eine Pause

ドイツで右往左往する関西のおばちゃんのお話。
外人を見たら逃げていた私がまさかのドイツ暮らしΣ(゜д゜lll)

5年目は港町へ 5 ~泥棒かもめとくらげ~

2014-08-22 20:58:00 | 旅行(ドイツ国内)
前回の続きです。

Lübeckを後にして向かったのは電車で20分のTravemünde トラヴェミュンデです。

ここには駅から歩いて10分位で行ける海水浴場があります。

人生初のバルト海ー 久々の砂浜だー


この砂浜に置かれたベンチはシュトランドコルブと言って、ドイツの海には必ずあるらしいです。 もちろん有料ですが、こういうのを借りて一日のんびりするのも良いですね。


既に15時過ぎだったからか、もしくはちょっと気温が低めだったからか、泳いでる人はほぼいませんでした。


私達も泳ぐ気はなかったですが、せっかくなので裸足で歩くことに。 さすがバルト海。 ムール貝が打ち上げられています。


このイチョウみたいなスタンプは・・・


カモメの足あとでした。 砂に埋もれてじっとしています。 砂蒸し風呂


こっちのカモメは、荷物を漁っていました。 よく見たら悪そうな顔をしています
荷物の持ち主がコラ~っとやってきたらトトトーっと知らん顔して向こうに行ってしまいました

あれは絶対「オラ、何もやってないもんね。」と言ってましたね。 その様子があまりにもおかしくて爆笑してしまいました。 鳥にも表情があるんですね。

水も綺麗だし、ちょっと足だけでもつけようかと思っていると夫が急に「うわぁ」と叫びました。

見てみるとこんなクラゲがあちこちにいっぱい。


知らずに刺されたら大変なことになる所でした。

それにしてもこんな中で海に入る人がいるなんて、信じられません

あとでドイツ人にこの話をしたら、「バルト海のクラゲは大丈夫なんだよ。」と言ってましたが、ホントかなぁ・・。

そのまま沿岸沿いのプロムナードを歩き、船を眺めながら散歩しました。

この立派な帆船はパッサート号。 帆を広げたところを見てみたいです。

この海岸沿いには高級ホテルが建ち、リゾート感満載でした。

余談ですが、リューベックからトラヴェミュンデまでは電車とバスで行く方法があります。

行きはバス、帰りは電車にしようと思っていたのですが、持っていたSchleswig-Holsteinチケットではバスには乗れなくて結局往復電車に乗ることになりました。(運転手さんに思い切りダメだと言われた)

この電車、同じ電車が行ったり来たりしているだけなので1時間に1本しかありません。

行かれる方はどうぞご注意下さいね。





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5年目は港町へ 4 ~Lübeck~

2014-08-21 22:07:00 | 旅行(ドイツ国内)
また旅行記に戻ります。 

早く書いてしまわないと忘れてしまう

3日目はまずハンブルクから電車で40分の世界遺産の町、Lübeck リューベックに行きました。

駅を出て程なくして現れるアンペルマンの信号機3連
この信号だと信号待ちも苦になりません

一度この目で見てみたかったホルステン門。


こちらが市庁舎です。 
道幅がなくて撮りづらいしなんか地味だなぁ・・と思っていたら、市場が開かれている反対側はもっと派手でした。




近くのマリエン教会の前には人気者の鬼さんがいます。 私も順番待ちをして記念撮影。
この鬼さんは今でこそ人気者ですが、なぜ教会の前に鬼がいるのかちょっと不思議ですよね。

