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戴いたコメントにお答えします・・・二宮政吉さんの『 同じ気持ちです 』について

2011-06-05 02:11:11 | 日記
題 : 戴いたコメントにお答えします
       ・・・二宮政吉さんの『同じ気持ちです』 について

 お願い : この記事を読まれた後、1頁前の『決して戦争をしない』もお読みください。

 差出人: 二宮政吉さん
 日付 : 2011年05月19日 17:50
 件名 : Re:同じ気持です

 メールありがとうございます。
 ご指摘のことは、部分的には同意します。
 ヨーロッパ北欧のキリスト教とは、土着宗教の影響が色濃くあり
ます。
 キリスト教の布教活動により、土着宗教(迷信宗教)を信じてい
た民族がキリスト教に改宗させられていったからです。
 ハロウィンについては、ケルト民族の土着宗教と、カソリック中世
暗黒時代における布教活動が重なったところから発生した文化で
しょう。
 現代では、ニューエイジの影響が強いようです。
 中世の暗黒時代における布教とは、このケルト地方のアングロサ
クソン人の改宗から始まりました。
 当時、ヨーロッパは南方からのイスラム教勢力の侵略に脅かされ
つつあり、教会を守るために、北方への布教を強いるようになったの
です。
 その流れの中で、迷信深い北方民族のキリスト教への改宗は必須
でした。
 迷信深い土着宗教にキリスト教が妥協せざるを得ない時代でした。
 その中に、ハロウィンの起源もありそうです。
 日本のキリスト教も、明治初期は、武士道(思想精神ですが)と
深く結びついたものでした。
 迷信宗教は、キリスト教にとって、コンピュータのバグのような
ものです。
 歴史の反省とともに、除去することが必要です。
 現代では、ハロウィン(カルト的祭典)を記念日とするキリスト教派は、
カソリック含め、ありません。
 また、中世の暗黒時代、宗教裁判があり、多くの人が、残虐な死を
遂げていることも事実であります。
 力の理論と「あなたの敵を愛せよ」というキリストの愛の教え、
いつの時代にも教会が悩む課題です。
 プロテスタントの歴史は、その罪を背負ってきたカソリックの歴史
(中世暗黒時代)の反省から出発しています。
 では、そのプロテスタントの時代になって、力の理論は消えてなく
なったのだろうか?
 ブッシュの戦争主義を支えていたのが、プロテスタントである福音派
と呼ばれるキリスト教原理主義の団体と批判されてきました。
 ここにも力の理論は存在しています。
 では、そのような力の理論を、私達は賛成しているんでしょうか?
 力の理論は、キリスト教の教えではないのです。
 全く正反対であります。
 ただ、聖書を読んでいると、新約聖書の他に、旧約聖書というものが
あり、そこに侵略的文献があります。
 ですが旧約聖書は、直接はユダヤ教の教えであります。
 しかし、その旧約の中に、イエスキリストの預言が含まれているので
聖書の一部として採用しているのです。
 「目には目を、歯には、歯を」とは、旧約聖書に書かれているもの
です。
 新約聖書には、書かれていません。
 むしろ、新約では、「右の頬をぶたれたら、左の頬も出しなさい」と
書かれているのです。
 カソリックの暗黒時代の反省に立ったプロテスタントと同じように、
旧約聖書の暗黒の反省に立った新約聖書と言えます。
 ブッシュ政権を支えていたキリスト教原理主義者たちは、旧約聖書を
利用して、悪を征伐する、力の理論を採用したのです。
 ですが、それは間違いであり歴史が証明するでしょう。
 もし彼らのなしてきたことが認められるのではあれば、多くのキリ
スト者の殉教は、なんの意味もない犬死です。

