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「許される悪はあるのか?」 について

2012-05-25 16:15:16 | 日記
題: 「許される悪はあるのか?」について

 書評:慶応大学教授・○○○○氏、
 本「許される悪はあるのか?」
              マイケル・イグナティエフ著、
 書評文(抜書き):
 テロリズムからの安全を確保するためには、
 拘留、拷問、予防的戦争が必要かもしれない。
 しかし、
 この考えを是認すれば「市民の自由が制限される」。
 市民的自由を絶対化すれば、テロリズムを未然に防げない。
 国民の生命を犠牲にするかもしれない。
 この本の著者は、
 中間の立場を選んだ。
 「道徳上の絶対主義にも、
 冷徹な現実主義にも加担しないように努めた」という。
 それは、
 「より小さな悪のモラリティ」という考え方である。ーー(略)ーー
 現在では、
 テクノロジーの進歩と自由の拡大によって、
 「自由な国民」の頭上には、
 大量破壊兵器を用いたテロ攻撃という「ハルマゲドン」がもたら
される危険がある。
 それゆえ、「より小さな悪」を選択せねばならない。
 だがそうであっても、それがより大きな悪へと変化するのを阻止
せねばならない。ーー(略)--
 日本では「道徳上の完璧主義」が好まれるあまり、
 「より小さな悪」という思考が浸透しにくい。
 緊張感溢(あふ)れる現実世界で、
 我々が正しい道を見失わないための、偉大な知的貢献である。」
                 (読売新聞2012・4・29)
(私見):
 「日本が『道徳上の完璧主義』を好む」とは、
 見誤りの見方です。
 「好む」ではなく、「それが正しい」と判断しているからです。
 あなた様は「より大きな悪にならないように、小さな悪を行なわ
せる」とのお考えの様ですが、
 1例として、キリスト教の「魔女事件」は、
 最初からこの様な悲惨な、非人道的な事件ではありませんでした。
 あなた様は「小さな悪=拷問」は許されると言われますが、
 例えば、この人類の負の遺産の魔女事件のどのレベルの拷問まで
許すと考えられているのでしょうか?
 可哀想な女性が沢山おられますが、「鼻そぎ」ぐらいまでなら良
いなどとお考えなのでしょうか?
 このキリスト教の魔女裁判、拷問でいじめ抜かれ、挙句に命を奪
われる女性が大勢いましたから、
 命を奪われるよりましだと・・などと、考えられて居られるので
しょうか?
 「小さければ良い」という「程度の問題ではない」と思います。
 例えば、
 「少人数だし」とか、「小さな拷問だから良いのだ」というお考
えなら「それは絵に描いた餅」「机上の空論」ではないでしょうか。
 「だから、大きくならないように監視するのだ」と言われますが、
今の魔女事件のどの時点で貴方様ならストップをかけられることが
できるとお考えですか?
 このキリスト教が主導した魔女事件の問題も、
 「最後は、ヨーロッパ中が空転する大惨事のレベルまで達し」、
 それが絵空ごとでないことが、この世に現出しました。
 何故、
 このキリスト教の方たちは止められなかったのでしょうか?
 貴方様は、「できる」とそれこそ増上慢になって居られるのでは
ないでしょうか。
 また、別の例で・・・
 またまた、急に、貴方のお宅に、警察が踏み込み、
 「予防的逮捕です」と身に覚えのない拘束を受けたとしたら、
 どう思われますか? 
 素直に納得して従いますか? 予防的逮捕だと・・。
 かつての日本の暗い世情的になるでしょう。「官憲に怯(おび)
える社会です」。
 何もしていないという確固たる安心が存在しない世界なのです。
 予防的範囲で逮捕もありうるのかとの葛藤の中に存在する生活す
る不安定さを意識した生活になるのです。
 それが、
 戦争までの大きな場合もあり得るという論理は 空恐ろしくなり
ます。
 「予防的戦争なんて恐ろしい行為を是認しないでください」。
 (「これからの戦死者を減らすために広島・長崎に原爆を落とし
ました」まで行きます。
 『予防という観点から』現実に悲惨なハルマゲドンが起こされた
のです)
 この様なお考えを考え直していただきたいのです。
(追記):
 必要悪の話は、「ジェノサイド肯定論へ繋(つな)がっていく」。
 より優秀な人種の世界になるためには「劣等な人種を減らすこと
が必要なのだ」となる。
 キリスト教にあるこの様な恐ろしい考え方、過去にあったこの様
な悪行を二度と起こしてはならない。
 (参考)モラル【moral】 道徳。倫理。「―に欠ける」
 (参考)せ‐じょう【世情】 1 世の中のありさま。せいじょう。
     2 世間の人情。俗人の心。せいじょう。

