

中京大学の湯浅教授と、羽生選手のジャンプコーチを務めたこともあるという、プロスケーターの田中総司さんの協力で、羽生選手とのジャンプの違いを解析します。

本田さんの「GOE」(技術の出来栄え点)についての解説が面白いです。 

 

オリンピックの「パリの散歩道」時点では、羽生選手は、3.72mの飛距離で、4回転を跳んでいたようです。 ジャンプにはいる直前の助走の水平速度が、秒速4.29mだったそうです。

羽生選手の4回転トーループは、幅跳び型とはよく言われますが、水平速度が、秒速4.29m、 垂直速度が、秒速2.62mだそう。(ソチ五輪時)

つまり、水平速度が垂直速度の、なんと1.6倍にもなった、「幅跳び型」の選手たちの中でも特に、「超・幅跳び型」なのだと結論付けています。

「高さを出すほうが、軸が作りやすいから、回転はしやすい」。そして、「幅を出そうとすると、流れに乗って飛んでいかなければならないので、軸がブレやすくなる」のだと、説明して下さる本田さん。

その分、幅を出すジャンプのほうが難しく、跳ぶ側にも怖さが出るようです。

怖いもの知らずの、羽生選手らしいジャンプなわけですね。

 

 

② 次の、続きの動画では、ジャンプの回転軸やスピードと、腕を広げることの関係等がわかります。

 

まず、GOE(出来栄え点)の評価基準について、説明が入ります。

ジャンプのGOEの採点ガイドライン。

  ① 予想外の / 独創的な / 難しい入り

  ② 明確でハッキリとしたステップ / フリースケーティング動作から、直ちにジャンプに入る

  ③ 空中での姿勢変形 / ディレイド回転のジャンプ

  ④ 高さおよび距離が十分

  ⑤ (四肢を)十分に伸ばした着氷姿勢 / 独創的な出方 

  ⑥ 入りから出までの流れが十分

  ⑦ 開始から終了まで無駄な力が全くない

  ⑧ 音楽構造に要素が合っている

 

羽生選手の4回転トーループの滞空時間は、わずか 0.7秒 程度だそう。 そこで、この高速回転の秘密に迫ります。

腕の広げ具合で、回転数が変わることを示し、慣性モーメント(=回りにくさ)が小さいほど、速い回転になることの説明があります。

人並み外れて極めて速いのは、細身の体型が可能にしている、と。

 

本田さんが、実際に陸上で、ジャンプをする時の身体の動きの再現をして下さっています。 (本田さん、カッコイイ!さすが元4回転ジャンパーです。)

羽生選手も、よくやっているのを映されていますが、陸上であっても、羽生選手は3回転近くまで回れるようです。軸が細く、回転速度が速い。

また、スケート靴の「エッジ」(刃の端)について、少し説明が入ります。

 

羽生選手の、滑ってくる時の助走速度は、秒速6.9mだそう。 これはトップ選手たちの中でも極めて速い、と。

千葉大学の吉岡教授の協力で、助走のどこが凄いのか、その謎を解析。

また、スリーターン(3を描くターン)についても説明されており、羽生選手のスリーターンが極めて深いカーブを描き、エッジワークが良く、滑らかに方向転換しているため、減速しにくくなっていることが明かされます。 (つまり、助走の速度が落ちずに済んでいる) 

 

注) この中で登場するトップ選手たちは、十分すぎるほど凄い方ばかりです。

 

 

③ さらに続きの動画です。 まとめに入ります。 

 

深いスリーターンを可能にしている、羽生選手の「巧みなエッジ・ワーク」(エッジの使い方)について。

動画3分ちょうどあたりから、エッジワークを磨き直している羽生選手の映像が見られます。(過去に何度もファンなら見たことがあるかと。)

羽生選手の、スリーターン(3を描くターン)の軌道が、前年度シーズン(2012年~2013年)と比べて、ソチ五輪(2014年)時に、どのように変化しているのかが解ります。

より軌道の深いスリーターンになっています。 それをするには、エッジをしっかり倒さなければならないので、上半身のコントロールが難しくなるが、滑りが良くなると、本田さんが説明しています。

スピードが速い分、着氷が難しくなる羽生選手の4回転トーループですが、羽生選手の着氷時の身体の傾きが43度になっていて、他の選手たちよりもかなり傾斜が小さく、それゆえ、着氷後のスピードも落ちずにすんでいる、という特徴があることが分析されています。

そして、体幹を鍛えてきた羽生選手の様子も、少し映っています。

 

 「空中で4回転(しっかり)回って、余裕がある状態で降りてくるから、美しい姿勢がキープできる」と、本田さんが解説して下さっています。

 

ここからは、ちょっとだけ、私の感想です。

確かに、超幅跳び型と呼ばれる羽生選手のジャンプは見栄えがすごく、迫力があります。特に羽生選手は軽く大きく速く跳ぶので、まるで羽が生えて飛んでいくかのように見られますし、移動距離(=飛距離)が凄いです。羽生選手のジャンプが非常に魅力的なのは確かです。

羽生選手は、ジャンプに理想的な体型をしていると良く言われますので、そこにさらに不断の努力が加わり、だからこそ可能となった結果なのだろうとも思います。

 

ただ、高跳び型のジャンプも、高さがある選手はそれはそれですごく違った迫力や美しさがあるように、私は思います。  着氷も、深く沈むタイプでも美しく見せることのできる選手は、美しいポーズで決めてくれますので、また違った魅力として、私は見ています。(笑)

 

 

最後に、今まで日本人で、フリープログラムに4回転を3回入れたことがあるのが、この「本田武史さん」一人だというのも、しっかり紹介されています。(笑)

4回転を3回入れることの精神的な大変さに、本田さんが実感を込めながら語って下さって、番組は終了。

 

では、本田さんの、4回転が3回成功したプログラム2003年の4大陸選手権のフリー「リバーダンス」を、どうぞ。(21歳) ↓

 

 

この中で本田さんは、最初に4回転トーループを、次に4回転サルコウを、そして、動画の2分20秒あたりに、再び4回転トーループを成功させています。

本田さんはこの大会で優勝しました。

(今とは、色々と採点や評価の基準も違いますので、間の取り方等も大きく違います。)

本田さんの演技は、良いもの色々ありますけど、1999年の世界選手権のフリーが、4回転トーループもキレイで、なおかつプログラム全体も素敵だったのでご紹介。「仮面の男」 (17歳~18歳になる頃)

 https://www.youtube.com/watch?v=vgx4st5qJP8

 

