プロ・アスリート羽生結弦 公式・広報サイト(Yuzuru Hanyu' s Official Site)花になろうよ!

フィギュアスケートのプロでプロ・アスリート、
表現者・羽生結弦の公式・広報サイト 
teamSirius広報

世界的な有名曲「アメイジング・グレイス」の歌詞の背景と 羽生結弦選手の演技「レッツゴー・クレイジー!」(プリンス)の深い関係

2024-06-30 | フィギュアスケート全般について

Yuzuru’spurple costume of "Let's Go Crazy!" was designed originally by Johnny Weir, arranged the color and the part of design by the manager of the official site and Yuzuru,  and created by Mathieu Caron in CANADA. 

「レッツゴー・クレイジー」の紫の衣装は、ジョニーさんがデザイン原案、紫色と模様の変更案は公式サイト管理人、色の細かい最終選択は羽生結弦、そして衣装製作者はカナダのマシュー・キャロンさんです!

Notte Stellata2024 7月5日CS日テレプラスで、ファンタジーオンアイス愛知公演2024、CSエンタメーテレで7月7日放送予定!

リコール署名偽造判決巡り大村知事「河村市長らの説明責任消えず」  「(偽造には)たぶん何千万円という費用がかかっている。誰がこのカネを用意し、誰が指示したのか全体の事実関係が明らかになっていないのは大変残念だ」偽造による、名前を使った騙しのために、これほどの大金出したのは誰でしょう? 河村市長は、別記事で「色々しゃべられると困る人がいるようだけど真実を話してほしかった」とコメントしています。

ところで、一般的に、自分が公開している自分の公式ツイッターでの生年月日と 診断書の生年月日が違うなら、それは本人のものではないという証拠です 世の中には生年月日の違う同姓同名になっている人間の診断書で、自分がその病気だと主張している人もいるので驚きですね! 

さらに世の中には、カップルのフリして、脅迫の首謀者・命令者(自分でやらない卑怯さと情けなさ)と、実行犯なだけなのに、お互い利用し合って、詐欺と人権侵害を繰り返している者たちもいるそうですので驚きますね!もしこんな人に子供がいたら、毒親にしかならないとわかりますよね。本当に「愛ある人間」は、脅迫なんてしませんので、全国の苦しむ子どもたちは、ぜひ知っておいてください!  

ファンタジーオンアイス愛知公演には、メーテレが主催、JR東海と、東和薬品が協賛してくださいました!

antiUC240516-2.pdf (uchigai.net) ← 5月16日:旧統一教会被害対策弁護団が、日弁連の非常に大事な意見書に対する声明文が出されました!羽生結弦もまさにこれらの人権侵害をやられてきたし、羽生ファンは明らかに狙われていたのです!どうぞ皆様、今後も油断なくご注意下さい! ナチスドイツを絶賛したことのある人間、戦争をやってみたらどうだろうかなどと戦争を勧めてきたような人間にも、十分に御注意下さい!

※ 元妻詐欺で、羽生結弦と本当の結婚相手を貶めるために(脅迫を利用してまで)売名してきた人間は、この大問題の新興宗教の関係者。脅迫者たちと結託して、本当の婚約者の真実の証言を証拠隠滅させて、羽生結弦への偽デザイナーたちからの虚偽告訴を正当化させようとしたほどの人物ですので、一切関わらないように、本当のファンの皆様は、十分に御注意下さい。羽生結弦と本当の婚約者で結婚相手が 共に目指してきた、表現における「真の芸術性」とは、これらの人間たちの姿勢とは、まさに正反対のものです!

自分の利益のために、正反対の信念の人間を 脅迫してまで押し付けて、事実無根の内容で宣伝利用するような人間が、権力をもったり政治に関わってはならないことは、本当に人権を大事に思う、日本国民なら、誰にでも判断できることでしょう。

*******

このページは、2017年、つまり平昌五輪よりも半年以上前に公開しているページですが、再UPします。

2017年以降、羽生結弦に悪魔イメージを強要してきた人間たちは、名誉毀損と信用毀損を、羽生結弦と当サイトに行いつづけてきただけでなく、「ねつ造のニセ妻でっちあげ」「嘘の離婚報道」は、羽生結弦の本当の婚約者で結婚相手の証言文書の名前とサインを変造・偽造した人間を、元妻などとでっちあげた、非常に重い名誉毀損被害でしかありません。

羽生結弦が、どれだけ「妨害の衣装ばかり作ってきた」人間や、それを脅迫で強要してきた人間たち、さらにそれを煽って被害を拡大・強要させてきた者たちとは、ずっと「正反対の信念で」ここまで頑張ってきたのかを、このぺージが証明いたします。

誰が本当の神なのか、誰に従って生きていくのかは、地球上のすべての人間にとって、とても大事な問題です。

羽生結弦と、その関連企業へも長年脅迫し続けてきた異常な脅迫者の1人で、今回のねつ造の「元妻詐欺」「嘘の離婚発表」をしかけた人間は、羽生結弦によれば、靖国神社を推奨し、ナチスドイツを絶賛し、フリーメイソンを宣伝し、安倍元首相が殺された後、3日も経たずに笑顔でゴルフをしていた人間で、五芒星をアピールさせるために真実を捻じ曲げさせようとしてきた人間です。

羽生結弦は統一協会とは一切何の関係ありませんし、フリーメイソンとも、幸福の科学とも関係ないので、羽生結弦をそれらの宣伝に利用してきた人たちには、名誉毀損が問われます。

強迫にも強要にも誰もが屈しない、明るい社会・希望ある未来へ!!

 

このページの初公開は 2017年の7月です。再UPしておきます。

7月26日: 今、問題になっている旧統一協会(「世界平和統一家庭連合」)問題は、何十年も前から、正体を隠した勧誘によって多くの被害者を出してきた事実があることから、また教理的にも根本的にキリスト教とは全く相容れない新興宗教です。聖書について、基本的知識のない、多くの日本人が誤解してきたことからも、羽生選手と私は以前から「キリスト教ではない」と、多くの方々が決して誤解することがないように、このページで繰り返し訴えてきています。

今だからこそ、証拠としても このページを再UPします! 

(しかし、それでますます羽生結弦と当サイトの信用をなんとしてもつぶそうとしてきた人間たちがいたわけです。)

 

イエス=キリストが語った言葉 (旧・統一協会問題で露呈した、今の「聖書にあまりにも無知すぎる日本」の全国民にとって、とても重要なので、ご紹介しておきます!!「私こそキリスト、と名乗る人間がなぜ最も危険で「キリスト教から最も遠い」のか、よくわかると思います。)

イエスはお答えになった。「人に惑わされないように気をつけなさい。わたし(イエス=キリスト)の名を名乗る者が大勢現れ、『わたしがメシアだ』と言って、多くの人を惑わすだろう。戦争の騒ぎや戦争の噂を聞くだろうが、慌てないように気をつけなさい。そういうことは起こるに決まっているが、まだ世の終わりではない。民は民に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に飢饉や地震が起こる。(中略)そのとき、多くの人がつまずき、互いに裏切り、憎みあうようになる。偽預言者も大勢現れ、多くの人を惑わす。不法がはびこるので、多くの人の愛が冷える。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。そして、御国(=神の国)の福音(=よき知らせ、救いのこと)はあらゆる民への証として、全世界に延べ伝えられる。」 (イエス=キリストの言葉: マタイによる福音書24章4-14節 新約聖書 新共同訳より)

*************

2022年1月29日:どんなに勝手に羽生選手に関する嘘が何度流布されても、真実というのは、決して変わらないことを示してくれるこのページを再UP!(4年前から出しているのに、どれほど嘘が流されてきたことでしょうか。

(※ 2016-2017シーズンのレッツゴー・クレイジーの「紫の衣装」を羽生選手の希望に合わせて作って下さったのは、今シーズンの羽生選手の本当の衣装を担当されている、カナダのデザイナーのキャロンさんです。「天と地のレクイエム」や「SEIMEI」を羽生選手の「希望通りに」修正して下さったのは、足立奈緒さんです。)

キリスト教と「似て非なるもの」「名乗っているけど違う新興宗教」などとの混同には、どうぞお気をつけください。そういったものが主張する「イエス像」や「家族愛」とやらは 本来の「イエス=キリスト」や「家族愛」などとは全く別物で 歪んだ別のものをそうだと思わせる洗脳を伴ったり、だましや強制や脅迫や強要・監禁を伴うやり方を平気でするもの・誰かにさせることがよくあり、カルト的なものに関わっている人たちに とても多く見られる「誤り」であり、特徴でもあります。

イエスは、御自分を信じたユダヤ人たちに言われた。「わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当にわたしの弟子である。 あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。」(ヨハネによる福音書8:31‐32  新約聖書 新共同訳より)

******************************

再UPします、このページの初掲載は2017年です! 

このページの初掲載は なんともう7年前です。今日まで、誰がどれほど嘘を散々流して、羽生選手と私の名誉と信用を毀損してきたのか、だれがしつこく悪魔騒動を流して悪魔イメージを植え付けてたり 誤解や被害を世界規模のものにしてきたのか、今回の「元妻詐欺の売名人間と、意図的な名誉毀損報道(羽生結弦の戸籍に離婚の事実は一切ありません)」は、どうぞ皆様、これらの異常な人権侵害と日本社会を破壊させる行動をしてきた人たちの思想信条が、どれほど、本当のキリスト教信仰である羽生結弦とは遠いのかを、しっかりとご確認下さい。

羽生選手に 世界で通用する芸術性について教えてきたのは私です。何年も虚偽を流布して それを自分の利益に変えて羽生結弦を貶めて儲け、スケート選手としての選手生命やその人生の破壊・名誉の毀損・試合出場妨害を執拗にやってきた者たちは、そこに込められたきたものとは正反対。

間違えや嘘を世界規模で流布されることが、どれほどの被害を被害者にもたらすのか、認識があまりにも甘い人たちは、相手の人生を殺しているに等しいと気が付くべきです。羽生選手が今日まで無事に生きていることを、当たり前だなどと、決して思わないで下さい。

【独自】曽我ひとみさん証言 横田めぐみさんと交わした会話と安否不明の母への想い(テレビ朝日系(ANN))  横田めぐみさん拉致44年 早紀江さん「生きて出迎えなければ」(TBS系(JNN))

フジFOD動画   最終回:世界選手権2021 第1回~3回まで、羽生選手の全日本選手権2020の密着ドキュメントと独占インタビューの全てが公開中!! 「本当の羽生ファン」必見!(登録必要)羽生結弦への虚偽流布の酷さがよくわかると思います!

(2021年6月5日追記:本日は、横田めぐみさんのお父様だった横田滋さんが天に召されてからちょうど1年だとのことです。こちらのNHKニュースより)

2020年追記:拉致被害者の横田めぐみさんが、43年前に消息不明となりましたが、こちらの記事より 今も無事であるならば、一刻も早く長年の苦しみから解放されて再会が果たせますよう、このあまりにも非・人道的な問題が本当の意味で解決しますよう、お心ある方々は、共に真剣に、羽生選手をずっと守ってこられた、真の天地創造主たる神であられる、イエス=キリストに、この場でお祈り頂けますと幸いです。 

プリンスさんの「Let's Go Crazy!」と「Purple Rain」に関する曲は、完全にキリスト教の歌です。(※プリンスさんがこの歌を書いた当時は、エホバの証人の信者ではありませんので、羽生選手の名前を使って、虚偽や間違えを流布する人にはご注意下さい。)

エホバの証人は、キリスト教ではありませんし、羽生選手は「エホバの証人」とは全く関係ありません。「エホバの証人」(ものみの塔)は、イエス=キリストを神とも救い主とも認めていないのです。

したがって、「エホバの証人」はキリスト教ではなく、「エホバの証人」(ものみの塔)の信者は、自分たちをクリスチャンなどと言うことがありますが、本当はそう呼んではなりません。そうだと思い込んでいる日本人は大勢いますけど、全く違ってくるので、間違えを流布している方は、知識が全く足りていない方々ですので、どうぞ御注意下さい!

(エホバの証人では、キリスト教はむしろ悪魔の支配下だと、一般的には教えられているのです。)

以前も書きましたように、「エホバの証人」(ものみの塔)の使う「新世界訳聖書」というのは、キリスト教(カトリック・プロテスタント・東方教会を含む)で使われている聖書とは、中身が違います。8割ぐらいは同じでも、エホバの証人の「教祖」であった人たちが、「自分たちが気に入らなかった個所」を勝手に変えてしまっているからです。そしてこの「聖書の言葉を勝手に変えること」こそは、絶対にやってはいけない最大の罪なのです。

「ハルマケドン」(ハルマゲドン、アルマゲドン、他、全部同じ意味です)は、ヘブライ語では本来は「メギドの丘(山)」という意味で、現代のイスラエルにある場所を指します。「世界の終わりに関わる世界規模の戦争」を一般的には意味して使われていますが、聖書に預言として出ています。それらを語ったのはイエス=キリストでもありますから。それはいずれ、必ず来ると。(しかし、ただ人類が全て滅びる、というような内容ではありませんのでご注意!)

しかし、その「日時」は神のみぞ知るのであって、決して人間に知らされることはなく、特定されていません。その「日時」を事前に勝手に予想してあれこれ言うのは、むしろ悪魔の罠だからそれを信じてはいけないし、気をつけろ、と聖書は告げてさえいるのです。そして、これこそを、「エホバの証人」は、過去に何度もやってきてしまっているのです。(日本で一時期有名だった「ノストラダムスの大予言」の類も全て、これに該当します!ぜひ覚えておいてください!)

羽生選手は、「エホバの証人」とは、全く何の関係もありませんので、どうぞ誤解なきよう。きちんと最後までお読みいただければと思います…! 

他にも、日本でキリスト教と誤解されている有名なものに、「末日聖徒イエス=キリスト教会(別名:モルモン教 英語省略名:LSD)」と、日本でも非常に有名になった「旧:統一教会(統一協会)」があります。 

かつての「統一教会(統一協会)」は、現在の正式名を『世界平和統一家庭連合』に変更しており、「家庭連合」などと略して呼んだり、他にも「世界平和」「女性」をつけた別の名称や団体名・組織名を使って、今は、かつての統一教会だとわからないように誤認される名前を使っている実態がありますので注意が必要です。(元教祖の妻が代表を務めている団体は、もちろん、形を変えただけの組織とみなされます。)

また、最近では「摂理(せつり)」と呼ばれる、元統一教会の信者だった人が教祖になった新興宗教が、キリスト教と誤解されていますが、(名前も「キリスト教福音宣教会」と、普通のキリスト教のような名前を名乗っていますので非常にわかりにくいですが、略称で「摂理」が使われます) これらもすべて、キリスト教ではありませんし、似ているようでかなり違いますので注意が必要です。 ※ 摂理という言葉自体は、普通の「単語」であって、「神の摂理」というように、普通にキリスト教でも一般社会でも使われる言葉ですので、さらに注意と区別が必要です。 上記のいずれも、羽生選手とは全く関係ありませんので、ご注意願います。)

しかし、「エホバの証人」や「モルモン教」こそがキリスト教だとか、それこそが真理だと信じてしまっている方や、区別がつかない方々は、日本には大勢います。上に指摘した新興宗教の信者は、脱退や脱会などで「やめると滅びる」などと言われて脅されてしまったりしますが、そのようなことはありませんので、どうぞご安心ください。

もしここをご覧の方で、それらに関わり、苦しんでおられる方や、違いがわからない方々がいらっしゃいましたら、まず今直ちにその場から、「本物の天地創造主の神」に真剣に祈り、助けを求めて下さい。その上で、自分が関わっているその組織が本物なのかどうか、イエス=キリストが本当に神かどうか、真実を知らせてほしいとお願いしてみて下さい。その上で行動をとれば、必ず真実がわかる日が来ることでしょう。本当に助けが必要な方々に絶大な守りと祝福と恵みと助けがありますように、主イエス=キリストの御名で祈ります!アーメン。)

また、オウム真理教がキリスト教の一つであるかのように書かれた記事があったりしますが、オウム真理教は、そもそも仏教の一派を名乗っていましたし、教祖の麻原こそが救世主と主張していたのですから、キリスト教とは程遠く、最もやってはいけない「人間神格化」をしているほどの「典型的な新興宗教」です。まるでキリスト教の一部か、その発展型であるかのような記事は完全なる誤りですのでご注意!

*************************************

初掲載は2017年の7月 (平昌五輪より半年以上前です)

2019年の8月半ばにも再UPしたこのページを、本日も再びUPしておきます。

誰がどんな虚偽を執拗に流布しようとも、神様は全ての真実をご存知です。 ここまで不屈の精神で頑張ってきた、羽生選手に感謝を込めつつ、このページが、「羽生選手自身にとって」誰よりも一番の癒しと慰めと希望となりますよう、羽生選手の主イエス=キリストの御名でお祈りしています!アーメン。

本当に大事なもので必要なものだけが より一層、問われてきますね。

「マルタ、マルタ、あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。しかし、必要なことはただ一つだけである。」(イエス=キリストの言葉 ルカによる福音書10章41節 新約聖書 新共同訳)注:マルタとは人の名前

ここでイエス=キリストが語っている、人間にとって「ただ一つの必要なこと」とは、「「神の言葉」(=「聖書の言葉」)に耳を傾けること」です。それが何よりも大事だと…。 (※ 新興宗教の教祖の都合や、教祖の好き嫌いで勝手に書き換えられた、「聖書のようで実は違うもの」には、十分にご注意下さい。)

羽生選手がメッセージ動画で語った、「真っ暗だからこそ見える光がある」という言葉は、とても有名な、聖書の言葉(新約聖書にある言葉)です。

欧米諸国やクリスチャンには、一発でそれが何の言葉か通じるほど有名な言葉です。羽生選手がわざわざ使ってメッセージを送ったあの言葉は、「神様の言葉」=「聖書の言葉」だった、ということです。

新型コロナウイルスの問題と世界の現状、本当の問題点と必要なことが明らかにされ、色々なことが改善され、苦しんでいる方々、治療や看病や、恐怖で疲れ果てている方々の必要が満たされるために、癒し主、救い主、贖い主であられる主イエス=キリストの御名で、必ずベストがなされていきますよう、お祈りいたします!アーメン。

*****************************************

2019年8月14日: 初掲載は2017年ですが、再UPします。

羽生選手は、当初、平昌五輪のショートを、「レッツゴー・クレイジー!」にしようとしてました。皆さんが思うより、羽生選手はとんでもない勇気の持ち主です。「真の神」であられる方(イエス=キリスト)に、忠実であろうとする心が、です。羽生選手が、当時から本気で何をしようとしてきたのか、少しでも理解が広がりますと幸いです。

**********************************

 初掲載・2017年7月中旬

「ファンタジー・オン・アイス2017」(アイスショー)で、ジョニー・ウィアーさん(元3度の全米王者)が、世界的に超・有名な曲「アメイジング・グレイス」(Amazing Grace)で、演技をして下さいました。 また、同じアイスショーで、羽生選手は「レッツゴー・クレイジー!」を繰り返し演技で披露しました。

実は、誰もが聞いたことがあるこの世界的に有名な曲「アメイジング・グレイス」と、羽生選手の2016-2017シーズンのショートだった、プリンスさんの「レッツゴー・クレイジー!」には、とても深い関係があります。全く形も曲のスタイルも違いますが、どちらも歌っている内容は、結局は 同じことだからです。

羽生選手は、国別対抗戦の後に、テレビ朝日のサンデーステーションに出演して答えたインタビューで、ショートの「レッツゴー・クレイジー!」について、「偉大な方の歌で、偉大なプログラムだったからこそ、滑れて幸せだったな…という感覚はあります。(笑)」と答えていましたね。

羽生選手は、この曲の何がどう、偉大だと思っていたのでしょうか。

ほとんどの日本人は、この「アメイジング・グレイス」を、聞いたことはあっても、何が歌われているのか、本当の意味や背景となった出来事を知りません。日本語版では、本来の意味とは全然違っている、勝手に変えられてしまった歌詞などもあり、それらは、名曲と呼ばれる元の英語歌詞とは、実はかなりの差・かなりの違いがあります。

(日本のキリスト教会で讃美歌として歌われているものさえ、日本語版は、元の英語歌詞の意味の半分程度しか表現出来ていません。理由は、「母音」が全ての発音に入ってくる日本語という言語の性質上、英語という言語ほど、メロディに上手く全ての意味ある言葉を乗せていくことができないせいだと思われますので、ぜひとも原語である英語が、本当は何を歌っているのかを、知っていただきたいと思います!)

元の曲は、とても深い真理について歌っており、だからこそ、英語圏では名曲中の名曲と言われ、長く歌い継がれてきました。

知らない人はいないというほどの有名曲です。英語の意味が全然わからない人でも、この歌を聴くと、なぜか涙が出てくるとか、感動するという人がとても多いのは、深い理由があります。

この曲は、ジョン・ニュートンという人が作った曲で、英語圏では非常に有名な作曲背景があるのです。

ジョン・ニュートンは、敬虔なクリスチャンの母親に育てられたものの、本人は神に本気で祈ったことも全くない状態で育ち、大人になってからは、奴隷商人(奴隷を運ぶ船の運び手)として、活躍していました。 

人間を奴隷として扱い、しかもそれを商品のように売り裁くこの仕事は、聖書の基準からすれば、神を深く悲しませ、神の怒りを買うであろう仕事です。

ある時、ジョン・ニュートンが乗ったその奴隷商船が航海中、大変な嵐に遭い、船が沈みかかりました。もはや絶対に死ぬと思われたその時、生まれて初めて、ジョン・ニュートンは、必死になって本気で神様に祈ったと言います。

 

ジョン・ニュートンは奇跡的に助かりました。 このような状態から生かされたということは、彼には、まだこの世で果たすべき「神様から与えられている使命」が残されていたのでしょう。(実際、その通りになっていきますが。)

この奇跡的な体験が、ジョン・ニュートンを、それまでは無視していた「全てを支配されている神様の実在」を強く感じさせ、「神様への畏敬の念」へと導きます。

それでも、その後何年か奴隷商人を続けた彼ですが、ついに本当に改心して奴隷商人をやめ、そしてしまいには、なんと牧師にまでなりました。

牧師になった後、自分の罪深い過去を振り返り、元・奴隷商人だった自分のような、どうしようもなかった人間にさえ与えられた、神様からの「恩寵(恵み)」を深く思いつつ、創られ、歌われたのが、この歌なのです。

元の英語歌詞と、管理人による翻訳を、以下に載せておきます。 (※ 営利目的による許可なしの転載・引用を禁じます)

さらに、羽生選手のレッツゴー・クレイジー!と、この歌が、どのような関係があるのかも、後から見ていきます。

1:Amazing grace! how sweet the sound
That saved a wretch like me!
I once was lost but now I am found
Was blind, but now I see.

2:'Twas grace that taught my heart to fear.
And grace my fears relieved;
How precious did that grace appear,
The hour I first believed.

3:Through many dangers, toils and snares
I have already come;
'Tis grace has brought me safe thus far,
And grace will lead me home.

4:When we've been there ten thousand years,
Bright shining as the sun,
We've no less days to sing God's praise
Than when we've first begun.

