はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.58 ウフモフ

2010-05-28 06:34:47 | ライフ
 友人が自由が丘で「ウフモフ」という焼きかりんとうのお店を始めた。

 昨日は仕事で近くまで行ったので、ネットで住所を探して顔を出してみた。彼はいつの間に菓子作りなど習ったんだろう。芸術系の大学を出ているので、お店がお洒落なのは納得できるけれど。
 「商売は厳しいよ。」
 「毎日が試行錯誤だよ。」
 と言っていたが、たくましさと行動力はさすがだなといつも感心する。
 元気そうで何よりだった。

 家と会社のおみやげに焼きかりんとうを3種類買って帰った。「黒糖」「生姜とシナモン」と「味噌とカシューナッツ」。
 僕は歯が悪いので固いものはダメなのだけれど、食べてみるとホントに美味しくて、後をひいた。通販もやっているそうだよ。


Vol.57 ぺちゃくちゃないと

2010-05-27 17:08:09 | 芸術
 昨夜は「ぺちゃくちゃないと」に行ってきた。
 
 「ぺちゃくちゃないと」とは20枚のスライドを1枚20秒で紹介する20×20、6分40秒のプレゼンテーションライブで、世界中の都市で開催している。
 日本でも6、7の会場があるが、東京は六本木のスーパーデラックスで行なわれている。
 
 僕は昨夜が2回目の体験。

 六本木だからなのか、お客さんの80~90%が外国人。なので、ほとんどが英語のプレゼンテーション。もちろん僕は英語が分かるわけじゃないけれど、スライドが中心のプレゼンテーションだから、言葉はわからんでも写真だけ見てるだけで充分楽しめる。英語とはいえ、何となく言っていることは伝わってくるし。
 何というか、文章を読まないで雑誌をパラパラと眺めている感じ。

 20枚のスライド、20秒の時間が特徴なので、開始時間も20時20分と洒落ている。

 平日だし、家が遠いので、2回とも僕は2時間楽しんで22時30分頃には引上げてしまったのだがライブはまだまだ続いている。六本木の夜は長く深いようだ。

 昨夜見た中で最高だったのは「KOSHI KAWACHI」というアーティスト。

 お菓子のうまい棒を彫刻して「うまい仏」という仏像を作っている。発想がすごい。
 その他には「エンバーミング」というタイトルのベビースターを一袋分つなげて作った作品やら、本物のダイヤモンドをポテコに埋め込んだダイヤモンドリングも素晴らしい。
 お菓子を使ったアートではないけれど、まんがの本を苗床にして野菜を育てるというコンセプトの「まんが農業」も秀逸。
 
 いやあ、世の中にはすごいアーティストがいるものだ。

Vol.56 MY SFブーム

2010-05-17 18:21:03 | 文学
 突然、SFが読みたくなって「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」と「ニューロマンサー」を続けて読んだ。

 普通、小説は実在の背景や歴史を借りて、それを前提として物語が進んでいく。前提を理解していないと物語を把握することが困難になる。理解しておくべきことが日常のことである場合もあるし、歴史についてしっかり知識が必要な場合もある。
 例えばウンベルト・エーコの「薔薇の名前」を読むには多少キリスト教を理解しておいた方が良いし、ゲーテの「ファウスト」を読むにはギリシア神話の知識が必要だ。

 ただし、本の場合なら調べながら読むこともできるし、繰り返して読むことで理解できることもある。

 映画の場合なら、やはり事前に予習しておく方がいいと思う。チェ・ゲバラの映画を楽しむにはキューバ革命の歴史を知っていたほうがより理解できる。
 「アリス・イン・ワンダーランド」だったら原作を読んでおかないと、パロディやデフォルメに気がつかなくて残念なことになるだろう。

 「ニューロマンサー」はコンピュータ用語なのか、俗語なのか、聞きなれない言葉が多いし、何が本物の人間なのか、どこまでがバーチャルで、どこからがリアルかの境界がわかりづらいし、整理がつかないから、頭の中でビジュアル化できないし、イメージ化しづらい。
 「ニューロマンサー」には前作にあたる作品があるので、あるいはそっちを先に読んでおけば少しはましなのかも知れない。
 サイバーパンクのアニメやゲームに詳しい人なら全然理解できるものなんだろうか。
 映画化された映像を見れば不明な部分が納得できるかも知れないな。

 「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」は「ニューロマンサー」と比べるとだいぶわかりやすい。でも「ブレードランナー」を良く覚えていないのは、下準備しないでいきなり映画を観たので物語をきちんと理解できなかったためかも知れない。

