よく何かハプニングが起こった時にこそ、その人の本性が分かると言いますが、私にはハプニングで分かる事がもう一つあります。
以前も書きましたが、ドイツではトイレは有料の場合が多く、トイレの前に掃除の人が座っていてお皿を置いてあります。
大した金額ではないし、義務ではないので嫌なら払わなければ良いのですが、小心者なのでいつも払ってしまいます。
2ヶ月位前、とある所でトイレに行きました。
その時もきっちり女性が座っていたので、「あーあ、50セント払わなきゃ・・」と思ったのですが、いつも私は出てきた時に払うのでそのまま横を通り過ぎてトイレに行こうとしました。
するとその女性が電話したまま「ハロー!」と私を呼び止め、お皿の前を指でトントントンと叩いたのです。
これにはカッチーンときました。
後で払おうと思っていただけなのに、まるで使い逃げをした客を咎めるようだったのです。
その時私の口からすぐ「まず最初に払わなくちゃいけないの?私は後で払おうと思ってたのに!」と言葉が出ていました。
するとその女性はあいまいな笑みを浮かべながら「(前でも後でも)どっちでもいいのよ。」と言いました。
だったらあのトントントンは何やねーん と怒りながら、それでも50セントはきっちり払いました。
またある時、(と言っても先日の埋葬式に行った時ですが)今度はバスでやらかしました。
初めて行く場所だったので緊張してバスに乗り、降りるバス停のアナウンスがあってすぐに降車ボタンを押しました。
そしてそろそろかなと思っていると、いきなりアナウンスが次の知らないバス停の名前を告げたのです。
どうやら思ったより一つ前のバス停からの距離が近く、私が一瞬目を離したすきに目的のバス停を通り過ぎた様子。
でも、でもですよ。
私はちゃんと降車ボタンを押していたのに、まったくスピードを緩める気配もなかったんです。
これにはパニクりました。
バスは曲がっていくし、変な所で降りて墓地にたどり着けなかったらどうしようと思うが早いか、運転手の元へ駆け寄り「さっきのバス停で降りたかった。私はボタンを押した。」と言っていました。
運転手はボタンが押されていたことに気づかなかった様子で、「は?ボタン押してたって?もっと早く降りる準備をしなきゃダメだよ。」と言い、結局一つ先のバス停で降りる羽目になりました。
もちろん私がボタンを押してすぐ降車口に行かなかったのが悪いんです。
それは自分でも分かっていてクレームを言いたいというよりただ焦って何とかしなくちゃと思っただけだったのですが、後で考えると完全に文句を言ってますね
この2件で思ったことは、こういう状況では勝手に口からドイツ語が出るんだということ。
それだけ体にドイツ語が入ってきたといえば聞こえは良いのですが、単にドイツ人化現象が進んだだけのような・・・
ドイツ人と混じって違和感がないレベルが5だとしたら、今は2くらいでしょうか。
ドイツ語は進歩しないのに、こういう事だけは着実にレベルアップしていることを感じずにはいられない出来事でした。(あまり嬉しくない・・・)
一つ先のバス停で降りた後どうしたかというと、墓地までの歩道もないような道を歩いていたら1台の車が止まってくれて「お墓に行くんだろう?乗って行きなさい。今日は寒いからね。」とわざわざ声をかけて乗せてくれました。
その人も奥さんを墓地まで送っていくところだったのでついでと思ってくれたようですが、その親切にパニックが治まったし何より不安だったのでとても嬉しかったです。
ほんの数分のドライブでしたが、ご主人は気さくな感じで奥さんが正反対。
車に乗った瞬間にご主人に対して“なんで見ず知らずのアジア人なんか乗せてんのよ”と思ってるのが分かり、私と同じ埋葬式に行くのにその途中でも絶対に目を合わさず 私に話しかけるな オーラが全身から出ていました。
もちろんそれ以上そばには近寄りませんでしたが、そこまで拒絶しなくてもいいのに・・・
私の見る限り、こういうご主人のような親切な人も、また奥さんのような人も結構います。
以上どうでもいい話でしたが、こんな風に嬉しくて舞い上がったり、突き落とされたりと、ある意味ジェットコースターのような毎日を過ごしながら着実に神経と体だけは図太くなっている私です。
レールが見えない分、どんな絶叫マシンよりスリル満点かもしれません
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以前も書きましたが、ドイツではトイレは有料の場合が多く、トイレの前に掃除の人が座っていてお皿を置いてあります。
