はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.5 エリーゼのために

2009-05-06 22:40:36 | 音楽
どっかのヤマ師が 清志郎が死んでるって 言ったってさ
あきれて物も言えない

高校生の時、初めて日本武道館へ行った。T君とM君と3人で。12月に。RCサクセションのコンサートだった。
T君に借りたカセットテープをダビングしようとして失敗して、曲を消してしまった。こっそりそのレコードを買って、曲を録り直した。RCサクセションの「PLEASE」というアルバムだった。
エレキギターを買って初めて練習したのは「雨上がりの夜空に」だった。初めて弾いたギターソロは「たとえばこんなラヴ・ソング」。小学校の同級生のM君の弾くその曲がやたらかっこ良く見えたから。
ベランダで洗濯物をしていた母親が、アクビして口がでっかくなったり、居眠りして目が小さくなったりという歌詞をやけに面白がった。「トランジスタ・ラジオ」を聞く日はいつも晴天だった気がする。
下宿の窓の前を毎日「雨上がりの夜空に」を口笛で吹きながら通っていく少年がいると従姉が言っていた。やけにできすぎた話だと思うけど。
コーノちゃんとRCサクセションの曲をコピーしてデモテープを作った。「ヒッピーに捧ぐ」という名曲。「スローバラード」が収録されている「シングルマン」に入っている。
もう1曲、僕が好きなので「演らないか?」とコーノちゃんに言ったら、「ずっと1音だけ淡々と弾くのはキツいよ」と言われて、あらためて聞いたら確かにギターはずっと1つの音だった。赤い宝石や靴を集めてハート型を作ったジャケットがやたらカッコ良い「ハートのエース」というアルバムに入っている「君を呼んだのに」。
国分寺に住んでいた時、大学をサボって国立に「多摩蘭坂」を探しに行ったけど、とうとう見つからなかった。
「ニューヨークスノー」という曲が好きで、そのイメージでクリスマスソングを作った。20歳の時だった。
清志郎の「ルービーチューズデイ」と「スタンドバイミー」が聞きたくて買ったCDは、従姉に貸したら二度と帰ってこなかった。清志郎&RAZOR SHARPSのアルバム。ライブアルバムとあわせて2枚。

OH BABY ある朝、清志郎がいなくなったら
何万人のロックファンがダメになるんだろう。