長く厳しい冬が終わって
出羽三山へ人々がお参りを始めれば
これから秋まで、庄内は本当にいい季節を迎えます
市街地から車で一時間ほど
大きな赤い鳥居が
湯殿山参拝の人々を迎えてくれます
言葉に し難いほどの絶景に
気持ちが晴れやかになります
橋の下を流れる水の勢いに
冬の厳しさと、自然の営みの尊さを感じます
澱みなく流れる水は 見ているだけで
こころ洗われるようです・・・
湯殿山神社本宮を参拝する前に
まずは、「玉姫稲荷神社」にお参りします
ここは即身成沸修行をなさった「鉄門海上人」が守り神として
帰依されたんだそうです。
いくつも連なる小さな鳥居をくぐって
当時に思いを馳せます
快晴の青空と今だ残る雪、そして緑が
何て美しいのでしょう!!!
そして、写真撮影はここまで----
ここからは、俗世とは切り離された神域です
石段を登りながら 社殿に一歩ずつ近づいていきます。
まるで空に近づくように、一歩を踏み出せば
空気はみるみる研ぎ澄まされていきます
湯殿山は「語るなかれ」「聞くなかれ」
と言われるほど、そのご神体の様子は、多言してはいけないと
されています
霊岩から湧き出る湯を見て感じるだけで
自分の中の世界が変わるようです
その様子は、あの松尾芭蕉でさえ「語られぬ 湯殿をぬらす 袂かな」
と詠んでいるほどです
自然の偉大さの前に
こころが清められたら、ふっと身体が軽くなるようです
スピリチュアルカウンセラーの江原さんは、ここを
訪れたとき、赤い鳥居の前に
現代に語られる以上の
即身仏を目指して亡くなった修験者の方たちが
たくさん見えたそうです
未来永劫の幸せと平和を祈念して、亡くなった先人の
強い思いが、厳かな山の空気をつくり出しているようです。。。
長い時間を超えて、現代の私たちも
まるで、引き寄せられる様に
ここに足を運ばずには
いられないのかもしれません。。。