大した金額ではないし、義務ではないので嫌なら払わなければ良いのですが、小心者なのでいつも払ってしまいます。
2ヶ月位前、とある所でトイレに行きました。
その時もきっちり女性が座っていたので、「あーあ、50セント払わなきゃ・・」と思ったのですが、いつも私は出てきた時に払うのでそのまま横を通り過ぎてトイレに行こうとしました。
するとその女性が電話したまま「ハロー!」と私を呼び止め、お皿の前を指でトントントンと叩いたのです。
これにはカッチーンときました。
後で払おうと思っていただけなのに、まるで使い逃げをした客を咎めるようだったのです。
その時私の口からすぐ「まず最初に払わなくちゃいけないの?私は後で払おうと思ってたのに!」と言葉が出ていました。
するとその女性はあいまいな笑みを浮かべながら「(前でも後でも)どっちでもいいのよ。」と言いました。
だったらあのトントントンは何やねーん と怒りながら、それでも50セントはきっちり払いました。
またある時、(と言っても先日の埋葬式に行った時ですが)今度はバスでやらかしました。
初めて行く場所だったので緊張してバスに乗り、降りるバス停のアナウンスがあってすぐに降車ボタンを押しました。
そしてそろそろかなと思っていると、いきなりアナウンスが次の知らないバス停の名前を告げたのです。
どうやら思ったより一つ前のバス停からの距離が近く、私が一瞬目を離したすきに目的のバス停を通り過ぎた様子。
でも、でもですよ。
私はちゃんと降車ボタンを押していたのに、まったくスピードを緩める気配もなかったんです。
これにはパニクりました。
バスは曲がっていくし、変な所で降りて墓地にたどり着けなかったらどうしようと思うが早いか、運転手の元へ駆け寄り「さっきのバス停で降りたかった。私はボタンを押した。」と言っていました。
運転手はボタンが押されていたことに気づかなかった様子で、「は?ボタン押してたって?もっと早く降りる準備をしなきゃダメだよ。」と言い、結局一つ先のバス停で降りる羽目になりました。
もちろん私がボタンを押してすぐ降車口に行かなかったのが悪いんです。
それは自分でも分かっていてクレームを言いたいというよりただ焦って何とかしなくちゃと思っただけだったのですが、後で考えると完全に文句を言ってますね
この2件で思ったことは、こういう状況では勝手に口からドイツ語が出るんだということ。
それだけ体にドイツ語が入ってきたといえば聞こえは良いのですが、単にドイツ人化現象が進んだだけのような・・・
ドイツ人と混じって違和感がないレベルが5だとしたら、今は2くらいでしょうか。
ドイツ語は進歩しないのに、こういう事だけは着実にレベルアップしていることを感じずにはいられない出来事でした。(あまり嬉しくない・・・)
一つ先のバス停で降りた後どうしたかというと、墓地までの歩道もないような道を歩いていたら1台の車が止まってくれて「お墓に行くんだろう?乗って行きなさい。今日は寒いからね。」とわざわざ声をかけて乗せてくれました。
その人も奥さんを墓地まで送っていくところだったのでついでと思ってくれたようですが、その親切にパニックが治まったし何より不安だったのでとても嬉しかったです。
ほんの数分のドライブでしたが、ご主人は気さくな感じで奥さんが正反対。
車に乗った瞬間にご主人に対して“なんで見ず知らずのアジア人なんか乗せてんのよ”と思ってるのが分かり、私と同じ埋葬式に行くのにその途中でも絶対に目を合わさず 私に話しかけるな オーラが全身から出ていました。
もちろんそれ以上そばには近寄りませんでしたが、そこまで拒絶しなくてもいいのに・・・
私の見る限り、こういうご主人のような親切な人も、また奥さんのような人も結構います。
以上どうでもいい話でしたが、こんな風に嬉しくて舞い上がったり、突き落とされたりと、ある意味ジェットコースターのような毎日を過ごしながら着実に神経と体だけは図太くなっている私です。
レールが見えない分、どんな絶叫マシンよりスリル満点かもしれません
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トイレについてはいろいろありますよね。
僕も気分を悪くした事が何度もあります。
時々停留所とアナウンスがずれている場合がありますけれど、
あれってどうなんでしょうね、乗客全員承知していると思っているのでしょうか。
その出会ったバスの運転手は最悪ですね。