 

(管理人による日本語訳: 直訳的に、そして意味を丁寧に説明した訳にしておきます)

 
1:驚くような神の恵み! なんと甘美な響きだろう
私のような どうしようもない者をも救って下さった
私はかつて迷い出ていたが しかし今は(神に)見出だされた
私は盲目だったが 今は見える  (※ 見えるようになったのは神の恵みのことです)
 
2:私の心に恐れることを教えたのは、神の恵みだった 
そしてその恵みは、私を恐れからも解放して下さった
そのような恵みが現れたことは なんと尊いことか
私が初めて信じた、その時に…
 
3:多くの困難、苦労や誘惑を 通らされ
私はついに ここまでたどり着いた
ここまで安全に導いて下さったのは 神の恵み
そしてその恵みは、私を本当の故郷(=天国のことです、人間が帰るべき天の故郷)まで導くだろう
 
4:私たちがそこで(=故郷の天国で)1万年もの年月を過ごすとき
私たちは太陽のように輝き
神への賛美を歌わない日は一日もないだろう
私たちが初めて歌い始めたその時から…
 
 
悲惨な出来事を通して、その中で神様を見いだし、神様と共に歩むことで、
困難や誘惑を乗り越えられるという、聖書の「この世の真理」について歌っています
 
そしてその希望と恵みの行きつく先は、Home=「天国」だという点も、羽生選手の「レッツゴー・クレイジー!」と同じです。(英語でHomeは、「人間が帰るべき天の故郷=天国」の意味で頻繁に使われます。これは聖書に基づくものです)
 
「レッツゴー・クレイジー!」で冒頭部分で歌われていて、羽生選手が演技では、4回転ループとその後のイーグルまでで表現していた、「天国世界」(=永遠に続く幸せ、と呼ばれていたもの)の描写は、この「アメイジング・グレイス」では4番の歌詞に出てきます。
 
「レッツゴー・クレイジー!」では「昼も夜も輝く太陽」と歌われていたのは、天国における永遠の神「イエス=キリスト」の姿のことで、聖書では有名な決まった表現なのですが、このアメイジング・グレイスで歌われている「私たちも太陽のように輝く」という表現は、
聖書で、「天国に召された私たち人間(死後)も、そこを治めている神(=イエス)と共に、太陽のように光輝くようになる」、と預言されているので、それを歌っています。
 
しかし、それでも、神と人間とは「創造主」と「被造物」(=創られた者)として、立場が根本的に全然違いますから、人間は、神様を賛美する美しい歌をいつも歌っていて、その美しい歌で満ちている世界が、天国世界だというのです。
 
この歌詞の深い意味を知ってから、こちらにご紹介する動画(イル・ディーボ IL DIVO が歌っている「アメイジング・グレイス」) を見ると、なぜそれぞれがこういう歌い方なのか、そしてなぜ4番だけをメンバー全員で喜び輝くようにして歌っているのかが、良くわかるだろうと思います。 ↓
 
IL DIVO (アメイジング・グレイス) 公式動画より
 
 
 
「アメイジング・グレイス」も、「レッツゴー・クレイジー!」も、歌詞の根拠は、全て聖書から来ています。
だから、プリンスさんの曲の中でも、特にこの曲がベストセラーとなり、アメリカでも世界でも 大ヒットしていたわけですね。
 
ここで、4番をIL DIVOの皆様は「When we've been there」ではなくて、「we've been here」と歌って、「there」を「here」=「ここ」に変えているようですけれども、これは、キリスト教会内や、クリスチャンの大勢集まっている集合体となるような場所や、キリスト教圏の国では、たまに(またはよく)やることであって、それは次の聖書の言葉に基づいています。
 
 
イエスは答えて言われた。
「神の国は、見える形では来ない。『ここにある』『あそこにある』と言えるものでもない。実に、神の国はあなたがたの間にあるのだ。」(ルカによる福音書17章20~21節 新約聖書 新共同訳より)
 
「二人または三人が私の名によって集まるところには、私もその中にいるのである。」
※ 私とは、イエス=キリストのこと (イエス=キリストの言葉です)
(マタイによる福音書18章20節 新約聖書 新共同訳より)
 
いわゆる、死後に迎えられる「天国」(=神の国)とされる場所のほかに、その「神の国」の小さな形が、まだ地上にいる間でも、神を信じて従う人々の「間」に実現していくことと、それを先に味わうことができる、ということをイエス=キリストは語られていました。
従って、イエス=キリストに本気で従う人々(キリスト者、またはクリスチャン)が複数、あるいは大勢集っている場所には、地上であっても、小さな「神の国」が実現している状態になっていく、ということをイエス=キリスト本人が語られたため、それを意識して歌うと、あえて「here」という表現になります。
 
また、そういったことを意識して、元の歌詞では「me」(=私を)になる場所を、歌い手一人ではなく、あえてその場にいる人皆を指すことにするために、複数形「us」(=私たちを)に変えて歌うこともあります。
 
 さらに、「アメイジング・グレイス」の、オリジナルな別バージョンで、3番以下で、以下のような歌詞も存在しますので、そちらも翻訳しておきます。

これを見ると、「レッツゴー・クレイジー!」の歌っている世界観、すなわち「聖書の世界観」が、さらに良くわかるだろうと思います。

3:The Lord has promised good to me,
His word my hope secures;
He will my shield and portion be,
As long as life endures.

4:Yes,when this flesh and heart shall fail,
And mortal life shall cease;
I shall possess, within the veil,
A life of joy and peace.

5:The earth shall soon dissolve like snow
The sun forbears to shine;
But,God who called me here below,
Will be forever mine.

日本語訳(管理人翻訳)  (※ 営利目的による無許可の転載・利用・引用を禁じます )

3: 主は(=私たちの神は) 私に良いものを約束して下さった
彼の(=神の)言葉は私の希望を保証して下さる
神は私を守る盾にも、そして私の一部にもなって下さる( ※ ここでいう「一部」とは、イエス=キリストを本当に救い主として信じ受け入れた人には、その人の内側に「聖霊」(の神)が与えられるため、それにより、常に神と共に歩めるようになることを指しています)
この命が続く限り
 
4:そう、この肉体と心が朽ちる時
そしていつか死すべき人間の命を終える時
私は  (花婿である神様の、花嫁としての)ベールをかぶり
喜びと平安に満ちた 次の人生(=天国での日々)を手に入れるだろう
 
5:この地球はまもなく雪のように解けてなくなり
太陽はもはや輝かなくなる;
しかし、私を御許へと呼び出して下さった神は (=召して下さった神は)
永遠に私のものとなる
 
この、上の載せた「別バージョンの5番」は、まさに「レッツゴー・クレイジー!」が歌っていた、「終末の世」「この世界の終わり」「その後」について歌っています。
いつか、神様が定めた時(=この世の終わり)の瞬間が来ると、地球は溶けてなくなり、太陽は消え失せる、と預言されています。
そして、「Never ending happiness」=終わりなき幸せの続く、神の国の世界(=いわゆる天国世界)と、悪魔が送り込まれることになっている地獄とが存続していく、というのが聖書の預言です。
 
 
参考聖書箇所:
「主の日(=キリストが戻って来られる日のこと、あるいは、神様が定めた日のこと)は盗人のようにやってきます。
その日、天は激しい音を立てながら消え失せ、自然界の諸要素は熱に熔け(とけ)尽くし、地とそこで造り出されたものは暴かれてしまいます。 このように、全てのものは滅び去るのですから、あなたがたは聖なる信心深い生活を送らなければなりません。 (中略) その日、天は焼け崩れ、自然界の諸要素は燃え尽き、熔け去ることでしょう。」
  (ペトロの手紙 第二 3章10~13節  新約聖書 新共同訳より)
 
「この天地は滅び去ります。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません。」
 ( イエス=キリストの言葉   マタイによる福音書 24章35節  新約聖書 新改訳より )
 
 
「レッツゴー・クレイジー!」の歌詞の解説の時に、
聖書では「神と人間との理想的な関係は、花婿と花嫁に例えられ、「結婚」(新婚)のような親密な関係が最高だとされている」と説明しましたが、
この別バージョン4番の「ベールをかぶる」という表現は、神様との最高の関係として、死後、天国へ迎えられた人間一人一人が「花嫁として」神様に迎えられ、扱われることを聖書は語っているため、それを意味しており、それはまた、「喜びと平安に満ちた天国での日々を送れること」を意味することから、歌われています。
 
また、別バージョン5番の最後の、「(神が)永遠に私のものとなる」という表現は、まさにその神様と、天国に迎えられた人間一人一人とが、新婚夫婦のような理想的な関係が永続する「幸せ」を指しています。
 
また、聖書では、旧約聖書も新約聖書も含めて、いつかこの世界の終わりが来ることが、神の言葉として堂々と預言されていますが、それは決して恐怖をあおるためではなく、人々に心の準備をさせ、備えさせ、むしろ災いを逃れさせて本当の幸せを見いだし、得られるようにするためなのです。
 
世界中に散らされていたユダヤ人による、イスラエルという国の再建とユダヤ人のあの地への帰還は、何千年も前から、神の言葉によって「預言」(=神の言葉を預かる、の意味)されていた出来事であって、
19世紀には酷い荒れ地になっていた土地であったのに、
20世紀に実現したこの驚異の出来事と、使われなくなっていたヘブライ語の復活、そして現代に実現しているイスラエル国内の土地の驚異的な自然の恵みの回復は、世界史上でも大変重要な意味をもつものでした。
 
このことは、聖書の内容をバカにしていた、世界中の一部の人たちを、震撼させたのです。なぜなら、何千年も前に預言されていた、「あり得ない」とされていたことが、そのまま実現したからです。
 
ニュースや新聞よりもはるかに正確だと言われる、聖書の「預言」内容を、本気で調べていった無神論者や疑い深い者たちが、「神など存在しないことを証明しようとして」、調べ上げた結果、その書かれている内容の正確さに逆に驚き、信じざるを得なくなってしまい、ついに神を信じるようになったという例は、いつの時代も世界中にあり、枚挙にいとまがありません。
 
どうしようもない、反逆の人々や罪深い状態の人たちも、試練や困難を通して神様は姿を現して下さいますが、本気で真理を追究しようとする「本気な」「真剣な」人たちにも、神様は、その本気が本心であるならば、必ず真理を見せて下さるのです。
 
 
この動画の歌詞の翻訳はなかなか素晴らしいですが、4番の「かの地」という表現だけは、漠然として意味がなんだかわからないと思いますが、これは3番の歌詞を受けている「there」なので、明確に「天国である故郷」を指しています。
 
また、ここでは昔と訳されていますが、元の英語は4番は過去分詞になっていますが、聖書では、神の世界では「時間の概念が地上とは全然違う」ことが明記されており、過去・現在・未来を同時に司り、最初からその全てを把握しておられるほどの存在が、聖書で言う「神」すなわち、「天地創造主たる神」だとされています。
従って、この万年単位を歌っている4番の歌詞は、過去・現在だけでなく、イエス=キリストが再臨した後の未来とされる、「千年続く幸せな時代」とその後に続く「新天新地」とされる時代をも含めて歌っているため、未来をも含めた形で訳すのが適当と私は判断しますし、それがベストと断言できます。
 
イエス=キリストが救世主として 十字架上で死に、人間の罪の代わりを担ったとされる「救い」の出来事も、歴史上では約2000年前の過去の出来事ですが、これは現在に至るまで、それをただ信じ受け入れ、生き方を方向転換することで、いつの時代でも「現在生きている、あなたの身代わりとして、その罪を身代わりとなって肩代わりしたこと」として、直ちに神の御前で有効とされるのが、神のお定めになったルールだと聖書は語っていて、これについても、時間の概念は関係ないのです。
 
現実に、現代でも毎日のように、世界中でそれにより人生を大きく変えられていく人が大勢います。
それこそ、昨日まで悪魔崇拝者(サタニスト)だったような者が、だれが本物の神か判り、本気で悔い改めて(生き方を変える決意をして)イエス=キリストを受け入れ、クリスチャンに変わった、というように、その人生を180度変えられていくようなケースも、今日でも、とてもよくあるのです。
 
 
参考聖書箇所:
主の(=神の)もとでは、一日は千年のようで、千年は一日のようです。
ある人たちは、遅いと考えているようですが、主は約束の実現を遅らせておられるのではありません。そうではなく、一人も滅びないで皆が悔い改めるようにと、あなたがたのために忍耐しておられるのです。
主の日は盗人のようにやって来ます。
その日、天は激しい音を立てながら消え失せ、自然界の諸要素は熱に熔け尽くし、地とそこで造り出されたものは暴かれてしまいます。(ペトロの手紙第二 3章8~10節 新約聖書 新共同訳より)
   
「アメイジング・グレイス」も、「レッツゴー・クレイジー!」も、どちらの歌も、罪深い人間に対してさえ与えられる、神様による驚くほどの「恵み」「恩寵」(=おんちょう)についての歌です。
 悲惨な出来事、困難や試練で 悪魔に引き下げられるのではなく、そこでむしろ本当の神と出会うことができ、神と結ばれ、強い絆に導かれる恵みにより、その試練や困難を乗り越えていき、
神様と共に歩める(コラボレーションできる)人生を歩み、
自分に与えられたこの世の使命・その「生命」を全うした後に待つ、天国世界とその希望、その過程で得られ、さらに永遠に続くとされる「幸せ」について歌っています。
この激動の世の中で、一人でも多くの方が様々な種類の困難を乗り越え、希望と 真の幸せを見いだせますように…! 
そして、深い想いを込めて演技して下さった羽生選手や、ジョニーさんはもちろんのこと、ここを見て下さったすべての方の上に、神様の導きと祝福があり、真理に目が開かれ、本当の平安と幸せが訪れますように…!! 主イエス=キリストの御名でお祈りしています。 
 
最後に、Celtic Womanのアレンジ版「Amazing Grace」を…  
 

羽生結弦選手の原点を知る!3 ~男子の概念を破った優雅さの先駆者「ジョニー・ウィアー選手」~

2023-07-03 | フィギュアスケート全般について

ただいま、関西テレビでファンタジーオンアイス神戸公演を、いつもの織田さんと羽生結弦のトークを交えて放送中!

羽生結弦がファンタジーオンアイス2023神戸公演のパンフレットで、凄く良かったと語っていた思い出の演技、ジョニーさんの2006年トリノ五輪のSP「白鳥」演技と、同じく2006年トリノ五輪「Otonal(秋に寄せて)」の2つの演技を再掲載します。

公式パンフレットでも言及している通り、羽生結弦の北京五輪の本当のSPは「白鳥」でしたので、このプログラムへの思いは非常に深くて強いと思います。

(トリノは公式動画が見つかり次第、そちらに切り替えます。)

 

ファンタジーオンアイス2023神戸公演の最終日、ジョニー・ウィアーさんの最後の公演でした!

羽生結弦がジョニーさんを好きなのは、とてもやさしい人だからで、羽生結弦には残酷なものを喜ぶような趣味はまったくありませんのでご注意ください。 脅迫下(強迫下)にあった時の意思表示は、法律的にはすべて取り消せるので、羽生結弦は取り消しを表明いたしますので、無効となります。

羽生結弦は、脅迫があったことを「if…」と「グラマラス・スカイ」を演技することで公に証明し、自分の信仰がキリスト教であること、イエス=キリストが羽生結弦の神であること、また、私との今日までの使命を公表する意志で演技いたしましたので、ここに表明いたします。

各テレビ局・出版社は、今年に入ってからの羽生結弦の意思を改めてすべてご確認の上、ご対処ください。 そうでないものは契約違反となりますし、人権侵害を促進する手助けをすることになりますので、どうぞご注意の上、ご了承ください。 私を含む、羽生結弦の大事な周囲の方々と羽生結弦本人への危害予告等の卑怯な脅迫があったため、今後しばらく、羽生結弦の意思はこちらにて公表してまいりますのでどうぞご了承ください。

[公式]Fantasy on Iceツイッターの公開動画より、羽生結弦とジョニーさんのご挨拶

フィナーレで、羽生結弦はジョニーさんと、羽生結弦が大好きな、非常に評価の高いジョニーさんの代表的演技の一つ「アヴェ・マリア」で魅せた、非常に優雅な「レイバック・ランジ」(通称「ズサー」)(=片膝を立てて上体を背後に沿ったブリッジに近い形で天を仰ぎながら氷上を前に滑る技)をペアになって披露し、息の合ったところを見せました! (「Let’s go crazy!」の「ズサー(レイバック・ランジ)」も、これの上半身変化形です。)

羽生結弦からの感謝の心は、十分に伝わっていると思うので、良かったですね、お二人にとって、最高の最後となったのではないでしょうか。ツアー前半(千葉・幕張公演・宮城・利府公演)では、「U.S.A.!」と堂々と歌えたフィナーレ、ジョニーさんには最高の思い出となったことでしょう。

今まで赤いバラをたくさん贈られてきたジョニーさんでしたが、今回は見事な白いバラの巨大な花束を羽生結弦から贈らせていただきました。本当にとてもきれいで花冠もお似合いでしたね!

ジョニーさんはとてもお優しい心の持ち主で、繊細な神経ゆえに、その競技生活~プロの間にはつらく感じることも多々あったかと思いますし、長年ご覧になっている方々はよくご存知と思います。それでも、今日の幸せそうなラスト公演に、心癒された方々も多かったのではないでしょうか。

ジョニーさんは本日の前半では、いつもの華やかな衣装ではなく、緑のシンプルなタンクトップで、彼の鍛えられた筋肉なども良く見える、全く飾らないジョニーさんのお姿で滑られ、最後は感極まって泣かれていました。彼のスケートが示したこと、伝わったもの、最後に皆様に示したかったこと、きっとそれは、とても心温まる幸せなメッセージで、私も嬉しかったし素晴らしい引退の姿に感動いたしました。後半のラスト演技は、ジョニーさんの原点・オクサナ・バイウル選手を思わせる、バレエ風白鳥衣装での、「月の光」(編集でのミックス曲つき)でした。

そして羽生結弦が、2019年に志半ばで「衣装の妨害により」断念させられた 原点として大事に演技してきたプログラム「Otonal」を、ジョニーさんへの感謝と共に、大勢が見守る前で最後に届けられて、本当に良かったと心から思います。

フィナーレ用衣装のままだったため、羽生結弦も競技用演技は演技しにくかったことと思いますが、その気持は十分に世界中に伝わったことでしょう…!

スマホライトでジョニーさんへの感謝のギフトにご参加くださった皆様、全国のライブビューイングや自宅からもスマホライトを贈って下さった方々、ありがとうございました。ジョニーさんの心に、きっと届いているし、誰よりも、あなたのその行動を神様がご存知です。

このページに示してきたように、ジョニーさんは、羽生結弦のスケート人生にたくさんの影響を与えてくれました。私も、7年前にこのページを作成しておいてよかったと本当に思いました。

本日のラスト公演は、全国の羽生ファンもチケット争奪に加わっていたので、全国でジョニーさんのラスト公演を生で見られなかったジョニーさんファンが、会場チケットを買えずに、全国のライブビューイング会場や生中継を自宅で涙と共に見守った方々もたくさんいらっしゃったことと思います。 大変に申し訳ない気持ちもある一方で、それだけの影響力が、ジョニーさんから羽生結弦に対してあったこと、それを見届けて伝え伝わり、受け取った羽生ファンも大勢いたであろうこと、どうか心からお慶びいただけたらと思います。

ジョニーさんとジョニーファンの方々、ジョニーさんと羽生結弦の姿から、何かを感じられ、受け取られたであろう方々の幸せを、主イエス=キリストの御名で心よりお祈り申し上げます。  

2023年6月25日

*****************************************

 

本日の公演をもって、羽生結弦が尊敬してきた、原点の一人であるジョニー・ウィアー選手が、プロを引退なさいます。

 

このページは、2016年の2月14日に、当サイトで初公開したページです。

当サイトでは、「羽生結弦選手の原点を知る!」というシリーズで、毎年2月14日に、羽生選手に贈るページとして、また、フィギュアスケートの誰のどんな演技に憧れて、今の羽生選手ができていったのかをご紹介する意味でも、羽生結弦に絶大な影響を与えた、憧れの選手の過去の演技をご紹介してきました。

そのシリーズの「3回目」として、ジョニー・ウィアー選手を取り上げて、その選手時代からの歴代の演技をご紹介したものです。

ジョニーさんの引退を記念して、羽生結弦からの感謝を込めて、本日再び再UPさせて、ご紹介いたします!

羽生結弦の「ノートルダム・ド・パリ」の演技の衣装は、ジョニー選手の「アヴェ・マリア」の衣装と、かなり似せて作られています。

ジョニーさんのこの優雅で美しい、敬虔な演技が大好きで、憧れていた羽生結弦は、衣装を同じようなもので依頼して、カナダのデザイナー・キャロンさんに作ってもらったのです。

 

そして、この「ノートルダム・ド・パリ」の演技とその、巨大な十字架を胸に付けた衣装は、羽生結弦の選手キャリアを守るうえで、とても大事な、大きな役目を果たしてくれました。

これがあったからこそ、羽生結弦はその本心と信仰と本音と真実とがかろうじて守られ、壮絶な嫌がらせや、汚すぎる脅迫強要の数々と、異常でしつこい、いまだに続いている虚偽流布の攻撃にも、つぶされることなく、今日まで キャリアを保つことができたと言えるほど 本当に大事なものとなりました。

 

↑ この演技の、最も印象的な、ラストの部分を、歌詞をあえて厳選して、羽生結弦は、昨年に、現役最後の演技として選んだのです!

 

また、ジョニー選手は、2006年のトリノ五輪のときに、サン・サーンスの「白鳥」をショートに選んで滑っています。

羽生結弦も、北京五輪の本当のショートは「白鳥」でした。

(また、平昌五輪のエキシビション「Notte Stellata~星降る夜に」も、原曲がサン・サーンスの「白鳥」です!) 

しかし、汚すぎる脅迫と強要という犯罪によって、羽生結弦の本当のショートは つぶされてしまいましたけれども、その今日までの異常すぎる闘いと、羽生結弦の置かれてきた大変な状況、そして、胸に抱いてきた強い想いはジョニーさんにも、しっかりと届いていたことでしょう…!

 

ジョニーさんがフィギュアスケートを志すきっかけとなったのは、ロシアの伝説の金メダリスト・女子のオクサナ・バイウル選手(金メダリスト)の美しいエキシビション「白鳥」の演技を見たからだったといいますので、

本日のラスト公演となる、ファンタジーオンアイス神戸公演2023最終日でも、ジョニーさんの想いの込められた、こだわりの演技が見られます。

 

同じく、技術妨害衣装で その能力を発揮できないようにされたために シーズン途中でプログラム変更に踏み切ることとなった「Otonal」2018年ー2019年シーズンと、2019年‐2020年シーズンの、2019年の年度末の全日本選手権まで

ショートプログラムとして演技した「Otonal」(秋に寄せて)は、もともとジョニーさんが、羽生結弦の大事な原点の年でもある2004年に、演技していたプログラムの曲を使わせてもらっていたのです!

 

*************************************************

(初掲載・初公開 2016年2月14日) 再UPいたします!

