Heart and heart

ありきたりになりがちな毎日をオンリーワンな一日に

ダール ファティマ

2013-06-22 22:10:29 | おすすめ

      原宿 キャットストリートの脇道を
      入ったところに、隠れ家のように現れるモロッコ雑貨のお店
      「ダール ファティマ」

     モロッコの伝統的邸宅「リヤド」をイメージした店内

     きれいなグラスや



     タッセルに、かごバックなど
     小さな店内はかわいいモロッコ雑貨でいっぱいです

     スパンコールやビーズのついたものまで
     種類がたくさんのバブーシュはホワイトを購入

     他にも ファブリック類も充実----

     カラフルなカラーは、見ているだけでワクワクします。

     この日はカフェスペースで 休憩

     キャットストリートの喧騒がウソのように
     静かな通りです

     モロッコのクレープ-----バグリィル
     もちもちのパンケーキの様なカンジ
     はちみつをかけて頂きます

     お茶はモロッコではメジャーな  
     ミントティー。。。少しお砂糖がはいっているので
     ほんのり甘め
     モロッコではあえて 味を甘くした熱いお茶をいただいて
     暑さを凌ぐんですって

     ポットの取っ手カバーもかわいい!!!
     もちろんティーセットも購入できます

     本格的モロッコの雰囲気が味わえるお店です

LOVE展 ~アートにみる愛のかたち③~

2013-06-21 23:21:01 | アート
    4章------家族と愛    FAMILY AND LOVE

   フリーダ・カーロ 《私の祖父母 両親そして私(家系図)》
   メキシコ出身の母とドイツ生まれのユダヤ人の父をもつ
   カーロ・・・・真ん中にいる子供と胎児はカーロ自身です
    メキシコの象徴であるサボテンの上には母方の祖父母
    遠い異国を表す海の上には父方の祖父母を描いています

    その頃、ドイツは、異人種間の結婚を禁止していたことも
    あってカーロは自分自身のルーツを 確認したかったのだと思います


    ジャン・シャオガン《血縁:大家族
    作者は、国家=巨大な家族の様なものと考えながらも
    文化大革命を背景にその複雑な個人と集団の歴史
    を家族の肖像画に表したようです・・・

    たとえ、個人は集団の犠牲になると考えても
    所詮、集団は個人の集合体でもあるのです

   5章------広がる愛
   LOVE BEYOND
  

    ここも今回のおもしろいところです
    《初音ミク》
    ヴァーチャル・アイドルに見る 新たなつながりのかたちです

     大きなスクリーンで彼女のライブが体感出来ます
     これで、世界までもつながるんですよね




     津村耕祐 《ファイナルホーム》
     非常事態に直面した時、「デザイナーが提供できるデザインは何か・・・・」
     をコンセプトに1994年に立ち上げたブランド
     皮肉にも、1995年に阪神淡路大震災
          2011年には東日本大震災が起こった事によって
     デザイナーの想定は現実のものになりました。。。


    ナイロン製のコートにたくさんのポケットをつけて

    新聞紙を入れれば-----防寒着

     食料や医療品を入れれば----避難着になるといったアイデアのコート

     洋服の機能性を考えながら
     どんどん可能性が広がります。。。


     そして、こんなパズルパーツを使ったお洋服も提案しています







     つなぎ合わせる装飾性を楽しむんだそうです




     草間彌生 《愛が呼んでいる》
   
     ここから小さなブースは草間ワールドでした
     水玉は太陽や月・地球を表すもの
     その水玉を反復して増殖させることによって自己の消滅を経て
      宇宙の根源に立ち返る意味があるんだそうです

     初めてちゃんと草間さんの作品を拝見しました
     いくつも連なる水玉の突起は愛であり
     それは、ヒトや生き物を超越し、宇宙にまでおよんでいるんですね

     この空間では草間さんの詩の朗読が繰り返されています

    「落涙の居城に住みて・・・」
     -------死が静かに近寄ってくる-------心のすべてをささげて時を
      生き抜いてきた今、美しい終末の足跡を残したい------
     空を飛ぶ鳥たちに叫び聞く
     私のひさしい年月を、人生の終末の美しさとは、すべて幻覚の幻だったのか?----」


