はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.130 知的好奇心

2011-05-31 06:28:42 | キャリア教育
フリーになって少しのんびりできるかと思ったが全然そんなことはない。

収入をどうしようかと心はドキドキだし、手続きで市役所やハローワークや保険の任意継続とかなり忙しい。
家にいる時は相変わらず企画を考えていて、マインドマップを描いているか、無印の4コマノートにコンテを描いているか、パソコンに向かっている。

まだ収入の見込みはないが、法人、営業利用の銀行口座を作った。法人の印鑑なくても屋号を入れられますがいかがですか?と訊かれたが、屋号はまだ考えていない。
とりあえず今年は個人事業で仕事をしようと思っていたので屋号は決めかねている。

個人の携帯電話にかける時は、知人、友人本人と直接話せるので問題がないのだけれど、大学や会社にかける時に名前を名乗るとき、名前の前に社名という枕がないのは収まりが悪い。そして先方も名前だけだと不信に思い警戒するらしく、何度も確認される。しかたなく「キャリアカウンセラーの」とか付けてみたりする。
会社という服を脱がされて裸になったようで怖い。暑さも寒さも、熱いも冷たいも直に感じる。

会社にするのは来年、と頑に決め込まないで、時が来たら設立できるように屋号、社名をあらかじめ考えておく必要があると感じた。

で、さっそく考えているのだが、今のところの候補は、

日本語で「知的好奇心株式会社」か、
英語で「株式会社Intellectual Curiosity」(呼称は前半を略してクリオシティ。)

「iCurios(アイクリオス)」なんてえのもAppleぽくていいかな?

WEBで調べたら単に「クリオス」という会社名は結構多い。

好奇心工場の意味で「Criosity Factory」が、いいなと思ったけど、すでに日本と取引のある海外の会社で存在していた。

自分や会社の社員(増やせるかな)が知的好奇心を持って仕事をすることはもちろんだが、会社のテーマを「教育と創造」にするので、若者の知的好奇心を育みキャリアデザインを支援する、若者に対してだけでなく知的好奇心によって社会貢献したい、という思いを込めての社名なのだけれどどうだろうか。

まあ、もうちょっと考えようかな。

Vol.129 U理論

2011-05-22 22:57:08 | マインドマップ
オットー・シャーマーの「U理論」という本を読み終えたので、マインドマップに整理した。

要点だけを絞り込んでマインドマップにまとめると、いつもならもう少し理解できるのだけど、今回は極めて難解でもう一つ何のことやら。
具体例がピンと来ないのである。経験不足なのかも知れない。

それでも、U理論の実践のための24の原則。

古い自己と消えるべきモノを手放し、出現したがっている未来とつながり、そしてそれを迎え入れる。
好きなこと、自分がしていることを愛し、今この瞬間自分にしか出来ないことをする自分の旅。
最高の未来を目的とする中で相互に受けとめ合うプレゼンスサークルを作り、自分を必要としている未来につながる。

どうにも、今の自分の状態を現しているように僕には思えるんだけど。
だとするなら、僕は決して間違っていない。成功しない理由がない!
・・・だといいんだけど。




Vol.128 NLP

2011-05-21 22:22:40 | キャリア教育
今日は日本キャリア開発協会の支部会に参加した。

NLP(神経言語プログラミング)をプチ体験。

やっぱり面白い。僕の感性に合っている。

退職金は微々たるもので、余裕はまったくないのだけれど、
なんとか今年はNLPを習いたいものだ。

「美の巨人たち」で写楽を特集してるねえ。

Vol.127 特別展 写楽

2011-05-11 17:49:52 | 芸術


前々から楽しみにしていた写楽展。
今日は年に1度の東大病院での目の検診の日(10年くらい前に網膜剥離の手術をしたため)で会社を休んだので、これはチャンスと午前中に写楽展に行った。

5月15日で終わっちゃうからギリギリだなあと思っていたけれど会場についてびっくり。震災で開催期間が変更になっていた。
4月5日~5月15日のはずが5月1日~6月12日へ。慌てる事はなかったし、はじまってすぐに行っていたら開催していなかったわけだ。

