☆ 我ここにかなぶんそこに一夜かな 長谷川櫂
☆ 火だるまの馬落ちてくる昼寝覚め
☆ 一本の団扇のちから無尽蔵
投句3句のうち、1句は必ず、採るという選句もありますが、これではどれがいい句かわからなくなって投句者をかえって迷わせるので、とれない句はとらないことにしています。
変な句をとられるより、はるかに身のためになるはず。
主宰のおしゃることはよく理解している。だから3句が全部、没になっても、心はめげるがそれは、ほんの数分間。もっと精進しよう、勉強しようと思う。
花の桐散りてこんなに良き香とは 葉
あ、今月は1句、とってくれていると、嬉しくなる。まてよ、この句 花の桐 に添削してくれているだはないか。、、、と気が付く。私は、桐の花 で投句した。
花の桐 と 桐の花 の違い。
桐の花散りて、、、詩情が無い。だらだら説明で終わる。良き香りに、気が至ったことで、先生は、この句を採ってくれたに違いない。そして、花の桐 とすることで たんなる 桐の花 ではなく 高い木の上に美しく咲いていた 桐の花 の景が浮かんでくることに気が付いた。
矢車を回し地球に五月来る N
*「矢車は回り」 に
草刈や草の飛沫も青々と K
*「飛沫の」
ReReReReReの返信メール目借時 H
*目借時は付すぎ
お下がりの麦藁帽を深々と M
*を→ か に 子の方が句が広がる
滴りは久遠の闇へ岩垂水 K
*滴りは→滴りの。垂水不要。岩の水
ぞんぶんに開いて重し夕ぼたん U
*「軽し白ぼたん」
「重し」を「かるし」と直しましたが、そうすると「夕」がここでは重いので 「白」に。
☆ ぞんぶんに開いてかろし白ぼたん になりました。
この句の添削から、先生の添削の重さを感じるようになった。この句の添削は一日で終わっていない。先生はこの句に1~2日こだわっていたらしい。こうすればもっと、良い句になると、推敲している先生が思い浮かぶ。選は厳しいが、やさしさと真剣さご伝わってくる。
今日は一日 先生の添削句を、勉強しよう、、、と