はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.192 ジャクソン・ポロック展

2012-02-29 09:53:52 | 芸術


ジャクソン・ポロックという画家は知らなかった。
実は、どこかの駅で今回の「ジャクソン・ポロック展」の広告を見てはじめて知ったのだ。

美術展は昔から好きで、興味を持ったらホイホイと、軽い感じで、即、観に行くことにしている。
今回興味を持ったのは、告知ポスターを見て「なんか洒落た感じだなあ」と思ったことと、WEBで紹介されていた「インディアンレッドの地の壁画」という絵からヴァンヘイレンのギターをイメージしたからだ。

ピカソから影響を受けているという。

色が綺麗だと思った。

「トーテムペンシル」という鉛筆に線画の入った作品があった。
売店でレプリカを販売していたら買いだな、と思っていたが、それは売られていなかった。残念。

特に1943年~46年の絵が好きだ。

ポロックは醜く見えることを恐れない。
深い独創性を持った芸術はいつでも醜く見えるものだ。
(クレメント・グリーンパーク)

僕には全然醜くなんて見えなかった。

ポロックが「1枚お前にやるよ。」と言ったなら「ブルー・白鯨」か「月の器」をもらおうと思った。

大学生の頃、テレビでロートレックの「赤い風車」という映画を観た。
その映画の中でロートレックに、歯ブラシに付けた絵の具をはじいて色を塗る技法を教わった。
その頃は年賀状を今のようにパソコンで一気には作れなかったし、プリントゴッコでさえ高価だったので、1枚1枚心を込めて手書きで書いたものだ。
僕はロートレックに教わった技法で美しい年賀状を何枚も描いた。

ポロックの好む「ボーリング」という技法とは少し違うけれど、絵を観ていてそんなことを思い出した。
クリエイティブな時代だったなあと思う。

1947年以降の作品は、「書」のような作品が多い。
当時の制作風景の写真や映像などを見ると、キャンバスを床に置いて描いている。そんなところも書道のようである。

後期は黒い作品が多くなるが、その少し前の作品にこういう作品があった。

屏風に描かれた百鬼夜行のような作品。落ち着いていて発色の綺麗な作品である。近くで見ると、小石がキャンバスに貼付けてあって、その上から絵の具が塗られている。焼け跡のようでもあり、腫れ物のようにも見えて、嫌悪感を感じる。
今回の僕の中の優勝はこの作品であるが、決して欲しいとは思わなかった。

絵の中にいるとき、私は自分のしていることを意識していない。
「知り合う」ための時間を過ごした後、やっと私は自分のやっていたことをわかるようになるのです。(JP)


Vol.191 はぎやまのりへい100の質問2回戦の2

2012-02-28 00:15:34 | キャリア教育
Q11.やり残していることは何?
   ◇教育。

Q12.子どもの頃の夢って何だった?
   ◇漫画家。

Q13.あなたはどんな人だと人に言われる?
   ◇夢見てる人。

Q14.あなたは何のプロフェッショナル?
   ◇企画、かな。

Q15.本日のテーマを教えて?
   ◇テーマは「理解」でした。
   ◇明日へ向けての休養。

Q16.あなたに3人のメンターがいるとしたら、それは誰?
   ◇山下師匠と三井師匠と妻かな、最近は。
   ◇Jesus Christ, St.Francesco, Nausicaa

Q17.今日は何をすべきか?どうあるべきか?
   ◇昨日は人と会って話を聞きました。
    「素直」で「純粋」でありました。
    今日は原稿の修正をします。
    今日も素直に受け入れられる人でいます。
   ◇いただいたマイミク申請をどうするか結論を出す。
    アプリをこなして、課題を少し進められたらいいな。

Q18.あなたの最後の仕事は何でありたい?
   ◇子どもたちへの「希望」の引き継ぎ。
   ◇最後まで原稿書いて仕上げてから死ぬというのに憧れます。

Q19.自分のキャッチフレーズを考えよう
   ◇熱血クリエイター。青春カウンセラー。

Q20.あなたは今、人に何を教えられる?
   ◇鼻血のときの対処方法、
    風邪のときはおとなしく寝ていること。
    おかあちゃんだって休みが必要なこと。
   ◇就活塾はやってますが、あとは特にないです、残念ながら。
    今のところ。

Vol.190 はぎやまのりへい100の質問2回戦の1

2012-02-15 01:14:07 | キャリア教育
Q1.あなたにとって「仕事」とは?
  ◇自己表現
  ◇必要とされることで前進できること。

Q2.あなたの人生のテーマは何?
  ◇やっぱ「教育」と「クリエイティブ」

Q3.今までの人生で一番悔しかったことは何?
  ◇一番はやはり父の臨終の際に一緒にいなかったこと。
   それ以外は、一昨年の宣伝会議賞で一時審査通ったので、
   昨年調子に乗って二次審査通過を目標としたら一次も通らなかったこと。
   今年はどうかな?