(蛇足的なことなのですが)ーーー: 
 ①:そんなことを言う貴方様こそ危険人物になることが予想され
ます、なので「予防的拘留をしますよ」・・・と、伝えて下さいと
いう方が居られました。
 ②:より大きくならないように見張り・監視する・・「貴方の様
な人こそ、見張らなければならないと感じます」。・・との意見も
ありました。
 ③:貴方様の意見は、「一々小さな事にとやかく言うな」という
悪漢と通じます。少しくらいの悪なら許してくれよー、少しは世間
のためになっているところもあるんだからさー。・・の意見も。
 ④:小さい子供を持つお母さんの言葉:小さなことでも、悪いこ
とをしていれば、少なくとも1回は言わなければならないでしょう。
悪いことを悪いと教えるのが正しいのでしょう? 貴方様の意見で
は、それをやってはいけないという悪もある・・・と、聞こえます
・・という、意見です。
 ⑤:より大きな「電車内の女性に対するいやらしい行為」を防ぐ
ため・・・より小さな悪は許す・・・「ケツ触るぐらいいいだろう」
になりますが? そのくらいでも駄目なのでは?・・この意見も記
させて戴きました。
(参考)だ‐そく【蛇足】 《昔、中国の楚(そ)の国で、蛇の絵をは
やく描く競争をした時、最初に描き上げた者がつい足まで描いてし
まったために負けたという「戦国策」斉策上の故事から》付け加え
る必要のないもの。無用の長物。
(必要悪をインターネットで調べると)ーーー:
1、ない方が望ましいが、組織などの運営上また社会生活上、やむ
をえず必要とされる物事。悪いこと、悪い人は本来あってはいけな
いことですが、あったほうがいい悪もあるということです。現代社
会で言うと「ヤクザ」さんの中の暴力団さんたち。暴力振るったり、
拳銃持ち歩いていたりと何かと悪いことばかりする暴力団の方々で
すが、この人たちが借金取り立てないと、平気で借金踏み倒す不届
き者が後を絶えません。社会からはみ出してしまった人たちも、ど
こかの組に属していれば、親分の目が光っていますから、堅気の人
にめったやたらに迷惑などかけないわけです。
2、違法若しくは倫理・商習慣・習慣上問題があるものであっても、
当該人・物・状態が存在しなければ、更に違法若しくは倫理・商習
慣・習慣上好ましくない人・物・状態が発生するような場合、より
悪くならないために存在する人・物・状態のことを必要悪という。
3、最悪の事態にならないように 歯止めとして存在するもの。たと
えば風俗産業など。
4、必要悪の教会(ネセサリウス)【元ネタ】 ラテン語。necessari
us:避けられない。 【解説】 イギリス清教第零聖堂区。 魔女狩り・
宗教裁判と言った『対魔術師』の技術に特化した人材が多く見られ
る。 解りやすい例では、ステイルやインデックスあたりがまさしく
ソレ。 そもそも「魔術は穢れたモノ」と見なされている渦中にいて魔
術を習得しているこの部署は、 異端中の異端たる「汚れを一手に引
き受ける」機関。故に「必要悪」とよばれる。 なのだが、それは同
時に最も力を持つ部署ということでもあり、 いつしかイギリス清教
会全体の実権を握ってしまった。 某魔術師曰く「最近はとある少年の
影響か、随分と角が取れてきている」との事。 国家宗教の関係組織
に所属しているため、公務員級に安定した収入がもらえる。
(喫煙神父でも) なお、給料は国から支払われている(イギリス国
民の血税で賄われている)ようだ。
5、道徳的・法的に悪であるが、それが存在しないとより大きな無
法状態や混乱を招いてしまうために超法規または見て見ぬ振りで存
在を許されている道徳・法・人・物事・物体。
6、ひつよう‐あく 〔ヒツエウ‐〕 【必要悪】 よくないことではある
が、組織や社会などにとって、やむをえず必要とされること。