老人や、あるいは歩行補助のカートを使用している人は、
停留所で確実に停止してからでないと、立ち上がりません。
ハンブルクの場合、走行中に乗客が倒れたら、責任は運転手にかかってきます。
僕がもしそこにいたら、あなたの勤務番号を教えてください、
バス会社に連絡させてもらいます、と言ったでしょう。
バスの運転手は勤務番号を持っていますからね、勤務怠慢ですよ。
でもこういったことがあって、文句をつけると、後で自分がいやになりますね。
でも即座にドイツ語が出てくるようになったのは進歩だ、と思うほうがいいですよ。
特に東洋人はよくなめられますからね。
でもアグレッシヴになった分、どこかで心を落ち着けないと、
精神のバランスが取れないので気をつけてくださいね。
やはりトイレに関しての問題は避けて通れないし、いつも快適に利用できるわけではないですね。
私は「お金を取るならもっと綺麗に掃除してよ!」と思うので、余計に腹が立つんだと思います。
知っている土地ならいいけど、知らない所に行って明らかにアナウンスがずれている時は困ります。
運転手は「そんなの俺に関係ない」とでも思ってるんでしょうかね。
そうなんです。
後で自分が嫌になるのがもっとしんどいんです。
ドイツ語に関しては進歩だと思うようにして、何か癒やされる所を探します。
ありがとうございます。
バスなんて、一つ先がすごく遠いかも知れないし、知らない土地だと不安ですしね…。
そこでぽっとドイツ語が出たのは素晴らしいです。
日頃の鍛錬の賜物ですね。
友人から、英語で話すのは下手だけど、なぜか英語で喧嘩はできると聞いたことがありました。
意外にそういうことはあるのかもしれませんね。
日本では仮に不快な事があっても口には出さずにいたんですが、こっちでは勝手に口から出るようになってしまって・・。
ジージさんもおっしゃっているように、なめられてると常に感じるので「負けてたまるか!」という気持ちがそうさせるようです。
他にもそういう人がいたと分かってホッとしました。
案外ハプニングが語学上達の早道なのかもしれませんね。
トントントンって!!しかも電話しながら…躾がなってませんね~
私ならトントントンってやり返すかも…
ドイツ語で文句を言えるなんて凄いですね~
その土地の言葉でケンカが出来るようになれば一人前!!
…と聞いた事がありますよ~
私の友人はスイス人と結婚しスイスに住んでいますが、家庭内は英語で話し、ケンカの時は日本語になってしまうそうです
きっと理解出来ないながらも怒っていることは通じるだろう…と思って日本語でさんざん罵倒したら、話せないくせに理解していたらしく、後が大変だったと言っていました
車に乗せてくれた方、お優しいですね~
心細い時に親切にされると、心が温かくなりますね
そういう事があっても一人じゃなかったらすぐに気持ちを分かち合えるからいいんですけど、一人だと悶々としてしまいます。
ある意味、躾がなっていない人ばかりですよ
まだケンカまではいきませんが、自分がどうしたかったのかを言えるようになっただけ進歩だと思えるようになりました。
その方、日本語で怒っているのを理解したなんてすごいですね。
というかマイナスな言葉って、知らなくても伝わるんでしょうね。(気をつけよう・・・)
私が反対の立場だったら、わざわざ反対車線を歩いてる人に声をかけて車に乗せるなんてできません。
距離は短かったけど、気持ちも救ってくれたその方には感謝・感謝です。
スイスの公衆トイレは掃除はだいたい行き届いてますが高いですよww 場所にも寄りますが1~2フランはかかります。
人が番しているわけではないので、そういうメンドー臭いわずらわしさはないですが。
スイスのバスで一番困ったことは「訛りが強くて聞き取れない」「そもそもフランス語だったりする(フランス語圏の場合)」とかですかねww 勤務態度でいやな思いをしたことは無いかな~
ドイツでも駅やサービスエリアなんかは特に自動改札みたいになってますが、普通のお店にはまだまだ人が座ってます。
機械相手だと確かに嫌な思いはしませんね。
バスの運転手の態度はけっこうひどいです。
以前、降車ボタンを押してドアの前でスタンバイしていた親子がいたのに、その親子が降りる前にドアを閉めて発車させた人を見ました。
その時は本人より、周りのドイツ人が抗議しましたが、運転手は知らんぷり。
偶然かもしれませんが、その親子は中国人と思しき人でした。
スイスも移民が多いのに、嫌な思いをしたことがないのはいいですね。
何が違うんでしょうね。