老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

   五角形 書けなかった苦い想い出

2019-02-03 15:23:20 | 俳句

     

 昨日の午前中はポシェと作り。

午后になって近所を散歩。一生懸命に目を集中してお裁縫に励んだものだから、肩が固まっている。身体をほぐすには散歩が一番。

 氏神さまの裏に、天満宮があったのを今まで知らずにいた。いつも、本殿に参拝をするとそのまま神社を下っていた。

 昨日は裏手から神社の坂を登って、赤い小さな神殿を見つけた。

あたかも今は受験シーズン。絵馬が沢山架っている。その横に石段がある。

        

 屋島天満宮。受験の神様をお祀りしている。

白梅、紅梅が小さな境内に植えられている。それなりの風景が受験の神社らしい風情を醸している。知らなかった!何年この宮の氏子をやっているのだ。

            五角形書けぬ答案みづつぱな

 この赤い五角形を潜る鳥居を前に子供の頃を想いだした。

            試験終へ父の出でたる腹周り

 お隣のご主人。息子さんが大学に受かったそうだ。途端に増した安心感で只今92キロだって苦笑をしていた。親はそんなもんだ。

            桜東風絵馬を鳴らしてゆきにけり

 

       

 神社の附近の紅梅が満開。そこでも五~六人の親子と先生とおぼしき人が高らかに笑いあいながらねぎらいの言葉を発していた。

           透かし見ゆ紅梅深き神の森   (説明)

           毛糸帽神領に果樹の園のあり    (報告)

           だれ彼に断り摘みぬ野水仙  (この句理屈)

      

 俳句は最近、惰性で詠む。俳誌の締切が近づいているのに、お尻に火がつかぬ。

 

 

               一叢の畑芹一輪車が通る

           芹の香や誰が摘みきしバーベキュー

        

     

      

       

 

    

コメント (4)
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