実はこの鬼は大のお酒好きで、酒場ができると思って教会の建築を手伝っていたそうなんです。

途中で事実を知って暴れだしたのですが、人々が隣りにワイン屋さんを作ったのでそこに入り浸って教会の邪魔をしなくなり、無事に教会ができたのだとか。

このお話を元に1999年にこの鬼の像がここに置かれたらしいです。

その割には愛嬌のある顔の鬼ですよね。

1535年に建てられたSchiffergesellschaft 訳して船員組合の家。 中にはレストランが入ってるそうです。


トラヴェ川で見た船。


人形劇博物館。 この案内板に惹かれてふらふらと立ち寄りました。


劇を見る時間はなかったのですが、お店の人に断って写真だけ撮らせてもらいました。



マジパンで有名なニーダーエッガーでお茶でもしようと思っていたけれど、お腹具合と相談して断念。

リューベックではもうちょっと時間をかけて散策しようと思っていたのですが、なんとなくテンションが上がらず次の目的地に向かいました。







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5年目は港町へ 3 ~Stade~

2014-08-15 20:43:00 | 旅行(ドイツ国内)
旅行2日目はハンブルク中央駅から電車で1時間弱のStade シュターデという町に行きました。

この町には戦災を免れた旧市街があります。

その旧市街の入口には、ヒラメに話しかけているこんなおじさんがいました。
   
母ちゃんが書き置きをして出て行っちまったんだ・・・俺がビールばっかり飲んでたせいだよなぁ。帰ってきてくれるかなぁ。お前どう思う?


一口に木組みの建物と言っても、いつも見ている木組みとはひと味違います。


この部分は犬の顔にしか見えないんですが、ホントは違うんでしょうね


市庁舎もレンガ造りです。


ガイドブックに載っていたこの建物が市庁舎だと思い込んでいたら、ここはカフェでした


古いクレーン。 


いつもながら、歪み具合がすごいですね


この辺りが一番の見所のフィッシュマルクトなんですが、工事中のためこのご婦人も囲われていました。
魚が山盛りのかごにスリスリする猫ちゃんが可愛いです。 泥棒猫にはならないんでしょうか。

木の持ち味ををうまく利用した熊と犬。
     


このお城のような素敵な建物は不動産屋さんでした。


ドアもこういう可愛いのが色々あったらしく、ドアばっかりを集めた絵葉書もありました。


旧市街を後にして、Freilichtmuseum 野外博物館に向かいます。 ここは建物内に入らなければ無料で散策できます。
歴史の教科書で見たような建物。

ここはレストランで、地元の方がのんびりしておられました。


風車もあります。


こちらは一番素敵だったレストラン。 なんだか絵を見てるみたいで、しばらく眺めていました。


この野外博物館は駅から近いので、もしここを訪れる機会があったら行かれてみても良いと思います。→Freilichtmuseum

ハンブルク中心部の喧騒から離れて、この町はとても静かでゆっくりと時間が流れていて居心地が良かったです









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5年目は港町へ 2 ~夢中になれる動物園~

2014-08-13 17:49:00 | 旅行(ドイツ国内)
前回の続きです。

ホテルで一休みした後に向かったのはハーゲンベック動物園です。

ここは1907年にカール・ハーゲンベックという人が作った私立の動物園です。

普段ならこの時期は19時に閉園なのですが、この日はロマンティック・ナイトというイベントで23時まで開いていました。

地下鉄の駅を降りると見えるキリン。


入るとすぐに象がいます。
この距離感、すごくないですか。 園内で野菜や果物を販売していて、それを与えられるようになっているんです。

私達が着いた17時頃はもう売り切れて何もなかったのですが、他の人を見ていると家から人参なんかを持参してきたようでした。
私は何も持ってなかったけどちょっと鼻に触れましたよ。

係員さんは象とじゃれてます


園内のあちこちを普通に歩いてるPampshasen マーラ。 警戒心のかけらもありません


サル山で黄昏れるおさるさん。


あ、ウリ坊だ と思ったら、Tapir バクの赤ちゃんでした。 まだ生後2週間です。 背中のカールした毛と全身の模様が可愛いです


この人は一体誰でしょう


今この動物園の人気を独り占めしているWallross セイウチです。 ドイツで初めてセイウチの繁殖に成功したそうで、6月15日に生まれたばかりの赤ちゃんがいます。
←写真はHPよりお借りしました

生まれたばかりの頃はこんなに小さかった赤ちゃんも2ヶ月弱経った今ではほぼお母さんと同じ大きさで、活発に泳ぎまわっていて、かなりねばったのですが良い写真が撮れませんでした