2002年ソルトレイク五輪4位の時のフリー「アランフェス協奏曲」(4回転は惜しくもステップアウト、でもプログラムがとても素敵です) (20歳) →https://www.youtube.com/watch?x-yt-ts=1421914688&v=QB1AjoD1oMw&x-yt-cl=84503534

 2003年の「ムーランルージュ」のボレロ (画像は悪いですがこれもプログラムが素敵で、滑りで魅了されます) → http://www.nicovideo.jp/watch/sm15177248 

 2003年世界選手権銅メダルの時のSP「レイエンダ」 (中盤のステップから後半が魅力的)→ https://www.youtube.com/watch?v=x6jEyFyZ1so

他にも、羽生選手が滑ったのと同じ「ロミオとジュリエット」、「sing sing sing」なども好きでした。

 

 

羽生選手の4回転トーループは、成功率も極めて高く、極めて高速で美しいのが特徴ですので、その詳細の科学的分析を試みたものは貴重かなと思い、ご紹介してみました。

フィギュアスケートの魅力は、多面的なものがあると思うので、これが全てではないけれども、ご参考までに。

 

 

 

 

 


羽生結弦選手のDVD、Blu-Ray、関連するCDその他、演技・映像・音楽商品&グッズ

2015-01-23 | プロアスリート羽生結弦・羽生結弦選手 関連商品・情報

羽生結弦選手の演技を中心とした、DVD、Blu-ray 、CD その他、映像や音楽に関連する商品のご紹介ページです。

(2015年1月現在)  本や書籍、カレンダー等はこちら→http://blog.goo.ne.jp/hananinarouyo/e/bac130d7d03daf7f745bfc602c245dae

 

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羽生選手が身に着けている商品・関連グッズ

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羽生結弦選手の演技 DVD版 

 

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 羽生結弦選手の演技 Blu-ray版 

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ポニーキャニオン

 

羽生選手の見た、映画版の「オペラ座の怪人」(フリーにはこの音楽がメインで使われています)

オペラ座の怪人 通常版 [DVD]
 
メディアファクトリー

 

非常に人気のラミン・カリムルー&シエラ・ボーゲス主演のミュージカル「オペラ座の怪人」 DVD

オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン [DVD]
 
ジェネオン・ユニバーサル

以下、CD  (販売中)

ショパン:4つのバラード、幻想曲、舟歌
 
ユニバーサルクラシック
ファンタジア~「オペラ座の怪人」組曲
 
EMIミュージック・ジャパン

 

「オペラ座の怪人」オリジナル・サウンドトラック
 
SMJ
Romeo & Juliet
 
Capitol
決定盤! フィギュアスケート・ミュージック・ベスト
 
ユニバーサルクラシック
ピアノピース ピアノソロ&弾き語り 花になれ(うた:指田郁也)
 
オンキョウパブリッシュ

花になれ〔混声3部合唱 EME-C3129〕

 

[参考音源CD付] 花になれ/指田郁也 (吹奏楽J-POP楽譜 WSJ-14-006)
 
ウィンズスコア

新・東北向け・「羽生結弦フレーム切手セット」の予約と、羽生選手考案のオトモ・アイルー

2015-01-22 | プロアスリート羽生結弦・羽生結弦選手 関連商品・情報

羽生選手が、数日前に退院していたことが明らかにされました。

当然、もう退院しているのだろうと思っていましたけど、とにかく無事に退院されて、本当に良かったですね。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150120-00000048-mai-spo

 

まだしばらく安静が必要なようですけど、まずは、「オペ後の全快人」を目指して、ぜひ着々と毎日を送って頂ければと思います!(笑)

(注:オペ=手術のことです)

 

 

 

 

さて、どうやら、東北地区向けの、羽生結弦選手の「フレーム・切手セット」が、新たに発売されるようです。

東北地区の郵便局で、1月23日から。 

ネット販売予約期間が、1月25日(日)の0時から、2月の28日(土)まで。  

この期間に予約した方全てが、購入できるそうです。 

到着は、3月下旬予定。 2200円。

 

ご購入は、こちらから (郵便局ネットショップ) → http://www.shop.post.japanpost.jp/shop/g/gCS4940012716

 

ツイッターでの情報がこちら ⇒ https://twitter.com/yuzustamp

 

そして、郵便局のお知らせがこちら。→http://www.shop.post.japanpost.jp/shop/t/t1024/

 

フェイスブック がこちら→ https://www.facebook.com/note.php?note_id=740356686042896

 

羽生選手からのメッセージです。↓ 

 
『  誰かに信じてもらえる時
  もっと自分を信じられるようになります。
 
  それは、願いを力に変える時です。
 
  多くの方々の想いを受けて
  ここまで成長してきました。
 
  東北のみなさま、
  いつもあたたかく見守って下さって
  ありがとうございます。            』

 

 言葉はとても素敵なのですが、ちょっと残念ながら、この切手集は、そもそも東北以外の羽生ファンには関係ないものとして作成されている印象です。 

当初は、東北の郵便局以外では買えないとのことでしたし、ネットでは買えても、限定4000部とされていたので、私としてはかなり残念に思っていました。

やはり、例の限定販売で手に入らないファンが多かった、「羽生選手の金メダル記念Tシャツ」騒動を思い出してしまったので・・・(悩)

 

しかし、ネットから予約した方全てが、買えるように変更されて、本当に本当に良かったと思います!

欲しい方は、ぜひこの機会をお見逃しなく!!

 

切手写真部分の、下の列の左から二つ目の、白鳥の羽生選手・・・  

大の白鳥好きの私としては、「素晴らしい!素晴らしいわ!」 としか言えないですね。 足の裏のブレードまで写っていてビックリ。

もっと拡大切手にして頂きたかったくらい。(笑)

羽生選手の切手集ツイッター写真より

 

 

今や、世界中にファンがいる状態になった、羽生選手。

羽生選手が日本人だから、日本の羽生ファンは、情報でも試合でもショーでも、また、こうした手に入る商品等、かなり恵まれている状態ですね。

 

 

 

 

さて、話は変わって、羽生選手が例の「モンスターハンター」のゲームの、「オトモアイルー」を考案したんだそうです。

 

配信が、先週からされていて、29日(木)までだそう。

HPはこちら → http://www.capcom.co.jp/monsterhunter/4G/special_otomo/

 

・・・これ、何を考案したのでしょうか? 猫の色?模様? あとは、名前かしら? 

