はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.183 映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六」

2011-12-28 16:18:09 | 映画



山本五十六。

マネジメントやリーダーシップに関する日本のビジネス書には頻繁にその名前が登場する。
僕が今関わっている原稿でも山本五十六氏の「やってみて、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ。」の名言が引用されている。

あまりにも有名な言葉ではあるが、僕は五十六氏の人となりや功績をほとんど知らない。
リーダーシップや教育に関する仕事にこれから多く直面するだろうし、せっかくの機会なので映画を観ておこうと考えた。

ドイツ、イタリアとの三国同盟に断固反対する海軍と山本五十六であるが、結局は三国同盟は成立してしまう。

「バスは走り出した」
と報道された新聞記事に対して、五十六氏が
「バスはどこに向かうんだ?」
と問うのが印象的だった。

そう、つまり沽券や権力、保身や欲に取り憑かれて目的が失われているのである。
本当の敵はアメリカではなくて味方内にあった。
大義を見失い、自分や自分たちの組織の利権や保身のために作戦や命令を無視した行動をとり、そして都合の良い言い訳をするのである。
新聞社は歪んだ価値観を正義と信じて真実を伝えない。

どこかで聞いたことのある話だ。
東日本大震災で同じようなことがなかったか。
私たちは第一次世界大戦から後、ちっとも学んでいないのだ。

リーダーの代表のように言われている山本五十六氏であっても、思うようにまとめられないのが組織である。
今の社会だってそう。そしてその社会の縮図のような企業は山のようにある。

でも変わらなくちゃいけない。変わる時なんだと思う。
だけど変われない。
なぜか。
正しくない人がたくさんいて、自分が正しくないことに気がついていないから。

山本五十六氏は「未来をつくるのは若い力だ」と言っている。
僕もまさしくそうだと思った。

社会を変えるにはこれからの人たちを正しく教育すべきなのである。
教え育むのであるから、教える人が正しくなければ元も子もないけれど、「正しく育てて未来を託す」それが僕たちが今尽力すべきことなのではないかと強く思わされた映画だった。






Vol.182 タンタンの冒険

2011-12-25 12:24:38 | 映画


いつもなら公開されるとすぐに観に行くのだけれど、12月は僕も妻も長男も忙しかったのでようやく昨日、映画「タンタンの冒険」を観に行った。

実は2011年の我が家の年賀状はタンタンの「月世界探検」を参考にしてイラストを描いている。
その時はまさかタンタンが映画化されるとはまったく知らなかったので、偶然といえば偶然だけど、自分の先を読むかのようなセンスがちょっと怖い。なんちゃって。

大阪に住んでいた時に、京都のタンタンショップによく行った。
長男が大きくなったら一緒に着ようと思って、月ロケットのTシャツをペアで買ったのだけど、月日が経つのはあっという間である。
もちろん小3の長男は着れなくなっていて、来年の夏は次男とペアルックだ。

映画は、監督がスピルバーグで、インディ・ジョーンズを彷彿とさせるストーリーはほとんど休みなくアクションシーン。
女性がまったく登場しないわけではないけれど、ロマンスはない。まあ、原作にもないのだろうけれど。

タンタンの本は実はほとんど読んだことはない。
原作は「金のはさみのカニ」と「なぞのユニコーン号」と「レッド・ラッカムの宝」。
図書館にあったら借りて来よう。

Vol.181 森美術館 「歌川国芳展」&「メタボリズムの未来都市展」

2011-12-25 11:42:07 | 芸術
  


12月22日、午後から打合せが3件入っていたが、都心に出て行くついでで六本木ヒルズの森美術館に行った。

目当ては「歌川国芳展」。

国芳といえば鯨退治の絵や、「相馬の古内裏」という水木しげるの描く「ガシャドクロ」のモチーフとなった絵が有名。
鬼や化け物を扱った作品が多く、妖怪退治のスペシャリスト源頼光率いる四天王の化け物退治の画があったり、これまた水木しげるの「天狗裁判」の天狗のモデルとなったとも思われる鞍馬山の大天狗と鴉天狗の画があったりして妖怪好きには大変楽しめる美術展だ。

写楽展の時も思ったけれど、着物の模様が美しくて丁寧に力を入れて描きこまれているところを見ると、浮世絵は当時のファッション画だったのだろう。

それにしても女性の顔がみんなシャクレ顔。美人といえばシャクレだったのか。

浮世絵ってのっぺりと平面なイメージがあるかも知れないけれど、それは人物の顔だけのことで、実際は構図が大胆でダイナミックなんだよね。
そして色が奇麗。画集では色はわからないから、やはり実物を観るべき。

