はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.327 空海 KU-KAI

2018-03-29 19:55:06 | 映画


今日は振休をもらって春休み中の長男と映画鑑賞。

上野の仁和寺展に空海の書が展示されていたり、今年はちょっと空海がきてる。
うちの大学の日本文化学科に
「文学者としての空海研究なら日本ではちょっと頭が抜けてる」
と自称する先生がいるので、
空海ブームに乗って、
オープンキャンパスの模擬授業で「空海」を講義したら受けるかもと企んでいる。
うちはキリスト教主義の大学なんだけど。

映画「空海」は夢枕獏の小説が原作。
小説「陰陽師」で安倍晴明のパートナーが源博雅のように、
空海のパートナーは白居易。
白居易といえば「長恨歌」で、
映画でも長恨歌が重要な役割を担っている。

そういえばうちの大学の日本文化学科の「日本文学研究と批評」という授業では長恨歌の講義もある。

映画に因んで「空海」と「長恨歌」二本立ての模擬講義ってどうだろう。

映画もツウだから、シブすぎて高校生は集まらないかな。

Vol.326 映画ドラえもん のび太の宝島

2018-03-10 17:28:37 | 映画


おかげさまで今年も子どもと楽しくドラえもんの映画を観ることができた。

環境が破壊されてもう地球はダメだからという設定は映画ではよくあるけれど、
実はそれは単なるフィクションではなくて、もはやリアルな問題。

ホーキング博士は2016年に「地球の寿命はあと1,000年くらいかな?」と言っていたのが、
1年後の昨年には「ごめんごめん、やっぱ100年だわ」と訂正している。

それだけ地球は深刻にやばい状態になっていて、
国連もSDGsを掲げて世界中に呼びかけているし、
ダボス会議ではマイクロプラスチック問題で
コカコーラやペプシコーラやウォールマートやユニリーバなどの巨大企業が、
競合関係であるとかそんなことも乗り越えて、
手を組んでプラスチックの容器を使うのをやめて、
全部再生可能なものにしよう!と声をあげているのに、
日本の企業はそうした活動に一社も参加していないばかりか、
ニュースにも話題にもならない。

自分のことしか考えていない人や企業ばかりで、
SDGs?それってなんかいい事あんの?食べたら美味しいの?ってなノリなんだな、これが。

なんだかなあっていう感じだけど、
しっかり映画ではそれがストーリーになっている。
なんだ、ちゃんと認識している人がいるんじゃないか。

逆に映画だから作り話。
アニメだからフィクション。
ということで、現実じゃないよというイメージを強めているのかも知れない。

ドラえもんの映画に続けてエンディングとかで、
「今、日本は世界は社会は未来は深刻な問題を抱えています」と、
真実を語り、みんなに訴えたらいいのにと思った。

ドラえもんがやらないなら、僕が大学のWEBでやろうかな。