と、思っていたら、どうやら、得意技等も考案したのかも・・・? こちらを参考にどうぞ。↓ 

 

 

 私には、何がなんだかもうサッパリわかりません。 

 

注目すべきは、羽生選手が考えたのだと思われる、オトモの名前、「アクセル」 と、「結羽(ゆう)」 ですね。

 

「アクセル」は、わかります! 羽生選手の最大の武器であり、得意技ですからね!!

 

「結羽(ゆう)」って・・・ なんか、将来羽生選手に子供が生まれたら、こんな名前にするんじゃ・・・? と思わず思ってしまうような名前ですね。

可愛い名前だけど、でも、よく考えてみたら、「 羽生結羽 」になったら、「羽」で始まって「羽」で終わっちゃうから、ちょっと気の毒かも。

やはり、ゲームのネコの名前で正解ですね。(笑)

(思わず、「山本山」を思い出しました…)

 

だけど羽生選手、 「羽」を「結」んじゃったら、飛べ(跳べ)ないんじゃ…? (汗) 

 

・・・い、いらないツッコミでした・・・  失礼。 

 

笑えたのが、この「アクセル」のできる「術」とやら。

「高速回復の術」

「全耐性強化の術」

「超ガード発動の術」

「綱引き名人の術」

 

・・・あの~、これ、羽生選手のことでは? まさに得意技では?(笑) 

ぜひとも、このすべてを発動して、今後も無理のない範囲で頑張っていって下さい!

 

さらに、「結羽」のできる「術」とやらの一部が、

「合体技大改造の術」

「お宝超ゲットの術」

「威圧眼力の術」 etc.・・・

 

ん? 「威圧眼力の術」?!って…(笑)

この「結羽」には、「ネコ式応援楽団」の文字。 ・・・な、なるほど・・・。

 

なんというか、この二つのネコの「術」とやらを見ていたら、羽生選手の抱えてきたご苦労を思わされました。

 

こちらは、どなたががUPして下さった、実際のゲームでの、「アクセル」と「結羽」の様子 → https://www.youtube.com/channel/UClspXHOyP3z_I_m2QJNeYYA

 

見ただけで、私には完全に「異世界」でしたね・・・ つ、ついていけない…(笑)

えーと・・・ な、なぜか腹筋運動を繰り返す、羽生選手考案のオトモ・アイルー「結羽」。 (爆笑)

 

・・・やはり、私には「ゲームオーバーに瞬時に持ち込む才能」が、相当高いレベルで備わっているようです。

ゲーム終了までの「スピード記録」では、たとえ羽生選手がどんなに努力しても、私の記録を破ることはきっと永久に不可能だわ!

 

 

この”才能”の活かし方だけは、サッパリわからない私ですし、 

ネコ式応援も無理ですが、(腹筋ならできますが!笑)

自分に出来る範囲で、応援していきたいと思います。

 

 

さて、自分を「ネコ」に例えた羽生選手と、やはり同じ「ネコ」科に属すると思われる、「スーパーネコ足着氷」の織田さんが、なんと「メダルウィナーズ・オープン」で、4回転+3回転を、暗い照明の中でも、見事に鮮やかに決めてくれました!(そして、プルシェンコ選手についで、2位に入賞。)

こちら ⇒http://www.dailymotion.com/video/x2expy3_2015-11_sport#from=embediframe

 

・・・すごくきれいでしたね。 現役復帰してもいいんじゃない?と本気で思いました!

引退して、表現にも磨きがかかっているようですし。 

でも、織田さんは今の状態が幸せなのかな。 

 

 

最後に、これで笑って下さい。

あーがり目、さーがり目、ぐるっと回って・・・  (にゃんこでも、とっとでもなく、)

羽生選手のより目!(笑)  ↓  (昨年のグランプリファイナル後の映像)

 

 

 ・・・ウケました。 はい、いい感じです。 (笑)  楽しそうですね。

 

 

 

何はともあれ、羽生選手の着実な身体の回復を、お祈りしております!  

 

めざせ!「オペ後の全快人」!

 

  

 


2014年・全日本選手権、羽生結弦選手SP「バラード第一番」、3連覇おめでとう!

2015-01-14 | 羽生結弦選手のおススメ演技動画集

羽生選手にとって激動の1年となった2014年年末に行われた、全日本選手権での演技です。

 

昨年末、2014年の全日本選手権の演技を、ショートとフリーの二つにわけて、UPしていきたいと思います。

 

まずは羽生選手! 全日本選手権3連覇、おめでとうございます!!

王者だのエースだの連覇だのを、特に意識しない、と仰る羽生選手ですが、ある一定レベル以上の演技をいつも確実に出来るというのはやはり凄いことで、素晴らしいことですね。

 

私の印象では、毎年羽生選手は12月のグランプリ・ファイナルで、引き締まったお顔で現れて素晴らしい演技をし、2週間程度しか間のない、月末の全日本選手権では、どう見ても痩せた状態で登場し、独特のピリピリムードの全日本選手権を、緊張気味に、しかし、ある程度きっちりとまとめた演技をしてみせる・・・

というのが続いていました。

今年も、「痩せて登場」は同じでした。 

 

まず、ウオーミングアップ中の羽生選手の様子がこちら。 羽生選手は、9分40秒過ぎた後から出てきます。→http://www.dailymotion.com/video/x2eccyc_%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%82%A2tv%E2%91%A0_sport

こんなことやっているんですね…  こういうところを映されて、集中の妨げになったりはしないのかが時々気になりますが、羽生選手は、もう慣れちゃっているのでしょうか。  極端にプライベートな場面まで映すのは、どうなのかなと思ったりするのですが。

 

 デイリーモーション動画。

 http://www.dailymotion.com/video/x2demt7_%E7%BE%BD%E7%94%9F%E7%B5%90%E5%BC%A6-yuzuru-hanyu-2014-japanese-nationals-sp_sport

 

ショートは、登場した瞬間から、いきなり素敵だった羽生選手。

(あれ?衣装がまた微妙に変わっていない?!ライトのせい?光の加減?! 袖のドレープが少しスッキリしたような気が!ウエスト部分の色が前回よりも黒っぽく見えるんですけど気のせい? そのせいでさらに足が長く見えるような…? 今までで一番シルエットが素晴らしいんですけど!!)