 

 昨年のバレンタインデーに、羽生結弦選手の憧れの「プルシェンコ選手の大特集」をやったので、今年のバレンタインデーはこれだ!というわけで…

羽生結弦選手の原点を知る! の、その3は、

2010年のシニア・デビュー年に、羽生選手がプルシェンコ選手に次いで、尊敬する選手として名前を挙げていた、元3度の全米王者、男子シングル界で特異な個性を発揮した、「ジョニー・ウィアー選手」を見てみたいと思います!

 

ジョニー・ウィアー選手は、1984年生まれ。 羽生選手とは10歳差です。

1994年(羽生選手が生まれる年)の、リレハンメル五輪のオクサナ・バイウル選手(女子金メダリスト)の白鳥の演技に感銘を受けて、12歳という遅い時期からフィギュアスケートを始め、あっという間に才能を発揮して、16歳でジュニアの世界選手権で優勝します。そして、2004年(19歳)から2006年までの3年間、全米選手権で王者となった、アメリカの代表的選手の一人です。

スケートを始めるきっかけがバレエ要素を持ち込んだので有名なオクサナ・バイウル選手だっただけあって、彼の際立った特徴は、「優雅さ」「美しさ」「柔らかさ」といった表現面やバレエ的要素を、男子でも遠慮なく追求した点にあり、既存の男子のイメージを破った演技で異彩を放ちました。

4回転は決して得意ではなかったため、当時カナダのトップだったジェフリー・バトル選手と同様に、プルシェンコ選手の絶対王者時代にあって、なかなか世界の頂点争いにまでは来られなかったのですが、

技術面だけでなく、男子的な力強さや威厳といった表現面でも頂点を極めていたプルシェンコ選手とは、かなり異なった、時には対極な個性を放っていたと思います。

しかし、ウィアー選手本人は、アメリカよりもロシアの選手の演技傾向の方が好きで、プルシェンコ選手を尊敬する選手の名前にいつも挙げていた、かなりのプルシェンコ・ファンである、という点では、羽生選手と完全に共通です。

 プルシェンコ選手も当時の男子としては極めて柔軟性が高かったのですが、ジョニー・ウィアー選手は彼とは違った形での柔軟性と美を極めており、この二人よりさらに柔軟性が高かった羽生選手は、お二人の演技の長所をどちらも本気で取り入れることを目指したようです。

ジョニー・ウィアー選手の優雅さと美しさをしっかりと取り入れつつ、4回転もしっかり入れ、男子として技術面でも妥協ない演技を目指し、皇帝プルシェンコ選手をいつか超えるべく、その背中を真剣に追いかけてきたのが、10代の頃の羽生選手だったと言えるでしょう。

 

 

私個人から見ると、ウィアー選手の演技は、プログラムによって好き嫌いが分かれる傾向があるのですが、ジャンプの流れやスピンの美しさにおいて、羽生選手の原点となっていることがよくわかる演技が多いので、

羽生選手に強い影響を与えた一人として、羽生ファンの私から見ても、「これは良いね!」と思える演技や印象に残っている演技、明らかに羽生選手への影響がわかる演技等を中心に、少しご紹介してみたいと思います!

羽生ファンである私の、完全な好みだけで演技を選んでありますので、予めご了承ください。

 

まずは、2001年に16歳で、世界ジュニア選手権で優勝した時の演技を見てみます。

先に、ショートです。 

衣装がどこかで見たような…? 私が大好きな選手の、今の衣装にとても似ているような気がするのは、きっと気のせいではないでしょうね…(笑)

足が長い! とにかく長い! 驚くほど細くてスタイルがいい、まるでバレエダンサーのような、10代半ばのジョニー・ウィアー選手。

ホントに優雅で美しいですね。特にスピンの美しさ、柔軟性の高さに注目です。

音楽も良いですね!

見ていれば気が付くかもしれませんが、ジョニー・ウィアー選手は、ジャンプの回転の向きが、羽生選手や、多くの選手たちとは逆なのです。 いわゆる、時計回りに回転するジャンプをする選手の一人です。

この、時計回りにジャンプする選手は、アメリカの選手に、特にとても多いです。

アメリカのスケートリンクは、一般滑走で「滑る向き」が、日本や他の国々と違って逆向きで、「時計回り」に決められているので、そういったことが大きく影響していると思われます。(アメリカ全土でそうなのかどうかはまでは知りませんが。)

当然、ジャンプも自然に時計回りに回る人が多くなるだろうと思います。

日本は全国どこでも、一般滑走は必ず「反時計回り」で統一されています。

 

 そしてこちらが、2001年の世界ジュニア選手権で優勝した時の、フリーの演技。 「The Heart of Budapest 」です。

 姿勢が良くてかっこいいですね。

 

こちらは、一番上に紹介したのと同じ演技(衣装は違う)なのですが、2002年の全米選手権のショートです。 ジャンプもスピンも、動作の一つ一つが、2001年の時よりさらにレベルアップしているのがわかると思います。この演技に4回転はないですが、十分に魅了される演技ですね。

 

 

 次のものは、ジュニアで優勝した2001年の秋に披露されたエキシビションです。

今のジョニーさんからはちょっと想像がつかないくらい、衣装がまだシンプルですが、それでも、音楽も動きも優雅で、十分に美しいですね。 

 

 

 お次は、2004年の世界選手権のショート「悲しきワルツ」です。

この頃からロシア人のタワソワさんの振り付けになり、その間、ジョニー・ウィアー選手は、全米選手権で優勝し続けます。2004年は、初めて全米選手権で優勝し、世界選手権でも上位(5位)に入った年で、その時の演技です。

これも、衣装に何か見覚えがあるような気が… 幻の怪人とどこかちょっと似ているような気がしますね。(笑)デザインが彼でしたから、当然でしょうね。

 

 ラストのほうのシットスピンが見事です。 もっとさらに腰を落としたハイレベルなシットスピンをやってのける今の羽生選手を見慣れた羽生ファンには、当たり前に思うかもしれませんが、当時は男子ではなかなかここまでは出来るものではありませんでした。

最後に「やった!」とばかりに、ガッツポーズを見せるウィアー選手が見られます。

 

 

次は、2004年の秋のNHK杯で披露された、ショートの「ロンド・カプリチオーソ」です。

羽生選手の2010年のフリー「ツィゴイネルワイゼン」の衣装や演技の雰囲気は、これに似ていますね。 (衣装は彼のデザインですから、当然ですね。)

 トリプルアクセルの流れの美しさなどは、羽生選手へ影響を与えたであろうことがよくわかります。

この動画は日本語解説なので、解りやすいですね。

 

こちらは、2005年の全米選手権で優勝した時の同じ演技です。

 

堂々としていますね!この演技は素晴らしいです。

 

そしてこちらが、同じ2005年全米選手権優勝時のフリーの演技「秋によせて」(Otonal)です。

 

 

次は、ウィアーさんの演技の中でも、特に素晴らしいと私が思う、2006年トリノ五輪の時のショート、「白鳥」(サン・サーンス作曲)です。 これも、ロシア人のタラソワさんの振付です。

オクサナ・バイウル選手の白鳥に惹かれてスケートをやったというだけあって、彼の「白鳥」もまた見ごたえがあります。 冒頭のトリプルアクセルは、とても美しいですね。解説でも絶賛されています。

それでも、この4年後に出てくる羽生選手の白鳥(こちらは「白鳥の湖」の白鳥)が、私には衝撃であり、最高だったのですが。(笑)

 

 優雅系や女性的な雰囲気の演技が多かった中で、ひときわ異彩を放つ、異色なプログラムで、印象的でカッコイイのが、こちらの、2007年の全米選手権のショート「キング・オブ・チェス」です。 

直線的なきびきびとした動きを駆使し、やや男性的な力強いイメージの、ジョニーさんには珍しいタイプの演技ですが、個人的にはかなり面白いプログラムだと思います。

 

 

同じ2006年のフリーの演技だった、「ナザレの子(ナザレのイエス)」。ロシア杯の時の演技。

 

途中から、なかなか見ごたえのあるステップが観られて、 面白いプログラムです。

この演技はジャンプがやや失敗気味なのですが、シーズン最後の世界選手権の時の衣装(スケスケ気味)よりもは、こちらの衣装の方が私は好きで、プログラムにも合っていると思うのと、表現面に力が入っているので、選びました。(ただ、この衣装は動きにくいのかもしれません。)

 

次の演技も、羽生ファンにはおなじみの音楽と、どことなく見覚えのあるような衣装… かも。(笑)

2008年のNHK杯でのフリー「ノートルダム・ド・パリ」です。

  

 

 最後は、羽生選手が惚れ込んだという(笑)、2008年シーズンのエキシビションの「アヴェ・マリア」。 もう一度見たい演技として、羽生選手がリクエストしていたり、「蒼い炎」でも、この演技に言及していたのを覚えているファンは多いでしょう。

 

当時の私も、この目を見張るような演技には本当に驚かされ、ジョニー・ウィアー選手の全演技中でも、最も印象に残った演技でもあります。

男子としては考えられない、当時では見たことないほどの柔かで優雅な動き、醸し出す雰囲気が、凄かったですね。 一つ一つが本当に丁寧に演技されていて、深い思いや祈りが込められているのが伝わってきます。

ジョニーさんの良さ、特技や独特の個性が存分に生かされているプログラムだと思います。

彼は男子枠を超えている、という、そんな気持ちになりましたし、女子枠で勝負しても良いような、何かもったいないような印象がありました。(笑) 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

今日の羽生選手への色んな影響が見つけられて、面白い発見があったかと思います。

彼の演技の中で、私が「これはいいね」と思ったものや技術的要素は、羽生選手がことごとく取り入れていることに気づきます。(笑) 

 

さらなるジョニー・ウィアー選手の魅力については、彼の熱烈ファンの方々に、どうぞお聞きください!

 

*ジョニー・ウィアー選手に関しての情報で、もし間違い等がありました場合には、どうぞ遠慮なくご指摘下さい。謹んで訂正させて頂きます。


羽生選手を通して知る、フィギュアスケート日本男子元トップ選手たちの怪我との闘いの記録

2021-10-26 | フィギュアスケート全般について

2021年10月26日:本日も重要な内容なので再Upしておきます!  (※ ネット上には羽生ファンを装った偽ファンやブロガーがいて、羽生選手の希望とは わざと違う方向へと誘導していますのでどうぞご注意下さい! その人たちのやっていることは犯罪です。)

 

初掲載は2016年の9月の内容ですから既に5年も前です!!最後までよくご覧ください。

ただでさえ怪我をするリスクを常に負っているアスリートが、もし誰かに「意図的な妨害」をやられるなら、それは明確に生命・身体への罪です。 過去5年間、このページを私は何回、再UPしたことでしょうか…! 

 

技術面で、修正が必ず必要だから修正を依頼した衣装を、わざと修正を拒否しておきながら、本人がそれ(修正しなかった状態)を望んだかのように虚偽証言を流布したり、修正するどころか、その困る部分をもっと酷い妨害状態にしていくような行為は、選手に対する 明確な犯罪です。

いつも羽生選手の演技を本当にきちんと見ていたら、紫のOrigin衣装での羽生選手のスピンは、本来の羽生選手の技術力よりも回転が良くなかったことに、すぐに気づけたと思います…! 羽生選手はもともとスピンがとてもきれいな選手です!

(浅田真央さんは、スパンコール一つとっても、「重くなるから」と数を減らさせたり試合の衣装では厳しく要求していたことは、当時から真央さん自身が証言していましたけど、大ファンを名乗りながら、それを知らないファンや関係者なんているでしょうか?!)

 

羽生選手が、早稲田大学から(学生の賞としては最高賞となる)小野梓賞のスポーツ部門を受賞しましたが、卒論としてジャンプの回転技術を研究したテーマの論文が、さらに学術誌に掲載されました。公開されたものは、羽生選手の元の論文のごく一部でしかありませんが、それでも、公表された部分だけでも、意図的な技術妨害をやられたら、それがわからないような羽生選手ではないと、誰もがわかったことでしょう!

怪我をさせてもいいや、あるいは怪我をさせようと思ってわざと何かを仕掛けたり、怪我につながるように、本来ならあってはならないような卑怯なメンタル攻撃になることを、衣装にわざと細工する、そのようなことをする行為は刑法の犯罪行為です。

それを繰り返し特定の人にわざとやったり、怪我が即・選手生命につながることを意図的にやる行為を、スポーツ界が放置していいはずもありません。

本気で何かに取り組んだことがある人なら、誰であれ、必ずわかるのではないでしょうか ?

アメリカのイエール大学で統計学を専攻していて、ジュニア時代から複数の4回転を跳べたネイサン選手が、羽生選手の昨シーズンの、あの酷すぎる立体妨害装飾の異常衣装に気が付かないはずもなく、それを羽生選手が望むはずもないことぐらい、すぐに誰よりも理解できる立場だからこそ、羽生選手には徹底して敬意を払ってくれているのです。羽生選手は、もちろんそれを承知しています。

ジュニア時代から複数の4回転を跳べたネイサン選手は、ジュニアの最後の年、アメリカ史上初の、ジュニアとシニアの世界選手権の両方でアメリカ代表になるという、前代未聞の快挙をなしとげていますが、直前で怪我をして、両方とも棄権となったという、とても悲しい思いをしています。高難度技術を披露する選手が、怪我につながらない衣装を望み、それに本気でこだわるのは、選手としては当たり前であり、それは正しい姿勢です。

羽生選手の心の底からの痛み・悲しみと、身体の痛みを、本当に理解しているのは、さて、いったい誰でしょう?

 

2021年3月7日: BSフジのフィギュアスケートTVで、羽生選手の全日本選手権終了後の12月28日のインタビューが公開! 内容は以下の通りです。

羽生選手が語っている映像はこちら♪(UP感謝です!)

「うーん、なんかやっぱ、まだ実感はわかないですね、世界選手権。ま、一応会見でも、代表会見みたいなことはありましたし、そこで語った言葉は、何も偽りはないですし、実際に「世界選手権代表」という気持ちであそこにはいましたけれども、やっぱり… 闘ったこと、この全日本で闘いぬいたこと、滑りぬいたことっていうのは、一生消えない…大切な記憶の一つになったとは思います。ただ、これから僕らが世界選手権までに、ま、あると仮定して、世界選手権までに闘わなきゃいけないのは間違いなく、ウイルスだったり、社会全体だと思っているので、まずは、健康であって 何よりも自分たちがアスリートらしく過ごせるように、そんな世の中を、早く見たいなって 過ごしたいなって思います。

僕が見せたいスケートとか、僕が…表現したいものとか… そういうものってやっぱり、体がないと何もできないので、まずは体を大切に、そして、周りの人も大切に、大事なものを、僕は、スケートという大事なものを守れるように、しっかり胸を張って行動できることをやっていきたいなって思います。」 

(※ もちろん、プログラム破壊・競技破壊・技術妨害は、スケートを守るどころか、競技を破壊する行為です。)

すべての真実をご存知で、何がベストかもご存知の天地創造主の神様に、その最善の道だけが日本に成るように、心から主イエス=キリストの御名でお祈りいたします!アーメン。

 

※ スケートは、シングルだろうとアイスダンスだろうとペアだろうと、怪我を誘発する衣装を仕掛けて平気で開き直る人、それを何年もわざと繰り返す人は、他人の人生を破壊して平気なのだから、そもそもフィギュアスケートの競技の衣装担当が全く向いていません。それが意図的な騙しや、別の意図をもって、あるいは自分の利益のために行われたのならなおさら、そのような人はチームワークに不適格だということが証明されているのです。

別の世界の方が向いているのに、不向きなところに異常に固執させると、本人はもちろん、周囲もみんなが不幸になるだけです。 

 

STOP! 被害拡大!!

 

このページは、初掲載が2016年の9月でした。

つまり、レッツゴー・クレイジー!とホープ&レガシー、そしてEXのノッテステラータ・白鳥が、初めて披露されるよりも、前に掲載した内容です。

 

その後、あえて 昨年の8月2日に再UPしたページです。とても参考になると思うので、本日も再UPします…!

ホープ&レガシー衣装も、最初の衣装は、手が長ネギのように見えるためと、ハイドロの時に「顔だけが浮いて、体と腕がバラバラにみえる」状態の配色だったため、修正を要求しています。

SEIMEI1年目はもちろんですが、SEIMEI2年目(平昌五輪シーズン)衣装も、最初の「銀が多く見える衣装」から変更要求してますし他の色も変えています。意味を持って最終版へ修正させています。伊藤聡美のアイデアで変わったのではないです。

羽生選手はこの何年も前から徹底して「銀」を「避けていた」ことは、本当のファンなら知っているはずです。もちろん、星は2シーズン前から塗りつぶしを要求してきましたし、五輪本番は塗りつぶされた星になっていたのは、現地で本当に応援した人なら、みんな知っているはずです!

 

(※ 著作権は、その創作物の独自性・表現の意味などを構成するアイデアをそもそも出した人に存在します。)

 

※プルシェンコさんの怪我との歴史はもちろん、日本の歴代代表だった、本田武史さんや高橋大輔選手(アイスダンスに転向)が、羽生選手の前に五輪の表彰台争いに加わって来た歴史がありますが、その当時から、どれだけの怪我との闘いを経てきたのか、知っておくほうが良いでしょう…!

本当に痛みを知り、その辛さを知っている人たちは、本当に相手を思いやることができるようになります。

羽生選手を貶めることを陰でやっておきながら、羽生選手の結果を利用して自分の売名に利用してきた人は、他人の痛みを想像さえしてあげられないようです。だから残酷なことを何度も何度もできるのですね。

 

***********************************

(2020年8月2日追記)

今シーズンの日本の試合(NHK杯、全日本選手権)での解説を務めた本田武史さんが、OtonalもOrigin も妨害衣装だとわからないような人ではなく、瞬時に色々なことを判断できる元選手で良かったですね! 

見抜いていた上で、問題の大きさに気が付いて、羽生選手のことを本当に心配して下さってきた全ての方々にこそ、心から感謝です…! 

技術妨害衣装をわざと作って怪我を誘発し、悪魔要素を入れて騒がせ、プログラムを破壊して選手の自尊心までもを破壊、だからこそプログラムを変更までしたのに、それをわざと最高傑作だなどとアピールする人は、フィギュアスケートの世界に適性があるはずもないです。(わかっててやること以上に最悪なことはありません。)

Origin」は、世界中のたった一人にでも「悪魔的」と感じさせたら、そんな衣装はアウト、となるプログラムだったのに、羽生選手の意思に反して、わざとやられ続けたのですから!

↑ 日本のフィギュアスケート界の解説の大ベテランの杉田先生による、羽生選手の凄さの解説・評価は必見!

↑ 怪我との闘いの凄さや、崖から落とされるような思いを何度もしてきた羽生選手。さらに、「幸せのかけら」を「幸せ」に出来るように頑張ってきた羽生選手の証言も。今の羽生選手の「Origin」が少しは見えてくることでしょう。平昌五輪までの軌跡としては、「ほんの一部」でしかありませんが、読めば陰湿な嘘を見抜くことぐらいはできるようになるかと思います。怪我との闘いがどのくらい大変だったか、想像もできない人は、平昌五輪前からの本当のファンではないとよくわかります。(いつからファンでもいいのに、わざと、以前からずっとファンだったかのように嘘をつくのはなぜでしょう?)

あまりにひどい人権侵害が存在する場合、犯罪が堂々とまかり通って行われている場合、真実を隠し通すことで、何かが改善することなど、何一つありません。

あとに続く人たちが、決して同じ目にあわなくて済むようにと、この3年、羽生選手も私も本気で、これ以上ないほど 陰で沢山の涙を流しながら、頑張ってきたつもりです。

伝わる人たちにこそ、伝わっていきますように。

 

衣装デザイナーは羽生選手が全日本選手権2019で2位になった途端に、嬉々として堂々と再び、羽生選手の意思に反した五芒星アピールをやり、羽生選手が拒否したOrigin衣装についても、ガイドブックで嘘をつき、さらに4大陸選手権の衣装の袖を、集中力を妨げるメンタル攻撃となり、ジャンプが失敗するように、わざと蛍光色にしたのです。

 

*********************************

このページは、2016年の9月、すなわち、羽生選手がボストン世界選手権での大怪我後(2か月以上の絶対安静でアイスショー全休した後)の、新シーズン幕開け、試合の始まる頃に 初掲載した記事です。

今、「本当に羽生選手のことを考える羽生ファン」にとっては、非常に深い意味をもつと思うので、もう一度UPしておきます。

これを見たうえで、怪我を誘発する衣装を、本人の意思に反して仕掛けることの異常性と犯罪性を、一人でも多くの人がしっかりと認識することが大事です。(わからない関係者なんて論外ですし、わかった上でなお仕掛ける人、仕掛ける人間を支援するなら、正真正銘の犯罪に加担していることになります。)

妨害衣装を肯定する理由など、どこにもありません。きちんと年間通したインタビューを聴いて下さい。一部の意図的な印象操作をするファンの悪質さには、言葉もありません。

Origin の衣装についてやられたことに対し、2年連続怒りを表明して拒否したのは、羽生選手ですから、騙されないように。

 

さらに、プルシェンコさんの「怪我との闘い」は、さらにこの高橋選手や本田武史さんの壮絶さをも上回るほど過酷なもので、今までで合計15回もの大変な手術を繰り返し、辛いリハビリをも繰り返し乗り越えながら、何度ももう駄目だとファンやロシアの関係者にさえも思われても、まさかの復活を果たしてきて、そしてついに4度の五輪に出場(2002年ソルトレーク、2006年トリノ、2010年バンクーバー、2014年ソチ) そして今も滑ることが出来るほどのスケーターというのは、本当に驚異の中の驚異の人であり、伝説どころじゃない奇跡の人であり、天才なんですよ。

だから、「皇帝」だの「宇宙人」だのと呼ばれてきたわけで…。

羽生選手はもちろん、こういうことを全部わかった上で、プルシェンコさんを尊敬し、憧れ、追いかけて、一方で、沢山のアドバイスももらい、評価も期待もされ、「俺を超えろ!」とまで言われ続けて、励まされながらここまで熱く燃えるように頑張ってきた人なわけですから、一般人の想像している覚悟なんてものではないほどのものを、胸に強く秘めてきた人です。

 

でも、だからといって、怪我をさせていいわけでもなければ、何があっても、怪我は回避できるに越したことはなく、「怪我をしたい選手」なんて、誰一人いません。

これを聴いても無視してやり続ける人は、何がしたいのですか?

衣装デザイナーをかばいたいなら、衣装デザイナーのブログを名乗って下さい。羽生選手の名前を使って、羽生選手に嫌がらせをしてきた人を宣伝しないで下さい。

 

男子選手のトップクラスにまつわる、こういう大変な陰での側面を知らずして、アスリートの応援、フィギュアスケートの応援をしている気には、決してならないでほしいとさえ思います。

そして、こんな経験をしている彼らだからこそ、羽生選手の今シーズンの本当の痛みも悲しみも心の叫びも、羽生選手の身に起きていることの「あり得なさ」、そしてその羽生選手の本当の闘いの凄さも全て、きちんと理解して下さったんだと私は思います。

本田さんは、NHK杯でも、全日本でも、羽生選手についての解説で、最後には震える涙声になっていましたけれども、私はそれを聴いて本当に、本田武史さんの時代からしっかり見ていて良かったと、心の底から思いました…!

