eine Pause

ドイツで右往左往する関西のおばちゃんのお話。
外人を見たら逃げていた私がまさかのドイツ暮らしΣ(゜д゜lll)

ゴミにされるところだった2匹の黒猫

2014-02-10 18:50:00 | 日常
今日の私は怒りで胸が震えています。



ドイツには多くのTierheim(動物保護施設)があり、そこではたくさんの動物が暮らしています。

私もいずれは何らかの形で関わりたいと思っていて、時々HPを覗いています。

今日も何の気なしにHPを見たら、赤字で書いてる部分が気になりました。

2 Katzen fast im Müll gelandet 2匹の猫が危うくゴミに→HP

クリックして詳しく見てみるとこんなことが書いてありました。





2月3日早朝、一人の青年がゴミ回収作業をしていた。 ゴミ入れの横にテープが貼られた段ボールがあった。

プレス機に入れる寸前、青年は慌ててダンボールの中を見た。 そこで彼が見たのは狭い中にギュウギュウに押し込まれ、寒さに震える2匹の黒猫だった。

どうやらその猫達は一晩中その狭い箱の中にいたらしい。

彼は仕事が終わるまで自分で猫達をあずかり、仕事を終えてすぐ私達の所(Tierheim)に連れてきた。

一体誰が動物に危害を加えたのか? 危うく2匹の猫達は生きたままゴミ圧搾機にかけられるところだった。 

どうしたらそんなに考えなしでいられるのか?

  









私は今までドイツで野良犬や野良猫を見たことがなく、動物保護がしっかりしているのがドイツの良い所だと思ってきました。

懸命に保護しようとする人がいる傍らでまさかこんなにひどいことが起こっているとは思いもしなかったので、しばらくはショックで呆然としました。

もちろんどこの国にもいろんな人がいて、日本でも捨て犬や捨て猫が後を絶ちません。

ただ捨てるだけでももちろんひどいですが、狭い段ボールに押し込んで一晩中外に置き、ゴミと一緒にプレスさせようとした人がいるなんて・・・。

ドイツではペットを飼えなくなったら動物保護団体や動物保護施設で無料で引き取ってくれるのです。

それなのにどうしてわざわざ、しかも自分の手を汚さずゴミのように殺そうとしたのか・・・。

今回はたまたま青年が気付いてくれたから良かったものの、考えれば考えるほど怒りがこみ上げてきます。

どうかもうこんな人が他に出てきませんように。

そしてこの2匹の黒猫ちゃんたちがショックから立ち直り、新しい家族を見つけられますように。










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ハプニングで知る進行度合い

2014-02-04 19:20:00 | 日常
よく何かハプニングが起こった時にこそ、その人の本性が分かると言いますが、私にはハプニングで分かる事がもう一つあります。




以前も書きましたが、ドイツではトイレは有料の場合が多く、トイレの前に掃除の人が座っていてお皿を置いてあります。

大した金額ではないし、義務ではないので嫌なら払わなければ良いのですが、小心者なのでいつも払ってしまいます。

2ヶ月位前、とある所でトイレに行きました。

その時もきっちり女性が座っていたので、「あーあ、50セント払わなきゃ・・」と思ったのですが、いつも私は出てきた時に払うのでそのまま横を通り過ぎてトイレに行こうとしました。

するとその女性が電話したまま「ハロー!」と私を呼び止め、お皿の前を指でトントントンと叩いたのです。

これにはカッチーンときました。

後で払おうと思っていただけなのに、まるで使い逃げをした客を咎めるようだったのです。

その時私の口からすぐ「まず最初に払わなくちゃいけないの?私は後で払おうと思ってたのに!」と言葉が出ていました。

するとその女性はあいまいな笑みを浮かべながら「(前でも後でも)どっちでもいいのよ。」と言いました。

だったらあのトントントンは何やねーん と怒りながら、それでも50セントはきっちり払いました。



またある時、(と言っても先日の埋葬式に行った時ですが)今度はバスでやらかしました。

初めて行く場所だったので緊張してバスに乗り、降りるバス停のアナウンスがあってすぐに降車ボタンを押しました。

そしてそろそろかなと思っていると、いきなりアナウンスが次の知らないバス停の名前を告げたのです。

どうやら思ったより一つ前のバス停からの距離が近く、私が一瞬目を離したすきに目的のバス停を通り過ぎた様子。

でも、でもですよ。

私はちゃんと降車ボタンを押していたのに、まったくスピードを緩める気配もなかったんです。

これにはパニクりました。

バスは曲がっていくし、変な所で降りて墓地にたどり着けなかったらどうしようと思うが早いか、運転手の元へ駆け寄り「さっきのバス停で降りたかった。私はボタンを押した。」と言っていました。

運転手はボタンが押されていたことに気づかなかった様子で、「は?ボタン押してたって?もっと早く降りる準備をしなきゃダメだよ。」と言い、結局一つ先のバス停で降りる羽目になりました。

もちろん私がボタンを押してすぐ降車口に行かなかったのが悪いんです。

それは自分でも分かっていてクレームを言いたいというよりただ焦って何とかしなくちゃと思っただけだったのですが、後で考えると完全に文句を言ってますね



この2件で思ったことは、こういう状況では勝手に口からドイツ語が出るんだということ。

それだけ体にドイツ語が入ってきたといえば聞こえは良いのですが、単にドイツ人化現象が進んだだけのような・・・

ドイツ人と混じって違和感がないレベルが5だとしたら、今は2くらいでしょうか。

ドイツ語は進歩しないのに、こういう事だけは着実にレベルアップしていることを感じずにはいられない出来事でした。(あまり嬉しくない・・・





一つ先のバス停で降りた後どうしたかというと、墓地までの歩道もないような道を歩いていたら1台の車が止まってくれて「お墓に行くんだろう?乗って行きなさい。今日は寒いからね。」とわざわざ声をかけて乗せてくれました。

その人も奥さんを墓地まで送っていくところだったのでついでと思ってくれたようですが、その親切にパニックが治まったし何より不安だったのでとても嬉しかったです。

ほんの数分のドライブでしたが、ご主人は気さくな感じで奥さんが正反対。

車に乗った瞬間にご主人に対して“なんで見ず知らずのアジア人なんか乗せてんのよと思ってるのが分かり、私と同じ埋葬式に行くのにその途中でも絶対に目を合わさず 私に話しかけるな オーラが全身から出ていました。

もちろんそれ以上そばには近寄りませんでしたが、そこまで拒絶しなくてもいいのに・・・

私の見る限り、こういうご主人のような親切な人も、また奥さんのような人も結構います。



以上どうでもいい話でしたが、こんな風に嬉しくて舞い上がったり、突き落とされたりと、ある意味ジェットコースターのような毎日を過ごしながら着実に神経と体だけは図太くなっている私です。


レールが見えない分、どんな絶叫マシンよりスリル満点かもしれません






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