と始まる前から、いきなりテンションが上がってしまった私です。

グランプリ・ファイナルでも、衣装が「今までで一番良い」と書きましたが、今回はさらにシルエットが素敵に見えました!(笑)

羽生選手、やっぱり青や水色が似合います。 真っ白やグレーの衣装よりも、白い氷の上で、その動きもよく解るし、色が映えて美しい。

 

衣装が本当に前回と違うのかどうかは、下のGPFの時との比較動画でご確認ください。 青も濃く、多くなったように見えましたど、それに関しては、単に光の当たり方の違いで明るく見えただけかもしれない、とも思ったのですが、袖は、調整されたような気がします。 

袖のドレープが揺れるととても素敵なのですが、せっかくの腕の動きを殺してしまうのはもったいないと思う私からすれば、今回は袖が少しスッキリして、(あるいはスッキリして見えて)、さらにとても良かったです!

いつもシーズンで試合を進めるごとに、決してこちらの期待を裏切らない「何か」をして改良していってくれる羽生選手。 そこは毎年感心させられる所です。

だから、毎年グランプリ・ファイナル以降が、楽しみで仕方がない私です♪  体調崩すのだけは、どうしようもないですが…。

 

さて、今回の全日本の「バラード第一番」、まず出てきただけで何か貫録のようなものが・・・ 姿勢なのか、自信なのか。

演技開始後も、今までよりも腕も柔らかく動いているように思えたし、最初から魅せてくれました。 

 

冒頭の4回転トーループは、流れも形も驚くほどキレイで、「これはヤバい!」と思うほど、素晴らしかったです。着氷後の動きも前回と同様、素晴らしく美しく。  

羽生選手は、着氷したままの右足一本でターンを2度繰り返して、最後くるくるっと回って止まっていますが、あれは、右足での「バック・アウト(エッジ)」での「カウンター」(というターン)を2度繰り返し、バックアウトのピボットで終える、ということをやっています。「ピボット」というのは、滑走していないほうの後ろ足(フリー・レッグ)を支点にして、くるくるっと円を小さくしていく技です。 

「pivot」= 旋回軸、中心、という意味や、(軸を中心にして)回転する、旋回する、という意味があります。

(カウンターについては、後で説明。)

GOE(出来栄え評価・加点)が最高の「3」がついていたと… あれなら納得ですね。

 

その後、最初にやるスピンは、「シットスピン」と呼ばれるもので、「シット(sit)」=座る体勢で行われるスピンです。羽生選手は身体が柔らかいのでとても得意。

このスピンに入るときに、羽生選手は上体と滑っていないほうの足(フリー・レッグという)をまっすぐ一直線にして、それを一度斜め方向に大きく回転させています。

このちょっとカッコイイのは、「ウィンドミル」と呼ばれる技で、Windmill= 風車小屋の風車、のように見えるのでこの名前です。これを数回転するウィンドミル・スピンもありますが、羽生選手はこれを1回転だけ使ってわざわざ難しい「入り方」をしています。

このシットスピンでは、先に左足で回り始めてから、途中で滑る足を右足に換えて回転していますので、「足換え」が行われたことになり、「足換え」の「シットスピン」と呼ばれます。 片足だけより、途中で足を換えて、両方の足でスピンをするほうが、より高い評価になります。

 

さらに、一度スピンをやめてから再び、別のスピンの体勢に入りますが、その時に羽生選手がやっているのが、「アラビアン」という入り方で、

上半身を水平に倒して右足でトウ(つま先)をついて蹴り回りながら移動します。(足元が数字の3の字を描くような、スリーターンというターンで移動。)

その最後に、「バタフライ」という技をやっています。これは、まさにバタフライ(ちょうちょ)のように空中で身体全体が、氷と水平に一瞬浮かせて、空中で大の字に身体を開く技。スピンに入る前に選手がよくやります。それから、次の「キャメル・スピン」(=上半身が氷と水平になる、T字型のスピンの総称)に入っていきます。

スピンに入る前に、ただ単に氷を蹴って、空中に跳びあがってジャンプすることを「フライング」と言いますが、「フライング」の中の、難しいものが「バタフライ」です。(身体が下を向いて、完全に氷と水平にまで倒すため。)

 

(参考1 : → バタフライというのは、これだ!の動画 https://www.youtube.com/watch?v=cyGDnzEXCGQ

この動画の見どころは、動画半ばから出てくる、バタフライからシットスピンに入る映像ですが、アレクセイ・ヤグディン選手(羽生選手よりも先の、史上初の3冠王で、プルシェンコ選手のかつてのライバル)、ジェフリー・バトル選手(羽生選手の「バラード第一番」「パリの散歩道」の振付師)、本田武史選手(羽生選手のリンクと高校の先輩・日本初の4回転ジャンパー)の3人のバタフライが見られるところです!)

 

その後、「キャメル・スピン」に入りますが、この「キャメル」というのは、「camel (=らくだ)」のことで、まるでらくだのように(?)、横から見ると身体が「T」の字になった、上半身が真横に、滑っていないほうの足(フリー・レッグという)が、上半身とまっすぐに、氷から水平になっている姿勢で回転するスピン全体を言います。

「フライング」から「キャメル・スピン」に入るのを、「フライング・キャメル・スピン」と言います。

 

ドーナツ・スピンは、この「キャメル・スピン」の一つに入ります。 ドーナツ・スピンも、高い柔軟性が要求されるので、男性がやるのは難しい技です。

(真上から見ると、身体がまるで真ん丸のドーナツのように見えるスピン。美しくやるのは難しい。)

 

 

後半のトリプルアクセルは、日本語解説では本田武史さんが、「バックアウト・カウンターからの、トリプルアクセル」と言って下さっていますが、

これは、「バック」=後ろ向きに滑り、「アウト」=アウトサイドエッジ(外側の刃の端に体重を乗せて滑る)、で滑る、「バック・アウト」で滑ってきて、

ターン後に「前向き(フォア、又はフォワード)」に向きを変え、でもエッジは「アウト」のまま滑りきる、「カウンター」(というターン)から入ることで、ただの「トリプル・アクセル」よりも、わざわざ非常に高難度にしてみせた「トリプル・アクセル」(3回転半のジャンプ)だという意味です。

 

「カウンター」というのは、片足ターンの一つで、使うエッジはそのままに、滑ってきた孤を描く回転方向とは逆方向に回転させて向きを変えるターン方法で、滑った跡が、「S」に近いような形になっていくターンです。 

「カウンター」は、使っているエッジ(=滑る時に体重を乗せて使う、刃の端)が、ターンの前後でも「インサイド(内側)エッジ」または「アウトサイド(外側)エッジ」のままで、ターン後に滑る向きの前後(フォアかバックか)が、途中で逆になります。 