水槽で人間の目の前をくるくる回転しながら泳いでいるセイウチはすごく気持ち良さそうで、色んな表情を見せてくれるので飽きなかったです。

こちらヤマアラシくん。
ほんのちょっとの物音でもビクッとなって、痛そうな針山が膨らみます。

こちらにはありがちなアジアゾーン。
鳥居と大仏様が隣り合わせって・・・

タイ風の建物とゴンドラ。


山羊のエサはパスタ。 ボリボリと美味しそうに食べます。


ちなみにロマンティック・ナイトのイベントでは22時から花火が上がります。 動物園で花火?と思ったのですが、日本風な打ち上げ花火ではなく、あまりバンバンいわないこういうタイプの花火だそうです。

園内のあちこちでクラッシックやフラメンコなんかのステージもあって、仮装したこんな人達もいるみたいです。

なぜ“みたい”なのかと言うと、ひたすらに展示だけ見て歩いてもすでに5時間が経過していたので、もうステージに合わせて移動する元気がなかったからなんです。

別料金の水族館もあるのですが、一日で両方見るのは大変だと思います。

ここはドイツで初めて行ったちゃんとした動物園だったんですが、すごく楽しめたので入場料の20ユーロは高くないと感じました。

もし近くに住んでいたら年間パスを買って通いつめたいです






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5年目は港町へ 1 ~序章~

2014-08-12 23:10:00 | 旅行(ドイツ国内)
今年もまた結婚記念日に合わせて旅に出ていました。

行き先はドイツ最大の港町、ハンブルクです。

夫は結婚前に数回訪れたことがあるのですが、私は今回が初めて

旅行前はネットでいろいろ検索しすぎて、目がチカチカしていました(笑)

マインツからハンブルクまではICEというドイツの新幹線で片道5時間弱。

早くに予約したのでDBカードの割引なしでも2人で往復98ユーロ(約13000円)という破格のチケットをゲットしました。

朝5時過ぎの電車に乗り、到着してもまだまだ時間が早いのでホテルに荷物だけ預かってもらいそのまま散策に出かけました。

まず駅構内で見つけたのが桶を担いだフンメルおじさんの像。 
   


   
彼は水運び人だったそうで、ベルリンの熊のようにあちこちにいるらしかったのですが、結局駅構内でしか見つけられませんでした。

駅を出て歩いて行ったのが市庁舎。
ルネッサンス様式で建てられたという建物はお城のように美しくて、写真に収まりきらないほど大きいです。

市庁舎内はガイドツアーで見学できるそうですが、今回は見学せず、正面の裏側までを見てきました。


噴水の上は女神様ですが、下の方にはこんなイヤリングをした獅子がブシャーッと水を出しています。


ショッピングアーケードをぶらぶらしているとお昼になったので飲茶ランチをすることに。行ったのはこちら→Dim Sum Haus
久々の飲茶は美味しかったですが、小籠包はあんが固すぎて期待していた“肉汁ジュワーッ”がなかったです

従業員は全て中国人のようでしたが、店内に入ってすぐに「○☓☆▲☓?」と聞かれてキョトンとしていたら「2人?」とドイツ語で聞かれました。

そう、完全に中国人と間違われたのです。 うーん なんだか悔しい

お客さんはひっきりなしに入ってきていたし、けっこう評判のいいレストランのようでした。

ちなみに飲茶の値段はひとつ5ユーロ前後です。 飲み物に、烏龍茶があったのもポイントが高かったです。

そこを後にし、すぐ近くのポルトガルカフェでおやつのエッグタルトを購入しました。(1個1ユーロ)
パイ生地はパリパリ、クリームも甘すぎず大満足です。

ハンブルクにはポルトガルレストランやカフェも多いのです。

大きすぎるケーキがほとんどのドイツで、こういうタルトが安く簡単に買えるなんて、良い街だなぁ・・・と食べ物だけですでに好印象を持ちました。

一旦ホテルにチェックインして一休み

夕方からの予定に備えます。






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