 クラウス・ノミの「NOMI SONG」という映画のDVDを持っているので、久しぶりに見た。これもまた宇宙人ぽい感じでいいね。
 
 思えば僕は妖怪と同じくらいUFOや宇宙人に興味があったんだった。
 

Vol.55 アリス・イン・ワンダーランド

2010-05-06 18:31:27 | 映画
 昨日は朝一で「アリス・イン・ワンダーランド」を観た。

 今回は3Dで鑑賞。
 メガネをかけて飛び出す映像は、僕が小学生の頃からあったけれど、30年以上の時を超えて、いよいよ本格的になったという感じだ。
 3Dと云えば映像が立体的に見えるということで、映像がリアルになると思いきや、リアルと言うのとはちょいとまた違う気がする。なんと云うべきか3D独特の世界なのだ。
 
 ティム・バートン作品は大好きだが、3D技術が進んでいよいよ本領発揮。ティム・バートンの世界観に3D映像は相性が良いと僕は思う。

 映画の予習で「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」をあらかじめ読んでいた。映画のキャラクターは、原作に登場するキャラクターのバカボンぶりよりはだいぶまともになっている。話に一貫性があり、筋が通っていて支離滅裂ではない。そして感情もまともなものを持ち合わせている。

 映画のプロモーションのポスターを観てアリスだと思っていたのは白の女王だった。ははは。
 
 ドラキュラ役で有名で、ホラー映画には付き物のクリストファー・リーがモンスターキャラの声をやっていたりするが、吹き替えで観てるので関係ない話だ。

 映画を観終わって、午後は埼スタでレッズの応援。僕が観に行くといつも勝つ。
 
 

Vol.54 ラ・フォル・ジュルネ

2010-05-05 07:06:36 | 音楽
 毎年、GWと云えば実家に行っておしまいだが、今年はいろいろ予定が入ってしまったので実家へは行けなかった。

 1日~2日は友人家族と別の友人の苗場のマンションのゲストルームに宿泊した。途中、横川にある「鉄道文化むら」に立ち寄った。
 最近は動物や魚の方が好きな長男だが、やはりこういうところに来ると電車魂に火が点くようだ。
 帰りは月夜野のサイクリングスポーツセンター。
 友人の長男と我が長男は小2で同級。一緒に自転車乗り回してすごく楽しかったらしい。
 変わった自転車がいっぱいあって、年甲斐もなく僕ももっと遊びたかったのだが、何しろ1歳半の次男坊がいるのでなかなかそうはいかないものだ。

 そして、昨日、4日は東京国際フォーラムで「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」。
 0歳から楽しめるクラシックコンサート。
 今年は生誕200年のショパンがテーマだったのでショパンの楽曲のコンサートに行こうとチッケットをとったのだが、何を勘違いしたかショパンの楽曲ではなくて、ショパンが好きだったオペラ曲のロッシーニの楽曲のコンサートだった。オペラなので歌とか入るのかなと思ったらそうではなく、オーケストラだけの編成。楽しい音楽だった。
 ラ・フォル・ジュルネはGW中の2~4日開催のイベントで、朝一番のAホールのコンサートだけは0歳から入場可能。2日のコンサートがショパンだったのでそれをとろうと思ったのだが、動き出しが遅かったのでちょっと遅かりし。それで4日のオペラにしたというわけ。それ以外のコンサートでは3歳以上、6歳以上、18歳以上とそれぞれの制限があって、本当にじっくり音楽を楽しみたいなら、夕方以降の18歳以上入場可のコンサートが良いだろう。
 家族皆で本格的なクラシックの演奏を楽しめるのはうれしいが、さすがに会場は子どもの泣き声やら叫び声やらで大変な状態なのでそれなりの覚悟は必要だ。いくら0歳から入場可とは云え、マナーを無視して良いわけではない。他人に迷惑だと思ったらすぐに対処するのが親の勤め。勘違いしている親たちのなんと多いことか。
 
 ホールでのコンサート以外に広場や展示ホールでも無料のイベントやちょっとしたコンサートをやっていてすごい楽しかった。
 
 のだめカンタービレ楽団の演奏にはおなじみのマングースちゃんの着ぐるみが登場して盛り上がった。なんと「のだめ」に登場した千秋先輩が指揮するオーケストラのコンマスとオーボエ奏者役の外国人の役者さんも応援に来ていた。前の日に、録画していた「のだめスペシャル」を見ていたのですぐに気がついてびっくりだった。
 
 いやはや、楽しい。充実した1日だった。