(両足それぞれ、フォア(前)かバック(後ろ)、さらにイン(内側、アウト(外側)で滑り始めるカウンターがあるので、全部で8種類のカウンターがあります。)

トリプル・アクセル(3回転半ジャンプ)は「左足の外側エッジ(アウトサイド・エッジ)」で踏み切る必要があるジャンプなので、羽生選手は、「左足の」「バック・アウトエッジ」で滑り始める、「バック・アウト・カウンター」をやって、前向きに変わったところで、そのまま直ちにトリプル・アクセル(3回転半)のジャンプを跳んでいきます。

 

左足一本で、右足を全く氷につけずに滑ってきてから、そのまま右足を浮かせたまま、一度も下につけずに、勢いよく右足を振り上げて3回転半もの回転数に踏み切るので、相当なバランス力も必要とされ、解説の本田さんが動画で仰っているように、「難しい入り方」ですが、これは昨シーズンの「パリの散歩道」でやっていたのと同じで、もはや羽生選手には、「ただのお気楽な遊びのジャンプ」であるかのようにさえ見えてくるほど、簡単そうにポンと跳んでしまいます。

(昔、アルベールビル五輪銀メダリストの伊藤みどりさんが、この同じ「カウンター」からの「ダブルアクセル」(注:3回転半ではなく、2回転半のほう)を跳んで、絶賛されていました。)

 

また、羽生選手は、このプログラムの最初の4回転トーループの着氷の時に、着氷した「右足」だけで、左足を全くつけずに長く滑走し、右足による「バック・アウト・カウンター」を2度繰り返してから、ピボットで止まっています。

「カウンター」ターンのなかでも、「バック・アウト」エッジで滑るのはバランスがとりにくくて難しいので、ジャンプの前後にやるのは、かなり高難度。

羽生選手はそれを、わざわざ、両方の足で、ジャンプの前後に自在にやってみせています。

 

さらに、羽生選手はトリプル・アクセル(3回転半)の着氷と同時に直ちに「イーグル」に入る、難しい着氷の仕方でジャンプを終え、しかもその後のイーグルも長く滑り、アウトサイドからインサイドへのチェンジエッジが入っても、抜群の安定感を見せつけています。 

この2つのジャンプに、大きな加点がつくのは、それだけ高難度なことを前後にやっていて、なおかつ極めて美しく決めているからです。

 

イーグルから入ってジャンプを跳ぶのと、ジャンプ後、着氷時に直ちにイーグルを長くしながらエッジを切り替えていくのとでは、後者のほうが難しいようです。

羽生選手は、高校2年時の「旧・ロミオ」の演技の時に、イーグルから入る3回転半(トリプルアクセル)を、既に跳んでいましたので。

(→ 後に出てくる、参考3 の動画で確認して下さい)

 

当初予定していた、イーグルで前後を挟むトリプルアクセルが前半にきて、後半に4回転トーループがくると、さらに得点もガンと上がるのでしょうけれども、今のままでも、羽生選手らしさ、その良さが出ているので、十分凄いし素敵です。

もう今回は、ひたすら「素敵」しか言えない状態。(笑)

 

何より今回、私から見て素晴らしかったのが、前回は転倒してしまった 最後の「3回転ルッツ」からのコンビネーション・ジャンプ。

3回転ルッツの着氷がぐらっと体勢を崩したので、一瞬、ドキッとしましたけど、なんとそのあと、羽生選手は直ちに体勢を立て直しただけでなく、3回転の予定を2回転にはしたものの、両手をあげて美しく見せる、難易度の高いジャンプにとっさに変更!加点を狙って、最初のジャンプのぐらつきによる得点の減点を最小限に抑えるという、とっさのフォロー。

この、両手を上にあげるジャンプ、羽生選手は以前から(ジュニアの頃から)良くやっていますが、両手あげの「タノ・ジャンプ」とも呼ばれたりします。

 

でも、「タノ・ジャンプ」というのは、本当は「片手を挙げて」優雅に跳ぶ、ブライアン・ボイ”タノ”(1988年カルガリー五輪金メダリスト)さんがよくやっていたジャンプのことで、「ボイタノ・ジャンプ」とも呼ばれ、こんな感じのものです。→ (とても長い動画ですが、1分過ぎから2分ごろまでだけでも観れば、どういうものかよく解ると思います)

→ 参考 2: 「タノ・ジャンプ」 http://youtu.be/giD21VcbK9E

とてもきれいですね。 これの両手上げバージョンという意味で「両手タノ」と呼ばれたりもしますが、そもそも、「タノ・ジャンプ」は本当は片手だから、「両手上げ」は「タノ」ではない!という話もあり、外国の解説では「両手を頭の上げるジャンプ」と単に説明しているものが多いようです。

 

何を隠そう、羽生選手の「両手あげジャンプ」が、以前からもう滅茶苦茶大好きだった私は、このとっさの変更にかえって大感動! 

しかも、直前の体勢が全く信じられないほど、やたらと美しくて、もうなんですか、あれは?!

ピアノの高音の和音がキラキラと光り出すような箇所とちょうどタイミングが合ったので、(きゃ~!もう最高、最高!(笑))と、 羽生選手の一瞬の判断に大喜びしてしまった私です。

あのとんでもなく危ない前傾体勢から、堪えて姿勢を戻しただけでも凄いのに、羽生選手は”頼まれて”もいないのに、直ちにあれだけきれいに、”頼もしく”決めてくれちゃって、私はもう”楽しくって”仕方がなかっタノです! 

 

何が良いんでしょうね~自分でもよくわからないけど、とにかく良いのです!!(笑)

私は基本、タノ・ジャンプや、両手上げジャンプを跳んでくれる選手が前からとても好きなんですけど、羽生選手の”両手上げ”は「特に特に」素敵なのです!

ハッと一瞬で、心を持っていかれるというか… 見ると、パ~っと心が空中に浮いて飛んでいくような… そんな感じ。(笑) 

「旧ロミオ」のプログラムの中でも、すごく目を惹きましたし、「絶対に」外してほしくない点を何か挙げろと言われれば、実はそれだったりしました。

 

参考 3 →http://youtu.be/v33fvBHD9J8  (2011年全日本選手権での、FP「ロミオとジュリエット」  羽生選手は17歳になったばかり。)

この動画の、1分20秒過ぎたところから、「イーグルからのトリプルアクセル」を跳んでいます。解説の本田さんも、ハッキリ言ってくれているのでわかるかと。

さらに、2分20秒過ぎから、「3回転ルッツ+2回転トーループ」をやっていて、後ろの2回転トーループで、両手上げをやってくれています! 