京極夏彦の京極堂シリーズの小説に時々登場する築地の先生、明石散人の著書「東洲斎写楽はもういない」で東洲斎は「とうじゅうさい」と読むと説明されている。
写楽展での東洲斎写楽の英文は「Toshusai Sharaku」。ということは、今回の催事には明石散人は関与していないということか。

会場は2部構成。見応えたっぷりで、全部見終わるのに2時間弱かかった。

第1会場では役者ごとに、写楽の他、豊国、春艶、春英などの絵師が描いた浮世絵が並べられている。タッチがもちろん違うのだけれど、眉毛の形や、あごや、目や、役者の特徴が当たり前だけど一致していて、ああ同じ人を描いたんだなあと実感できて面白い。写楽よりもっと漫画っぽくはあるけれど、特に半身像が、春英の浮世絵と写楽の浮世絵と似ているなと思った。ちょっと意識し合っていたんだろう。

第2会場では写楽の作品を4期に分けて紹介している。

第1期は写楽と聞いて僕らが真っ先にイメージする黒雲母摺の半身像が主流。落款は東洲斎写楽画。

第2期は全身像が主流。落款は第1期と同じく東州斎写楽画。

第3期は黒雲母摺ではない半身像と第2期より線が太く雑な感じのする全身像が中心になる。落款は途中から写楽画に変わる。

第4期は全身像。第3期の延長な感じで線が第2期より太くて雑。まあ雑な方が迫力がある気はするが。落款は写楽画。

第1期の半身像は、顔が大きくて手がやけに小さかったり、「初代大谷徳治の奴袖助」などは親指がまったく変だし、肩幅が狭くて子どものようだったりでバランスが悪い。
ところが全身像になると一転してスタイルが良くなる。8頭身以上ではないだろうか。
全身像でも第2期と第3期では雰囲気が違う。第2期でも顔や手足や髪の毛の線は緻密だが着物の線は力強い。決して細くはない。が、第3期はもっと迫力が出ると云うか雑な感じになる。タッチが変わってる、と思えちゃうんだよね。

4期に分けているけれど実は第1~3期が寛政6年で第4期が寛政7年と短期間に制作されたものなのだ。

そう考えると写楽の正体、「共同制作説」を支持したくもなる。僕の推理では写楽は実は3人のユニットではないだろうかと思うのだが、いかがなものかな。

で、今日の優勝は「中島和田右衛門のぼうだら長左衛門と中村此蔵の舟宿かな川やの権」。ガキデカだ!


Vol.126 おうち飲みワイン100本勝負

2011-05-11 00:42:39 | 



わが家では、週末は僕がご飯をつくる。

和食では妻にかなわないので、もっぱら洋食担当である。

だから、毎週ワインを飲む。
赤か白かはその時の体調や気分で変わるけれど、変わらないのは1,000円以内の安いワインだという事。
妻はそれほどお酒が強くないので、ワインを開けるとほとんど僕が一人で飲むことになる。
平日は「麦とホップ」を飲んでいる僕一人が楽しむだけなので、いくら1日で飲みきれないとは云え、1,000円以上の値段のワインはもったいない。
ずっと、そう思っていたけれど、最近は「機会の喪失」をもったいなく思うようになった。
うまいワインを飲まないで人生を過ごしてしまうのは、よほどもったいない。
とは言え5,000円も10,000円もするワインはそうそう飲めない。頑張ってせいぜいが2,000円台。

僕より4つ年上のワイン・ジャーナリストの山本昭彦氏著の「おうち飲みワイン100本勝負」。
2,000円~3,000円の著者のおすすめのワインが紹介されている。

うちのワインセラーに何があるのか僕は憶えていないし、だいたい1,000円を上限に近所のスーパーやネットで購入したりしているので、この本に載っているワインがあるわけはないのだけれど、それでも念のためコルクを抜く前に本に載っていないか探してみたりする。

産地も色もバラバラに100本紹介されているのでとても探しづらい。

そこで、マインドマップを描いてみたけれど、A4の用紙に無理矢理ワインの名前を100個書き込んで、検索し易くなったとは言えないな、こりゃ。