 

2016年9月12日: 本田武史さんの演技動画を追加しました

*******************************

フィギュアスケート選手はそもそも、トップ選手たちであれば、怪我との闘いで、内容はそれぞれ違うとはいえ、

同じような葛藤の道を通ってきています。

 

当時からフィギュアスケートを観ていた人たちにとっては、ほぼ知っていることばかりと思いますが、

今回は、羽生選手への励ましとエールも込めて、また、羽生ファンの側の理解がきちんと深まることを願って、

日本の元・トップ選手たちが、どのようにそれらと向き合い、乗り越えてきたのか、あるいはどのような軌跡をたどったのか、それらの様子を垣間見ることの出来る、当時の番組を、ちょっとだけご紹介してみたいと思います。

 

そのうえで、特にバンクーバー五輪以降にフィギュアスケートを観始めたようなフィギュアスケートファン、及び羽生ファンの皆様には、アスリートにおいて怪我の持つ意味や重さ、

新情報やプログラム情報、羽生選手本人が表に出てくることをせかすことの無意味さや有害性、

時には「待つこと」というのが、どれほど大事かということも、しっかりと考えてみてもらえたら、と思います。

 

いつも騒ぐことが応援になるわけではない。

状況が動き、正式な発表が来るまで、静かに待っていてあげることこそが、最も重要な応援になることも多々あると、私は思います。

 

そのうえで、正確かどうかわからない情報や、公式発表と内容が反するもの、明らかに羽生選手サイドの意志に反していたり、羽生選手への応援とは逆の意図を感じるような記事や情報、ネットのページには、極力アクセスしない、そのようなもののリンクを広めて、不確かな情報を紹介・拡散しない、ということも大事なのではないか、と私は思います。

 

 

 今回取り上げるのは、日本の男子シングルのエースとして活躍してきた、

本田武史さん(1998年野五輪代表、2002年ソルトレイクシティ五輪4位)と、

高橋大輔さん(2006年トリノ五輪代表、2010年バンクーバー五輪銅メダル)の、お二人です。

 

先入観なしで、彼らも過去、どのような厳しい道を通ったのかということを知るために、素直な気持ちで見てもらえたら、と思います。

 

まず最初にご紹介するのは、2005年の全日本選手権、すなわち、トリノ五輪シーズンの、トリノ五輪代表最終選考大会の時の、本田武史さんの映像です。

これを最後に、本田さんは、引退となります。

下に紹介する番組冒頭に出てくるように、10年間、日本の男子シングルのトップだった、天才ジャンパー本田武史さん。

ソルトレイクシティ五輪では、SPでヤグディン(金メダリスト)に次いで2位につけるも、総合では惜しくも4位になり表彰台を逃し、トリノ五輪での活躍をも期待されていました。

しかし、トリノ五輪前の最後の2年は、怪我に苦しみ、エースの重責を担いつつ、完治しないままに出た「2005年の世界選手権」で、ジャンプの着地の時に再び大怪我を負い、激痛が走ったのか、リンク上にそのまま倒れ込んでしまいました。

 1年で1番大事な大舞台での、まさかの惨劇。 

思わず涙が出ました。

 

 

 最後の全日本選手権となった、この時の最後のフリー演技「トスカ」はジャンプミスが相次ぎ、日本の天才、ジャンプの天才とも呼ばれた、本田さんの、本来の実力には程遠いものでした。

ずっとトップを走ってきた本田さんも、怪我を抱えていてはトリノ五輪の代表になることができず、そこで引退となります。

それでも、最後の闘い、と覚悟を決めて挑んだ、サバサバとした本田さんの様子が、印象的です。

ここにくるまで、言葉にならないほどの、沢山の葛藤が、きっとあったことでしょう…

 

(参考までに、本田さんのいくつもあるベスト演技のうちの一つ、1999年の世界選手権「仮面の男」はこちら。)

 

 

次は、この本田さん最後の全日本選手権の時に、本田さんに勝って優勝し、トリノ五輪の日本代表になったけれども、

その次の「バンクーバー五輪」の2年前に、大怪我を負って苦労した、高橋大輔さんの当時の様子を紹介した特集番組です。

これは、約1年の怪我休養・ブランクを経てから無事に復活して、バンクーバー五輪の代表に選ばれた全日本選手権後の年明け(五輪で銅を取るのはこの後ですね)に、特集して放送された番組です。

 

 

 

 

 

 高橋さんの復活劇というのは、なかなか感動的でした。

もう出てこられないのでは、と囁かれていた時期もありながらも、怪我休養前以上に、演技が良くなったのです。

そして、バンクーバー五輪では、日本人初の表彰台、銅メダルを獲得。

しかし、 そんな高橋さんも、ソチ五輪前には、再び怪我で苦しむようになります。

 

 

怪我との闘いは、人それぞれにみんな違うとは思いますが、

日本のトップ選手としての重責を担いながら、それを乗り越えなければならないーーーー

つまり、時には無理して出なければならなかった、という点で、彼らにも、この間の世界選手権での羽生選手にも、特別な苦労があっただろうと思います。

 

 

羽生選手は、先日のギネス認定の時に明るい笑顔を見せて下さいましたけど、それでも、初戦に対して慎重になるであろう理由、シーズンを通して慎重になるであろう事情は、最近フィギュアスケートを観始めた方々でも、これらを見て頂ければ、よくわかるだろうと思います。

慎重になって、当たり前なのです。

 

羽生ファンの皆様にとって、少しでも参考になれば幸いです。

 

ファンは決して先走りすぎることなく、かえって足を引っ張ることなく、

希望と思いやりをもって、様々なことを、その時が来るまで、

楽しく穏やかに待てるといいですね ♪ 

 

 

羽生選手にとって、ベストな道だけが大きく開かれていきますように、最善の判断が出来ますように、

心からお祈りしております! 

主イエス=キリストの御名によって。アーメン。

 

 「何事にも時があり、

 天の下の出来事には、すべて定められた時がある。」

( コヘレトの言葉 3章1節  旧約聖書・新共同訳より )

 

 


羽生ファンが知っておきたい、本田武史解説の技術判定力の素晴らしさと正確さ・正直さーー全日本選手権2019の羽生選手のフリーの回転不足判定を検証する!

2019-12-30 | フィギュアスケート全般について

 ※ 本田武史さんについての情報を、少しだけ追加しました!

*************************************

 

さて、本日は、比較的最近になって フィギュアスケートを見始めた、という羽生ファンの方々に、

本田武史さんの解説の素晴らしさと、本田さんのジャンプに対する正確な「見抜く力の凄さ」を、

ぜひとも ちょっと知っておいてもらいたいなと思い、このページを作りました!

 

なんだかよくわからない時は、本田さんの解説を聴いてみよう!(笑)

聴くときのコツも、少しだけ伝授!(笑)

 

本田武史さんーーーーは、最近フィギュアスケートを見始めた方には全然よくわからないだろうと思いますが、

高橋大輔選手よりも前の時代、

つまり、羽生選手が憧れていた プルシェンコさんやヤグディンさんの時代に、

日本の男子シングルの代表として、ものすごく活躍された方です。

 

日本で初めて、男子シングルで、4回転トウループと4回転サルコウを試合で成功させた方でもあります。

 

今回、羽生選手、高橋選手、宇野選手の3人が、日本の男子シングルの歴史を作った3人、などと散々宣伝されていましたけれども、

いやいや、確かにそうなんだけど、まだ一人忘れていますよ!(笑)

「日本の男子シングルの歴史を作った」人であるのなら、この本田武史さん抜きにしては語れません!(笑)

 

羽生選手がフィギュアスケートに夢中になるきっかけになった、ソルトレイクシティ五輪で、

日本の代表で総合4位。

この4位というのが、表彰台に本当に惜しくも一歩届かなかったために、あまりその功績が語られていませんけれども、

歴代の中でも伝説的になっている プルシェンコ&ヤグディン時代に、

彼らを相手に、常に表彰台を争わなければならなかったという点では、

本田さんは、本当にもの凄い外国人ライバル選手たちに恵まれていたのです!! 

今思い出しても、ちょっと恵まれすぎでした!!(笑)

 

そしてこの当時、日本人でここまでやれるということ自体が、とても凄かったのですし、

ソルトレイクシティ五輪(2002年)で、ショートだけだと、2位というほどの好成績を残しています。

本田さんは、羽生選手よりも若い年齢で、カナダに留学して頑張ってきた人で、その成果は確実に出たのです。

 

また、一人で、長いこと 日本男子の看板を背負って、ひたすらひたすら身体を酷使された方でもあり、

トリノ五輪(2006年)の代表選考会だった、最後の全日本選手権(2005年)の時の姿は、涙なしでは見られませんでしたが、

潔いカッコよさを見せてくれた方でもあります!

(痛み止めを使い過ぎて限界まで来てボロボロになったと言われていました… 

それまで、毎年、全日本選手権は 本田さんの優勝が当たり前でしたけど、

ジャンプミスがいくつか出て、まだ若かった高橋大輔選手が優勝し、トリノ五輪代表に決まったのです。

その後、本田さんは現役を引退されて、高橋大輔選手のジャンプコーチに就任されました。)

 

 

さて、この本田さんは、特に何が凄いかというと、練習の時なら、5種類の4回転を跳んだことがあるという方で、

今よりもスケート靴の性能が悪いであろうことを考えれば、かなりのジャンプの天才でした。

(試合では2種類、4回転トウループと4回転サルコウを成功させています。)

 

ジャンプの天才の方々は、おそらくは「動体視力」が、一般人よりもものすごく優れているのではないかと思われ、

特に本田さんは、回転不足などを正確に瞬時に見抜くのが得意なようで、

スロー再生などをしなくても、見た瞬間に回転不足かどうかを、非常に正確に瞬時に判断できる方でもあります。

 

さらに本田さんは、とても正直なところが、非常に素晴らしいのです。(笑)

 

回転不足になっているものはしっかりと指摘するし、回転不足でないものを、回転不足です、などと言ったりは絶対にしないのです!

 

ジャンプ技術関連においては絶対的に信頼できる、本田武史解説!(笑)


時には、「??」という、おかしな技術判定が起こり得る フィギュアスケートの世界を、よくわかっていらっしゃる上に、

ご自分も正確に見抜けるし責任感をもっていらっしゃるので、いつも 解説時の その表現にはとても気を使っていらっしゃると思います。


この点で、私は本田さん解説を、以前からとても信頼しています。

 

さて、今回の羽生選手の全日本選手権フリーの演技「Origin」で、

羽生選手は確かに、いつもと比べてジャンプのミス、といっても「着氷の乱れ」が多かったので、

多くの人が驚いたとは思うのですが、

それでも、種類の4回転を4本跳んでいて、(これはこの全日本選手権では、羽生選手だけだったのですが)

全て回りきっていて、一つも転んではいない のです。

 

ラストの「羽生選手が一番得意なはずの トリプル・アクセル」が、着氷してから 滑るように転倒してしまって、

これが「羽生選手としては、あまりにもあまりにも珍しい光景」なので、(いつもの羽生選手じゃない…)という印象が強くなり、

スコアもそんなものなのかな、と思った人も多いのだろうと思います。

 

それでも、見慣れてきた人たちからしたら、4回転は4本すべて跳んで、回りきっているので、

4回転が2回転に抜けた、などの「回転抜け」が生じた場合は、(見た目が滑らかにキレイに続いていても)それだけでドーンと10点近くひかれてしまうのですが、

今回のように、きちんと回転した上での着氷の乱れだと、GOEはその都度、ボロボロと下がるので、もちろん少しずつ減点されてはいきますし、キレイに着氷した場合とはかなりの差ができてしまいますが、

それでも、回転が抜けた時ほどには、大きくは下がらないはずなのです

 

今回、羽生選手は途中で、3回転ルッツが、2回転ルッツになる回転抜けが起きていますが、

でもこれは、もともと3回転ルッツだったものなので、4回転ルッツが2回転に抜けてしまった場合などと比べれば、

スコアでのダメージ(減点幅)は、実は かなり少なくて済んでいます。

 

 

170点台前半というスコアを見た時、「ええええ?!」って思った人も多いでしょうし、会場からもそのような声が上がっています。

だって、結局、4回転を3種類、4本は跳んでいるのですよ?(笑) 

その4回転は、ジャンプの回転抜けは一つもなく、転倒も一つもない。回転不足もないのです。

 

羽生選手本人も、スコアの発表が出るまではまだ、本人比では、かなり失敗だったほうではありながらも、

ギリギリで優勝できると思っていたかもしれません。

スコアを見た瞬間、羽生選手の 顔色が完全に変わっています。

 

羽生選手は、普段は、自分の失敗は直ちに頭で計算できる人なので、だいたいどのくらいのスコアが出るかは、ある程度、想定できていたことでしょう。

 

さあ、ここでご登場いただきたいのが、「本田武史さん解説」です!

 

今回出されているフジテレビの、羽生選手のフリーの公式動画は、肝心の、この「ジャンプスロー再生映像」とその解説部分が、

残念ながら、カットされてしまっていました。

 

 

でも、演技終了後、テレビでは スロー再生でジャンプが次々と映し出される時に、

解説の本田武史さんが、ご自分の判断で、その選手のそのジャンプに回転不足があるかどうか、GOEの+がつくかどうか、それともマイナスになるかどうかなどを、

いつも きちんと 指摘して下さっていますので、ご自分で録画してある人は、その録画を 確認してみましょう…!

 

今回、羽生選手のスコアが異常に低かった一つの原因として、

後半のジャンプ(コンビネーションで後半に跳ぶものなので、本来は1.1倍になって、得点が高いもの)

に、3つすべてに、回転不足がつけられてしまっていました。

下の、プロトコルをご覧ください。

 <  マークが、回転不足、という意味のマークです。

 

 

一番左の数字で言うと、7,8,9番のジャンプの横に、 < マークがついているのがわかると思います。 

それぞれ、

「4T+1E+3F」 の、最後の「3F」つまり、最後の3回転フリップに回転不足マークが、

「3A+3T」の、後続ジャンプの「3T」 つまり 3回転トウループにも回転不足マークが、

そして、最後の「3A」 つまり 3回転アクセル にも回転不足マークが、ついています。

 

数字の右についている、「X」マークは、後半のジャンプという意味で、1.1倍になるものについています。

 

本田さんは、その前の、羽生選手がステップアウトになってしまった、単発の4回転トウループ(4T)については、

「4回転トウループ、ステップアウトですね」と直ちに、GOEが下がってしまうミスについては演技中に指摘しています。

 

 

 

さて、今回、羽生選手のラスト3つのジャンプは、実際にはどうだったのでしょうか。

こちらの、ジャンプスロー再生シーンが カットされていないフジテレビの解説つき動画を確認させてもらいながら、

この回転不足は本当なのかどうか、本田さんの解説を聴きながら、見てみたいと思います。

 

 

 

さて、先に書いておきますと、

私は何度もこの3つのジャンプをスロー再生で 確認してみましたけど、私の目には、何度見ても、

3つともすべて、回転不足には見えませんでした。

(最後の一つのトリプルアクセルは転倒しているのですが、スローで見ると、回転しきってから転倒しています。しかも、おなじみの難しい入り方から跳んでいますから。)

 

特に、本当なら最も高得点になるはずの後半の3連続ジャンプ 「4回転トウループ+1回転オイラー+3回転フリップ」

は、3連続ジャンプの中でも、4回転トウループで始まり、最後が3回転のフリップで終わっているので、

現役の、全フィギュアスケート選手が跳んでいる3連続ジャンプの中でも、最難関のジャンプ なのです。

成功したら、後半だから1.1倍になり、かなりのスコアが出せるはずなのです。

 

ところが、今回、羽生選手のこのジャンプに、回転不足マークが付いています。

 

さて、では、信頼の本田さんが解説で何と言っているかというと、

「回転不足が…『ついてます』ね…」 

で、この後、沈黙 されてしまいました。

 

本田武史さんは、技術には自信と信念をもっていらっしゃるので、残念だろうが何だろうが、

本当に回転不足の時には、「回転不足ですね」とハッキリ言います。 

今までの解説でも、ずっとそういう方です。

こういうところは、本田さん解説は信頼できます!(笑)

 

あるいは、非常に微妙だけど回転不足にギリギリ入ってしまったような、惜しいジャンプの時には、

「ギリギリ…回転が足りてないかもしれません」のように、婉曲表現で残念そうに言ったりします。

 

さて、今回の羽生選手の3連続ジャンプではどうたったかというと、一言も「回転不足」とは言っていません。

ただ、手元の判定を見て、「(回転不足判定が)『ついてます』ね…」と語った のです。

これは、回転不足判定をするはずの テクニカル・ジャッジが、そうつけていたから、

それを見て、驚きつつ、ただその事実を指摘しただけです。

 

本田さんはいつも、ご自分から見た、本当に回転不足である場合の「回転不足ですね」 と、

ジャッジが付けた 「回転不足(判定)が…『ついてます』ね」

は、きちんと 区別される方です。


ここは、視聴する側のポイントです!(笑)

 

その後も、回転不足判定がなぜかつけられてしまっている、

8番目のエレメンツとして表記されている 羽生選手の後半ジャンプ

イーグルから入る難しい入りだった、「3回転アクセル+3回転トウループ」(3A+3T)

もスローで再生されて、離氷と着氷が良く映っていますけど、私の目には、全く回転不足には見えませんが、さあ、本田さんはどう判定されているでしょう?!(笑)


このスロー再生の時、

解説の本田武史さんの口からも、「回転不足ですね」という言葉は、一言も出てきません。

視聴者には見えない、ジャッジの手元の判定とやらを、この時、解説のお二人はすでに見えていて、見ながら話されているようですが、

「回転不足判定が手元の判定で3つ… さあこれが得点にどう影響してくるか…」と言ったアナウンサーに対し、

本田武史さんは、映像を見たまま、沈黙を貫かれていますね。

もし、本当に回転不足なら、映像を見た瞬間に、本田さんなら絶対に、「回転不足ですね」と見ながら指摘します。 

なぜなら、スコアへの影響が大きいので、この判定は大事だから、視聴者にもわかるようにしてくれるのが本田解説です。

アナウンサーの方も、見ていて 余裕で わかったんじゃないかと思いますけど。(笑)

 

本田さんは、何しろ元選手ですし、ジャンプ・コーチですし、日本人コーチの中では、一番高難度の4回転が実際に跳べていた方ですから、

演技中に瞬時に絶対に回転不足を見抜いて下さるので、本当に回転不足があれば、演技中か、どんなに遅くとも、スロー再生時には回転不足を、解説で きちんと指摘して下さるのです。

 

しかし、本田武史さんの口から、羽生選手の今回の演技で、そういった言葉が一切出てこないのは、

理由は一つ、これらのジャンプは、回転不足じゃないからでしょう!

ただ、「ついていますね…」とだけ。

だけど、回転不足判定が「ついている」のを見て、

本田さんも 内心、驚いて凍り付いてしまったのではないでしょうか…

 

 

私も、フリーの後から何十回も見直しましたけど、これは、どう見ても回転不足じゃないです。

特にコンビネーションになっていて、高得点になるはずの2つは、あれで 回転不足は あり得ませんよね…!(笑)

 

もちろん、羽生選手本人も、そんなことに気づかないはずもありません…!(笑)

ジャンプ・コーチも一緒にいますしね!

 

 

このフリーの演技とスコア発表の終了後、バックヤードでインタビューを受ける羽生選手が映って、

羽生選手が必死で答える、その言葉を聴いていた 解説のお二人。

 

番組の最後の切り上げ方の、本田さんの言葉と声を聴いていれば、

羽生選手の身の上にも、

そしてスコアの上にも、

何が起きていたか、きちんと、本田さんは間違いなく、誰よりも 理解されていただろうと思いました…!!

 

羽生選手の心情を、しっかりわかったうえで、とても見ていて辛かったんだと、よくわかる声と、沈黙でしたね…!!

 

まあしかし、宇野選手も、優勝が決まった後のインタビューが、あまりにもご本人も驚いちゃって、

戸惑い過ぎちゃって 気の毒なくらいでしたね。

 

宇野選手のジャンプのスロー再生の時、

ジャンプについては、全体にどう思うかと聞かれた本田さんが、解説で指摘していたのは、

「ジャンプ あ…(映った宇野選手の3回転アクセルのフリーレッグが着氷後すぐに氷についてしまっているのを見ながら残念そうな声を上げる)

 その出来栄え点、GOEでプラスが少ないかなという印象はあるんですけれども

 でした。

その後、「でもグランプリシリーズの時と比べれば、よくやった」とねぎらっていたのです。

まあ、誰が見てもそうだったと思います。

 

しかし、実際には、GOEがプラスをつけられたジャンプだらけになっていたわけです。

 

 

スコアをつけているのは宇野選手ではないので、この責任は宇野選手にはありませんので、

そこは気を付けなければなりません。

 

宇野選手は宇野選手で、ご自分でその時に出来ることを精一杯頑張ったのは間違いないのです。

それはもちろん、演技を見ていればわかります。

 

だけど、国際試合でこんな おかしな判定があったら、さすがに世界中からブーイングですね!

 

結局 順位が変わらないような試合だったら、私はあまりこういうことは書きたくないのですが、

今回はさすがに酷かったです。 

 

でも、私が 驚かないのは、今まで書いたように、衣装であまりにも酷い露骨な、異常すぎるほど異常な、不誠実なことをやられ続けてきたことを、誰よりも良く知っているからです。

 

こんなことをやられて、本当は一番うれしくないのは、宇野選手じゃないでしょうか。

会見の時、羽生選手への このおかしな回転不足判定に宇野選手が気が付いていた可能性は、極めて低いと思いますが、

羽生選手への衣装の異常な嫌がらせは、宇野選手はよくわかっていたでしょうから、会見でもインタビューでも、とても羽生選手に気を使っていたと思います。

 

見ていた側からすると、

羽生選手が試合直後に思っていたより、はるかに大勢が、真実を その場で見抜いていたと思います…!

 

 

 

いつも思うのですが、日本で行われる、国際大会や大きな試合の「技術判定」「回転不足判定」は、

全て本田武史さんにお願いしたいくらいだと、私は思います…!(笑)

全く回転不足じゃないものに回転不足をつけられることの 不当性や心理的ダメージ、悔しさや悲しみは、

やはり元・トップ選手であって、国の代表を背負いながら、身体がボロボロになるまでやり抜いた経験を持ち、

さらには、スケートの技術力にも強い自信をもっていた 本田さんが、

誰よりも 一番良くわかって下さるでしょうから、必ず誠実に、判定して下さるでしょうからね…!

 

今後も、本田武史解説には、大いに期待しています…!(笑)

 

 

それにしても、以前は「プレローテーション」のある選手たちのジャンプについて、

国際試合においても、回転不足が問題になったことは、何度も何度もありましたけど、

ここまでクリーンに見える、なんでもない 羽生選手のジャンプにまで 回転不足を無理やり つけるとか…

 

テクニカル判定をする ジャッジがこういう 「あまりにも露骨」なことをするようでは、

羽生選手はもちろんのこと、他の選手にもとても気の毒ですが、

解説の本田さんも、絶句するしかなくなって 本当に気の毒です…!