今、国は緊急事態なのです。

2012-05-22 02:55:23 | 日記
題 : 今、国は緊急事態なのです。

 「官僚は駄目だ、駄目だ」と、
 スケープゴートするが、

 そして、
 官僚の改革が民への増税の前にしな
ければならないこと・・・との論理で、
 民への増税を先延ばしにする。

 国の緊急事態を知りながら、
 民への半分ゴマスリもあるのだろうと
思えてしまう発言。
 緊急に救わねばならない国の救う道の
一方を封じる。

 官の改革・官をスリムにするは、
 遠の昔から叫ばれて来たこと。
 それが出来なかったから
 今がある。
 これは「政治家の責任」。
 それを「官が悪い」と官のみに原因が
ある様に言い、
 自分自身の責任に気付かない様に思
える。
 増税を含む救国の手立てを封じるは
 間違っている。

 発言者も含め政治の怠慢で、
 若しくは、
 能力不足で、
 今に至っている。
 ここに来て、
 官の改革の後では、
 間に合わない。

 故に、
 同時並行策しかない。
 救国策の総動員を、政治家の皆様の意見として戴きたい。
 
(追記)(読売新聞2012・5・11)によると、「国の借金960兆円 2011年度末」の表題で、[内容]:財務省は10日、2011年度末の国債と借入金、政府短期証券を合わせた「国の借金」が、前年度末より35兆5907億円増えて959兆9503億円となり、過去最大を更新したと発表した。今年4月1日時点の推計人口(1億2765万人)で割ると、国民1人当たりの借金は約752万円となる。「国の借金」全体の約7割を占める普通国債の残高は33兆5558億円増え、669兆8674億円。

真に民を憂える、強い意志のリーダー

2012-05-17 03:27:29 | 日記
題 : 真に民を憂える、強い意志のリーダー

 フランス・ギリシャの選挙を話題にする新聞。
 それを考えると。
 「欧州連合(EU)などが求める緊縮財政に
 民はどの様な断を下すか?」が
 ポイントとなる。
 現状、
 民は財政拡大に支持を送る。
 それとは逆に、
 増税や歳出削減には背を向けている。
 緊縮財政は不支持なのだ。
 つまり、
 財政の健全化につながる路線を
 否定していると言える。
 この路線を否定し続ければ、
 ユーロ圏は崩壊すると知っている
 ・・・「が、しかし」なのだろう。
 それとも、民は、全く、何も知らないのだろうか? 
 民の多くが選択を否定している健全化路線と呼ばれる路線を
回避しても、民が大切にしたいと考えているだろうユーロ圏は、
崩壊しないという衆の知があるのだろうか? 
 専門家は、
 少なくとも1~2年は大丈夫だが、
 それ以後、
 破壊的状態に陥(おちい)るとしている。
 専門家の目からは、
 「それが確実なのだ」の声である。
 その、近未来に
 確実に崩壊するとの専門家の声に対し、
 民の選択は逆にある。
 キリスト教発祥地の古代の民は、
 この様な時、
 飢餓に苦しんだ時、
 隣の国の富を神の正義として奪い取りに行った。
 または、流離(さすら)った。
 流浪の民となった。
 現在、
 日本も似たような状況に置かれている。
 しかし、今まで、
 政権与党も野党も
 共に
 民へ甘い施策を示し勝だった。
 この様な経済不安の時、
 過去に、
 危険な路線に入って行って、
 辛酸をなめた時があった。
 そして、
 より辛い歴史を刻んだ。
 今は、
 真に民を憂える 強い意志のリーダーが 望まれる時である。

