この、んん十年の間、実家の納戸に預けっぱなしであった私の和ダンス。
結婚してから和服を着た回数は、今、指折り数えれば、簡単に数えられるくらいです。
葬式の時、一回
結婚式の時、三回(兄の時、弟の時、娘の時)
しかも、娘の時には私の留袖はあまりに派手なので、母のを着用。(-_-;)
その他、二回
丁寧に用意して持たせてくれた母に本当に申し訳ないことをしました。
今回、処分するにあたり、母と和服のことを話しました。
「あの頃が(私が結婚したころ)着物をそろえる習慣の最後やったんやなあ」
と母の分析です。
それでもさすがに、処分することは彼女には言えず、、、です。
昨年、母親を実家からひきとり、同居が始まりました。
兄弟とも相談して、固定資産税の負担の大きい実家は売却の方針に、、、。
で、
和箪笥はひきとれないまでも、中に入っている着物、小物、
箪笥の上に積み上げているもろもろのもの、
私由来のものは全部、引き上げました。
母と同居するまで住んでいたマンションはそのままおいているので、
とりあえず、そこに、運び込み、長考にはいりました。
1 半分くらいに減らして、小さな箪笥を買って、保存しておく。
これが当初思っていたことです。
で、
2 式服と、気に入っているものだけを娘用に残し、後は処分する。
二か月くらいたってからはこんなふうに変わりました。
で、
3 全部処分して、娘が万が一(娘も多分着物は着ない派なんです)必要になったら、
その時は買う。娘は借りると言っております。買うと管理せんならんからですと。(-_-;)
で、
こんな風に、半年くらい毎日もやもやしておりましたが、
3 に決定してからは、二日間(実働4時間)で片づけることができました。
なんせ、
全処分なので、、、。
事前に調べておいた
結構大切に扱ってくれる(らしい)サイトに連絡すると、梱包材料が届き、送料無料で発送できる手筈になりました。
義姉には、しつけのとれていない着物や新品の小物など、もらってもらいました。
彼女は着物が好きで、着付けの勉強もしているのです。
でも、
厳選して、新しいものだけにしました。
片づけている間、何度も「これだけはおいておこうかな」「これは役立つかも」、、、、、、、
しかしですな、
自分の65歳というトシを考えるにあたり、
処分できる活力のある間に決心するのがセーカイであるのは明らかなのでありました。
宅配便に連絡をいれ、
大きな段ポールを何個も出したあと、、、
(そりゃ、寂しい気持ちは否めませんが)
達成感と爽快さが、、、、。
掃除機を丁寧にかけました。
過去の着物があちこちに積まれ、
来る気もしなかった、大好きだった空間が、また私のものになりました。
たった二日間で終わる作業ですけど、
この決心をするのに半年かかりました。
ここ、しばらく、
母の様子もいろいろ変化し、(今、落ち着いていますが)
自分自身、反省材料も多々あります。
また、
それは次回。
いま、山下さんの「家事を断捨離する」本を読んでおります。
ものなければ、用事ない、、、、、
ほんまにそうですなあ。