しかし、正確な判定と解説は、本田さんには、今後もぜひとも頑張ってほしいと思います…!(笑)

 

 

以上、信頼できる、本田武史さん解説から、

「回転不足判定についての 真実を知る方法」を、ご紹介してみました…!!(笑)

 

 皆様の 参考になれば、幸いです…♪

 

 

「義のために迫害される人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。

わたしのためにののしられ、迫害され、身に覚えのないことであらゆる悪口をあびせられるとき、あなたがたは幸いである。

喜びなさい。大いに喜びなさい。天には大きな報いがある。」

(イエス=キリストの言葉:マタイによる福音書 5章10~12節 新約聖書 新共同訳より)

 

 

 


羽生選手を取り囲む状況でいろいろ思うこと ~深刻な被害の2次被害と、皆さんに考えていただきたいこと~

2019-12-16 | フィギュアスケート全般について

初掲載:2019年12月14日

 

今日はちょっと、前から思っていて、書こうかと思いつつ遠慮してきたことを、書きたいと思います。

 

今シーズン、今までは書かないで来たことをいろいろと書くことに決めたのは、

羽生選手を取り囲んできた状況と、羽生選手に生じてきた深刻な被害と人権侵害、

そこからさらに、深刻な2次被害が起きてきたことについて、完全に限界レベルを超えたと私は思っているからでもあり、

(今までも散々超えていましたけど!)

「仕方のない事情」が背景にあるだけではなく、「わざと」な酷さがあまりにもあまりにも目立つようになってきたからです。

 

何よりも羽生選手自身が、ご自分で「プルシェンコさんへのリスペクト・プログラム」でもあったものを、

「衣装で」最悪の形で侮辱されたことへの怒りを、間接的とはいえ、アイスショーで「表明」することを選んだからこそ、でもあります。

 

以下、いくつかの点について、一部の方々に誤解があると思うので、明確にしておきたいと思います。

 

まず、としさんのことについて、です。

 

としさんは、アイスショー期間に、「生きててよかった」と言ってくださいましたし、

今年、「間違いなく、人生で一番最高の1年」だったそうなので、

そのことは本当に本当に良かったと思っていますし、私も嬉しかったです…!

 

前にも、3日間ほど公開した記事の中で書きましたけど、

としさんの「洗脳」という自叙伝を、羽生選手に、何年も前に、読むように勧めたのは、私です。

理由は、私の神であり主であられる、イエス=キリストから、そのようにご命令を受けたからです。

もちろん、羽生選手はそれを良く知っています。

 

 

 

ただ、残念ながら、としさんは、羽生選手がやられてきた事情や実態を、全くご存知ない部分がたくさんあるがゆえに、かえって羽生選手と、一部のファンを苦しい立場に追い込んでしまったことがありました。

具体的には、アイスショー期間中に、ロシアのメドべージェワ選手に出されたとされる、「悪魔よ、出ていけ」などという、大文字と小文字の混じった英語文で書かれた、脅迫・誹謗中傷文(?)だとされた、びりびりに破かれた紙の切れ端のメモ書きのような、不可思議なもの。

ここまでの、羽生選手をめぐる酷い嫌がらせの経緯を何も知らない としさんは、彼女を庇ったアピールをしました。

庇うこと自体は、何も問題ありません。

 

でもその結果、まるで羽生ファンの誰かがあれをやったかのような印象にますますなってしまい、

あれが、「羽生ファンのせい」にされましたけれども、

私は少なくとも、「日本の羽生ファン」だったとは全く思っていません。

いろいろと根拠はあるのですが、英文に、「日本の羽生ファンなら使わないはずの表現」が入っていたことや、大文字と小文字を混同されて使用されていたため、その程度の英語力の日本人だったら、英語で手紙を書こうとするような人はまずいないと思うこと、さらに、その他、その前後に続けて起きた、「いかにもなやり方」「用意周到にしか見えない出来事」がすぐに直後に続いたことなどから、わかることが多々あったからです。

 

(※ メドべージェワ選手は、今までもずっとそうでしたが、羽生選手の本当の想いも真意も知らずに、多くの羽生ファンに誤解を与える行為や、日本の悪魔崇拝アニメの宣伝に貢献する行為を何度も繰り返してきました。

今回も、「聖書を利用した聖書侮辱アニメ」の宣伝に貢献して、コスプレまでしてアピール、その際に「いつものように」、一部の特定マスコミが「羽生選手をわざと利用して、必ず巻き込む」ような宣伝手法をずっととってきました。 

羽生選手が何度も否定したり、逃げ回ったりしているにも関わらず、捏造恋愛騒動を何度も作り上げて、羽生選手を困らせ、苦しめてきました。

今も「執拗に」ネット上で、メドべージェワ選手との嘘のでっち上げを繰り返している人たちと、そのための専用マスコミみたいなのがいますけど、ハッキリ書いておきますけど、彼らは完全に「アンチ羽生」です。(断言)

羽生ファンは、騙されないでください。


羽生選手は、クリスチャンでもある エテリ・コーチを尊敬しています。

トルソワ選手を高く評価しているのも、アスリートとして、自ら挑戦意欲をもって実行していく、女子の高難度ジャンパーを否定する気などないからです。

(この姿勢は、プルシェンコさんも同じでしょう。)

 

このこと(メドべージェワ選手とのあまりにも執拗な「捏造」)に以前から気が付いていた羽生ファンは怒っていて、

それらの経緯や事情を知らない羽生ファンや他選手ファンとの間で、本来ならいらないような非難のやりとりや、傷つけあいさえ起きるようになりました。

 

だけど、羽生選手はそのような「でっちあげ」「捏造恋愛」に迷惑しています。これが真実。

 

また、別記事でも書きましたが、あの「悪魔よ出ていけ」などという、ビリビリに破いたノートの切れ端のような紙に、物議を巻き起こす内容を書いた主は、本物のクリスチャン(キリスト教徒)ではあり得ません。

本物のクリスチャンは、悪魔と人間を混同することは、決してないからです。

 

また、知らない方も多いかとは思いますが、あれは、どう見てもびりびりに破かれたノートの切れ端のような紙に書かれており、見るからに、不自然で、いかにもその場ですぐに作成した、という感じのものでした。

でも、映像はなしで大々的に報道され、まるで羽生ファンの誰かが嫌がらせしたかのように報じられました。

その結果、羽生選手が、何重もの苦しみを受ける立場に追い込まれました。

 

 

 

さて、私が、「マスカレイド展」の宣伝記事をリンクしなかったのには、明確な理由があります。

わかる羽生ファンにはすぐにわかったと思いますけど、としさんが、その宣伝記事の中で、

「北野武(ビートたけし)さんを尊敬している」と真っ先にコメントされ、そのあとに羽生選手のことに言及されて、展覧会の宣伝としていたからです。

 

としさんが羽生選手について言及されていた内容は、特に何も問題ありませんが、ビートたけしさんを絶賛した同じ記事で、羽生選手を宣伝に使われると、私としてはとても宣伝する気にはなれませんでした。

 

誰が誰を尊敬していようと、その人の自由で問題ないのですが、

多くの羽生ファンがご存知とは思いますが、ビートたけしさんは、この1年以内に、羽生選手に対して、羽生選手が見たら(知ったら)2重3重にとても嫌がると明確にわかる内容で、羽生選手を見下した酷い侮辱発言で、マスコミで堂々と「あざけり笑った」という事実があります

としさんは そのことをおそらく知らなかったのだろうし、もし知っていたら もちろん、あの場で彼の名を真っ先に出したりしなかったであろうと思われます。

でも、だからこそ、私は「マスカレイド展」の宣伝は、スルーさせてもらうことに決めました。

(としさんが彼を尊敬している理由は、いろいろな分野に挑戦している、という理由だそうですが。)

 

そして同時に、深刻な問題も感じました。

やはり、私から見ると、ビートたけしさんという人は、

マスコミにおける他者への暴言、他者への見下し侮辱・差別発言で笑いをとる傾向がとても目立つ方だと思ってきましたし、実際にその通りの発言を、羽生選手に対しても、堂々としたわけです。

非常に不愉快に思った羽生ファンも、多かったことでしょう。 

その後、特にこのことについての謝罪が、ビートたけしさんからあったという記憶はありません。

 

もちろん、ビートたけしさんも時には正当な、「的を射た批判」をされていることもあるかとは思いますが、

少なくとも、羽生選手に対する発言は、そういったものとはかけ離れた、一方的な、憶測と偏見に満ちた侮辱的暴言だったことは間違いなく、私は当時非常に不快に思いましたけど、取り上げること自体が、羽生選手を傷つけるし逆宣伝になりかねないので、当然のように無視させてもらいました。

 

「お笑い」になるものとならないもの、誰かは笑えても、誰かは深く深く傷つくもの。

正当な批判や抗議として成立するものと、成立しないもの。

…しかし、ビートたけしさんは、なぜか「彼だから」という理由で 数多くの、そういった他者に対する侮辱発言が放置されてきた人でもあります。

 

 

この件で、私がとても感じたのは… 

人が、「暴言」や「馬鹿にして笑う」ことに ならされてしまうことの恐ろしさ、と、

そういうことを放置されることでもたらされてしまう、さらなる2次的被害の大きさと深刻さ、です。

 

としさんは、本当に本当に「深刻すぎるほどの」世界にいらっしゃったことが「洗脳」の本からもよくわかりますので、

としさんには幸せになってほしいし、少しでも癒されて回復してほしいと、私は本気で思っています。

 

私は上野のプレ・エキシビションにはいきましたけど、

ネタバレしてほしいのか、したいのか、したくないのか… (笑)

当初は、ちょっと よくわからなかったので、感想は書けませんでした。

 

 

 

さて、間違った噂や情報が、一人歩きしていった被害として、あまりにも深刻だと感じた、もう一つの事実があります。

 

羽生選手が、今年、喜んで共演した、松任谷由実さんですが。

ラジオで、「ビッチだったらどうしよう…と思った」というご発言がありました。

 

「ビッチ」は本来、女性に対する侮辱表現です。

だから、「え?」と思った方も多いだろうし、私も最初は、松任谷さんがご自分のことを指しているのかと思ったほどです。

 

松任谷さんのご発言は、「羽生選手が、もしビッチだったらどうしよう、と思ったけれども、そうではなくて全く正反対だったので、あんなピュアな彼を汚してはいけない!」という内容だったので、

最終的には問題ないし、羽生選手をむしろ大いに褒めている内容ではありました。

 

このご発言は、主にリスナーやご自分のファンに向けて、でしょうから、

羽生ファン向けだったわけではありませんが、

でも、この発言は、そもそも、羽生選手が侮辱表現に値するような人間である可能性がある、という前提で、初めて出てくる言葉なわけです。

 

所詮他人のことなんだから

そうかもしれないし、わからないから、仕方ないのでは…? 

と思われる方も、もちろんいらっしゃるでしょう。

 

だけど、松任谷さんとの共演は、羽生選手のお母様が、当時から松任谷さんのファンだった、という理由で、羽生選手と共にとても喜ばれていたということは、24時間テレビを見たファンの方ならわかると思います。

 

その、お二人から見たら、この言葉は、どのように胸に届いたでしょうか。

聴いたとき、どんな思いになるでしょうか。

 

あの発言からわかるのは、松任谷さんのところにも、何らかの形で羽生選手の悪評(事実ではないもの)が、沢山届いていたであろうということ、あるいは、松任谷さんのファンの中に、羽生選手の悪口を言っている人たちがいたのかもしれない、ということです。

その「ビッチ」なる悪評が(※ これは本当は女性への侮辱表現です)、

羽生選手本人の行為に該当しているというのならまだしも、

 

羽生選手はむしろ、本当に、その「対極の想い」で、ここまでひたすら真剣に、

まっすぐに、命を懸けるほどの強い覚悟で、頑張ってきた人なのです。

 

だから、羽生選手が大切に、あるいは大事に思った人たちからさえも、

こんな風に、間接的に傷つけられる羽目にならなければならないほど、

間違った事実やイメージを拡散して、羽生選手を傷つけ続けている人たちが大勢いるという現実、

そのような事態にまでなっている、

こんなとんでもない状況は、もう絶対に終わりにしなければならない、と私は強く思いましたし、

今は、さらにさらに強く思っています。

 

 

このような侮辱がまかり通ってきた原因は、何でしょうか。

 

いったい、誰が作り、誰が仕掛け、誰が助長し、誰が利用し、だれが喜んできた結果だったのでしょうか。

 

これで、傷ついてきた人たちは誰で、誰が利用しながら儲けてきたのでしょうか。

 

たとえば、「うさぎ」は「くま」を差別などしていないけど、

「うさぎ」が、誰かに「あなたは くま」だと言われたら、それは「違う」のであり、「違います。自分はうさぎです。」という権利が あるはずです。

 

あるいは、例えば、「わたし」が一番好きな花が、「たんぽぽ」だったとします。

「わたし」は、「たんぽぽ」が好きでも、「ひまわり」を差別してはいないし、それぞれどちらも、花だと認めているし、花として評価しています。

だけど、誰かが、あなたが好きな花を「ひまわり」だと勝手に言い続けて広めたなら、

「いや、違います。一番好きな花はたんぽぽです。」と言ってもいいはずですし、それを言うことは正当な権利でさえあります。

たんぽぽが好きだからと言って、ひまわりへの差別になることはないし、ただ単に自分の本当の好みを表明し、知らせること、でしかないのです。

 

 

羽生選手は、ソチ五輪前からファンだった人ならほぼみんなが知っているように、かなりの「スポ根系」人間です。(笑) (※スポーツ根性系、の意味。)

本当にストイックに頑張ってきた、バリバリのアスリートなのです。

 

 

つい先日も、羽生ファンの大半から評判の良くない、似合わない衣装を「わざわざ」あえて採用した、

どう考えても、裏の意図をとても感じるキャンペーンが押し付けられていましたけれど、

あのスポンサーのあれを担当した「担当者」は、羽生選手と羽生ファンを何だと思っているのでしょうか。

後から出てきたCM動画を見てもわかるように、他の写真を使うことは、いくらでもできたであろうに。

 

 

あの衣装は、国民栄誉賞受賞のお祝いだそうですね…!!

 

「国民栄誉賞」ですよ? 皆様、本当にそのように見えましたか?!

マスカレードのポーズをとっているのだから、撮影は明らかに今年だと誰にでもわかるはずなのに、なんであれを去年のことにしなきゃならないんでしょうね?!

 

あの衣装を作った人が、いったい誰なのか、よく皆様が理解しておいて、

もとの色は何であったのか、よく覚えておいて、

なぜそんなことになっているのか、想像してみてください。

羽生選手の周りの「真実」を、一人でも多くのファンが理解してあげていること、

それが一番大事だと、私は思います。

 

 

羽生選手は、最終的には、4回転アクセルを目指しています。

子供のころからの夢でしたから。

そもそもは、そのためにこそ、五輪2連覇後も、続ける決意をしたのです。

 

しかも、絶えず、怪我のリスクと背中合わせで、その痛みや恐怖とも戦いながら、

「本当に」怪我無く、目指さなければなりません。

 

 

羽生選手は、NHK杯までの時、勝てないのなら、きっぱりと引退する、と発言していました。

それは、羽生選手の「使命感ゆえ」に出てきた言葉 です。

 

羽生選手には、悪魔や悪魔的なものを宣伝する気など、全くありません。


どこかの神社を宣伝するつもりもありません。


「SEIMEI」は、世界に通用する「本当の悪霊追い出しができる」聖書に即した「正しい」やり方で、「羽生結弦さんとして」やったから、2015年に史上最高得点も出たし、平昌五輪の時にも、勝てたのです。これが真実。


 

羽生選手は、「悪魔」に見られる衣装を喜ぶ、望む、などということは、100パーセントありません。

 

羽生選手が、日本向けのインタビューではあまり言わないことを、海外向けの英語のインタビューで言っていることがあるのは、きちんと意味があって、伝えるメッセ―ジをわけているのです。

 

かつて自分がプルシェンコさんに憧れて、夢中になった時のように、

本当は希望をもって、頑張ってほしい子供たちに、

目標になってもらえるように、頑張ってきたのに、

自分の本音と正反対のものに受け取られたり、みなされてしまう衣装なんて、

9歳の時の羽生選手は、絶対に「カッコ悪い!」と叱るのです。

 

羽生選手が憧れていたのは「ウルトラマン」であって、悪役じゃありませんから。

 

自分と闘う、ということは、

悪魔のそそのかしや誘惑、挑発、仕掛けに、決して乗らないことこそ を 意味します。

 

羽生選手は、悪魔に従うことを奨励したいのではなく、

悪魔的にみられることをカッコいいなどと思っているわけでは全くなく、

その「究極の対極をこそ」、表現するべく、

一貫して、ここまで必死に頑張ってきました。

 

 

 

4回転アクセルなどの、前人未到の高難度ジャンプを跳ぶのに、どんな服装(衣装)ではだめなのか、

普通はアスリートを応援している人たちなら、絶対にわかるはずですし、

関係者なら、わからない人などいません。

 

 

羽生選手が大事に思っている「花」を、

模様や平べったくて妨害にならない花の装飾ならとにかく、

わざわざモコモコの立体的な装飾にして、回転軸を狂わせる場所に大量につけ、

ジャンプの妨害になるような衣装にすることほど、

このプログラムに、本気で心を込め、多くの方に見てもらいたいと強く願っている、

そして勝たなければならないと思っている、羽生選手の、

「最も純粋で尊くてまっすぐな心」を、これ以上 苦しめ、悲しませているものはありません。

 

 

 

それを、本当に応援して下さる方々が、一人でもわかっていることこそが、

何よりも大事と私は思います。

 

たとえ、どんな事情があろうとも、どんな人から裏で何をそそのかされようとも、

人は、絶対にやってはいけないこと、というのがあると、私は思っています。

 

でも、そういうことをやっている人の責任は、最後にはその人に必ず行きます。

 

 

エッジカバーについて、祈りを込めている話が、インタビューで出てきていましたけれども、

羽生選手が言った、「エッジは命より大事かもしれない」という言葉、

さらりと流している方も多いかと思いますが、

羽生選手が言っている通り、「スケート靴のエッジ」というのは、スケーターにとって、

その技術をも、そして選手生命をも、左右するほどの重大なもので、

その研磨の状態や つける位置が、ほんのちょっと、一ミリずれただけでも、跳べるものが全く跳べなくなってしまったりします。

 

だからこそ、出てくる言葉です。

 

かつて織田信成さんが、『朝起きてベッドから立ち上がったその瞬間に、今日は4回転が跳べるかどうかがわかる』 などと語っていましたけれども、

そのくらい、高難度4回転ジャンパーは、身体の本当に微妙なところにさえ、非常に敏感なのであり、だからこそ、それだけのジャンプが跳べるのです。

 

日本男子で最初の4回転ジャンパーだった本田武史さんも、空中に上がった瞬間に、軸が曲がったかどうかなどがわかるのだそうで、それを空中で瞬時に矯正して、着地に失敗しないように調整する、という、

1秒どころか、「0.何秒」の間に瞬時に行われていく、すさまじい技術力と感性によって成り立っている世界であることを話されていましたけれども、

それができるのが4回転ジャンプが跳べる天才たちなのであって、

凡人が地上で回転しただけでも、すぐに大きな変化や空気抵抗がわかるような

「首回りに コサージュがもこもこついた」ような状態で、

それがこの高難度ジャンプに影響しないことなど、絶対にありえないのです。

 

 

そのくらい、繊細な世界で羽生選手も勝負しているのであり、

フィギュアスケートにおける高難度ジャンプというのは、そういう世界での勝負です。

 

 

それをわからないで、アイドル視したりしていることは、本当の応援にはなりません。

むしろ、選手生命と競技の破壊に貢献してしまいます。

 

 

そしてまた、

そのくらい、羽生選手は、この「演技」に、

自分の人生のすべてをかけてきているのであり、

ものすごい覚悟でやっている、ということを意味します。

 

一人でも多くの方が、ご自分の「使命」「役目」に「忠実に」「誠実に」なって、

より良い環境・状態が作られていくことを、切に願い、

全ての上に、主の御心が徹底的になされていきますよう、

主イエス=キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン。

 

 


高橋大輔選手がアイスダンス転向で、村元哉中選手とカップルを組むことを発表!

2019-09-30 | フィギュアスケート全般について

9月30日: サンデースポーツで、早速、高橋大輔&村元哉中組へのインタビューが放送されました。こちら動画

 

**************************

 

ビックリ半分、やっぱり半分、という、ちょっとした大ニュース。

既に色々と報道されていますが、男子シングルに復帰していた、高橋大輔選手が、アイスダンスに転向することを発表。

 

アイスダンスで組むお相手は、少し前にカップル解消して、次のパートナーが見つかっていなかった、アイスダンスの平昌五輪日本代表でもあった、村元哉中(かな)選手。

 

村元選手は、日本人としては稀に見るアイスダンスの才能がある選手だと思うので、このままでは本当にもったいないと私は思っていましたので、再び挑戦できるのは、本当に良かったですね…!

 

高橋大輔選手は、今年の西日本選手権と全日本選手権を最後に、男子シングルからアイスダンスへ転向し、

来年(2020年)1月をスタートに、アイスダンスのコーチのいるアメリカに、拠点を移す計画だそうです。

 

こちらの記事より

村元選手からの経緯のご報告は、こちらの記事より。

 

高橋選手は、「変えることの出来るものを、変える勇気を」もって行動された、と私は解釈しておきます。(笑)

 

高橋大輔選手は、フィギュアスケートを観てきた方々なら知っていると思いますが、そうとう前から、「生まれ変わったら、アイスダンスの(金メダリストの)メリル選手(今は既に引退済)とパートナーを組んでみたい」、と語っていたことが有名です。

たとえ気楽に言ってみただけだったとしても、そういう言葉がそこに出てくること自体、

「本当は」「本音では」アイスダンスにも挑戦したいか、強い興味や想いがあったというのは、フィギュアスケートファンなら気づいていた方もいらっしゃるでしょうし、よく知っていた方も多いと思います。

 

人間は、本当に死んだら、そこでこの世の人生はお終いですけど、

生きたまま「生まれ変わる」ことができる(=新生できる)ことは、聖書によればもちろん「可能」です。(笑)

(アイスダンスをやってみるか、ちょっとでも関わってみればいいのにね…)と私はずっと前から思っていましたし、そうこのブログに書いたこともありますけれども、

そうはいっても、こればかりは、本人が決断するかどうか、と、興味ややる気が本当にあるかどうか、そのような情熱が与えられているかどうかが、最終的にはすべてなだけに、

このニュースは、高橋選手にそれだけの想いが沸き上がったからこその結果、だと思います。

 

高橋大輔選手にとっては、とても良い挑戦だと思いますし、

勇気は必要だったでしょうけれども、色々後悔しないためには、良い決断になったのでは、と思います。

 

アイスダンスで平昌五輪まで出ておきながら、パートナーが見つからずに困っていた村元選手にも、これは本当に朗報だったことでしょう。

今後どうなるのかは、アイスダンスで最も重要と思われる、「お二人の相性」と、

高橋選手の体力や意欲次第、あとはお二人の使命がどうなのか、ということにかかってくるかと思いますが、

いずれにしても、日本のアイスダンス活性化には、必ず力になるとは思います!

