はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.300 デヴィッド・ボウイ・イズ

2015-10-31 20:48:47 | 映画


2013年にロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で開催された「David Bowie is」という回顧展を紹介していくことでデヴィッド・ボウイというアーティストの魅力に迫るドキュメンタリー映画。

回顧展の展示室を順に追いながら、展示品にまつわるエピソードを画像や映像、そして回顧展の最終日に行われたトークセッションのインタビュー映像からデヴィッド・ボウイを紹介していく。
いわば、良くできた美術展の映像カタログ。
回顧展はロンドンのV&A博物館での開催の後、シカゴ、ベルリン、トロント、パリと全国ツアーに出ている。
いつか日本で開催される日が来るだろうか。
期待して待っていよう。

デヴィッド・ボウイのような天才でさえスランプの時代があった。
そしてそのスランプを抜け出すことにブライアン・イーノらが開発した「オブリーク・ストラテジー」が活用された、という。
オブリーク・ストラテジーならiPhoneにアプリを持っていたけど、機種変更してからどうしただろうと思い、家に帰ってから確認したらインストールされていなかった。
早速、APP Storeで検索して発見、「Oblique Strategies:3rd Edition」をインストール。

博物館の展示室の映像を見ていて思い出したのがさいたまアリーナにあった「ジョン・レノンミュージアム」。
さいたまアリーナができて、さいたま新都心の駅ができた頃、実は僕は近所に住んでいた。
ジョン・レノンミュージアムには2回行った。
ずっとあると思っていたから2回しか行かなかったのだが、あんなに早く閉館されるとわかっていたらもう一回くらいは行ったのに。
グッズももっと買っておけば良かったなあと思う。

トークセッションでは山本寛斎が登場。
余談だが、偶然にもつい最近、山本寛斎の甥にあたる方とお会いした。
山本寛斎のデザインしたブラックジャンプスーツで登場し、歌舞伎の引き抜きの手法で早変わりをするステージ演出。
もう一回、映画「ZIGGY STARDUST」をよく観てみよう。
クラウス・ノミのドキュメント映画「NOMI SONG」にもデヴィッド・ボウイは登場する。
こっちももう一度よく観てみよう。

デヴィッド・ボウイをモデルとした「Velvet Goldmine」という映画がある。
展示の中に映画のポスターらしきものも発見。
イギー・ポップをモデルとしたカート・ワイルドを演じたのは後にスターウォーズの映画でオビ・ワン・ケノービの若い頃を演じるユアン・マクレガー。
この映画、実は妻と初めて一緒に観た映画。
当時は「興味があって観たいと思っていた」と言ってたのに、ホントは「気持ち悪くて好きじゃない映画。嫌々行ったのさ」だって。

9時過ぎのレイトショーで映画を観て、東川口に到着した時はテッペンを少しまわっていた。
ちょっとスナック菓子でも買おうかなと思って西友に立ち寄ったら、なんという偶然か、BGMがデヴィッド・ボウイの曲なので少しびっくりした。

翌日のミュージックステーションでは、きゃりーぱみゅぱみゅがデビッド・ボウイの仮装をしていた。
それを見て、しょこたんこと中川翔子のお父さんの中川勝彦は和製デヴィッド・ボウイと呼ばれていたんだよな、と思い出していた。
中川勝彦の歌は僕は実は聞いたことがないのだけれど。

Vol.299 ニキ・ド・サンファル展

2015-10-22 19:02:52 | 芸術


先日、国立新美術館のニキ・ド・サンファル展を観て来た。

ニキ・ド・サンファルという人がどんな芸術家なのか知っていたわけではないが、
ポスターに魅かれて衝動鑑賞。

色といい、カタチといい、文字の扱い方といい、
素晴らしかった。

↑写真はブッダ像。
オリジナリティのあるガネーシャ像も素晴らしい。
夢をかなえるゾウとはかけ離れているが、
このシリーズは好きだなあ。

色彩が豊かで、肉付きの良いボディからシュッと四肢が広がっていく描写が多いので
マインドマップぽいなという感想を持った。
馴染みがあって取っ付きやすいのはそのせいかもね。

弟も好きだろうなこういうのと思って、
会った時に「観に行ったら?」と薦めたら、
「だから昔からニキ・ド・サンファルは好きだって言ってるだろう!」と、
興奮して鼻の穴を膨らまして言っていた。
今はなくなってしまったが、以前那須にあった、
ニキ美術館にも行ったことがあるのだそうだ。