老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

二人のロッテ

2021-04-04 11:11:57 | シニア
          


図書館で子供に読ませたい名作コーナー、でふと見つけた本。

図書館は10冊の本を貸してくれる。

いつも面白そうなのを、本棚から見つけ、パラパラと捲り借りてくる。
途中で読むのをやめる本が幾冊かある。
何回も登録をやり替えて一か月以上も手元に置いていう本も幾冊かあるのと新らしいのを借りていた。

二人のロッテが目に留まり、一冊は今度に回して、ロッテを借りた。

展示用は貸し出せないからと、、、探して持ってきてくれた司書の人と
「子供の時の愛読書でしたが、今も名作に入るんですね~」
笑いながら借りた。




胸が躍る。
子供の頃の、この本を読む時の感情が諸に甦ってくる。
この感激、幾度も味わった。

その時の童心に、今、、、

くしゅくしゅと鼻水が、そして涙があふれそうになる。

「二人のロッテ」
読んでいる時は、私にとり魔法の時間、、、この本はバイブルなのだ。

ルイーゼが熱を出し、親子4人が集う場面。
この場面を読むのを最初から判っていながらの期待感。
そして涙腺を刺激する、いつものように。

私に残っている童心と素直な心に吾も驚く。

小公女、小公子、、、読みたい本が浮かぶ。


      🐢    チュウリップおさなあふるる胸ぬちに



     🐢     禍々しコロナ遍路が消えにけり

最近、お遍路さんが消えた。
おおこの老人くさ。やっぱり。

  


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飴山忌

2021-04-02 19:04:41 | シニア
          


     ☆    酒そそぎ墓薫らせん實の忌    櫂

     ☆    その顔のいよいよおぼろ實の忌    櫂

     ☆    大阪の初花のころ實の忌    櫂

     ☆    淡海の明るむころや實の忌    櫂

     ☆    けふ初花あすは飴山實の忌    櫂


     


     ☆    ことばにも背筋ありけり飴山忌    まさみ

     ☆    子糠雨やまぬ能登路や飴山忌    徹

     ☆    飴山忌はるけきものに麹菌    早苗

     ☆    微笑みて写真一枚實の忌    美津子

     ☆    米を研ぐ水も温みぬ飴山忌    智子

     ☆    笊に取るなの花の青實の忌    淳

     ☆    葦の根へ諸子寄る頃飴山忌    陽子

     ☆    實忌に供へん能登の波の花    隆子  


     


最近の句会の師の句と、師が選んだ特選句を列記をした。

以外に入選句があまたあり、師の師の「飴山實」を偲んで、今月はどのZOOM句会でも「飴山忌」を競って詠んでいた。 


<飴山忌>
三月十六日。俳人飴山實の忌日。一九二六年石川県小松に生れる。十八歳で俳句を始める。句集に『おりいぶ』『少長集』『辛酉小雪』『次の花』『花浴び』『飴山實全句集』などがある。やわらかな言葉づかいと平明な作風が特徴、一九九三年より二〇〇〇年まで朝日俳壇選者。化学者でもあり、山口大学、関西大学などで教授を務めた。二〇〇〇年没、享年七十三歳。


     ☆    飴山忌少しおくれて母の忌も    はなこ



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コロナ禍 花めぐり    (4)

2021-04-01 10:20:14 | 散歩の好きなシニア




何故だか?歳のせいか?
想いでばかりにひたっている。

慎ちゃんとお散歩したルートの一つの花を観に。

少し小高い街を見下ろす所へ。

木の間がくれに高速道路と海を見渡せる場所。

山と海と日本一に住みよい県のその一端をになっている街だ。

日本一だとアンケートをやった大東建託の住宅は雨後の竹の子のように建って、建って、少し歩く、道を曲がる、よくもこんなに多く需要があるものだと感心をするくらいある。


         

高速道路のバス停留所にバスが止まった。

     

コロナ禍か?
交通量は少ないと言えば少ないか?

いつも思う事だ。
ここのインターから高速に入れば、鳴門海峡大橋を渡り、淡路を横切って明石の大橋を渡ると、阪神まで2時間もあれば悠々と行ける。

通勤も不可能ではない。。。。なぞと。

JRの駅、琴電の駅、この高速のバス停まで我が家から20分圏内だ。


     


このように美しい花の下を慎ちゃんと散歩をしていたかと思うと、ああ寂しい悲しい、慎ちゃんハナちゃんロスはますますひどくなるのか?


     


花茨が咲いていた。今はまだこんなに少ないが5月になれば、ここを通るだけで匂いを満喫しつ茨の花も切岸を覆うくらい咲くのだ。
この付近に水が湧く所があり、慎ちゃんはここで喉を潤していた。


     


小さなお社がある。
ここは夫が毎朝、竹刀を振りに来ていた。

冬桜が咲いた、椿が咲いた、、、と報告をしてくれていた。

「Mさん?」と声をかけられた。
マスクをしているから解らなかったけれど、同じ団地の人が、花を見てお弁当を食べ、少しこの辺りを散策中だと。

私の記憶力のなさ!
皆さん私より年上なのに。
恥ずかしい。

     


枇杷の剪定もやりながらの袋掛け。

       🐢     剪定をやりつ袋をもう掛ける



日本一住みやすい我が街の花を愛でた、極楽とんぼの一時だった。

















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