 

既に活躍されているアイスダンスの選手たちと共に、

正々堂々と、「本当に良い演技」を目指して、前向きに頑張ってほしいですね。

 

既にお二人での練習を始めているようですが、

できるだけ早く、慣れて本格的に取り組めると良いですね…!

何がどうなっても、心がけ次第で、未来への希望につなげることのできる、良き挑戦だと思います!!

 

羽生選手にとっても、他の選手たちにとっても、色々な意味で、これは朗報だと、私は思いますね…!!

 

ただ強化費についてだけは、使い方としてどうなのか、とは思いますが…。

 

 

スケート人生に直結する、怪我などに気を付けて、未来へと進んで行ってほしいと思います…!

 

 

 

一人一人の本音や取り囲む状況、本当の事情、あらゆる裏の裏までもを、正しく正確に完璧に見抜いておられる

真の天地創造主たる神様は、ご自分に真に従おうとする心を本当に持つ真摯な者たちへは必ず、

長年にわたり苦しめられたものから、最善の形で、最善のタイミングで解放してくださいます。

 

そのような人たちが、

その人本来の良さを生かし、使命を生きるための、一番良い道へと導いてくださいますよう、

心より 主イエス=キリストの御名でお祈りいたします! アーメン。

 

 

羽生選手が本当に頑張ってやろうとしてきたことは

「本当に伝わるべき人たち」には、必ず神様が伝えて下さいますし、

その人が「伝わるべき人」なのかどうかは、神様がその人の心を見て、正確に判断されています。

 

 

羽生選手は、信頼して、希望をもって、やるべきことを頑張れ~~~♪♪♪

あらゆる、周囲の「闇」から守られますよう、心より主イエス=キリストの御名でお祈りしております…!!

 

「だから、私たちは落胆しません。

私たちの外なる人が朽ちるとしても、私たちの内なる人は日々新たにされていきます。このしばらくの軽い艱難(かんなん)は、私たちの内に働いて、比べものにならないほど重みのある永遠の栄光をもたらしてくれます。

私たちは、見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。

見えるものは一時的であり、見えないものは永遠に存続するからです。」

(コリントの信徒への手紙 第二 4章16~18節  新約聖書 新共同訳より)

 

「神の言葉は生きており、力を発揮し、どんな両刃の剣よりも鋭く、精神と霊、関節と骨髄とを切り離すほどに刺し通して、心の思いや考えを見分けることができるからです。

さらに、神の御前では隠れた被造物は一つもなく、すべてのものが神の目には裸であり、さらけ出されているのです。この神に対して、わたしたちは自分のことを申し述べねばなりません。」

(ヘブライ人への手紙 4章12,13節  新約聖書 新共同訳より) 

 

 


フィギュアスケートの、シニアの年齢下限を引き上げるべきかの議論について

2018-06-05 | フィギュアスケート全般について

2018年6月5日追記: 年齢制限引き上げ問題は、ISU総会で、そもそも議題から外れることとなったとのこと。こちらの記事より 必要な賛成数が得られなかったことと、議論がまだ成熟していない、というのがその理由のようです。

 

ロシアのフィギュアスケート連盟が、この最低年齢の引き上げに反対であることを表明したようです。こちらの翻訳記事より (翻訳感謝です!)

*************************************

 

シニアへ移行できる年齢下限を、現行の15歳から、17、または18歳に引き上げるべきだ、という議論が起きています。

 

The Answer というところが出してきた、この年齢下限引き上げ問題に関する記事で、プルシェンコさんが言ったとされる内容が、元の記事と比べて、一部がカットされているがゆえに、明らかにニュアンスが異なってしまった印象になっています。

The Answer が書いてきた記事は、こちら。

それと比べて、元の記事を全て翻訳して下さったものは、こちら。

 

読み比べてみればわかると思いますが、元の記事では、プルシェンコさんはエテリコーチの批判などはしていないし、それどころか、最近のエテリ組のジュニア女子が成し遂げた4回転の実績についても確実に評価していて、さらに、ザギトワ選手については、ごく一部にだけ存在する天才として高く評価していて、大人のスケートだったと述べています。

(プルシェンコさんは、前からザギトワ選手を高く評価していますね。)

 

さらに、「自分も今後、ジュニアの女子選手たちに4回転を教える」と明言していて、スポーツである以上、「この方向で前進することが必要なのだ」とも話していて、女子においては困難が伴うものの、決して後退してはならないという考えをも、きちんと強調しておられます。

これは今までプルシェンコさんが一貫して主張してきたことと、全く同じで、変わっていないわけです。

プルシェンコさんは、今までご自身が身をもって示してこられたように、

「フィギュアスケートの選手たちは 長く滑らなければならないという考えに賛成している」だけであって、同時に、「フィギュアスケートは進歩しなければならない。われわれは4回転ジャンプからはどこにも逃げられない。全てがここに至る。」とまで語っていて、この点も変わっていません。

上の、The Answer の記事は、これらの一部がカットされてしまっているために、元の記事とは、かなりニュアンスが異なって伝わる内容になっています。

 

ここの出してくる記事は、少し前に出された、メドベデワ選手の移籍問題についても、オーサーコーチが羽生選手に事前に確認して、羽生選手が「問題ない」と語った、などと書いていましたけど、

少なくとも元の英語の記事にはそのような記述は一つもなく、元の英語では、羽生選手がただ、「自分はクリケットで競技を継続するつもりである」という意思を(時期は不明ながら)既にコーチに伝えてあったことの説明が後ろにつけ加わっていただけでした。

ここの記事は以前も、プルシェンコさんがロシアの有望な女子選手たちの名前を挙げた時に、元の英語の記事では、プルシェンコさんの挙げた複数の名前の中に、あげられていなかったメドベデワ選手の名前が勝手に付け加えられていたことがあったりして、ただの翻訳ミスや訳の勘違いならまだしも、「明らかに書かれていない言葉」がなぜか勝手に付け加えられていて、元の記事とは違った内容で日本で拡散されていくことに、私は、(おかしいな…)と思っていました。

他にも、元の記事と違っている、ということは、私の見てきた限り、何度も起きています。

自分たちが独自取材して、新たに確認したことが加えられているというのならまだわかりますが、そうではなくて、元の記事のただの翻訳からの紹介に過ぎないのなら、そこに付け加えられた内容は、自分たちの意見だったり、自分たちの憶測や願望だったり、自分の推測だったりすることを、きちんとわかるように明記すべきであって、誰かがまるでそう言ったかのように書いてしまうことは、非常に問題だと思います。

 

日本のマスコミではこういうことが非常に多くて、先日も、ザギトワ選手がある番組で、「アニメは小さい頃は見ていたけれども、大きくなった最近は全く見ていないです」と映像付きでハッキリと明言していたのに、

すぐ後で放送された日本の別の番組では、勝手に(ザギトワ選手が)アニメ好きということにされて、そのような説明のナレーションがつけ加わって流されていたのを見て私は驚きましたし、

本当に呆れるほど、自分たちの利益やどこかの宣伝のために、選手に何かを強要したり強制したり、お願いしたり、強制できなければ勝手にねつ造コメントやナレーションをつけ加えたりしてまで宣伝に利用するのは、いい加減やめていただきいと強く思います。

 

少なくとも、こういう意図的な誘導や、一部のねつ造は今後も繰り返されるべきではないし、

私たちは、そういうことが日常的に起こっている可能性をも考慮しながら、何事も考えていかなければならないと思います。

 

最近も、羽生選手の名前を利用した「ゲスの極みコンテスト」が、ねつ造や人権侵害の前科持ちの雑誌間で散々行われていましたけど、その記事の中で、「何が」「誰が」「どこが」どさくさに紛れて「一緒に宣伝されているのか」を見れば、その記事の意図や目的は明確であり、そういった記事が出てくる背景に、それらを宣伝したいところや、そういう組織や関係組織が裏で大きく絡んでいることは、明白です。

そしてそういうところは、羽生選手のことなど、本気では全く考えていないどころか、ただ利用したり、貶めて平気なわけですし、自分たちの儲けしか考えていないことも、見ていれば良くわかりますね。

 

 

さて、プルシェンコさんがシニアの年齢引き上げにはどうやら賛成であるのは確かなようですが、(記事は女子だけみたいな書き方ですし、プルシェンコさんが男子についてどう思っているのかはよくわかりませんが、元の「案」自体は、男子も対象となっていたはずです)

私は正直、この案にはかなり複雑な気持ちですし、疑問を感じています。

理由は、プルシェンコさんが上の記事で語られていたことと、ほぼ同じ理由から、です。

 

シニアに移行できる年齢の下限を、「男女ともに」17歳か18歳に引き上げた方が良いという議論が出ているわけですが、

これを、4回転を跳びまくりだったネイサン選手のコーチが主張しておられるようで、まず、そこがちょっと驚きでしたが、ネイサン選手の身体は、公表されていなくても、今までのダメージが酷い状態なのでしょうか?(それならまだわかりますが…)

もし今回、羽生選手ではなくて、ネイサン選手が五輪で金メダルをとっていたら、それでも、このような議論になっていたのかな?という思いも少なからずあります。

 

また、15歳だったザギトワ選手が金メダルをとったことや、

ロシアのエテリコーチのチームのジュニア女子たちが、4回転や3回転アクセルをどんどん跳べるようになってきていることから 

危機感を感じている人たちがいて、そんな話になっているようにも思います。

日本でも、ジュニアだった紀平選手が、3回転アクセルからのコンビネーションという難しい技を、軽々と跳んでしまって、今後の有望選手として非常に期待が高まっています。

 

シニアへの移行の年齢下限の引き上げというのは、身体の問題などが主な理由にあがっていますけれども、

ただ、たとえそんな制限をしても、ジュニアで4回転が跳べちゃう天才系の女子、天才系の男子というのは、跳べたら、跳べるうちに跳んでしまうのではないかと思いますけど、違うのでしょうか?

(かつてプルシェンコさんは、14歳で4回転を跳んじゃいましたよね。当時、そんな年齢では誰も跳んでいませんでしたけど、だからこそ、当時の最年少記録だったかと。)

シニアの年齢下限を引き上げると、特に女子は、シニアのスポーツ性や競技性がやや低下して、ジュニア女子の方がジャンプの難易度が上がったりしていく可能性もあるように思います。

 

かつて安藤美姫さんが女子初の4回転サルコウを跳んだときは、「遊びでやってみたら、3回転アクセルは跳べなかったけど、4回転サルコウは跳べちゃったの♪」みたいな感じで成功していたかと思います。

遊びで跳べちゃったのを見たら、指導者としてはやはり、跳べてしまうものをセーブしてわざわざ負けることを選ぶことは少ないと思うので、

跳べるんなら跳びましょう!という感じで試合に入れてくることになったと思いますし、そうなるのは自然かなと思います。

そうすると、「あの人がやれるなら私も…」と挑戦する選手が出てきて、結果、やっぱり跳べちゃった、となったら、勝つためにはやはり試合に入れてくることでしょう。

結局、跳べる選手が出てくるか出てこないか、にかかるだけだと思うのです。

あとはせいぜい、練習量や回数への制限をかけるかどうか、でしょうか。

 

ジュニアでも跳べる人たちが、シニアでも勝つために、果たして今を制限するのかというと、(跳びすぎは防止できるかもしれませんが)

特に女子は、年齢が変わり、体型も変わるシニアの年齢になった時にも、同じように跳べる保証というのがあるわけではないと思うので、私にはよくわかりませんが、

ただ単に、今はシニアに移行できる15~18歳の間に何かの新記録を作った人が、今までのような高評価やメダルをシニアの大会や五輪でもらえなくなってしまう、ということになるだけのようにも思えて、それはどうなのかという思いもあります。

 

男子のボーヤン選手も、4回転ルッツを跳んだのは、「なんとなくやってみたら、2回目で跳べちゃいました!」っていう調子で成功したと、ご本人が証言されていましたし、

天才と呼ばれる人たちが何かを開拓するときって、本人が夢中になっているうちに予想以上の何かに到達しちゃいました、という感じが多いように思うので、

それを年齢制限をかけて、あえて五輪で優勝できないようにするっていうのは、それもどうなのかな…?とも思います。

15,16歳の技術力に優れた女子選手が金メダルを取るのは、過去に何度もあったことで、当然のように予想できたことだと思うし、今さらな気持ちも大きいですし、

今回五輪で優勝したザギトワ選手は、今までの、過去の15,16歳での金メダリストたちと比べても、後半にすべてを跳ぶことのリスクやプレッシャーなどをも考えあわせると、3回転ルッツ+3回転ループという、今回の最高難度ジャンプを、しかもプログラムの最後のほうで、あっさりと成功させてしまったことは、技術的にはやはりかなりレベルが高かったと言えると私は思っています。

 

最近の例外はむしろ、23歳で金をとったトリノ五輪での荒川さんなわけですが、あの時は、優勝候補だった他の選手たち、イリーナ・スルツカヤ選手も、サーシャ・コーエン選手も20代でしたので、誰が勝っても20代の金メダリストになる大会でした。

あの年にグランプリ・ファイナルで優勝して、世界で大注目を浴びていた当時の浅田真央さんはまだ15歳で、年齢制限にギリギリ引っかかって出られませんでしたが、荒川さんが後のインタビューでも語っていたように、もしあの直前に、15歳の浅田真央さんに負けるという体験をしていなければ、ご自身のスケートを(実際にやったように)見直すこともなく、トリノ五輪で荒川さんは逆に金メダルを取れていなかっただろうという話でしたし、それは見ていた側からも、強くそう感じられる展開でした。

荒川さんの金メダルは、15歳でシニアに上がってきた浅田真央さんの存在があってこそだった、と荒川さんご自身も過去に語っています。

もし、浅田真央さんがシニアに17歳まで上がって来られなかったのだとしたら、シニアの世界であの年に2人が同じ大会で演技することもなかったわけで、そうだとしたら、荒川さんがあのように危機感をもって、プログラムの変更を含めて、作戦を練り直すこともなかっただろうと、荒川さんご本人もそう仰っていたわけですし、観ていた側に過ぎない私にも、そう感じられました。

 

この年齢下限引き上げは、女子だけでなく、男子も対象のようですから、そこも、私にはちょっと複雑な気持ちです。

男子はむしろ、今までずっと、20代の金メダリストばかりでしたので、

羽生選手のソチ五輪での 19歳での金メダルは、近年では最年少記録に該当するようなもので、羽生選手はやや例外なケースでした。(歴代でも2番目に若いですし。)

 

私が複雑な気持ちになるのは、もし、羽生選手が、シニア移行を15歳で許されていなかったとしたら、さすがに羽生選手が19歳の時に五輪で金メダルをとれることはなかったように 思うからです。

羽生選手が、色んな意味で精神的に成長し、飛躍のきっかけをつかんだと思われる、高校2年の震災後のシーズンは、羽生選手はまだ16歳でしたので、「17歳までシニアになれない規定」なるものがもしあの時にあったら、あのシーズンも羽生選手はまだジュニアのままだったということになります。

初めて4大陸選手権で銀メダルをとったのも、高校1年の終わりごろでしたから、羽生選手はまだ16歳だった時ですし、

シニアの頂点争いである「世界選手権」で、堂々の銅メダルを初獲得した時も、17歳になって、まだ数か月後でした。

でも、その15~17歳頃から、普通より早く、シニアの世界に入って刺激を受け続けて頑張ってきたことが、結局、ソチ五輪で優勝することに、大きく影響したのは間違いないですし、あのシニアに移行してからの高校生時代(15~18歳)の羽生選手の凄さ、あの時期のものすごいワクワク感や深い感動を覚えている私としては、

「男子もシニアは17歳を下限に」と言われると、

なんだかなぁ… ちょっと寂しいね、という気持ちです。

 

実際、今の規定のままだったとしても、普通の男子シングル選手たちは、15歳でシニアに上がってくることはしていないわけで、羽生選手のような、本当にごく一部の天才選手たちだけが15歳でシニアにあがってきているのが現状で、

17歳だとまだジュニアで頑張っている人の方がずっと多いわけですが、

羽生選手は、当時15歳でジュニアの世界選手権で優勝しちゃったので、その後もジュニアに留まる動機はもうなかったわけです。

 

羽生選手は15歳でシニアにあがったからこそ、「シニアの世界に入ってみたら、僕はまだまだ」と自覚して、15歳の当時はそれをむしろ喜び、ワクワクしながら、向上心を持って試合に臨んでいました。

ジュニアのトップになったことに甘んじることなく、シニアに移行し、さらに上を見上げて頑張ってきたからこその卓越した演技が、あの頃の羽生選手には沢山あったと思うだけに、

その時期をジュニアの枠内に強制しようとする今の議論は、

規制の概念を破ってくるような天才が現れるのを妨げたり、そういう驚くべき発見の楽しみが減ってしまうような印象で、私は複雑な気持ちです。

 

早熟なのか遅咲きなのか、というのは、人によって違うとも思うので…

どちらが良いとも悪いとも言えません。

安藤さんが、シニアになってから跳べなくなったとしても、ジュニアの時に4回転サルコウを跳べたことが悪いのかと言えば、そんなことはなく、

その後のプレッシャーはあったし大変だったとしても、ご本人からしたら、跳べる時に跳んで記録を作っておけたのは、良かったのでは?としか、今は言えません。

 

人は誰でも、その時、その時期にしか出来ないこと、というのが、あるように思うので。

 

 羽生選手が、今にすべてをかけ、常にその時の全力を尽くす方針でずっとやってきており、それが可能だったのは、やはりあの未曽有の大震災を体験して、

「人はいついきなり人生を終えるかわからない」し、「いついきなり(ケガなどで)選手としての未来がなくなるかわからない」という、そういった意識が常に働いてきたこと、それゆえに「今を大事にする」という徹底した方針があったこと、そしてその結果として出来たのが今の記録であることは、間違いないだろうと私は思うのです。

 これは、「今を真剣に生きる」という意味であって、決して「今を刹那的に生きろ」という意味ではありません。

「今を、決して後悔なきよう真剣に生きる」「今を徹底的に大事にする」のと、「今を刹那的に生きる」のは、表面上は一見、似ているように見えることがあったとしても、その本質は 全然違います。

また、このことと、羽生選手が語った、「何回も死のうとした」ほど、心が落ち込んだり、落ち込ませられたりした問題というのは、全然別の問題です。

(これらを混同して、被災者なのに命を無駄にしようとするなんて、という批判は全く的外れなものであって、当てはまりませんし、羽生選手も気にする必要はないです。)

(また、大災害などでは、多くの生死を目の当たりにしたり、生きがいとなっていた大事なものを失ったりするため、普通の人であっても、死が身近な問題となりますし、大事な人や家族を失った方々は、悲しみのあまり…という想いになることもよくあることで、それは決して命を無駄にする、とか、軽視している、というわけではなく、これらもまた別の問題です。)

 

先日の平昌五輪で、女子の金メダリストになったザギトワ選手も、こちらの記事の最後に、同じようなことを述べています。 「今日を一生懸命生きることしか、考えていない」と。

 

彼女を指導されている エテリコーチは、私の知る限りでは確か、

アメリカでテロに巻き込まれて生命の危機を感じた経験をお持ちで、それゆえに、羽生選手が大震災で体験したのと同じような意識や、「未来への考え方」をもっているからこそ、

「常に、今できる最善を尽くさせる」ことに徹底しているようですし、その考え方が、強く結果に影響していると私は感じます。

 (ただし、エテリコーチがどうも誤解しているらしいのは、アジア的なスパルタ的練習が、今の羽生選手を始めとしたアジア系男子がトップ層に集まった理由では 決してないだろう、と私には思えるところです。体型や体質はそれなりに影響しているとは思いますが。

ネイサン選手はアジア系だけど中身は私から見ると完全にアメリカ育ちの「ザ・アメリカ人」に見えるし、ボーヤン選手は、中国でそもそもフィギュアスケートをやっているだけでも異質なタイプだと私は思うし、羽生選手はむしろ「自ら考え、研究する人」でオーサーコーチと意見をぶつけて議論することも厭わないところは、いわゆる典型的な日本人とされてきたイメージとは程遠いタイプと言えますし、そうやって自分の在り方やベストを模索できたことは確実に結果につながったと思います。)

 

女子が、フィギュアスケートにおいて、長くトップでい続けるには、ある種の体型が維持できなければ難しい、というのはやはり本当で、だからこそ、エテリコーチは跳べるときに跳ばせる方針でいるようにも思います。

コストナー選手や、既に引退された浅田真央さんのような体型を20代でも維持できて、ジャンプの技術力を(本人比で)落とさずにトップ層にい続けられる女性というのは、極めて稀であるというのもまた事実だと私は思いますし、

20代半ばになってから、むしろそれまでよりも活躍された鈴木明子さんが、引退されてから、色々なところでお話しされてきたように、20代で上位で活躍している女子選手たちは、その陰で多くの「女性としての機能や健康を、シーズン中は競技のために犠牲にする」ような闘い方を強いられる現状というのが女子アスリートにはあるようです。

こちらは、女子の体操の世界の話の記事ですが、これを読むと、多くの女性ファンはショックを受けるのではないでしょうか。

少なくとも私は、初めて読んだとき、さすがにこの年齢には本当に驚きましたし、個人差があるとはいえ、これが女子の体操の世界の「普通」でもあったというのがものすごいショックでした。

フィギュアスケートはまた体操とは全然違うとはいえ、鈴木明子さんの証言を聞く限り、その辺は似たような面も多いであろう印象を受けます。

これを読んだら、フィギュアスケートで男性コーチたちが何を色々言おうとも、男性コーチたちよりも女子選手の実態を知っているであろう「女性コーチ」であるエテリさんがとっている方針を、そう簡単に揶揄したりはできなくなるのでは、と思いますし、いったい何が本当にその人のためになり、その人の人生のためになるのかというのは、また見方が変わるように思います。

 

荒川さんも羽生選手も、「太れない体質」なのだとご自分で仰ってきましたが、

(それが本当の事実だとして)

「太らないようにするための、ものすごい努力の必要な 多くの選手たち」と、

「頑張らなくても太らず、むしろ痩せてしまう」ような体質を生まれ持っている選手たちとでは、その辺の負担は大きく違うだろうし、

こういったことは、生まれ持った 個人の資質や体質にかなり大きく影響されていると思うので、

いつまで続けるか、いつやめるか、何を目指すのかという生き方も、その人がそれぞれよく考えて選択すべきなのではないかな、と私は感じます。

 

 また、コストナー選手は、長く競技を続けていられる最大の理由は、イタリアには国内に過酷な代表争いとしての競争がないのも大きな一つと思いますし、コストナー選手自体が、フィギュアスケートを愛していて、(色々試練もありましたけど、)

優勝だの、表彰台だのに必ずしもこだわりすぎてはいないところが良い方向へと影響して、今も現役でいられているように感じられます。(もちろん、スポンサーがついてくれていることも大きいでしょうけれども)

 

パトリック・チャン選手が、今年まで長く選手を続けたのも、トップでいなければならないという、トップへのこだわりやプライドを捨てて、別のものを追求していったからここまでできたことでもあり、 最後は団体戦での金メダルという、団体戦への貢献を一番の目標にしていたようですが、それはそれで尊いことだと私は思うし、

羽生選手も含めて、明らかの他の選手たちにも良い影響があったように見えましたし、彼がここまで長く続けたことと、シニアの年齢下限とは関係ないことでした。

 

17歳や18歳までシニアに移行できないとなると、

私の記憶の中には、15~18歳ごろに羽生選手や浅田真央さんたちが見せてくれた、シニア移行後のあの時期だからこそできた、「鮮烈な演技の記憶」というのもあるわけですが、

それらが今後は、同じような可能性をもつ選手が出てきても、全て、ジュニアとしての別枠の勝負になっていってしまうのかと思うと、

そこは正直、ちょっと寂しいなぁ… と思えます。

今後の競技の見方も 、フィギュアスケートへのとらえ方も、今までとはかなり変わってしまうかも? というのが、私の今の正直な感想です。

 

つい最近、羽生選手が「Continues with Wings」で、シニアに移行した高校生の頃に見せてくれていた、素晴らしい印象的な演技の数々を

今の羽生選手で、ジャンプなしでも再演してくれたのは、私は本当に嬉しかったし、

今は当時よりもレベルも上がっていて、さらに見ごたえもありましたけど、

やはり早期にシニアに移行して頑張ったあの時代があってこその今の羽生選手でもあり、五輪で2連覇することまでできた羽生選手だ、とも私は強く思っているので、

余計にこの議論には、複雑な気持ちになるのかもしれません…。

 

大震災で落ち込んでいた羽生選手が、再び奮起出来た理由の大きな一つに、ジュニア時代に共に闘っていた、ロシアのガチンスキー選手が、まだ日本が混乱の最中の時期に行われた「シニアの世界選手権」で活躍しているのを見て、ものすごく強く刺激を受けて、負けたくないと思った、というのがありました。

 

また、伝説にもなっている、数年にわたる有名なヤグ・プル対決も、プルシェンコさんという年下の跳び抜けた天才選手がシニアの世界に早期に出てきて、ヤグディンさんがすごい危機感を抱き、それまでよりもあらゆる面で本気になったからこその、すごい演技の数々だったように思うと、

もし、シニアへの移行年齢の下限が17,18歳だったら、また色々と違った展開だっただろうし、あれもなかったのかな、とも思えます。 

 

今、シニアに移行したばかりだったり、まさにこれからシニアに移行しようとしている15歳前後の選手たちは、突然のこの議論を、今はどう感じているのでしょうか。

 

そして、15歳でシニアに上がった過去を持つ羽生選手は、今、どう思っているのでしょうか。

 

 決まったら、規定に選手たちは従わなければならないだけだと思いますけれども、

誰かを勝たせるためとか、誰かが勝ってしまうのを防ぐため、とか、そういった「誰かの利益のため」や「誰かにだけ都合が良くなる」ような理由ではなく、

本当に全ての選手にとって、最終的に良い方向へと向かう結果になってほしいなと、

今はそう願うばかりです。

 

 


ミラノ世界選手権2018に咲いた花々 ~宇野選手の銀・友野選手の大快挙5位・樋口選手の大躍進銀・アイスダンスの村元&クリス組・その他動画~

2018-03-29 | フィギュアスケート全般について

 ※ アリーナ・ザギトワ選手のショート、田中刑事選手のショート演技動画を追加しました!