 

 

「オペラ座の怪人」でもやって下さっているのですが、この「バラード第一番」の衣装でやった今回は、久しぶりに強く印象に残る「両手上げ」でした。

この衣装だからこその良さ、腕のふわっと感や優雅さ、姿勢等の影響でしょうか・・・? 素晴らしい!

 

最後のスピンは、また「足換え」のある、「コンビネーション・スピン」ですが、「コンビネーション・スピン」というのは、

「シット」(座る・おしりが滑る足の膝より低い位置になる)、「キャメル」(上半身と片足が水平で、T字)、「アップライト」(滑る足の膝がまっすぐ伸びているその他のスピン)の3種類のうち、2種類以上のスピンを組み合わせたスピンのことです。 羽生選手は、3種類全てを入れています。

羽生選手は最初に左足で左回転(反時計回り)にスピンをはじめ、2つ目に「A字スピン」(上半身を前に折り曲げて、両足首をつかみ、アルファベットの「A」の字のような形になるスピン)をした後に、シットスピンに入っていく時に、右足に軸足を交換して、その後は右足で回転しています。(=足換え)

一番最後の、右足を軸にして回りながら、その後ろに左足を交差するようにして上を向いているスピンは、「クロス・ビハインド・スピン」(またはトンプソン・スピン)と言います。

 

 

音楽にバッチリあっていたグランプリ・ファイナルと比べれば、少しだけ最後がズレたのが残念でしたけど、でもとにかく、総合的には私から見ると、「今シーズンベスト!」でした。

終了後、柔らかい微笑みを浮かべた羽生選手。 

今思えば、本当は結構お身体が辛かったんでしょうけれども、それでこの演技は凄いですね。

羽生選手も、珍しく最後に自分で拍手しています。 もちろん私も、そんな羽生選手に大拍手です!!

「いや~、今回のは凄く良かったわ!」と私が強く思うとき、必ず羽生選手も、演技終了後に自分で自分に向けて満足そうに拍手していたりします。

そして、こういう時は、終わった後の笑顔もとても良い! だから、私から見ると、こういう回が観ていて一番幸せです。 

今シーズンの中では、私には「一番幸せ」に思えたショートの演技でした。

 

ワールド・フィギュアスケート 68
 
新書館

 

 

私には、「好きな技」がいくつかハッキリとあって、それを美しくやってくれる選手の演技が好きになりやすい、という傾向があります。

羽生選手は、シニアに上がった頃から、それらを「ことごとく」しかも「きれいに」「カッコよく」やってくれる選手だったので、もう最高でした。(笑)

両手上げジャンプやタノ・ジャンプ、ビールマンスピン、ドーナツスピン、ハイドロ、ツイズル、高速スピン、バタフライ等はその典型だったのですが、逆に、これを選手にやられるとがっかりする、という技もありました。

典型的なのは、(今はもうあまり見ない気がするのですが)、片手を前や横に出したりせずに行われていた、シンプルな元祖の 「I字スピン」です。(女子限定) 理由は、見た瞬間に「いい気分」がしないから。 (好きな人スミマセン)

技として凄いのはわかるけど、どうしても下品に感じるというか、羞恥心を感じさせるし、観ていて抵抗がありました。

 

手を前に出す振付を加えるようになってから、「I 字」スピンの見た目の印象はかなり変わってよくなりましたけども。

それでも、プログラムをビールマンスピンで終える選手と、I字スピンで終える選手がいるとするなら、絶対にビールマンで終える選手の演技のほうが好きでした。

振付師の宮本賢二さんが、「下品に決してならないように」すごく意識して振付を考えているそうで、ただのI字スピンを許可せずに「手をつける」指導をしていたのを何かの番組で、何年も前に見た記憶があるのですが、その時私は、大喜びしながら見ていました。 そういう点を気を付けている宮本さんが、人気が出るのは当然だな~と、私は思いました。 やはり、フィギュアスケートに美しさは重要です。(笑)

 

 

次のものは、羽生選手の、グランプリ・ファイナルと、全日本選手権での、ショートの「バラード第一番」演技の比較動画です。

 

右が前回の「グランプリ・ファイナル」で、左が「全日本選手権」での演技です。 (動画での表示は、左右が逆になってしまい、間違っているそうですのでご注意を。)

 

 

町田選手のショートも素晴らしかったです!! 総スタ・オベは当然ですね。 グランプリ・ファイナルの時より、緊張でか疲労でか、少し身体が硬くなっているように見えましたけど、ノーミスで全身全霊の演技でしたし、引退前最後だったことを思えばなお、もっと高い得点で(特に演技構成点)評価してほしかったな、と思ったのは本音です。 

でも、観ている者の胸に深く刻みこまれること・・・ それがきっと、一番町田選手が望んだことだろうと私は思うので、その願いは叶っただろうと思います。本当に見事なラスト・SPの演技でした。

 町田選手のSP デイリーモーション動画 → http://www.dailymotion.com/video/x2derhp_%E7%94%BA%E7%94%B0%E6%A8%B9-tatsuki-machida-2014-japanese-nationals-sp_sport?start=5

 

 

  

最後に、羽生選手が、2006年(小学校6年頃)にやった演技をどうぞ。 ↓

トリノ五輪で荒川さんが金メダルをとった年の11月です。

最後、とても嬉しそうに答えている羽生選手。

すごく一生懸命、表現しようとしています。 

中盤、2分10秒を超えたあたりからの、曲に合わせた表現の仕方がかなり凄い! これは思わず惚れるわっていう素晴らしい表現力です。(笑)

ヴィヴァルディ作曲「四季」の中の、「夏」、「サマーストーム」(夏の嵐) です。

全日本ジュニア選手権、初出場で7位の時の演技です。 羽生選手、小学校6年生で、まだ11歳。(12歳になる直前。)

 

 

 

私はこの曲が凄く好きなんですが、動画だと、会場の音響が良くないですね。 ちょっとというか、かなり滑りにくそうに聞こえます。

でも羽生選手、良くやっています! 拍手!!