同じく森美術館では国芳展の上の階で「メタボリズムの未来都市展」をまだ開催しているので、両方興味のある人には行くなら今がオススメ。

僕が生まれた頃に考えられていた空中都市や海上都市の構想などがあって興味深い。

展示の後半にある360度映像で囲まれた部屋の文字が現れては消えていく作品が悪夢のようで印象的だった。

両方の展示を観るのであれば、直接、会場で当日券を買った方が500円の割引のサービスがあるので前売りを買うよりお得だ。
準備万全の僕は国芳展の前売りを購入していったのだけれど、メタボリズムの未来都市展がまだやっていることには会場へ行ってから気がついた。

抜け目無く準備しているつもりでも、人生こういうこともあるもんだなと思った。

Vol.180 バスキア

2011-12-21 22:20:50 | 映画
今日はいつもより少し余裕があった、というか余裕をつくってDVDで「バスキア」を観た。

最後にこんな話があった。



魔法の冠をした王子がいた

魔法使いが彼をさらって

声を奪い

塔のてっぺんに閉じこめた

王子は鉄格子に懸命に頭を打ちつけた

誰か音を聞いて

助けに来てと

祈って

魔法の冠は美しい音を響かせた

何キロ先までだ

あまりの美しさに

人々は天に手を伸ばした

でも王子は発見されなかった

だけどその音は

美をもたらした

Vol.179 はぎやまのりへい100の質問8

2011-12-21 22:13:57 | キャリア教育
Q71.自分は何のために生まれてきたんだろう?
 ◇感動するため。感動を人に伝えるため。
  それを支えてくれる、旦那と子供に出会うため。
 ◇それを一生かけて考えるため。

Q72.今、誰に褒められたい?
 ◇旦那にほめられてみたい。
  ほめられることもしてないけど・・・(^^;
 ◇忌野清志郎

Q73.あなたの誕生日が祝日だとしたら何の日?
 ◇「読書の日」がいいな。
 ◇風流に俳句の日か、健康的にハイクの日か・・・
  いっそ蒼夏の日?(^^;
  どのみち夏休み真っ最中だと恩恵ありませんがw

Q74.一つだけ夢が叶うとしたら何をしたい?
 ◇MBA取得のためにビジネススクールで学びたい。
 ◇世界中の人を幸せにしたい。一つじゃない?(^^;
  もっと限られるなら、大切な人を。

Q75.オリジナルの名言を一つ。
 ◇「就活より、まず恋愛。誰かをすごく好きになって告白する経験をしなきゃ。」
 ◇運命に流されるな。抗う気概を持て。

Q76.生まれ変わるとしたら何人?なんで?
 ◇フランス人かな。お洒落だし、フランス料理は美味しいし。
 ◇日本人。アニメやゲームが充実しているから。
  PBM(プレイ・バイ・メール)なんて日本独自の文化ですし。

Q77.男と女はどっちが得だと思う?
 ◇30代までは絶対女性の方が得してる!って思ってたけど、今はどうかな。
  男性の方が得なのかな。僕は男で良かった。男性と恋愛したくないし。
 ◇女。子供が産める。
  家事を手抜きできる時代、主婦として家にいることもできる。
  おしゃれにも幅がある。持久力といろんなことを同時にする能力がある。
  出産以外は男性にも可能ではありますけどね。

Q78.関東と関西どっちが肌に合う?なんで?
 ◇関西に3年間いたことがあるけど人が温かくて楽しかったな。
  僕的に肌に合うのは関西かも知れないけど、
  関西が僕を受け入れてくれるかどうかは?
 ◇東北(^^;関西はほとんど観光でしか行ってないですね。
  静岡は関東に入るのかな? 関西弁は好きだけど肌に合うのは関東なのかな。

Q79.ゆっくりするってどういうこと?
 ◇顔をあげて、季節とか、気持ちとか、いろいろ感じてみることかな。
  振り返れば、今日もパソコンに向かいっぱなしだ。
 ◇ぼーっとだらけること(^^;時間に追われず、マイペースにのんびりすること。
 ◇例えば休日に子供と公園に行くと、それまでは気に留めてこなかった季節や風や、
  草木の色なんかに目がいきます。
  走ったり抱っこしたりそれなりに慌ただしいですが、
  気持ちはゆっくりしていることに後から気付きます

Q80.今のストレスの一番の原因は何?
 ◇先の見えない不安。でもそれが面白いんだけどね。
 ◇ストレス・・・子供だろうなあ。
  宿題は後回しだし朝なかなか起きなくて仕度も遅くて遅刻しそうだし。