インディアスの破壊についての簡潔な報告・・・

2012-05-10 03:04:39 | 日記
本:「インディアスの破壊についての簡潔な報告」は
 キリスト教徒とキリスト教聖職者たちが行なった史
上最悪の愚行(南北アメリカ大陸などの卑劣な殺戮)
を記した書であが
・・・その49頁に・・・
 キリスト教徒等に、300人のインディオを分配され
て、3か月のうちに、
 そのうちの270人が鉱山労働で死んでしまい、
 生き残ったのは30人に過ぎなかった。
 3か月か4か月の間に、約7000人以上の子供が
 餓死した。 
 両親が鉱山へ連れ去られてしまったからである。
 また、
 私(キリスト教聖職者)は、
 そのほか数々の身の毛がよだつような出来事を
目撃した。
 (この聖職者は何らインディオを助けようとしなかっ
た悪漢)
 その後、インディオ達を狩り出しに行くことになった。
 結局、
 キューバ島を荒廃させ、全滅させてしまった。
 総督は、無慈悲で無分別で、
 (今さら、インディオたちが死んでしまった後、こんな
ことを言ったって、この聖職者は殺すがままにさせて
いた悪漢)
 彼の行った忌まわしい行為は、それまでのものを
ことごとく凌いでいた。
 (他人に悪さを転嫁するな、誰もいなくなった荒れ地
に教会を建てただろう)。
 金も非常に豊かであった。
 それまでは、地上にそんなにも多くの金があろうとは
思いつかなかった。
 金の在所(ありか)を白状させ、
 数々の新しい虐待や拷問の方法を考え出した。
 (止めろとも言わなかったキリスト教聖職者、今頃、
弁解したって死んでしまったではないか)。
 その聖なる使命をいつもないがしろにしていた。
 (おまえさん、キリスト教聖職者が聖ではないのだ)。
 全世界に行ってすべての人々に福音を述べ伝えよ。
 (福音じゃないよ、殺しに行っただけではないか、総
べてを殺して)
 さもなくば、妻子ともども生命をも失なうことになるで
あろう。
 盗賊と変わらない部下たちを先に派遣し、
 われらは神とローマ教皇、それに、この地の君主
であるカスティーリャの国王についてお前たちに知ら
せにやってきた・・・云々。
 さもなければ、われらが即刻、戦さを仕掛け、お前
たちを殺したり捕えたりすることになると心得よ。
 夜の明けそめる頃、大半が藁造りのインディオ達の
家に火を放った。
 (キリスト教聖職者は止めもしない)、
 殺戮をほしいままにし、彼らに奴隷の焼印を押した。
 火勢が弱まるか、火が消えると、彼らは焼け落ちた
家の中にある金を探しに出かけた。
 官吏たちとて例外ではなかった。
 キリスト教の司教も、その御利益にあずかろうと
側近の者たちを派遣した。
 (ほら見ろ、キリスト教聖職者も欲にまみれた悪漢
だったのだ)。
 数人の無法者の総督が引き続きその地へ赴いた。
 生きのびたインディオ達を暴虐的な奴隷状態へ陥
れ、挙句の果てに殺害した。
 また、彼らは部下たちが同じように振る舞うのを認
めていた。 (キリスト教聖職者も同罪)・馬鹿め。
 (これらの行為はキリスト教の教義から来る行為
です・・・キリスト教はこの様な宗教なのです・・・)