Q4.心に残っている成功体験を教えて?
  ◇昨年の仕事はみんな楽しかった。
   何の仕事かも大切だけど、誰としている仕事なのかが大きい。
   クオリティよりコミュニケーションの良し悪しに
   成功か失敗かを感じたかな。

Q5.今までのあなたの仕事(orしてきたこと)の代表作は?
  ◇実はまだない。今年つくります!

Q6.一番楽しかったことって何?
  ◇新婚旅行

Q7.一番感動したことって何?
  ◇やっぱり2人の子どもの誕生かな。

Q8.今まででもっとも努力したことは何?
  ◇CDAの資格試験。それから、Pマークの取得と更新

Q9.今すぐすべきことは何?
  ◇やばい、仕事に呑まれている感じ。
   落ち着いて効率よくやらねば。
   今日は電話の仕事とアポ取りとスケジュールの調整です。
   楽しい、楽しい!
  ◇こうやってパソコンの前に座ったからにはmixiアプリ。
   それからログインボーナスもらってきます。
   朝の挨拶にレスもらえてればお礼を返します。

Q10.人生のクライマックスはいつ頃だと思う?
  ◇毎日。
  ◇どうやら今年またクライマックスな気配です。
    子ども会役員とPTA本部役員、
   それに今審査中のが重なるとどうなることやら。

Vol.189 ALWAYS 三丁目の夕日'64

2012-02-09 21:58:22 | 映画
「いそがしい」と言うと仕事が逃げちゃうので言わないことに決めているが、お陰様で毎日、充実した日々を送っている。

前回のブログでも書いたけど、時間がないからといってインプットを怠ってはいけない。
インプットが少なければクリエイティブではいられない。
ああ時間がない、なんていうのは行動しないための理由でしかない。
何とか時間はつくれるものである。
今週の月曜日は、午前中みっちり電話をかける仕事をして、昼から外出、イベントを見学&手伝って、代理店で打合せ。
夜には焼肉の集いに参加したのだが、打合せと焼肉の間にできた一瞬の隙をついて映画を観た。

ALWAYS 三丁目の夕日'64

実は僕は'65生まれ。
そういえば子どもの頃、オート三輪なんて普通に走っていたなあ。

家族愛とか、人情とかいつの間にか大好きになっていて、制作者の目論見通りだろうけど、最初から最後までほぼ泣きっ放しだった。
いやあ、涙をこらえると頬骨の辺りが痛くなるのがわかった。
まぶたも重いし。
子どもの前で大泣きするのはどうかと思うけど、嫁と観れば良かったなあ。
そういえば、嫁と映画なんて、いつ行ったのが最後だっけな。
下の子がようやく幼稚園にあがるし、
「嫁と映画を観る」を今年の目標に追加しよう。

観たい映画もたくさんあるけれど、行きたい美術展も山盛りだ。

もうすぐ「ジャクソン・ポロック展」がはじまる。
3月になると「ダ・ヴィンチ展」に「ボストン美術館展」。
もう、前売りで全部チケット買っちゃた。
しつこいけれど、インプットは大事だよね、ホント。

Vol.188 フェルメールからのラブレター展

2012-02-02 06:23:29 | 芸術



「忙しいみたいだね?」
「全然」
っていうケータイか何かのCMが昔あって、忙しいのに強がって余裕を見せるキャラが、なんかカッコいいなと思って真似しようと思った。
忙しい時に「忙しい」っていうと仕事来なくなっちゃう。今や仕事がないとお金にならないわけだから。

忙しいことを理由にしてインプットをサボるのはダメだと思う。
無理やりに時間をつくってBunkamuraに「フェルメールからのラブレター展」を観にいった。

「手紙を書く女」「手紙を書く青衣の女」「手紙を書く女と召使い」の3点が来日している。

「手紙を書く青衣の女」の修復がクローズアップされていた。
作品が傷んでいるためなのかもしれないが、「手紙を書く女」と「手紙を書く青衣の女」はソフトフォーカスで、ピントがあまい感じがする絵だ。カメラがない時代にまさか意識したのでもないと思うけれど、しかしフェルメールならわからないが、人物の顔にピントが来ていない写真のようだ。特に黄色の服を着た「手紙を書く女」。ピントはむしろ机の上の引き出しにきている。

何年か前に上野の東京都美術館に来ていた「手紙を書く女と召使い」だけはピントがシャープで人物の輪郭がはっきりしている。
光と影のコントラストが美しい。
そしてもちろん3点ともラピス・ラズリのフェルメール・ブルーが印象的。

フェルメールの絵に費用がかかったのか、全体的に点数の少なめの美術展。

フェルメール以外ではアンドリース・ファン・ボホーフェンの「テーブルに集うファン・ボホーフェンの家族」が好き。映画の一演出のようでもあり、CM的な構図のようでもある。サイズも大きく、ひときわ目を引き印象に残った。

期間は3月中旬まで。まだ込んでいない今のうちにじっくり観るのがオススメです。