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eine Pause

ドイツで右往左往する関西のおばちゃんのお話。
外人を見たら逃げていた私がまさかのドイツ暮らしΣ(゜д゜lll)

ザクセンのはずれの村を訪ねて 2

2014-06-13 00:01:00 | 旅行(ドイツ国内)
前回の続きです。

ホテルの朝食は8時からだったので、その前に散歩をしました。

歩いてすぐに現れるチェコとの国境。 今はもうほぼ公園の車止めのようなものだけで、周りには何もありません


村のメインストリートにあるバス停。 日・祝日は一日2本しかありませんでしたが、丸太の足のベンチがなんとも可愛いです。


家の感じも私が住む辺りとはずいぶん違います。 屋根裏部屋にある窓が特徴的ですね。
  


どこを見ても素敵な家だらけで、気づくと家の写真ばかり撮っていました。
  
もし家を建てるとしたらこんな家がいいな でもこっちもいいな・・・あれこれ目移りします。

友人宅で昼食をとった後は、また歩いて違う側からチェコまで行ってきました。 なにせ人生初のチェコなので、何かしら行った記念が欲しかったのです。

ここの国境も今はこんな風ですが、昔は結構立派だったそうです。


チェコに入りました  ヴァルンスドルフという村です。


ガソリンスタンドと花屋と小さいスーパーがありました。


商品はすべてチェコ・コルナとユーロの2段表記で、支払いももちろんユーロでOK。お釣りもユーロできます。
   
チェコは物価が安いと聞いていましたが、確かに500mlのビールが80セントとは安いですね。

ガソリンも安いのでドイツから入れに来る人が多いそうです。 なのでお店の人も皆ドイツ語とチェコ語が話せます。

意外だったのが働いている人がアジア人なこと。 旧東時代にドイツにいたベトナム人がチェコに移ったそうです。

夫へのおみやげにビールと、自分用にチェコでは有名なスパワッフル(温泉せんべい)を買いました。
この温泉せんべいはいわゆる風月堂のゴーフルで、味も見た目もそっくり。 普通に美味しかったです




ドイツ内でも離れた所で頑張っている仲間たち。

それぞれにいろんな苦労もあるけれど、みんな頑張ってるんだなぁ・・・としみじみしながら良い刺激をいっぱいもらいました。

我が家に帰り着くと、深夜だったにも関わらず灼熱地獄 

涼しかった友人宅が早くも恋しくなった連休最後の夜でした。




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ザクセンのはずれの村を訪ねて 1

2014-06-12 00:45:00 | 旅行(ドイツ国内)
聖霊降臨祭に合わせてドイツの東、チェコとの国境に近い村に住む友人夫婦を訪ねました。

今回泊まったのはその村にあるこちらのホテル。(ちなみに村にはホテルが2軒しかありません)


   

1泊朝食付き 2人で58ユーロ。 朝食も十分な品揃えな上に頼めば卵料理も作ってくれるので熱々を食べられます。

ホテルから友人宅へは徒歩30分の道のり。 その道中にはRamahofがあり、ラマの他にもラクダと山羊がいました。






いきなり建物が消えて見渡す限りの草原になる瞬間もあり、なんとものどかな風景が広がります。

普通のご家庭で飼われている馬。


友人宅では私たち夫婦以外にテューリンゲン州在住のご夫婦と、日本から仕事で来た後輩の計7人(全員日本人)でバーベキューをしました。

本格的な焼き鳥。 まるで日本の焼き鳥屋さんにワープしたかのようです。


匂いに誘われてやって来た隣の猫トミー。 まるで我が家にいるようにくつろいでいます。


こちらが友人の猫マックス。 話しかけるとちゃんと返事をしてくれ、人間の顔をじーっと見つめるとっても可愛い子でした


各々が地元産のビールやワインを持ち寄り、わいわい喋りながら飲みっぱなしの食べっぱなし。

こちらは友人宅の地元の黒ビールと真ん中にあるのがそのビールを練り込んだサラミ。 ビールはもちろん、胡椒がよくきいたサラミも絶品でした。
  


とても静かな環境で、聞こえるのは近くの牛舎の牛のモォ~という声と、鳥の鳴き声。

一口に「ドイツに住んでいる」と言っても、我が家とここではまったく違うことを実感しながら夜が更けていき、見上げると満天の星が輝いていました

次回に続きます。




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4回目はベンツの町へ 3

2013-08-15 22:40:00 | 旅行(ドイツ国内)
前回・前々回の続きです。

旅行最終日はStuttgartから程近いEsslingen エスリンゲンという町に行きました。

ここには一度クリスマスマーケットの時に来て、今度は夏に来たいなと思っていたのです。

おりしも今回は“玉ねぎ祭り”が開催されていました。


まずは可愛らしい市庁舎を眺めます。


前回は気づかなかったのですが、市庁舎の時計は天文時計でした。
ちょっと針がかぶって見えにくいですが、Heilbronn同様、やはり蟹座の絵はザリガニです


市庁舎の奥のこんな木組みの家を眺めながら、このテントのカフェで遅めの朝食を摂りました。


Esslingenで有名なゼクト(発泡ワイン)屋さんもこんな立派な木組みの建物です。


前回は寒くてあまり町を堪能できなかったので、今回は高い所から町を眺めようと高台にあるこんな所に登ってみました。


上からの眺めです。  手前にワイン用のぶどう畑があります。
ここは幅の狭い階段をかなり登らなければいけない所で、途中から膝がガクガクしてくるしちょっとしんどかったです。

