Vol.295 バードマン

シーンが連続していて途切れない、
まるでプレゼンテーションソフト「prezi」のようなカメラワーク。

ドラムだけの印象的なBGM。

いちいち洒落てる、気の利いたセリフ。

よく考えられたストーリーとキャラクター。

完璧でまったく隙がない。
完璧すぎて余韻が足りない。

もう少し無駄や、
失敗な部分がある方が個人的には好みだ。

とは言え、さすがに素晴らしい映画だ。
良い刺激を受けた。

Vol.294 あん

TEDのスピーチを見てから、
ずっと河瀬直美の映画を観たいと思っていた。

下町のどら焼き店さんで、
おばあちゃんが熟練の技でどら焼きを焼いて、
ほのぼのとした子どもたちとの交流を描いた映画、
と勝手にイメージしていたら全然違った。

癩病への差別、シングルマザー、教育ストレス、借金、
目を逸らしたい問題にがんがん踏み込んでいく。

TEDのスピーチで、
おばあちゃんのことを話していた。
やさしくて、かなしくて、素敵なおばあちゃんが描かれている。