 ただ、政治世界では、9・11事件を解決するには戦争するしか
選択肢はなかったように思えます。
 世界の表舞台(政治、経済)がキリスト教主流世界であるため、
多くの人が、キリスト教と戦争を結びつけ考えるのもやむ負えません。
 麻生前首相がクリスチャンだと言っても、本当に信じているのか
私には分りません。
 名目クリスチャンは、腐るほどいます。
 名目クリスチャンが天国に行けるのではありません。
 イエスキリストの、いのちを受けた者のみが天国に行けるのです。
 それから、キリスト(聖書)を利用した、カルト宗教も多くあり
ます。
 エホバの証人(ものみの塔)などは代表的な宗派です。
 多くの歴史的過ちと、聖書理解の誤解が今のキリスト教に対する
偏見となっています。
 今の時代、幸せ病が蔓延しており、神様の目から物事を見ることの
できるクリスチャンや教会は少ないと思われます。
 その様な幸せ病の牧師や信者が聖書を読んでも、「論語読みの論語
知らず」となりましょう。
 ただ言えることは、人とは、良心があり、何が間違いで、何が正し
いのか、自分の力で判別する能力を持っています。
 多くの素晴らし信仰者たちが今まで輩出され、それを受け継ぐキリ
スト者達がいることも事実だからです。
 参考になったかどうか分りませんが、後日に譲ります。

私の返事:
 二宮政吉さんへ コメントありがとうございます。
 同じ気持ちですと言って戴き ありがとうございます。
 ハロウィンとキリスト教とのかかわりなどの記述、キリスト教が
布教に際し、ヨーロッパの多神の宗教と、よく言えば融合、悪く言
えば妥協が、大分、起きたところです。
 魔女と関わるところなどキリスト教も無関係とは言えないところ
です。
 キリスト教系の学校でも喜々として行っているところでもあります。
 また、ハロウィンがキリスト教と無関係とするのなら、日本での
行事化についても 明確に反対姿勢・行動を示して欲しいところです。
 ブッシュ政権に関することは同感です。この行為は間違いです。
 貴方様のおっしゃる「何が間違いで、何が正しいのか、自分の力で
判別する能力を持っています」とのお言葉には大賛成です。
 私は、神の言葉を戒・律・掟というかたちで伝えるというキリ
スト教の『他律戒』の在り方は良くない(間違い)と思います。
 あなた様のこの記述の様に「何が間違いで、何が正しいのか、自分の
力で判別する」が正しいと思います。

 自分で判断し 自分で何が正しいかを決める…です。
 『自律戒』です。

 キリスト教はこうではありません。
 「神の言葉を与える」・・です。
 キリスト教徒に判別力があると信じて、そして、キリスト教徒に判断
させるという、キリスト教は教義設定にしていません。
 キリスト教徒の判断能力に関し、無能力者のごとくに扱っています。
 全て神の言葉を信じ、そして従う・・・です。
 また、それを 『 よし 』 としています。
 また、イエスキリストが旧約聖書と全く逆である点(あなたもおっ
しゃっておりますが)を整合させていないという問題点を、回避し、
キリスト教は御都合主義的に振舞っていると言われても仕方ない
ところもあります。
 正反対の教義が共存しているのです。
 都合のよい時には右と言い、都合が悪くなると左と言う。
 これが問題を大きくしています。ブッシュさんの例のように。

 [ 添付 ]
 ☆ 己を忘れて他を利するは、慈悲の極みなり。
 ☆ 以和為貴・・・(和をもって貴しとなす)。
 ☆ 一切衆生、悉有佛性 :
  (いっさいしゅじょう、しつうぶっしょう)・・・この世のあら
 ゆる生きとし生けるものは、ことごとく皆、佛性(佛の性質・佛と
 成り得る資質)が備わっています。そうした生きとし生けるもので
 もって宇宙は構成され、すべて(万物)が繋がり、時は流れてい
 ます。そのつながりの中で育んで行きましょう。
 [参考比較] キリスト教の人間生来の 原罪 : 原罪(げん
 ざい)とは、エデンの園において人類の始祖であるアダムとイヴが
 最初に犯したとされる罪、およびその罪が人間の本性を損ね、ある
 いは変えてしまったため、以来人間は神の救い・助けなしには克服
 し得ない罪への傾きを持つことになったという、キリスト教の多く
 の教派において共有される思想。
 (ここを原点として、信じなければ救いを拒否し、切り捨てるというキリスト教がある)

☆ 真実の声 :
 すべての者は暴力におびえ、すべての者は死をおそれる。 己が身にひきくらべて、
  殺してはならぬ。
  殺さしめてはならぬ。    ・・・ 仏典『ダンマパダ』より