はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.308 やまゆり園の容疑者の笑顔に思うこと

2016-07-27 11:03:41 | ライフ
やまゆり園の事件の容疑者が送検されたときの映像がテレビで放映された。

車の中で容疑者は笑っているように見えた。

実際に笑っていたのかも知れないし、そうでないのかも知れないが、
笑っているように見えたことは事実である。

人間は楽しいと笑顔になるし、
その逆に、笑顔をつくることで楽しい気分にすることができる。
笑顔のときは「楽しい」と脳が勘違いするのだそうだ。

眩しいときの顔と笑顔は似ている、と伊坂幸太郎の小説にあったが、
太陽が眩しい海や、白銀の雪が眩しいスキー場で恋に落ちやすいこととも関係があるかも知れない。
苦痛の表情と快楽の表情も似ている。

車の中で容疑者が笑っているように見えたということは、
悲しみや怒りとは違う感情を持っているということなのだと思う。

辛いときにこそ笑顔、
というのはまさしくその通りで、
笑顔が脳に作用して、気分を前向きにしてくれて、
辛さから自分を救ってくれる。
だけど、悲しいときには悲しい顔をして、
一旦はその感情を自分自身受け入れるべきなんだと思った。

それにしても、
こんな大事件を起こしておいて笑顔でいさせてはいけない。

Vol.307 3×3バスケットボール大会

2016-07-08 06:05:27 | スポーツ


本気で遊べ!
自分はスマホのゲームで本気で遊んだりできないけど、「本気で遊べ」というコピーは好き。
この間の日曜日(7/3)、知り合いの高校の先生方を誘って3×3バスケの大会に参加してきた。
まさしく本気で遊んだ1日だった。

急造チームで大会当日が初顔合わせだから、そんなに簡単に勝てるはずもないんだけど、いい大人が本気で遊んでるから、負けたくなくて、負けたくないからジャッジにも不満があったりして、いい大人が大人気ない。
開催中にアンケートでいろいろ質問された。
その中に「どうして参加しようと思ったのですか?」という質問があった。
僕は「見てるよりやる方が楽しいから。」と答えた。

「体験から学ぶ」とはよく言ったもので、頭で考えても見つからない答えや方法を、やってみることで初めて学べることは想像以上に多い。
だからやる奴の方が強いんだと思う。

試合中に「へえ、ドリブルできるんですね」とメンバーの先生に感心されて、先生は何気なく言った一言なのだろうけど、言われた僕は、そんなこと思ったことなかったから、「案外ドリブルできるかも」という自己効力感が芽生えてきて、ずっと外からシュート打つことばかり考えていたのにフェイント入れて中に切れ込んでみようとか思ったりする。
そんなに簡単じゃなくて、フェイントを合わせられてブロックされて、シュートを打てずにトラベリングを取られたりするけど、ちっともめげずに次はリズムを変えてみようとか、ターンしてみようとか、いつの間にかドライブする自分をイメージしている。
それがだんだん自信につながっていって、気がつくとアイデンティティにまで成長してしまいそうだ。
きっかけは何気ない一言。
何気ない一言が勇気を与える。
何気ない一言がアイデンティティに影響を与えることを学んだ。