前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

良識は管理されるものではない

2019年12月04日 17時13分09秒 | わたしの思い

今、すごく昔の小説を読んでいるのですが、

会話文は言葉遣いが今と随分違うし、手紙文も

かなり違う気がします。

手紙文に関しては、随分、あからさまな気がします。

手紙は残ってしまうから、抑え気味にわたしは書くけど、

大正期や昭和では今のメッセージやメールみたいな感覚

なのかもしれませんね。

人間の営みはツールが変わっても変わりない。

 

それにしても・・・いまは正直に物を言えない時代だと。

わたしは最近そんな風に思うけれど、

もともと、正直に物を言っていた方ではないかもしれない、

だけど、意見は持っていて、肝心な時には自分の意見を述べていました。

今は難しいですよね。

自分なりの常識が通用しないときもあって。

常識まで押し付けられる時代になり、

思っていた未来とは本当に違う気がします。

 

未来はもっと伸び伸びと自由な物だと思っていたけれど、

思想まで統一させる、管理社会になっていくのではないか

心配。

いつの時代も、型はあった気がするけれど、

自分なりの良識で生きてくることができました。

でも、

ある朝、これが全ての人にとって正しいことです、

全員実行せよとなるのではないかと心配なります。

 

ある意味、戦時中ってそういう時代だったでしょう。

右向け右、別の方向を向こうものなら、

憲兵に引きずられて行くんだ。

間違っていると思ったから、そっちを向かなかっただけなのに・・・

 

わたしは意見は述べていいと思います。

それを正しいか正しくないか、

好もしいか好ましくないかの判断ができる人に

若い人にはなってほしいと思います。

 

命にかかわる問題なので軽々しいことは言えないけれど、

韓国の芸能人の自殺問題に、物思いました。

誰か一人が悪口を言った、

もしかしたら、事実でないこともあるかもしれません。

でも、言われた当事者は傷つきます。

言った方はそこまで考えて、悪口を言っていないはずです。

そこまで考えて行っているのなら、もっと悪いけど。

その悪口を観たり、聞いたりして、

同調して、同じ行為をするか、こんなことをしては

言われた人は傷つくと考えるか、

ここが大事だと思います。

 

それと、言われる側も見ないようにするという

選択もあるでしょう。

でも若い子だから気になるでしょうし、

見なくても、一々教えてくる余計な告げ口もあるのでしょう。

人前に立つ人は、ある程度の心構えがあって生きているでしょう

けれど、命を絶つほどの悪質な悪口、どんな内容なのかは知りません。

実に可哀そうです。せつない。

 

良識を身に着けないと、良識が決めごとになる。

こういう自由に発言する場も管理されるようになる。

考え物です。

実名で書くなら、このブログもやめるでしょうね。

 

話があちこち飛びましたが、要は管理されなくても

他人を傷つけることない良識を持とうということです。

わたしも、まだまだです。

 



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