     こういった詩が水玉の空間に、こだましています
     80歳を超えてなお、こうして
      私たちに投げかけてくれる、エネルギーに満ちたメッセージ
      は大きなスケールで創造されています。。。
     アートこそ彼女の人生そのもの

     一生をかけて伝えたいものは、つまり「愛」なんですね


     こんなに、たくさんの愛を感じたら
    青空から降り注ぐ、
    熱いくらいの日差しもまったく苦になりません



    そう、いたるところに愛はあふれています


         






    
        


LOVE展 ~アートにみる愛のかたち ②~

2013-06-20 18:10:30 | アート

    六本木ヒルズ・森美術館は今年10周年----
    10thアニバーサリー エキシヴィジョン。。。
    テーマは愛です----いろんなLOVEが200点集まりました-----



    しかし、日本の建築って本当に素敵です
    どこがどうなっているのか?と思うようなデザイン

    ここからすでに 刺激的なんですよね
    六本木のアートシーンの先駆けとなってから、ヒルズはもう10年も
    経つんですね

    毛利庭園 は今まさに 緑が鮮やかで美しく
    まさに都会のオアシスです

    おや、ここですでに ハートを発見!!!

    LOVE展  ワクワクします!!!

    2章----「恋するふたり」
    A COUPLE IN LOVE


    マルク・シャガール 《町の上で、ヴィテブスク》
    妻ベラとシャガールが結婚した当時のもの
    手を広げるベラの仕草にその時の幸せな様子がうかがえます

    しかし、 妻ベラの死と戦争によるヴィテブスクの街の破壊も
    30年後に描かれるのですが・・・・

    オーギュスト・ロダン《接吻》
    今回の展示、こうして名作と現代アートの両方見れるのが楽しい!
    ダンテ「神曲」の悲恋の主人公
    そうです 今回は、欲望と苦悩、良心の呵責、心中など
    様々な成就しない愛のかたちも描かれているのです

    ゴウハル・ダシュティ《今日の生活と戦争》
    イランイラク戦争の年に生まれた作者の作品は
    戦争体験がベースになっています

    戦争と日常が相対化して描かれ
    揺るがない愛や絆など、未来への強い意志も表されているのです


    ルネマグリット《恋人たち》
    顔をシーツのようなもので覆われた二人
    これは作者自身の母親が入水自殺した経験からきているものと 
    思われているのですが。。。。
    こうして表情の分からない ふたりの恋人の距離や 
    こころの中は観るものの想像力にゆだねられます
    見えない事によって
    お互いの思いが、より強く感じられる気もしますし
    いずれにしても、悲しい背景を感じさせるものであるのは確かです

--------愛は二つの身体に住まう一つの魂によって成り立っている
            -------アリストテレス--------


    3章----愛を失うとき
    LOVE IN LOSING

    ソフィ.カル《どうか元気で》
    これもかなりおもしろかった?です
    ある日 一通の手紙で最愛の恋人に別れをつげられた作者
    その手紙の最後には「どうか元気で」という言葉・・・
    そこで作者は107人の女性に仕事上の立場から
    そのメッセージを読み取ってもらおうと試みます

    哲学者に占い師・エトワールダンサーに女優・外交官に作曲家まで----
    それぞれが 踊ったり歌ったり パフォーマンスし
    その言葉を徹底的に解釈しようとしていきます・・・・
    なんておもしろいんでしょう!!!

    それぞれの解釈を見ていくうち 失恋の痛手なんて忘れてしまいそうになるんです(笑)
    そう、相手の都合で書かれた手紙なんて。。。。
    めい一杯、悲しみに沈んだら、次の一歩をふみだそう!!