 

昨年暮れに発売された、羽生選手の切手集の中では、このプログラムについて羽生選手は、

「このプログラムには、辛い思い出と良い思い出が両方あります。」 とコメントされています。

辛い思い出って何でしょう。 

一度近くのリンクがつぶれて、リンクが遠くて、通うのがまだ大変だった頃だと思うので、その辺でしょうか・・・。 結果を出す、という意味では、一番苦しかった頃だろうと想像されます。

この初出場の大会では、ショートがボロボロで、このフリーだけだと4位だったのですが、総合7位だったようです。

今の羽生選手で、少し難易度を上げて、この演技を見てみたいな~とも思います。

 

ちなみに、この時の大会(全日本ジュニア)の優勝者は、町田樹選手。(笑)

その大会の動画は見つからなかったのですが、その半年後の頃の町田選手の演技です。

「白鳥の湖」  →https://www.youtube.com/watch?v=8ZB1bX0p3mc&index=9&list=PLGrvSrJj6_FlV8gzyOGmWEOfNuR1STkbX

 雰囲気があって、とても素敵です! 町田選手の音楽の使い方・選び方が、私は結構好きですね。 

「白鳥の湖」の中では私はこの曲が一番好きなので、羽生選手にもやってもらいたかったくらいです。(笑)

 

 

もうそろそろ、退院するはずの羽生選手が、たとえ身体がすぐには動かせなくても、心と頭が充実した毎日が過ごせますように・・・!!

 

 


謹賀新年、今年もあなただけの「Story」を…!羽生選手のEXから

2015-01-06 | 羽生結弦選手のおススメ演技動画集

新年、あけましておめでとうございます。 (ちょっと遅すぎ、スミマセン。)

 

年末に私信を下さった方々、本当にどうもありがとうございました。 大切に受け止めさせていただきます。

 

今も入院中のはずの羽生選手が、穏やかな休息の日々を送れていることを祈りつつ…

 

 

さて、新年早々、1発目にご紹介する情報は、これです。 (見た方も多いかもしれませんが。)

羽生選手あてに、プルシェンコ選手からのメッセージが、元旦にテレビで公開されました。

さすがプルシェンコ選手! 羽生選手への、思いやり溢れる内容だったので、感動された方も多いはず。一応書き出してみます。 ↓ (番組の動画の、22分50秒からです)

http://www.dailymotion.com/video/x2dtuhi_0101-television-special-2-3_sport?start=1464

 

昨年の、中国杯での羽生選手の事故とその後について、どう思っていたのかと聞かれたプルシェンコ選手が、番組内で答えてくれた内容です。

一つ一つ、言葉を選ぶように、真剣に、語って下さいました。

 

ユヅルは、言うまでもなく、勇気のある人です。

…怪我をしても、3週間後の大会に、彼は強行出場しました。

でも、健康は一つだけです。 それも覚えなければいけない。

ユヅルはまだ若い。 

あんな大怪我をした直後に、選手生命のリスクを冒してまで出場する大会なんて、僕はないと思っています。

健康だけは、お金で買えません。 

私は、そのことを、ソチ五輪で痛感しました。

・・・でも今回、ユヅルは神様のおかげで、全てが上手くいきました。

グランプリファイナルで、優勝も出来ました。 

それは私自身もすごく嬉しいですし、心から、ユヅルにおめでとうと祝福したいです。

(以上、エフゲニー・プルシェンコ選手の言葉)

 

上の言葉を言っている最中の、プルシェンコ選手の表情と、その変化にも注目して下さい。 

プルシェンコ選手も、きっとすごく心配されていたんだろうな、と解ります。

羽生選手、幸せ者ですね。

今も入院中の羽生選手は、きっと健康のことは、もう嫌というほど色々痛感されていることだろうと思います。

五輪金メダリストでありながら、その後も現役を続けた経験をもつ先輩として、プルシェンコ選手は、誰よりもああいう状態になった時の羽生選手の立場を理解されているはずだとも思いますし、ご本人が体験されてきた辛い経験(怪我・手術・五輪での棄権等)を経た上で、羽生選手に贈ってくれた、大事な言葉を残しておきたいなと思ったので、ここに書かせて頂きました。

 

下線を引いた部分、プルシェンコ選手が、「選手生命のリスクを冒してまで出場する大会なんて、僕はないと思っています」と明確に答えたこと。 私は非常に重く受け止めました。

なんとなく、「あれが最後のオリンピックだというのなら…」と、言いそうなイメージが(私の中には)あったのですが、それさえも「例外ではない」という意味だと、この言葉からは読み取れます。

考えてみれば、プルシェンコ選手は、他ならぬ「オリンピック」そのものを、怪我で棄権されたのですから、当然といえば、当然かもしれません。彼はあの時、相当批判されて大変だったらしいので、なおさらですよね。

私はソチ・五輪の時、プルシェンコ選手の棄権の瞬間を見て、もう呆然としてしまったのを覚えています。でも、それを一番辛く受け止めていらしたのは、恐らくご本人に間違いないでしょうし…。

「健康だけはお金で買えない」――― あの番組で、何もかもを手に入れているように見えるプルシェンコさんが、そして、幾度もの手術を経て、一見すると今も健康そうに見えるプルシェンコさんがそう言うと、非常に重い気がします。

最後の言葉の締め方も、さすが、「今では僕がユヅルのファン」だと仰るだけのことはある!

 

・・・というわけで、羽生選手のファンを代表してもらって、羽生選手の憧れでもある「プルシェンコ選手からの熱い応援の言葉」を、新年の冒頭にご紹介させて頂きました!

私もプルシェンコ選手の上の言葉と、全く同じ気持ちです! (笑)

 

  

さて、もう一つ。

町田選手の昨年末の電撃引退について、羽生選手が今、どう思っているのかはわかりませんが。

12月上旬の、グランプリファイナルの頃の番組ですが、町田選手と羽生選手がそれぞれへのお互いの思いを語ってくれた言葉が収録されているものが公開されていたので、町田選手の引退を受けて、改めてここにご紹介させて頂きます。↓ (なかなか素敵な番組です。)

http://www.dailymotion.com/video/x2cgvb7_%E7%94%BA%E7%94%B0-%E7%BE%BD%E7%94%9F_sport

 

まず、羽生選手から町田選手への言葉。

本当にお互いが、あのー、自分たちを本当に高めてくれる存在だなと、思いあっていると思うので・・・

ライバルとして、また本当に尊敬する先輩として、慕っています。

 

そして、町田選手から羽生選手への言葉。

「(羽生選手は) 常に 自分の限界、ていうか、フィギュアスケートの限界を広げようとしているのかなって僕は思うんですけど・・・ そこに、すごく尊敬の念が僕はあるし…

彼(羽生選手)の存在がなかったら、僕は多分、ソチ・オリンピックも、世界選手権も、あそこまでの演技できていなかったと思うんですよね。 

だから、そういう意味で、彼にすごい感謝しているし、彼を尊敬しているし…

 

