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国家や正義の名の下での・・戦争による大量死が・・無くなる時代は何時来るのだろうか・・・

2011-08-12 02:34:05 | 日記
☆題 : 《国家や正義の名の下での・・戦争による大量死
    が・・無くなる時代は何時来るのだろうか・・・》:
 
 書評:東京大学名誉教授・本間長世氏、「戦死とアメリカ
     ドルー・ギルピン・ファウスト著」(抜き書き)。

 米国の南北戦争は、建国後1世紀足らずで国家が分裂し、4年
間にわたる戦争の末、北軍が南軍に対して勝利をおさめ、連邦
の統一が回復され、反乱軍が鎮圧された内戦として記憶されて
いる。

 この戦争の記憶はアメリカ人の間で、生々しく受け継がれて
きている。

 南北戦争の戦死者の総数は、62万人。

 訳者(黒沢眞里子氏)も注目している様に、本書の章立て
は、「死ぬこと」、「殺すこと」、「埋葬すること」など動名
詞を使い、動的な切り口で叙述を進める事で主題の重苦しさが
救われている。

 北部人も、南部人も、同じキリスト教の神に祈ったが、神自
身の目的をうかがい知ることはできないと述べた。

 20世紀は、戦争の世紀だった。

 今世紀において、破壊兵器はますます精度を高め、無差別テ
ロの恐怖は各地に広がっている。

 歴史の教訓は生かされていない。

 国家や正義の名の下での大量死がなくなる時代は何時来るの
だろうか。           (日経2010・12・19)

(小生:「(キリスト教の)神の義によれば、人を誅しても良
い」の教義では、必然的に戦争は多くなる)

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