老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

殿君の夢をみる

2015-10-21 11:28:59 | 俳句


昨日、散歩をしていると、見知らぬ人から声を掛けられた。
「今日は、殿 ちゃんと一緒じゃないんですか?」
時々、一人で歩いていると 犬のことたずねて、声をかけて下さる人がいる。
夫も散歩の途中で、しょっちゅ、犬は一緒でないんですかと聞かれるそうだ。
殿 は亡くなって、一年半になる。
今だに、殿 のことを憶えていてくれる人がいるとは、いつも驚く。名前まで 殿 と覚えていてくれている。


      

昨夜は 殿 の夢を見た。仔細は憶えていないのだけれど、夢に出てきた。
猫と犬 どちらが、可愛かったって。子供が二人いて、どちらがと聞かれると答えられない。どちらも、可愛い。
殿 のことで悔やまれるのは、癌だったことに気が付かなかったこと。
小さい時から、猫に比べて、病院通いが多かった。犬も預かって飼うまで、飼い方のノウハウは、まるで分からなかった。病院に連れて行っては、待合室で、犬を連れてきている人に色々聞いたり、医者から注意や、こうすれば良いなどと、アドバイスを受けた。
先生から純血種は、どちらかと言えば身体は弱いですよ、などと言われたこともあった。
それでも、元気で、散歩大好き犬であった。
一年くらい、病院に行かなかったことがある。
先生が 殿ちゃん、お久しぶり、だなんて言ってくれたこともあった。



殿 が二歳か三歳の頃の写真。
遠出の散歩に行くと、帰りは、疲れて歩けなくなる。抱っこをして、そろそろと帰ったものである。
この時は、今のように、ブログを書くなどと、思ってもみなかった。ブログに載せる写真が無い。少ない。残念である。


昨日の散歩道で、、、、、
殿 が一番好きだった、丘の上。海が望める。真下に幼稚園がある。
ここを丘には登らず、横目に見て通る。思い出すのが辛いから。
ああ、ここも 殿 が亡くなって一年半になるので、一年半この道は通っていないと思いつつ歩いた。
そんなことがあったから、夢に 殿 が出てきたのだろう。
毎晩、出てきてもいいよ。



   🌺  蕎麦の花辻々に立つ道祖神

   🌺  日向ぼっこぼこぼこ猫の細い顎

   🌺  観覧車須磨の秋の海見えにけり

   🌺  パン抱え来るジャケットにエンブレム









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