*************************************************

 

フィギュアスケート世界選手権2018(会場・イタリア・ミラノ)が終了しました。

毎回、五輪の年の世界選手権というのは、五輪で悔いの残る結果となった選手たちと、新人の躍進のためにあるような感じになるのですが、今年も例外ではなく、さらに男女ともに大波乱に満ちた大会となりました。

先月の平昌五輪で、金メダルを獲得して、五輪2連覇の偉業を達成した羽生選手は、右足の怪我が酷く、ドクターストップがかかって欠場。(リハビリ期間3か月はかかる見込みとのこと、練習再開の目途はまだ立っていません。)

 

補欠だった無良選手が引退を表明したため、さらに補欠だった 友野一希選手が、羽生選手の代わりとして、(全日本選手権で3位以内に入ったことがないにも関わらず!(笑)) いきなり世界選手権に出られるという、滅多にないようなすごい強運に恵まれて出場。

さらに、友野選手はショート・フリーともに自己ベストを大幅更新する大快挙、チャンスを生かして素晴らしい演技をし、他選手たちの失敗の多かった試合展開に助けられ、まさかの総合5位で終えるという驚きの結果になりました!

 

 

羽生選手とハビエル選手、パトリック選手という、過去の世界選手権王者たちが揃って欠場となった今回、

宇野選手も優勝候補だったのですが、五輪後に靴を変えざるを得なくなった結果、靴が合わずに、試合直前になって、右足甲(?)つま先(?)に痛みを抱えるという災難に見舞われ、公式練習中に、一時は欠場の危機とまで言われました。

羽生選手が出ないので、私は今回はとても気楽な気分で見られるかな、などと思っていたのですが、フィギュアスケーターにとって右足は全着氷に使うため影響がとても大きいから、このニュースを聞いて、さすがに私も一気にハラハラする気持ちに。

 

宇野選手は明らかに不調が解る感じで、足をひきずっていましたが、骨折などはしていないと判明し、痛み止めで乗り切る形に。

本当の状況はちょっとわかりませんでしたけど、変更後のショートの構成を見ていて、結構厳しい状態なのかな、と思っていました。

ただ、みんなが「枠!」「枠!」と心配して、ワクワクはできない気分の中、過去、このような状況を何度も乗り切ってきたであろう、本田武史さんや高橋大輔さんが、あまり動じていない印象だったので、重責を担うトップ選手たちは本当に色々あるんだよね… と、過去のいろんなことを思い出していました。

(本田さんが痛み止めを連続で使いすぎて最後は大変だったとか、ヤグディンさんが伝説の演技の陰で、人間用の痛み止めが効かずに馬用(?)の強い痛み止めを5本も打って試合に出ていただとか、そういう「恐ろしげな」話は、フィギュアスケートには前からかなりあるんですよね…(涙))

羽生選手も、ワクワク、よりもハラハラ、の試合展開のほうが多いような4年間でしたから…!

 

田中刑事選手も、試合直前に靴が壊れるトラブルに見舞われ、大変だったようです。

田中刑事選手 世界選手権2018 ショート

 

靴の影響で、全てのジャンプが本当は心配だったというコメントがありました。

最後のトリプル・アクセルが、ダブルになってしまったのが、得点としては痛かったのですが、

でも、ショートは他の部分は良く出来ていたと思いましたけど、

やはりフリーではちょっと辛かったのでしょうね。 

田中選手も怪我による棄権から始まったシーズンでしたが、最後までお疲れ様でした!

 

 

靴を変えることで感覚が変わってしまって調子が変化することはよくあり、選手たちにとって靴問題は本当に繊細な問題だと思いますが、シーズン最後の世界選手権では、こういうトラブルが多発する印象です。

特に今年は五輪があったから、なおさらなことでしょう。

「スケート靴が壊れる」というトラブルは、昨年の世界選手権の試合真っただ中で、今回は、ついに優勝できたネイサン選手も見舞われていて、(試合中の、ジャンプ着氷時に衝撃で壊れたそうですが!)、今シーズンは村上大介選手も、確かオータムクラシックの時にそうなったと記憶していますし、選手によっては、新調した靴が合わなかったせいでシーズン全てを棒に振ることさえあるという、なかなか難しい問題ですね。

衝撃の大きい4回転ジャンプが増えたことで、靴を履きつぶす頻度も高まっているだろうし、ますますそういう問題は増えているのだろうと思われます。

織田信成さんも、バンクーバー五輪の試合の、まさにフリーの演技中に「靴紐が切れる」という最悪のトラブルで演技を中断する羽目になり、満足できる結果に出来なかった悲劇を体験しています。

これも、直前に変えると感覚が全て変わってしまうのを恐れた織田さんが、なんとか持つことを願って、同じ靴を強行して履き続けたことで、結局フリーの演技中という最悪のタイミングで起きたトラブルだったかと。

 

結果的には、宇野選手だけでなく、他選手たちも転倒や不調が相次ぎ、宇野選手は無事に銀メダルを獲得できました! 本当におめでとう!!

最後の、3つのコンビネーション・ジャンプを全て決めたのが、良かったですね!

宇野選手にとっては、精神的には、五輪よりも大変な大会となったのではないかと想像されましたけど、フリーの演技自体も、今までよりもなかなか美しくなっていたし、前半のジャンプの不調はさておき、諦めずに最後まで丁寧に演じようという姿勢が、銀メダルにつながったように見えました。

 

優勝は、フリーで4回転を6本跳び、そのうちの4本を、GOEプラスの形で成功させたネイサン選手でした。

五輪では表彰台にさえ登れなかったネイサン選手でしたが、その教訓から、優勝したいと考えるのをやめたのだと、インタビューで答えていましたね。

今回、ネイサン選手は4回転を6本跳んじゃったんで、宇野選手がたとえ調子が良くてベスト演技を出来たとしても、なかなか厳しい激戦になったと思われますが、1位との差が約50点という総合270点台でも2位に入れたのは、300点台超えなければ5位にも入れなかった昨年の世界選手権と比べると、本当に驚きですけど、それだけみんな疲労困憊で大会に臨んでいたのでしょう。 本当に最後まであきらめずに頑張って良かったですね!(笑)

宇野選手の粘りと、初出場の友野選手の驚異的な大躍進もあり、(2位+5位)で、結果的には、日本は来年の世界選手権の枠、3枠(上位2名の合計が13位以内)が余裕でとれてしまいました。

 来年の会場は、日本の埼玉ですから、3枠とれたのは、日本選手たちにとっては、本当に良かったですね!

 

最終滑走だったネイサン選手は、先月の平昌五輪の時とは正反対で、フリーでどう転んでも絶対に優勝できるであろうほど、他選手たちが失敗に終わった結果が先に見えていたので、精神的には余裕になり、ほとんどプレッシャーなく、最終滑走でやりたいように自由に4回転に挑戦できたのではないかと思いましたけど、記者会見でも、全くその通りに答えていましたね。

 

私は、宇野選手まではライブで見ていたのですけど、その後 所用があってライブで見られず、再びライブで見られる状態に戻ってきた時には、最後のネイサン選手の演技の始まる直前だったのですが、ボーヤン選手とヴィンセント選手の名前が上位に全くないのを見て、(え??)という感じでした。

録画で何が起きたのかをしっかりと確認するまで、お二人のフリーの得点のあまりの低さが信じられないくらいでした。

今回一番驚きだったボーヤン選手は、転倒だらけになり、疲労が凄かったのか、最後は明らかに身体が全く動いていなくて、信じがたいほどの低得点に終わってしまいましたが、ご本人は笑顔で、驚かずに得点を見ていたので、ご自分の体調は先に自覚していたのかもしれません。

五輪では本当に頑張って、得点が出た後、涙を流されていたほどだったのに、結果としては4位に終わって表彰台を逃しました。中国は今、環境が色々と厳しそうな印象なので、今回報われると良かっただけに、ちょっと残念でしたね。

 

もっと驚いたのは、ヴィンセント選手が、実はネイサン選手と同じで、4回転ルッツや4回転フリップという高難度ジャンプを含めて、合計6度も4回転ジャンプを跳んだというのに、回転不足や転倒だけでなく、回数制限にも引っかかったせいで、ほとんど無得点になってしまったジャンプが複数もあって、実際にやった甚大な努力の割に、目を疑うほどの低い点数に終わり、総合順位が恐ろしく下になってしまったこと。

ボーヤン選手とヴィンセント選手の二人の結果は、多数の4回転ジャンプを入れることの、ハイリスクぶりを明確にし、極端すぎるほどの結果を見せてくれた感じで、女子のザギトワ選手も超高難度が裏目に出て、本当にかける言葉もないですが、

しかし、そういう高いリスクを負ってでも、恐れずに堂々と挑戦する姿勢やそれができる根性のある選手というのは、私は尊敬しますね…!

 

(全ての選手にそういう才能や適性があるとまでは私は思わないので、人それぞれで良いと思うのですけど。)

 

試合というのはいつもそうですけど、

今回は特に、悲喜こもごもな印象の強い、世界選手権でした。

 

女子は、日本の五輪代表を逃した樋口選手が、今シーズンで最高の迫力のある演技で、ショート8位からの大逆転で、銀メダルを獲得。

樋口選手 世界選手権2018 フリー

 

気迫も十分な、今シーズンで一番良い演技だったのは間違いなく、ジャンプも綺麗に決めました。

世界選手権のメダルというのは、スケーターさんたちにとっては、その後の一生をも左右するほどのことだと思うので、

樋口選手は、今回は五輪に出られなかったけど、逆に世界選手権で銀メダルをとれて、かえって一番良い結果を手にした形になったかもしれませんね! 銀メダル、おめでとう!!

 

宮原選手 世界選手権2018 フリー

ジャンプの一部ミス以外は、なかなか素敵な演技だったと思いました。

ベスト演技が出来ずにメダルをあきらめていたという宮原選手にも、銅メダルが転がり込むという結果になり、

日本女子も、終わってみれば、2位+3位という、まさかのダブル表彰台で、余裕で3枠獲得となりました。

 

日本としては、ちょっと意外な展開ながら、結果としては、有り難い結果になったとは思います。

 

友野選手は、伸び伸びと楽しく滑れれば、かなり大躍進するかも・・・8位ぐらいまでいくかも? と私は密かに期待していましたけど、

その期待通りというか期待以上(笑)あまりにも伸び伸びと演技できていて、世界選手権なのにここまで楽しく演技出来ちゃう人も滅多に見ないね、というほど、満面の笑顔のノリノリぶりに、観ている側も大いに楽しくなってしまう、文句なしの素晴らしさだったと思います!

 

友野一希選手 世界選手権2018 フリー  

 

 

演技中と比べて、総合5位の結果を見てから受けたインタビューでは、逆に、カチコチに緊張しているのか、戸惑った小動物みたいな怯えたような表情になっていて、どれだけ予想外だったのかがよくわかりました。(笑)

「自分が枠取りに貢献できるレベルと思っていないから、失うものはない」という思い切った姿勢が、大いに良かったのでしょうね! このチャンスを生かして楽しめ、なおかつ凄い結果までついてきてよかったですね!!

 

 こちらは、アイスダンスの、村元・クリス組のフリー演技 (この動画6分過ぎから~)

総合11と大健闘しました!! クリス選手が最後、全力でやり切ったという感じでしたね。

このお二人の演技は、まさに桜を咲かせる演技なので、今の季節にピッタリですね!

ペアやアイスダンスは、お互いの信頼関係が非常に大事と思うので、見えないところで大変な面があるはずなのですが、このお二人は、最近は、何も言わなくてもお互いに考えていることがわかるようになってきたという発言まであり、うーん、凄いですね…! 今後のご活躍も期待しています♪

 

 

以下、外国選手たちで、個人的にはおススメだった演技です。

 

女子ショートでトップに立った、カロリーナ・コストナー選手(31歳)の渾身のショート演技

これはヨーロッパの伝統的フィギュアスケートの理想形を体現したといえるような、本当に素晴らしい演技だったと私は思います。 (ヨーロッパは芸術性最重視、カナダはスケーティング最重視、というように、地域によっては 評価における、わかりやすい傾向があります。)

演技構成点で、10点満点の項目が連発になったのは、私は理解できます。 

スケーティングも一つ一つの動作も美しく、鳥肌が立つような演技でしたから。

1年前のショーでこの演技を見た時から、(この演技は凄くなる…)という予感がありましたが、世界選手権で見事に花開いた感じですね。31歳になってから、3回転フリップ+3回転トウを決めちゃったのが、凄いです。

コストナーさんはジャンプが一番弱点だったのですが、ジャンプの難易度をメドベデワ選手と同じ構成にまで上げて、彼女より、ジャンプの前後の流れも良く全てを美しくパーフェクトに決めているのだから、スコアはこれくらい出ても、(最近の採点傾向を見る限りでは、ですが、)私は納得です。

(このジャンプ構成でここまで出てよいのか、という議論はあるかと思いますが、それを言ったら3回転アクセル以上をしっかり跳べる選手か、あるいは、今のザギトワ選手のような高難度構成以外では、女子で80点以上が出てしまうのは絶対におかしいでしょ、と私は思っています。)

 

アリーナ・ザギトワ選手 世界選手権2018 ショート

彼女にしては、後半での最初のジャンプ、3回転ルッツ+3回転ループが詰まった感じで、そこがスコアで影響したとは思うのですが、それでも、この3回転3回転の組み合わせでは最高難度のジャンプを、後半にもってきて跳び、これだけ詰まっても跳べちゃうところが、ザギトワ選手の強さだなと思いました。

ジャンプも全てが後半なだけでなく、難易度高いもの、さらには両手上げをきれいに決めたり、他の選手には出来ないことを沢山やっていて、絶えず細かく動き続けていて本当に大変なプログラムと思いますけど、直前のコストナーさんの演技がスケートが伸びるべきところで伸びていてメリハリがありすぎて素晴らしかったため、そのベスト演技と比較されてしまう直後の滑走順だったのが、大変だったと思いました。 

だけど本当に、ザギトワ選手は才能の塊のような人ですね。

79点台というハイスコアをとっても、「今回は悪い演技でした」って評価になるほど、いかに技術点が凄い難易度の演技に挑戦しているのかを、よく物語っていたと思います。

 

ミーシャ・ジー選手 世界選手権2018 ショート

自己ベスト更新の、渾身の演技。 全力出し切った印象でした。

この美しい音楽に全く負けてない表現を、男性で出来るというのが、凄いです。

 

ミハイル・コリヤダ選手 世界選手権 2018 ショート

コリヤダ選手の、本当の実力を見た感じの演技です。 

4回転ルッツは回避したようですが、それが良かったのか、かえって印象的でしたね。

 

ヴィンセント・ゾウ選手 世界選手権2018 ショート

計り知れない才能を感じる彼は、怪我さえなければ、今後もかなりの才能を発揮するかと。

ショートは失敗続きだった今シーズンでしたが、世界選手権ではついに成功。

五輪では5度の4回転に加えて、印象的な演技でガッツポーズで終えたフリーでしたが、今回は逆にフリーで失敗しちゃったのは残念でしたけど、五輪の時は、ネイサン選手よりも演技が強く印象に残ったほどでした。

 

アレクセイ・ビチェンコ選手 世界選手権2018 ショート

五輪の時も、特にステップがかなりの迫力だったのですが、この演技は凄くカッコいいですね! 

とても楽しんでノリノリで演技しているのが伝わってきます。 若手ではなく、ベテランの良さが出た演技。

ジャンプが何回転していたとか、気にならないような演技なのです。

 

ネイサン・チェン選手 世界選手権2018 フリー

 

 

4種類の4回転を6本、うち5回が成功と呼んで良い感じで、綺麗に跳べたのは3種類の4回転でしたけど、ネイサン選手は今シーズンは完全にジャンプに特化した演技となった印象でした。

シーズン終了したから書きますが、昨シーズンのほうが、演技としては印象に残るものだったように個人的には思っていました。ネイサン選手のジャンプの才能はもちろん凄いのですが、今シーズンはジャンプ以外にもある才能を多少犠牲にした印象はありました。

ただ、やはり6本も挑んで、転倒せずに跳んじゃうのは凄い。

アメリカ選手たちが、みんな4回転をルッツから最初に跳んでくるのは、どうしてなんでしょう。(笑)

 

ところで、来シーズンからは、男子のフリーが4分半から4分に短縮され、ジャンプの規定数も1つ減るとのことです。これは大きな影響が出そうに思います。

少なくとも、平昌五輪の時の羽生選手のような状態だったら、あと30秒短かったら、かなり体力的には楽になったのではないかとも思いましたけど、宇野選手は今回会見で、「ジャンプは簡単なものが一つ減ることになり、さらに短い時間でエレメンツを盛り込まなきゃならなくてキツくなる」可能性を発言されていました。

さらに4回転の基礎点が下がり、GOEのプラス・マイナス幅が増えるとなれば、かなり大きな改正となり、得点の出方も大きく変わってくるため、これによって、選手たちの有利不利はまた色々出てくることと思います。

ネイサン選手のように、4回転を6本も跳んだことによる技術点の大量稼ぎは、今回がラスト・チャンスとなった可能性もあります。

 

 

 

 

出場した選手の皆様、お疲れ様でした!

 

羽生選手を筆頭に、非常に波乱に満ちたシーズンでしたが、終わってみれば、五輪といい、世界選手権といい、日本はなかなか素晴らしい、この上ない結果で、多くの選手たちの活躍が観られ、ドラマの多いシーズンでした。

 

激動と試練のシーズンを終え、五輪を2連覇という、史上最高の結果を得て、

今はきっと、足の痛みと闘っているであろう羽生選手、

シーズン中の複数の試合や、世界選手権に出られなかったのはきっと残念だっただろうけど、

でも、その代わりに活躍できる選手も出たり、チャンスが後輩を始め、他の人たちにも回っていき、生き生きとしていく人たちの姿を見ることが出来るのは、

いつか羽生選手が、心から願っていた、そんな状況に近づいているのではないかなと、私は思っています。

 

五輪王者としても、世界選手権王者としても、沢山のお役目を果たしてこられたと思いますし、 

羽生選手の今までの活躍が、多くの選手たちを奮い立たせ、勇気づけていったのは間違いないと私は思います!

 

約6年前、「花になれ」をエキシビションで、様々な思いを抱えながらも滑ってくれたあの日から、

いくつものシーズンが過ぎましたが、

羽生選手が希望したように、日本にも沢山の「花」が咲き始めている、

そしてきっと今後も、形は様々ながらも、ますます咲き乱れてくれるだろうーーー 

そんなことを感じられる今の日々を、神様に心から感謝し、本当に嬉しく思います。

 

今回の世界選手権が、羽生選手にとっても、

心の奥に、さらなる「希望の花」を咲かせる結果となっていきますように…!!