肝心の玉ねぎ祭りはというと、想像より小さい規模で屋台の数も少なかったです。


でもせっかくなのでツヴィーベルクーヘン(タマネギケーキ)を食べました。
タマネギケーキという名前ですが、甘いケーキではなくタマネギたっぷりのキッシュです。

これを買おうと屋台で待っていた時、お店のおばちゃんが男性ともめていました。

よく聞き取れなかったのですが、どうやら催促されていた模様。

おばちゃんはその男性が去った後、私に向かって

「みんな私にはよせーはよせー(早くしろ)って言うねん。でも私は一人やし、手も二本しかないっちゅうねん。できるわけ無いやろ?」とぼやきました。

「そうやそうや!おばちゃんは一人しかおらんねんし、そんなにはよ(早く)できひんって。」と答えると、ちょっと笑ってくれました。

何故こんなアジア人丸出しの私にぼやく?と不思議でしたが、国が違ってもぼやく内容は同じだなと思うとおかしくなりました。

タマネギケーキを食べた公園には秋桜が咲いていました。  今月2週めくらいから急に涼しく秋めいてきたドイツです。


まだ帰りの電車まで時間があったのでZacke ツァッケという珍しい乗り物に乗りに行きました。

これはアプト式トラムと呼ばれ、ギザギザのラックレールに歯車をかみ合わせて動く、ケーブルカーのような乗り物です。

車両の前にあるのは自転車を載せる台車です。

かなりの急勾配の所を走るので、下から自分の自転車をこれに乗せて運び、上から駆け下りてくる人が多いようです。

片道10分くらいの所を往復するだけなのですが、普通の家のすぐ目の前を通るし、途中かなり見晴らしの良い場所があるしでなかなか楽しかったです。

最初下りで乗ったのですが、「上りの方がきっと面白いよ。」という夫のために下車せず折り返し乗りました。

発車後3分。 「楽しいね~」と振り返ると、あろうことか夫は熟睡中 

 寝とんかーい  ベタな突っ込みとともに手の甲で思い切り夫のおでこをはたいたのは言うまでもありません。

やっぱり優雅な大人旅は似合わない私達です

今回の旅でも聞いてもないのに「コインロッカー探しとんか?そのサイズならここが安いで。」と教えてくれる人や、小さいドーナツを3つ買おうとすると黙って6つ入れてくれる親切な人に出会いました。

普段見られないものを見、食べ、知らない人と触れ合えるから旅が大好きです。

これにて旅行記は終了です。

お付き合いありがとうございました。







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4回目はベンツの町へ 2

2013-08-13 21:40:00 | 旅行(ドイツ国内)
前回の続き 旅行二日目です。

この日はまず“隠れ鉄ちゃん”の夫のために、とてもマイナーな博物館を目指しました。

Stuttgartから電車で約30分のGöppingenゲッピンゲンという町にある、メルクリン博物館です。

メルクリンと言うのは老舗鉄道模型メーカーで、その筋の人には有名らしいです。

ゲッピンゲンの駅からバスに乗ったのですが、これがまたアナウンスもなければ次の停留所も表示されない、素敵な地元民仕様のスリル満点のバスでした。

なんとか無事に着いたのはこんな所。                      ジオラマが少しありました。
 
   

行ってみて分かったのですが、博物館というのは名ばかりで要はショップに併設された展示があるだけの何ともつまらない場所で、あっという間に見終わってしまいました。 
これには夫もがっかり

気を取り直して次の目的地に向かう途中、見かけたお店。
マンガやフィギュアを売っているようでしたが、「オタクストア」ってねぇ・・・。
オタクの海外での認知度は知っていましたが、まさかこんな田舎の町にこんな店があるとは思わなかったのでびっくりしました。
恐るべしオタクパワーです。

ゲッピンゲンから電車で約1時間。
次はBlaubeuren ブラウボイレンという町に来ました。駅から歩くこと約15分。

ここには私がどうしても見たかったものがありました。 それはこの泉です。
これはBlautopf ブラウトプフ(青い鍋)と呼ばれるカルスト泉です。地下から湧きだす水に石灰分が含まれるのでこういう青い色に見えるそうですが、本当に透き通った美しい泉でした。

とんがり屋根の修道院と雲がはっきりと逆さまに映っています。
この泉を見た瞬間、誰もが息を呑みしばらく見とれてしまいます。 


泉の周りはぐるっと歩いて回れるのですが、その時の陽射しや角度によってもまた青い色が微妙に変化してどれも素晴らしい眺めです。
水が透明すぎて水中の水草もはっきり見えるし水面に映る木もあるしで、どこが境い目なんだか分からなくなります。

泉から流れ出た川には、お魚さんが気持ち良さそうにゆらりゆらりと漂っていました。


この澄んだ泉を見ただけで心が洗われた気がしました。 修道院は修復中だったし他にはこれと言って見どころのない町ですが、私はしみじみ来てよかったと思いました。
 
ちなみにこの像は女神ではなくこの泉の伝説にに出てくる人魚なのですが、また良からぬことを考えてしまいました。


女神 お前が落としたのは金の斧か銀の斧か、それとも鉄の斧か?