---------愛あるところに生がある------
              -----------マハトマ・ガンジー-------
    
    




  
    


LOVE展 アートにみる愛のかたち

2013-06-19 11:41:00 | アート

     「愛」をテーマに名作や新作200点が展示され
      愛のカタチを探っていきます
      あなたにとって愛とは?
      今こそ愛を。。。。

     1章-----愛ってなに?
     WHAT IS LOVE?

     ジェフ・クーンズ《聖なるハート》
     今回のポスターにもなっているカワイイハートのラッピング
     実はこれ3.5mもあるステンレス製なんです

     巨大なハートのオブジェの周りをぐるっと歩けば
     その金色の輝きの中に たくさんの人が写っています
     
     さあこれから、皆どんな愛のかたちを見つけるのかな----

     デミアン・ハースト《無題》
     イギリスのオーソドックスな
     バースデーカードをモチーフにしています
     これも2mをこえる大きな作品
     中には死んだ蝶がちりばめられています
     (生)と(死)が美しさとかわいらしさの中に表現されています

     ロバート・インディアナ《ラブ》
     アメリカの戦後史に残るポップアートの代表的な作品です
     彼は言語や記号での
     美術の実効性を追求しているようです

     父親の働くGSのカラーが グリーンと赤だったんですって。
     そして、ブルーは晴れた空の色----
     幼いころの記憶から、
     家族への愛が感じられます

     ギムホンソック《ラブ》
     これは、ロバートの(ラブ)を皮肉ったもの
     文字をゆがめることによって、戦争や政治上での
     アメリカの功罪を表しているそうです
     しかし、「完璧さ」や「品質」にたいする妥当性も
     ちゃんと肯定しているんです。。。。
     これもステンレス製です。シャイニーなカラーの美しさにも眼を奪われます


     そしてふと 壁を見上げると
     そこには、
     「もし愛を奪えば、もはやアートも存在しなくなるだろう----
             ------レミ・ド・グールモン-------」の言葉

     愛があってアートがある。。。ここから発せられるアーティストの情熱はまだまだ続きます!!!

世界に一つのプレイブック

2013-06-18 19:48:48 | 映画

    妻の浮気現場を目撃し、暴力事件を起こしてから
    精神の躁鬱病と診断され、妻との復縁を
    求めてリハビリに励む パット-----


    最愛の夫に事故死され自暴自棄になっている ティファニー-----


    人生のどん底に落ちてしまった時
    人はどう立ち直る。。。?

    そして、タイトルにもなっているプレイブック(作戦図)とは?

    妻の気持ちはとっくに離れているにも関わらず
    絶対に復縁出来ると信じ
    いつまでも過去に囚われ、前に進めないパット。
    それに対して、相手に心を開き
    少しずつ自分を変えて前に進もうとする
    ティファニー。。。。

    男と女の違いがはっきり出ています(笑)

    
    人とひとが出会ったら、その関わり合いの中で
    夫婦や恋人、友人。。。関係なく
    お互いに出し合う
    大切なサインが、日常には 隠れているのです

    いえそれは、隠れているのではなく ただ見逃してしまっているだけ・・・
    ちゃんと見ようとすれば いとも簡単に見えるのです

    なぜサインが見えないのか?
    それはこころの視野にあるのです
    過去に囚われ過ぎているパットには、目の前の大切なものが
    見えなくなってしまっているのです。。。


    しかし、過激な発言の多いティファニーとパットの
    やり取りは 少しクレイジーで、かみ合わないところが
    とってもおもしろいのですが・・・(笑)

    人生 何があるか分からないけれど
    こう、と決めたらプレイブックを明確に実行してみるのも
     おもしろく価値がありそうです。。。
    その通りに行かない人生に振り回されながら
    結局、最後は
    自分らしい生き方に辿りついていけるのでしょう

    バカが付くくらい自分に正直で
    ゆえに、行き過ぎてしまう二人の主人公は、
    裏を返せば、とってもチャーミング。。。。
    そんな 二人の生き方に 誰もがエールを送りたくなるのです。。。。