いい関係でしたね。 

さびしくなりますが、町田樹さんの今後のご活躍をお祈りしています。

 

そこで、今回は、羽生選手の過去の演技で、新年の新たなスタートを切る方々への応援を。

 約1年前、2013年12月のグランプリ・ファイナルで優勝した羽生選手が、エキシビションでやった、

「Story」の演技動画です。

羽生選手は、この歌詞に感銘を受けて、心を込めて演じているそうです。

 

 

 

今の羽生選手にも、そして新たなスタートを切る町田選手にも、そしてここをいつも見て下さっている全ての方々への応援になる歌であり、演技でもあるかな?と思い、新年最初に、これを選んでみました。

羽生選手の、この1年間の各大会における「快進撃」は、この大会の優勝からスタートしています。

羽生選手が、歌詞を重視しているので、この歌の歌詞の中から、「羽生選手の演技に使われている部分だけ」を、抜粋して以下に載せてみます。

 

作詞・歌  AI    作曲 2soul

「 限られた時のなかで  どれだけのことが出来るのだろう…

  言葉にならないほどの想いを どれだけあなたに伝えられるだろう…

  ずっと閉じ込めてた 胸の痛みを消してくれた

  今私が笑えるのは 一緒に泣いてくれた君がいたから…

  

  一人じゃないから 私が君を守るから   あなたの笑う顔が見たいと思うから

  時がなだめてく 痛みと共に流れてく   日の光が優しく照らしてくれる

 

  時に人は傷つき 傷つけながら  染まる色はそれぞれ違うけど

  自分だけのStory  作りながら生きてくの 

  だからずっと(ずっと) ずっと(ずっと)  あきらめないで 

 

  一人じゃないから 私が君を守るから   あなたの笑う顔が見たいと思うから

  時がなだめてく 痛みと共に流れてく   日の光が優しく照らしてくれる    」

 

羽生選手にも、ここをご覧の皆様にも… もちろん、自分自身にも贈ってみるつもりで。(笑)

新年早々から、町田選手が昨シーズンに散々発していた言葉、「timshel」ティムシェル(ヘブライ語)が、どどど~んと、今さらながら、胸にきます。

町田選手は、最後までこれを「貫いて」しまいました。

人生は、選択の連続とは言うけれども、「選択」できること、そして自分に「選択権」があるということは、とてもとても大事なことで、本当に素晴らしいこと。 

だけれども、本当に毎日の”洗濯”からだけは、ちょっとは解放されてみたくなることも… (笑)

せっかく、町田選手が昨年末を「第九」で締めて下さったと言うのに、私の頭の中では、

新年早々から、ベートーベンの「第九」ではなくて、「第五」(運命)のほうが、勢いよく鳴り響いてしまいました。

 

気を取り直して、羽生選手のインタビューです。(東京新聞 1月3日) 

また、どこかから、「なんとかかんとか賞」の類を受賞されたらしい、羽生選手。(笑)

一体いくつ受賞したんでしょうか、この1年だけで。 とても数えきれないですね。

毎回受賞のコメントを出す必要に迫られる羽生選手も、本当に大変ですね… お疲れ様です。→http://www.tokyo-np.co.jp/article/sports/news/CK2015010302000094.html

 

さて、最近たまたま目にした、あまり本当はフィギュアスケートに詳しくないと思われる方々が、「羽生選手」について書いていらっしゃるページを複数見つけてしまいました。そこで、とてもとても気になったことがあったのです。何かというと…

「羽生結弦選手が、リングから戻ってきて…」とか、「羽生選手が、リングで…」と書かれてあったのです。

え~?!ちょ、ちょっと待った!!「リング」じゃありません! 「リンク」です!!

羽生選手の試合の場は、「リンク」です・・・最後は、「グ」ではないです!!

「アイス・スケート・リンク」 = 英語表記は、「 rink 」 となります。  ・・・ボクシングやプロレスじゃありませんので、お間違いなく!よろしくお願いします!!

 

 

さて、再び気を取り直して、フィギュアスケートの魅力に注目してみようかと。

今シーズン羽生選手がフリーで演技している「オペラ座の怪人」ですが、シングルの選手のみならず、過去に「アイスダンス」でも使われています。

日本ではあまり注目されてこなかったアイス・ダンスですが、トップレベルの選手たちはやはり凄くて、素敵な演技が沢山あります。 そこで、過去に「オペラ座の怪人」を披露していた二組のカップルの動画を、ご紹介してみます。

 アイスダンスなので、雰囲気も技も、「シングル」とは全然違いますが、なかなか素敵!興味ある方は、違いを楽しんで見て下さい。

一つは、トリノ五輪(2006年)7位の、 「マルガリータ・ドロビアツコ&ポヴィラス・ヴァナガス組」(リトアニア代表)の「オペラ座の怪人」 https://www.youtube.com/watch?v=kDBjMF-83q4

もう一つは、バンクーバー五輪銀メダル獲得シーズンの演技、「メリル・デービス&チャーリー・ホワイト組」(アメリカ代表・ソチ五輪金メダリスト)の、2010年の全米選手権での「オペラ座の怪人」 ニコニコ動画です⇒http://www.nicovideo.jp/watch/sm9492368

 

ちなみに、以前ご紹介した、羽生選手と同シーズンに同じ演目を使い、羽生選手がその世界観を絶賛していた、「メリル&チャーリー組」の、「ノートルダム・ド・パリ」のド迫力演技は、こちら。ニコニコ動画です。前回は、2012年のNHK杯のものを紹介したので、今回は2013年世界選手権の時のものを。→http://www.nicovideo.jp/watch/sm20355880

 

さらに、羽生選手が初めてグランプリ・ファイナルに出た時(2011年)の旧ロミオの演技です。

最後のジャンプが転倒しちゃったので、「最高おススメ」シリーズ内では紹介していない演技ですが、

確かに今よりも動きは荒々しいけれども、なんというか、改めて見ても、なぜか一瞬で観る者を惹きつけるほどの力のある、そんな渾身の演技です。

最後に、何を思ったのか、首をかしげている羽生選手が面白いです。(笑)

 

さらに、その時の公式練習で、4回転トーループと3回転アクセルを見事にキレイに決めている羽生選手の動画です。この羽生選手、カッコイイです!↓  やっぱり練習着姿の羽生選手は、動きがよく解って、すごくいいです。(笑)

 

 

羽生選手にとっても、皆様にとっても、素晴らしい1年となりますように!