私  いいえ、女神様。 私が落としたのはスワロフスキーの斧です。

女神 ええい、この嘘つきめ!! そんなもん落ちてないわ! とっとと帰りやがれ!!

私  ひぇ~  嘘ではなくてホラです。 関西人の魂(ソウル)なんです~。  どうかお許しを~


心が洗われたと思ったのは、やはり気のせいだったようです



この日の最後はこの方にしめて頂きましょう。
オーストリアが生んだ建築家 フンダートヴァッサーさんです。


Stuttgart中央駅からほんの3駅だけ離れたPlochingen プロヒンゲンという所に、フンダートヴァッサーさんの建築Unterm Regenturm(雨の塔の下に)という集合住宅があります。
この何とも言えない形とモザイクと色使い。
私はウィーンで彼の作品を見て以来彼の魅力に取りつかれ、今までにあちこち見に行きました。

彼は直線を嫌ったので、ほとんど真っ直ぐな所がありません。 窓枠さえもまっすぐに見えないように縁取りしてありますね。
こんなテラスでバーベキューしてみたいなぁ・・・

ここは一般の方が住む普通の住宅なので家の中を見ることはできませんが、想像するだけでも楽しそうです。

いったい家賃がどのくらいなのか見当もつきませんが、いつかこういう家に住むことを夢見ながら二日目は暮れていきました。

次回三日目に続きます。





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4回目はベンツの町へ 1

2013-08-12 21:09:00 | 旅行(ドイツ国内)
8月11日は4回目の結婚記念日でした。

夫は毎年結婚記念日に休んでくれるのですが、今年は日曜だったので金曜日に休みを取ってもらい、ベンツの町 Stuttgart シュトゥットガルトへ2泊3日の旅に行って来ました。

かなりマニアックな旅の旅行記ですが、よろしかったらお付き合い下さい。



まず一日目。

ホテルに荷物を置いて向かったのは、世界で一番大きいSchweine Museum 豚博物館です。→Schweine Museum

猫バスならぬ豚電車が目印


反対側にはこんな豚さんが。


博物館内は自由に写真撮影できます。  一応受付の人に確認したら「もっちろん写真OKよ! ひとつも見逃さずに見ていってね!」と言われました。

館内はもうめまいがしそうなほど豚だらけです。

その中のほんの一部ですが・・・
 
  
         鶴瓶師匠!                               ぶたぶたこぶた♪お腹がすいた♪エースコックのワンタンメン

 
  
           Pigasso作品                              兄貴 早いとこずらかりましょうぜ! おぅ そうだな

 
  
        坊や~良い子だねんねしな~ まんが日本昔ばなし(中国版)       トイレに飾ってあった真剣に頑張っておられるご婦人

 
  
           ちびまる子ちゃんのブー太郎                       一粒であなたもこんな体に! 豚グリコ!! 

妄想を膨らませつつ見る展示は限りなく面白いですね


さて博物館を出た後はせっかくなので美味しいビールが飲みたいという夫の要望に応え、自家製ビールが飲めるビール屋さんに向かいました。

途中の日本食レストランを名乗っている店で見た、目を疑うメニュー。
 
  
          冷やし刺身ラーメン                            揚げ鉄板寿司 テリヤキソースかけ

もうここまで来ると笑うしかありません。  とても食べたいとは思いませんが、こんなメニューよく考えるなと感心しました。


到着したのはゾフィーのビール屋さん→Sophie's Brauhaus
 
  
                                        左 Helles 200ml 2ユーロ(260円) 右 Schwarzbier 400ml 3.5ユーロ(455円) 
私にはビールの味がよく分かりませんが、夫曰くかなり美味しかったそうです。

お料理はこの辺りの名物シュペッツレ・マウルタッシェン・豚肉ステーキ盛り合わせきのこソースかけ。14.9ユーロ(1930円)

ソースが多すぎて何が何だか分かりませんね       これを2人で分けたのですが、とてもしょっぱかったです

夕暮れのシュトゥットガルト中央駅。  てっぺんにはベンツマークがぐるぐる回っています。



最後に街角で撮ったお気に入りの一枚を。  男の子が大きなシャボン玉を作って遊んでいました。
シャボン玉って綺麗ですね。


それでは次回二日目に続きます。




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