 

全てを生かし、活かし、復活させる力のある、全知全能の主イエス=キリストの御名によって、お祈りしています! アーメン。

 

 ※  このページは、後から演技動画等を追加していきます。

 

 

 


日本人が知っておきたい、ロシアと世界のフィギュアスケート界からの日本への祈りと恵み、2011年の世界選手権と大震災&原発事故がつないだ思い

2018-02-25 | フィギュアスケート全般について

 

2月17日  羽生選手の平昌五輪金メダルと宇野選手の銀メダルを記念して再UP 

 

***************************************

 初掲載10月20日

 

今回のグランプリシリーズ・ロシア大会(ロステレコム杯)は、

会場はモスクワです。

 

 ロシアのモスクワは、2011年の世界選手権が行われた場所でもあり、2011年というのは、ご存知、あの、東日本大震災が起こった年です。

あの大震災は 3月11日でしたから、3月末に行われる世界選手権は、日本では開催されず、結局ロシアのモスクワで、遅れて開催されました。

 

その時の、開会式での、ロシアのプーチン大統領の挨拶が、こちらです。

ちょっと信じられないような(笑)穏やかな表情で、日本への温かい思い、そして「痛みを知る」内容の挨拶となっています。(原稿を書いた人が誰かは知りませんが。)

以下、一部抜粋です。

「この大会は日本で行われるはずでしたが、もうご存知の通り、日本は未曽有の災害に見舞われました。地震、津波、そして原子力施設の事故です。

原子力施設での事故というのがいかに凄いものであるか、ここロシアのわれわれほど知っている人はいません。

日本の国民、政府はこの険しい道のりを勇敢に進んで全ての問題を解決してくれると信じています。

日本では残念ながら大会を開催することは出来ませんから この大会を行うためにモスクワは名乗りをあげました。 (以下略)」

 

太字と下線を引いたところは、世界で最初の、原子力発電所の大事故となり、計り知れないほどの大被害をもたらした、チェルノブイリの原発事故のことです。1986年でした。

そして、ロシアのサンクトペテルブルグで、115年前の1896年に、最初のフィギュアスケート選手権が行われたということが、説明されています。

 

こちらは、開会式での、「日本へ捧げる詩」つきの、演技の動画です。

4分25秒から、「日本へ捧げる詩」というのが読まれ、日本語で字幕翻訳がついています。

「地球が痛みでうめき声をあげた

自然の強さに全世界がショックを受けた

あらゆるものを水は深海に流した

しかし、何があっても太陽は東から昇る  

自然の暴力は光に勝てない

われわれの神様が地球のあらゆる生命(”SEIMEI”=Life,Livesを守ってくれますように」

 

上の5行目の、「自然の暴力は光に勝てない」という言葉は、(聖書から解釈すると)

「(悪魔の支配下にある時の)自然による暴力さえも、神の力には勝てない」という意味と同義です。

聖書は、「この世」は現在、基本的には「悪魔の支配下」にあるのだ、としています。

しかし、さらにその外側を、つまり「物質界も霊界も含めた」全てを、天地創造主でもある神様が支配しておられ、悪魔と悪霊どもは、これに決して勝てません。

悪魔と悪霊たちも「一部の地域」や「部分的には」、自然界を使って色々な災いを起こせるけれども、そこに、全てを支配されている本物の神様が本当に介入なさると、それはひとたまりもないほど、力関係は明確だとしています。

真の神様を拒否し、悪魔に従う意思を持つ者は、神の介入は得られずに悪魔の支配下に留まることになりますが、神に従う決意をした者は、基本、悪魔や悪霊よりもはるかに強大な力をお持ちの、神様の特別な支配下・保護下に入る、というのが、聖書のメッセージです。

イエス=キリストは、ただ言葉だけによって、自然の色々な現象をも簡単に支配・制御されたことが、記録されています。

 

参考聖書箇所:

『イエスが起き上がって、風と荒波とをお叱りになると、静まって凪になった。

イエスは、「あなたがたの信仰はどこにあるのか」と言われた。

弟子たちは恐れ驚いて、「いったいこの方はどなたなのだろう。命じれば風も波も従うではないか」と互いに言った。』

(ルカによる福音書 22章25節 新約聖書 新共同訳より)

 

※参考: 羽生選手は、当時、歴代最高得点となった、2015年のグランプリ・ファイナルの「SEIMEI」の後に、この当時、「”自分対自然”、で、自分をしっかりもって」演技した、という風にインタビューで語っていました。 

振付師のシェイリーンさんは、「闇に覆われたリンクを、滑るたびに光が満たしていくイメージで」演技するように、と羽生選手に指導した、と当時のインタビューで答えています。

 

8分15秒から、再び、「日本へ捧げる詩」というのの続きが出ます。

「桜が公園に咲き乱れますように

白樺が沢山の芽を開かせますように

鳥が春の歌を唄えますように

旗が勝利の祝いで揚げられますように」

 

そして最後、9分15秒過ぎから、日本へのメッセージが出ます。

「世界は日本国民を助け、サポートするために一つになっています。

団結を表すために。

みなさま、震災で犠牲となられた日本の方々を追悼するために、1分間の黙祷を行います。」

 

 

 

なぜか今年、プルシェンコさんが、日本のアイスショーで「日本のための祈り」の演技をしてくださいましたけど、そのお気持ちと、導きとは、本当に有難いことです。

私はこの年、2011年の世界選手権だけは、テレビでリアルタイムで見ることが出来ませんでした。当時は全くそれどころではなかったので…

 

まだまだ大混乱の最中にあった日本では、知らなかった人たちも多いだろうと思いますので、ご紹介してみました。

 

2011年に、世界中から祈られていた日本。

 

その日々の中で、スケートへの思いを新たにした羽生選手。

3年後に、ロシアで行われたソチ五輪で、有難いことに、金メダルを受け取ることが出来ました。

 それによって勇気や励ましをもらった日本人は、沢山いたと思います。

 

これは、スケート界はもちろん、この世の全てを支配しておられる神様に、「感謝すべきこと」でこそあれ、日本が「高慢に」なるために、

あるいは他国や他民族や、他人種を見下すような「勘違いをするために」与えられた出来事であるはずがありません。

 

※ 聖書によれば、「悪魔」の本質は「高慢」なのであり、この「高慢」こそを神様(天地創造主の神様)は一番嫌われるのです。 

その「高慢」の正反対の「謙遜」「謙虚」というのは、「謙虚な振り」「口先の謙遜」ではなく、心から神様の前に謙る(へりくだる)心や魂の状態のことを言います。これは、自分を卑下することとも、また違います。 

また、「神という名がつくものを信じて拝むなら何でも良いよ」と誘い込んで霊的なものを何でも拝ませるのは、真の神の御前において大きな罪であり、典型的な悪魔の罠(悪魔が自分を拝ませることに通じていくもの)であることは、聖書を読めば明らかに解るようになっています。

(※ 実在するそのような組織も、本当の悪魔崇拝の支配下にあります。)

 

 

さて、そんな日本は、そして日本人は、(今も別の意味で大変な状況にありますが)

今度は世界に向けて、何を返していくことが出来るのでしょうか…?!

 

日本から、そして日本のスケート界から世界に伝わっていくもの、広がっていくものが、

憎しみでも恨みでも、間違った優越感でも、間違った情報でも、勘違いな高慢でも、

自己中心でも、不正でも腹黒さでも、無責任さでも、嘘偽りでも、

選手の人気に乗じたチケットの高額転売を通じて闇に流れ込む大量のお金でもないことを、

心から願い、お祈りいたします…!

 

 

明るい気持ちで、頑張れ、日本選手たち!(笑)

 

神様のご計画に基づく祝福が、日本の上に、そして、ここをご覧の お一人お一人の上にありますように…!

 

希望に満ちた「花」が、一つでも多く、沢山咲き広がりますように。

 

 

「起きよ、光を放て。

あなたを照らす光は昇り

主の栄光はあなたの上に輝く。

見よ、闇は地を覆い  暗黒が国々を包んでいる。

しかし、あなたの上には主が輝き出で  主の栄光があなたの上に現れる。」

 (イザヤ書 60章1~2節  旧約聖書  新共同訳より)

 

イエスは再び言われた。

「わたしは世の光である。

わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光をもつ。」

(ヨハネによる福音書 8章12節 新約聖書 新共同訳より)

 

 

「狭い門から入りなさい。

滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。

しかし、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。

それを見いだす者は少ない。」

(イエス=キリストの言葉  マタイによる福音書 7章13,14節 新共同訳より)

 

「偽預言者を警戒しなさい。

彼らは羊の皮を身にまとってあなたがたのところに来るが、その内側は貪欲な狼である。

あなたがたは、その実で彼らを見分ける。」

(イエス=キリストの言葉  マタイによる福音書 7章15,16節  新共同訳より)

 

「わたしのこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている。雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家を襲っても、倒れなかった。

岩(Rock)を土台としていたからである。

わたしの言葉を聞くだけで行わない者は皆、砂の上に家を建てた愚かな人に似ている。

雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家に襲い掛かると、倒れて、その倒れ方がひどかった。」

(イエス=キリストの言葉   マタイによる福音書 7章24~27節  新共同訳より)

 

 

「不義によって真理の働きを妨げる人間のあらゆる不信心と不義に対して、神は天から怒りを現されます。

なぜなら、神について知り得る事柄は、彼らにも明らかだからです。神がそれを示されたのです。

世界が造られたときから、目に見えない神の性質、つまり神の永遠の力と神性は被造物に現れており、これを通して神を知ることができます。

従って、彼らには弁解の余地がありません。

なぜなら、神を知りながら、神としてあがめることも感謝することもせず、かえって、むなしい思いにふけり、心が鈍く暗くなったからです。

自分では知恵があると吹聴しながら愚かになり、滅びることのない神の栄光を、滅び去る人間や鳥や獣や這うものなどに似せた像と取り換えたのです。」

(ローマの信徒への手紙1章18~22節   新約聖書  新共同訳より )

 

 

 

 


異常になりすぎた羽生ファンのチケット事情と、真の神様が最も嫌悪する、尊きものを「強盗の巣」にすること

2017-11-18 | フィギュアスケート全般について

 羽生選手の幼少期からの憧れ、元祖・絶対王者と呼ばれたエフゲニー・プルシェンコさんが、今来日していて、色々羽生選手にエールを送って下さっているようです。

羽生選手は、色々わかっていると思うし、プルシェンコさんもそれをわかっています。

だから、私はそこはあまり心配していないです。

プルシェンコさんの言葉(エール)は、また後程とりあげたいと思いますが、先にこちらを。

 

羽生選手のNHK杯棄権により、グランプリ・ファイナル出場もなくなり、

そのグランプリ・ファイナルのチケットを持っていたと思われる羽生ファンによる、

公式チケットトレードに出たものだけでも、わずか4日で、1500枚を超えました。

 

かつて、高橋大輔さんが人気が全盛期だった時、アリーナ席の転売で10万円近くにまで引き上げる人たちがいて、良識ある、普通の高橋ファンの人たちが、「信じられない」「あり得ない」「もう見に行けない」と、驚いて嘆いて引いて行ったのを、私は覚えています。

一方で、そのような状況でも最前列を陣取っていると言っていたある高橋ファン(自称)の人たちは、「お金さえあれば、席なんて何とでもなる」と平然といい、

羽生ファンである私に、羽生選手の悪口を一方的に、これでもかと山のように聞かせ、それでいながら、こちらが聞いてもいない「大ちゃんの秘密」なるものまでもを勝手に私に教えてきて、私を驚かせました。

それが真実であろうとなかろうと、どう考えても、高橋さん本人が知ったら怒るか悲しむかという内容でしたので、なぜファンだと言いながらそんな「本人が嫌がりそうな噂」を羽生ファンの私に流しているのか、全く理解できず、非常に疑問に思いましたけど、「それが楽しい」ようでしたので、最後には、そんなことを「自称ファン」にやられて海外にまで追いかけまわされている高橋大輔さんに、深く深く同情する気持ちになりました。

(※ もちろん、全ての人がこうだなどとは言っていません。しかし、異常金額での転売が横行すればするほど、こういうモラルのない人が多くなってくるのは確かです。)

 

今回、羽生選手の出る予定だったNHK杯で(大阪会場)、

一番安い席でさえ、常識をはるかに超えた、定価の7倍だの20倍だのの値段で 他の羽生ファンに平気で売りつける人たちまでもが出てきて、また、そこに乗じてさらに釣り上げる人たちもいて、またさらに、グルになって買ったことを装い、ますます値段を釣り上げようとしている人たちまでいました。

 

聖書によれば、天地創造主であられ、全知全能の「本当の神様」は、もちろん、この世に存在する全ての人々の、過去から心の奥底から、陰でやっていることから、その全てをご存知ですし、人の生涯は全て、その細部に至るまで、しっかりと把握されて記録されていると告げています。 

 

歴史上の隠れた事実や、虐げられた弱者のこともすべてをご存知の神様は、

人間がいかに「誤魔化し」「隠そうとも」、真実を全て把握しておられるし、また、罪や不正を長きにわたって放置なさったりはなさいません。

まして、特別な才能を与えてある人たちを「利用した」、不正や悪ののさばりを、喜ぶはずもないのです。

 

「思い違いをしてはいけません。

神は、人から侮られる(あなどられる)ことはありません。

人は、自分の蒔いたものを、また刈り取ることになるのです。」 

(ガラテヤの信徒への手紙 5章7節 新約聖書 新共同訳より)

 

よく考えて頂きたいのは、日本には、東日本大震災を経験して、多くを失い、その後に生活が大変な状況になっている人が多数いることを知っていれば、

そしてそんな人たちのためにも羽生選手が一生懸命頑張ってきたということを知っていれば、

あんな異常価格で、同じ羽生ファンに売りつけるなどということは、およそ考えもつかないことで、良心が痛んで当然だろうと私は思っていましたけど、

一部の超・悪質な業者や闇の人々の存在を差し引いて考えてさえも、

そうはならなかったのが、今回のNHK杯のチケット事情でした。

 

(もちろん、きちんと公式チケットトレードを使ってこの問題への解決に少しでも協力しようとして頑張って下さった多数の皆様、関係者の方々も大勢いらっしゃるのであって、それは本当に感謝なことです。)

 

一部の人たちが勘違いしているのは、値段が上がれば、羽生選手の価値や評価が高まる、などと考えているらしいことです。

その金額が、全て羽生選手に還元されていくのなら、それはまだわかります。

しかし、チケット転売問題の闇というのは、肝心の「羽生選手」の懐には一円も入らない、彼が生み出したはずの価値であり、彼がもらうはずの金額の、その何倍もの金額を、全然関係ない、何もしていない人たちが、まさに「強盗」と呼んで良い形で奪っていき、ぼろ儲けをしていくことです。

 

 

聖書の中で、あるいは、キリスト教で最も有名な、

イエスが、『人となって』地上にこられた間に、驚くほど「激怒された」事件があります。

それは、次のようなものでした。

 

イエスは神殿の境内に入り、そこで売り買いをしていた人々を追い出し始め、

両替人の台や 鳩を売る者の腰掛けをひっくり返された。

また、境内を通って物を運ぶこともお許しにならなかった。

そして、人々に教えて言われた。

「こう書いてあるではないか。

『わたしの家は、すべての国の人の 祈りの家と呼ばれるべきである。』

ところが、あなたたちはそれを 強盗の巣にしてしまった。」

祭司長たちや律法学者たちはこれを聞いて、イエスをどのようにして殺そうかと謀った。

群衆が皆その教えに打たれていたので、彼らはイエスを恐れたからである。

(マルコによる福音書 11章15~17節  新約聖書 新共同訳より )

 

神の与えた尊きものを、悪に利用されたり、強盗の巣にされることを、神様は非常に嫌悪します。

「神の家」であるかのように装いながら、強盗の巣と呼べるほど金儲けに興じている場所や、本当の神様への思いから遠く離れた人々の態度もまた、神様は非常に悲しまれます。

 

 

同じ出来事を記した、マタイによる福音書21章12節以降では、

「境内では目の見えない人や足の不自由な人たちがそばに寄って来たので、イエスはこれらの人々を癒され(いやされ)た。

他方、祭司長たちや、律法学者たちは、イエスがなさった不思議な業を見、境内で子供たちまで叫んで、「ダビデの子にホサナ」(=注:神を賛美する言葉)というのを聞いて 腹を立て」 たということが記されています。

 

ここでイエスは、本当に困っている人々を見て、無償で人々を癒されたことが判ります。

 

 

 もう一つ、祈りについて重要な聖書の言葉があります。

イエス=キリストの言葉です。

 

「祈る時にも、あなたがたは偽善者のようであってはならない。

偽善者たちは、人に見てもらおうと、会堂や大通りの角に立って祈りたがる。

はっきり言っておく。

彼らは既に報いを受けている。 

だから、あなたがたが祈るときは、奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、隠れたところにおられるあなたの父(=すべてを見ておられる天地創造主の神)に祈りなさい。

そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いて下さる。」

(マタイによる福音書 6章5~6節  新約聖書 新共同訳より )

 

 

 なぜ、昨年のフリー「Hope&Legacy」の元となっていた、とても素晴らしい歌詞だった、長野パラリンピックの時のテーマ曲などは、ただの一度も報道さえしなかったのに、

そして、今シーズンの他選手の演目である「トゥーランドット」や「映画Mission」などは全く報道もしなければ触れもしないのに、

特定のものばかりが、異常なまでに売り込み宣伝されるのでしょうか。

彼らは、どこから、いったいいくらのお金をもらって、どのくらい儲けているのでしょうか。

 

世の中は、それらを見て、何も感じないような愚かな大人たちばかりではありません。

 

 

「誰も健全な教えを聞こうとしない時が来ます。

その時、人々は自分に都合の良いことを聞こうと、好き勝手に教師たちを寄せ集め、真理から耳を背け、作り話の方にそれていくようになります。」

(テモテへの手紙第二 4章3,4節   新約聖書 新共同訳より )

 

 

「神は、定められた時にキリストを現わして下さいます。

神は、祝福に満ちた唯一の主権者、王の王、主の主、唯一の不死の存在、近寄り難い光の中に住まわれる方、だれ一人見たことがなく、見ることの出来ない方です。」

(テモテへの手紙 第一 6章15~16節   新約聖書 新共同訳より)

 

 

こちらは、指定暴力団「山口組」が、神戸で、毎年ハロウィーンにお菓子を配り、地元住民と子供たちへの「懐柔策」に使ってきたこと、それに乗っかる人が多いことで、警察や、地域からの暴力団追放運動に関わっている方々がとても困っていることが記事にされたものです。

こちらをどうぞ(神戸新聞)

暴力団が懐柔策のために行っているこのイベントで、お菓子を堂々と受け取っている30代の女性などは、暴力団のことを詳しく知らない世代で、暴力団について「怖い印象はない」などと話しているそうですが、(それはそうでしょう、それが目的ですから)

記事の最後に、

『 ただ、今回は子どもを巻き込んだイベントだけに、

県警幹部は「犯罪収益を原資とする暴力団から便宜を受けて本当にいいのかどうか。  大人たちは考えてほしい」と くぎを刺した。 』

と書かれています。

警察の幹部は、「犯罪収益を原資としている」暴力団の実態をよく知っているのですから、「そのくらいいいよ」「別に問題ないよ」などと、

間違っても決して言わないのは、当然のことです。

 

それに引き換え、「よく知らないから」「お菓子をもらえたらそのほうが得だから」という理由で、実は暴力団だとわかってはいても、

子供を連れて、暴力団から便宜を受けていく大人たち。

 

これは、本当に「知らない」といえるのでしょうか。

「知ろうとしていない」「ただ、もらえば自分が得だから」平気でもらう、というのであれば、それは「本当に知らない」こととは全然違います。

聖書によれば、神様は、こういった人間の本当の心の奥底、本当の動機までもを、良く知り尽くしておられ、そのうえで判断されるお方なのです。

 

上の記事で、子供を連れて暴力団からお菓子をもらう大人は、本当に子供のためを思っているでしょうか。

自分が、暴力団からお菓子をもらう姿を、自分の子供に記憶させているわけです。

一時的に「安いお菓子」はただで手に入ってラッキーに思うかもしれなくても、それを大勢の人が許容すれば、地域の暴力団はそこに留まります。

あるいは、その「お菓子を配る」行為の裏には、明らかに別の意図があるのだと、子供が認識できなくなっていく可能性のほうが、はるかに高いのです。

 

もし、暴力団の人たちをも、人として尊重して彼らをも救いたいと思うのなら、「暴力団としてやっていけなくなる」こと、「暴力団から抜け出したくなること」こそが、一番、彼らの本当の救いにつながっていくはずです。

 

 

 

 「だれも、二人の主人に仕えることはできない。

一方を憎んで他方を愛するか、一方に親しんで他方を軽んじるか、どちらかである。

あなたがたは、神と富とに仕えることはできない。」

イエス=キリストの言葉

(マタイによる福音書 6章24節 新約聖書 新共同訳より)

 

 

※ これは、お金を稼ぐな、という意味ではありませんが、その行動の目的の第一がどこにあるのか、その人たちの心の中で何が最重視され最優先されているのかというのは、神様が最も重視して見ている点です。この差はとても重要であり、結果にも大きな差をもたらします。

聖書は、人が「富に仕えている」と呼ばれる状態の時、たとえ本人がそのつもりはなくとも、気付かなくても、既に心は神から離れており、悪魔の支配下に治まっていくことを、強く警告しています。

ここでいう「富」は、「富」(お金・財産)を第一とするときに、その背後に働く「霊的な存在」を意味しており、これは聖書では、悪魔や悪霊たちと同じです。

 

(注:私は羽生選手のことを言っているのではありません。念のため。)

 

 イエスは言われた。

「 (略) しかし、まことの礼拝をする者たちが、霊と真理をもって父(=天地創造主の神)を礼拝する時が来る。今がその時である。

なぜなら、父(=天地創造主の神)はこのように礼拝する者を求めておられるからだ。

神は霊である。だから、神を礼拝する者は、霊と真理をもって礼拝しなければならない。

女が言った。

「わたしは、キリストと呼ばれるメシア(救世主)が来られることは知っています。

その方が来られるとき、わたしたちに一切のことを知らせて下さいます。」

イエスは言われた。 「それは、あなたと話をしているこのわたしである。」

( ヨハネによる福音書 4章23~26節  新約聖書 新共同訳より )

 

 

「自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして捧げなさい。

これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。

あなたがたはこの世にならってはなりません。

むしろ、心を新たにして(神に)自分を変えていただき、何が神の御心であるか、何が善いことで、神に喜ばれ、また完全なことであるかをわきまえるようになりなさい。」

(ローマの信徒への手紙 12章 1,2節   新約聖書 新共同訳より )

 

 

 「この世で富んでいる人々に命じなさい。

高慢にならず、不確かな富に望みを置くのではなく、わたしたちにすべてのものを豊かに与えて楽しませてくださる神に望みを置くように。

善を行い、善い行いに富み、物惜しみをせず、喜んで分け与えるように。

真の命を得るために、未来に備えて自分のために堅固な基礎を築くようにと。」

( テモテへの手紙 第一 6章17~19節  新約聖書 新共同訳より )

 

 

(イエスは)それから、群衆を弟子たちと共に呼び寄せて言われた。

「わたしの後に従いたい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。

自分の命を救いたいと思う者はそれを失うが、わたしのため、また福音のために命を失う者は、それを救うのである。

人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか。

自分の命を買い戻すのに、どんな対価を支払えようか。

神に背いたこの罪深い時代に、わたし(=イエス)とわたしの言葉を恥じる者は、人の子(=人となって来られた神の子、神でありながら人としてこの世に来られた救世主のこと)もまた、

父(=天地創造主の神)の 栄光に輝いて聖なる天使たちと共に来るとき、

その者を恥じる。」

( マルコによる福音書 8章34~38節  新約聖書 新共同訳より )

 

※ 最後の、「父の栄光に輝いて聖なる天使たちと共に来るとき」というのは、再びイエスがこの世に戻って来られる時のことであり、昨シーズンのSP「レッツゴー・クレイジー!」でラストで歌われていた、プリンスさんが待望していた内容です。